目次
坐骨神経痛の主な原因とは?
坐骨神経は、身体で最も太く長い抹消神経で、腰から始まり足先まで下半身を支配しています。
痛みやしびれが起こるのは、主に以下の部位です。
- ・殿部(おしり)
- ・太ももの前側
- ・太ももの外側
- ・太ももの後ろ側
- ・ふくらはぎの外側
- ・ふくらはぎの後ろ側
- ・足の裏側
- ・足の甲側
- ・足の指(親指から小指まで)
坐骨神経痛は、これらの神経経路に沿って痛みやしびれが現れる症状であり、具体的な疾患名ではありません。
一般的に、腰痛が原因で坐骨神経痛になることが多く、以下のような原因が見られます。
坐骨神経痛が疑われる腰痛 | 原因 |
梨状筋症候群 | ・長時間の座位
・片側の体重負荷 |
椎間板ヘルニア | ・急な重い物の持ち上げ
・長期的な椎間板の負担 |
分離症やすべり症 | 脊椎の椎体(脊椎骨)が正常な位置からずれること |
脊柱管狭窄症 | 脊椎管内の神経組織が圧迫されること |
上記の症状のほかに腰痛が原因不明のケースもあります。
これらの症例は、医師の診断を受けることで、適切な治療や管理が行われます。
坐骨神経痛の痛みを感じた時は症状に合わせるべき?
坐骨神経痛による腰痛は冷やすべきか温めるべきかは、状態や経過によって変わります。
- ・冷やすべき時:ギックリ腰で急に痛くなった時、普段より多く動いて強い痛みがある時
- 。温めるべき時:仕事での慢性的な筋疲労、寒さで痛みがある時
上記の症状に分けて、冷やす方が良いのか、温める方が良いのかその理由について詳しく説明します。
【冷やす】急に痛くなった時
急に痛みが発生したり、通常よりも強い痛みを感じたりする場合には、筋肉や靭帯に損傷がある可能性があります。
特にギックリ腰のような急性の痛みや、活動量が増えて筋肉が過緊張状態になった場合に該当します。
このような場合、患部が熱を持っているということは炎症が起こっている兆候だと考えられます。
そのため、炎症を抑え痛みを和らげるためには冷やすことが有効です。
例えば、スポーツ中に急にぎっくり腰になった場合、氷や保冷剤を使ったアイシングが推奨されます。
これにより、血管が収縮し炎症が抑えられます。
また、日常生活で突然の重い物の持ち上げや激しい動作で腰を痛めた場合、患部に冷やしを施すことで即座に痛みを和らげることが可能です。
冷やす期間は、一般的には負傷後の最初の48~72時間です。
この期間中は炎症が活発であり、冷却によって痛みの軽減や腫れの抑制が期待できます。
ただし、直接皮膚にアイスパックを当てる場合は、保護シートやタオルで包んで使用することが推奨されます。
【温める】慢性的な筋疲労の時
筋肉や靭帯に損傷がなく、炎症が強くない場合や慢性的な筋疲労がある場合には、温めることが効果的です。
例えば、日常生活や仕事での長時間の立ち仕事や重労働による筋肉の疲労、寒さによる筋肉の収縮などが該当します。
また、ギックリ腰の炎症が収まり、患部が熱くない状態であれば、温めることで血流が促進され、筋肉が柔らかくなります。
例えば、仕事後に足や腰が緊張していると感じる場合、湯船に浸かることで全身を温め、筋肉の緊張を緩和させます。
また、寒冷地での作業後に感じる筋肉のこわばりや不快感を和らげるために、暖かいカイロを使用します。
ただし、炎症が強い時や急性の痛みがある場合には、温めるのを控えるべきです。
温めることで炎症が悪化する可能性があります。
温熱療法を行う際には、過度な温度や長時間の使用を避け、体に負担がかからないようにします。
このように、冷やすと温めるの方法を適切に使い分けることで、様々な腰痛や筋肉疲労に対して効果的なケアが可能です。
坐骨神経痛の症状を冷やして治療する方法
水にサッとくぐらせた溶けはじめの氷を使うことで、腰を効果的に冷やすことができます。
しかし、急な冷やし方には、症状を一時的に緩和する利点がありますが、同時に急激に元の状態に戻る可能性や、しもやけや凍傷のリスクも考えられます。
椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛の場合、効果的なアイシング方法は次のようになります。
最初に、水にサッとくぐらせた溶けはじめの氷を使用します。
その後、専用の氷のうやジップロックに氷を入れて、腰部の骨盤の仙腸関節部やお尻の割れ目のすぐ上に当てます。
