最終更新:2025.04.07

利き手だから?右肩だけが痛い・凝る原因から自宅でできるセルフケア法や予防方法をご紹介!

右肩だけが痛い・こりが気になる方へのセルフケア整体法。肩こりの原因、姿勢や日常生活の癖、内臓の問題、筋肉の緊張による症状を解説。首・肩甲骨・背中のストレッチや自己マッサージ、温め方など自宅でできる対処法と、病院に行くべきタイミングを紹介。頭痛との関連や五十肩などの疾患についても詳しく説明します。

右肩だけに肩こりや痛みを感じる理由

肩こり 右だけ

肩こりは日本人の国民病とも言われ、厚生労働省の調査によると女性では身体の悩みとして1位、男性では2位と報告されています。特に「右肩だけが痛い」「右側だけ肩がこる」という症状でお悩みの方は少なくありません。

右肩だけに痛みやこりを感じる場合、単なる疲労だけでなく、姿勢の問題や内臓の不調など、様々な原因が考えられます。まずはその主な原因について見ていきましょう。

1. 姿勢の問題や日常生活での癖

ほとんどの場合、右肩だけに痛みやこりを感じるのは、日常生活における姿勢や身体の使い方の癖が関係しています。

  • 利き手による負担: 多くの人は右利きのため、右腕や右肩に負担がかかりやすい傾向があります。マウス操作やスマートフォンの使用、書類作成など、日常的に右手を酷使することで、右肩の筋肉が疲労し、こりや痛みを引き起こします。
  • 猫背や前傾姿勢: デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けることで、猫背や前傾姿勢になりがちです。こうした姿勢は、肩甲骨の位置が正常でなくなり、右肩に過度な負担をかけます。
  • 片側への重心の偏り: 立っているときや座っているときに、無意識に右側に体重をかけていると、骨盤や背骨にゆがみが生じ、右肩に負担がかかります。

2. 筋肉の緊張や血行不良

右肩周辺の筋肉(僧帽筋や肩甲挙筋など)が緊張状態になると、血流が悪くなり、老廃物が溜まることで痛みやこりを感じます。特に寒い季節や冷房の効いた環境では、筋肉が収縮して血行不良を引き起こしやすくなります。

3. 内臓の問題による関連痛

右肩だけの痛みは、内臓の不調が原因で現れることがあります。これは「関連痛」と呼ばれる現象で、病変部位から離れた場所に痛みを感じるものです。

  • 胆のうの問題: 右半身にある胆のうに問題がある場合、右肩に放散痛が生じることがあります。胆石症や胆のう炎などが代表的です。
  • 肝臓の問題: 肝機能の低下や肝炎などの肝臓の問題も、右肩の痛みとして現れることがあります。

4. 神経の圧迫

首や肩の神経が圧迫されることで、右肩に痛みやしびれを感じることがあります。

  • 頚椎ヘルニア: 首の骨の間にあるクッション(椎間板)が突出して神経を圧迫すると、右肩に痛みが放散することがあります。
  • 頚椎症: 加齢などにより頚椎に変形が生じ、神経を圧迫することで右肩に痛みが出ることがあります。

5. その他の疾患と症状

  • 五十肩(凍結肩): 肩関節の炎症や拘縮により、肩の動きが制限され、痛みを伴う状態です。通常は40〜60代に発症しやすく、片側だけに起こることが多いです。
  • 腱板損傷: 肩の筋肉と骨をつなぐ腱(腱板)が損傷することで、肩に痛みが生じます。特に腕を上げるときに痛みが強くなります。
  • 頭痛との関連: 右肩のこりが強くなると、筋肉の緊張から頭痛を引き起こすことがあります。これは「肩こり頭痛」や「筋緊張性頭痛」と呼ばれます。

右肩こりや痛みが危険なサインとなるケース

肩こり 右だけ

肩こりや肩の痛みの中には、重大な病気の前兆となるケースもあります。以下のような症状を伴う場合は、早めに医療機関を受診することをお勧めします。

  • 突然の激しい痛み
  • 痛みが腕や首、背中にまで広がる
  • 肩の痛みと同時に息苦しさや胸の圧迫感を感じる
  • 肩の痛みと共に吐き気や嘔吐がある
  • 原因不明の発熱を伴う
  • 肩の痛みに加えて、腕や手のしびれや脱力感がある
  • 痛みが長期間(数週間以上)続く
  • 右肩だけでなく背中や首にも痛みが広がる

「肩を回すと「ゴリゴリ」鳴る…それ、放っておいて大丈夫?」ゴリゴリ音の正体と自宅でできる改善法を解説!

自宅でできる右肩の痛みとこり改善のためのセルフケア法

肩こり 右だけ

右肩の痛みやこりを自分で改善するための方法をご紹介します。日常的に取り入れることで、肩こりの予防や改善に役立ちます。

1. 肩甲骨の可動性を高めるストレッチ

肩こりを改善するには、肩甲骨周りの筋肉をほぐし、可動性を高めることが重要です。

①「肩甲骨剥がし」

  1. タオルを両手で持ち、手をまっすぐ頭の上に伸ばします。
  2. 息を吸い込み、吐き出しながら両手を下に引き伸ばします。
  3. 7〜8回を目安に行いましょう。

②「バタフライストレッチ」

  1. 両手を頭の後ろで組みます。
  2. 肘を後ろに引くように意識しながら、胸を開きます。
  3. 10秒間保持し、3回繰り返します。

③「肩回し運動」

  1. 両肩をゆっくりと大きく前回し、次に後ろ回しを行います。
  2. 各方向10回ずつ行いましょう。

2. 首のストレッチで肩こりを緩和

首の筋肉の緊張は肩こりの大きな原因となります。以下のストレッチで首の筋肉をほぐしましょう。

①「首の側屈ストレッチ」

  1. 右手を頭の左側に置きます。
  2. ゆっくりと右手で頭を右側に倒し、左首の筋肉を伸ばします。
  3. 15〜20秒間保持し、反対側も同様に行います。

②「首の回旋ストレッチ」

  1. あごを左肩に向けてゆっくり回します。
  2. 20秒間保持し、反対側も同様に行います。

3. 肩甲骨と背中を意識した自己マッサージ

①「背中のセルフマッサージ」

  1. テニスボールやマッサージボールを壁と背中の間に挟みます。
  2. ボールを肩甲骨周辺に当て、上下左右に動かして圧を加えます。
  3. 痛気持ちいいと感じる程度の強さで3〜5分間行います。

②「肩こりポイントのマッサージ」

  1. 右手で左肩の肩甲骨内側(背骨に近い部分)を指の腹で押さえます。
  