アイシングの時間は20分程度が目安ですが、氷が直接触れて痛みを感じる場合は、ガーゼやタオルで包み、快適な冷たさに調整して使うようにしましょう。
坐骨神経痛の症状を抑えて温める方法
坐骨神経痛の部位を温めて良い時は、急激な炎症がない状態です。
具体的には、長期間の筋肉の疲労や寒さで痛みがある場合が該当します。
そこでここからは、効率よく温める方法について詳しく紹介します。
痛みのある部位にカイロを使う
お尻や腰の痛みがある場所にカイロを貼ると、坐骨神経痛の症状を和らげることができます。
例えば、痛みが強い部位に直接カイロを貼ることで、筋肉の緊張をほぐし、血流を促進させます。
初めて使う場合は、まず1〜2枚のカイロを試し、どの位置が最も効果的かを確かめてください。
ただし、カイロが直接肌に触れる場合は、ガーゼやタオルで包むことで快適な冷たさを保ちつつ、皮膚への刺激を和らげることが重要です。
お風呂に入って温かい湯船につかること
お風呂に入って湯船に浸かることも効果的です。
冬場や冷房が効いて体が冷えた時には特に有効で、湯船に全身を浸けることで筋肉の緊張がほぐれ、痛みが和らぐことがあります。
また、湯船に浸かることでリラックス効果も期待できます。
夏場には、特に下半身を重点的に温めるために半身浴を試してみるのも良いでしょう。
足首やふくらはぎをレッグウォーマーで保温する
レッグウォーマーを使って足首やふくらはぎを保温することもおすすめです。
ふくらはぎは血液の循環が活発で、冷えやすい部位ですが、寝ている間に特に冷えやすくなります。
そのため、寝る時にレッグウォーマーを着用することで、下半身の冷えを防ぐのに効果的です。
これにより、朝の痛みやこわばりを軽減する助けにもなります。
レギンスやタイツで下半身を暖かく保つ
日常生活でも、レギンスやタイツを着用して下半身を冷やさないようにすることが大切です。
例えば、仕事中に長時間座っている場合でも、レギンスやタイツを積極的に活用することで、腰やお尻の痛みを予防できます。
特に寒い季節や冷房の効いた場所では、保温性の高い衣類を選んで、体温を一定に保つように心がけましょう。
坐骨神経痛を悪化させないための注意点
冷えによるつらい坐骨神経痛への対処法と注意点を以下に解説します。
これらの方法を実践することで、坐骨神経痛の症状を軽減できるでしょう。
体を休める
坐骨神経痛がひどいときは、無理に動かずに休むことが重要です。
例えば、ベッドで横になり、腰やお尻をしっかりと支えるクッションを使って背中を支えます。
また、患部に冷やしパックを当てることで、炎症の軽減や筋肉の緊張が緩和されます。
また寝る前に軽いストレッチやゆっくりした歩行を試みることは、筋肉の硬直を防げるのでおすすめです。
上記の方法を取り入れつつ、体をしっかり休めましょう。
身体を暖かく保つ
血行を促進して痛みを和らげるためには、身体を温める必要があります。
寒い季節や冷房の効いた部屋で長時間座っているときには、以下の方法で体を暖かく保ちましょう。
- ・使い捨てカイロの使用:腹部や腰、膝の裏などに使い捨てカイロを貼る
- ・レッグウォーマーや腹巻きの着用:冷えた血流を改善できる
これらの方法を組み合わせることで、寒い季節や冷房の影響で起こる冷えによる痛みや不快感を効果的に軽減し、坐骨神経痛の症状を穏やかにすることができます。
例えば、使い捨てカイロを腹部や腰、膝の裏に貼り、局所的に温かさを保つことで血流を促進し、痛みを和らげることが可能です。
同時に、レッグウォーマーや腹巻きを着用することで全身を包み込む温かさを確保し、体の冷えた部分に負担がかかるのを防ぎます。
これにより、日常生活や仕事中における冷えによる痛みや違和感を最小限に抑え、快適な状態を維持することができます。
食生活の見直し
血行を改善する食事を摂取することも重要です。
具体的な例としては、以下のような方法があります。
- ・生姜を使用した料理
- ・シナモンをかける
- ・根菜類を摂取する
料理に生姜をたっぷり使うと、身体を内側から温められます。
また、シナモンは体を温める効果があり、焼きりんごにかけると美味しく摂取できるのでおすすめです。
さらに、根菜類には血行促進作用のある栄養素が豊富に含まれており、スープや煮物にして食べることで、冷え性の改善に役立ちます。
快適な睡眠環境を作る
質の良い睡眠を確保するためには、睡眠環境を整えることが重要です。
まず良質な睡眠をとるためには、寝室の温度管理が大切です。
なぜなら、身体が寒さで冷えると、寝付きが悪くなったり、朝起きたときに身体がこわばってしまうことがあるからです。
例えば、寒い時期は寝る前に暖房をかけて寝室を快適な温度に保つことにより、適切な温度設定で、心地よい眠りをサポートします。
次に寝具の選択は睡眠の質を高めるポイントです。
寝巻きは、暖かくて締め付けが少ないものなら身体の動きや、適度な保温性や血行を妨げずに体温を調整しやすくなるので、睡眠中の快適さを保ちます。
最後に快適な睡眠を取るためにも冬場は、電気毛布の適切な使用が良質な睡眠の鍵になります。
電気毛布を使用する場合は、温度調節がとても重要です。
過剰に温めると汗をかいてしまい、眠りの質が悪化する可能性があります。
そのため温度設定は個々の快適な範囲で行い、睡眠中も適度な温かさを保つように調整するようにしましょう。
これらの対策を組み合わせることで、快適な睡眠環境を整え、質の高い睡眠をサポートすることができます。
十分にお風呂に入る
全身の血行を改善するためには、ゆっくり湯船につかることです。
温度が高すぎると、血管が拡張しすぎてしまい、逆に体温調節が困難になる場合があるので湯船の温度は、38〜40℃程度が理想です。
また、温度が低すぎると血行促進の効果が薄れるため、快適な範囲で設定します。
全身をじっくりと温める入浴中は全身を均等に温めるように心がけましょう。
特に手足や背中、肩など、冷えやすい部位を重点的に温めることで、血流が促進されます。
また、体を浸けるだけでなく、軽くマッサージすると効果的です。
湯船につかる時間の目安は10〜20分ですが、個人の体調や好みによって調整することが大切です。
長すぎる入浴は逆に体力を消耗させることがあるため、目安としてこの範囲内で十分にリラックスできる時間を選びましょう。
また、入浴中は身体の緊張を解きほぐすのに最適です。
深呼吸をしながら、心身ともにリラックスし、日常のストレスや疲労を和らげることができます。
特に仕事や運動の後など、身体が疲れている時には行うと効果的です。
以上のポイントを守りながら、湯船につかることで全身の血行を改善し、健康維持に役立ててください。
正しい姿勢で座る
坐骨神経痛を和らげるためには、正しい座り方がとても大切です。
具体的なポイントは以下の通りです。
- ・背もたれがしっかりとした椅子を選ぶ
- ・腰を深く突き出さないこと
- ・床にしっかりと足をつけ、膝を90度以上曲げる
- ・前かがみにならないよう、首と肩をリラックスさせた状態を保つ
- ・定期的に立ち上がってストレッチを行い、筋肉をほぐす
これらのポイントを守ることで、坐骨神経痛の症状を軽減できる可能性が高まります。
しかし、痛みがひどい場合や症状が長引く場合は、専門家に相談することが大切です。
専門家に相談する
筋肉の硬直や身体の歪みによって起こる坐骨神経痛に対して、整骨院や整体院での治療が効果的です。
具体的には、以下のような施術が行われます。
整骨院では、主に以下の方法で対処します。
- ・マッサージ:筋肉の緊張をほぐして血流を改善し、炎症を和らげる
- ・電気刺激療法:微弱な電気を使って筋肉の痛みを和らげ、緊張を解く
- ・ストレッチ:筋肉や関節の柔軟性を向上させ、神経の圧迫を軽減する
整体院では、これらとは異なる方法で治療します。
- 調整(アジャストメント):特定の手技で身体の歪みを調整する
- 骨盤矯正:骨盤のバランスを整えて坐骨神経の負担を減らす
- 全身のバランス調整:姿勢や生活習慣の見直しをする
どちらの施術も、個々の症状や身体の状態に合わせて選ぶべきです。
また、治療後には、適切な日常生活のアドバイスや運動の指導を受けることで、症状の再発を予防できます。
坐骨神経痛の改善にはセルフケア整体院がおすすめ
坐骨神経痛の改善にはセルフケア整体院が最適です。
当院のアクセス情報や施術を受けたお客様の体験談もご紹介します。
ゴッドハンド・神の手と評される整体院
当院の院長「NOBU先生」は、鍼灸師・柔道整復師の国家資格を持ち、格闘家やポールダンサー、トップアスリートから90歳以上の方まで幅広く施術しています。
また、日本身体運動科学研究所の一員として、1万3000人以上に技術を伝え、健康に対するアプローチを提供しています。
NOBU先生の経歴と実績は次の通りです。
- ・年間100回以上の講習会を主催
- ・YouTubeチャンネルの登録者は145万人(2024年現在)
- ・整骨院や整形外科での施術経験は30,000人以上
- ・学生時代に相撲で活躍し、膝の靭帯損傷や肩関節の手術を経験
NOBU先生は、自身の健康問題をきっかけに治療院を求め、現在の整体院を開院しました。
当院で施術を受けたお客様の満足度は100%を誇り、返金保証制度も設けています。
(※2023年1月自社アンケート調査)
当院で施術を受けたお客様の声
当院で施術を受けられたお客様の声をご紹介します。
①自分自身で、身体の不調を改善できる手段を手に入れることができました!(藤井さん)
肩、膝、腰(脊柱管狭窄症)の悩みに長年悩まされてきました。
特に階段を降りる際の膝の痛みや、仰向けで寝ると腰が痛くなるなど、日常生活に影響を与える症状でした。
朝起きてすぐは腰の痛みが出るため、身体をゆっくり動かすことを意識していました。
過去には電気治療や痛み止めの薬を試みては一時的に改善されるものの、痛みが再発し、また通院するという流れでした。
NOBU先生のYouTube動画を見ながらセルフケアを試みましたが、正しいやり方や自分の身体に適したセルフケアなのかは正直わかっていなかったと思います。
セルフケア整体に通い始め、自宅でのセルフケアも継続することで、肩甲骨の張りがなくなりました。
日常生活でも膝の痛みが気にならなくなり、生活の質が格段に向上しました。
自分に合ったセルフケアを知ることができ、自分自身で身体の不調を改善できる手段を手に入れたことがとても嬉しいです。
②一度でこんなに変わるのかと驚きです!痛みの原因は全く予想外でした!(石川冬美さん)
わたしは今まで、お尻の右側の痛みや反り腰、あお向けで寝られないことにずっと悩まされてきました。
15年前から病院や整骨院に通っていましたが、全く改善されず、これまで痛みが無かった太ももが痛くなる時もありました。
そして6年前に、右足首を剥離骨折・捻挫したせいか、お尻の痛みがますますひどくなり、背中の右側も時々痛むことがあります。
ストレッチポールを3年程試していますが、改善される気配もなく、以前に比べて8キロほど太ってしまいました。
こんなにも身体の痛みや不調に長年悩まされてきたのに、セルフケア整体で施術を受けたら、1回でこんなにも変わるのかと驚いています!
痛みの原因は全く予想外でした。
NOBU先生の動画を観てセルフケアを試しても改善しない方は、一度NOBU先生に直接みていただくことをオススメします。
(引用元:お客様の声)
当院へのアクセス情報
当院の「セルフケア整体」は、東京都の新宿で施術を受けることができます。
こちらはセルフケア整体の店舗情報一覧です。
セルフケア整体 | 住所 | アクセス | TEL | 受付時間 | 定休日 | お問い合わせ |
新宿店 | 東京都新宿区百人町1-5-4 東都ビル502 | 新宿駅(JR線)3番出口より徒歩7分 | 03-6825-0540 | 9:00~20:30 | 年中無休 | 店舗検索・予約 |
駅から徒歩10分以内で通うことができ、施術の予約は、LINE・ウェブ・電話から受付ています。
また、土曜日・日曜日・祝日は関係なくカウンセリングや施術料金の説明も行っていますので、腰痛でお悩みの方は当院のスタッフまでお気軽にご相談ください。
まとめ:整体と運動の組み合わせで坐骨神経痛を解消しよう
今回は、坐骨神経痛の原因や症状に応じた冷やし方と温め方、そして改善方法について詳しく紹介しました。
坐骨神経は体で最も太くて長い末梢神経で、腰から始まり足先まで下半身を支配しています。
一般的には、腰の痛みが原因で坐骨神経痛を引き起こすことが多く、梨状筋症候群や椎間板ヘルニアなどがその一例です。
時には腰の痛みの原因が明確でない場合もありますが、これらの症状がある場合は、医師の診断を受けて適切な治療や管理を受けることが重要です。
ただし、症状によっては、自己ケアで坐骨神経痛を管理できる場合もあります。
当院では、患者さんの状態に合わせたオーダーメイドの施術を行います。
腰痛でお悩みの方は、セルフケア整体にご連絡ください。
あなたの症状に合わせた効果的な治療法を見つけるお手伝いをさせていただきます。
当院の専門スタッフが腰痛、頭痛、腰椎、産後のケアなどの不調に関するよくある質問にもお答えいたします。
どんなお悩みでもお気軽にご相談ください。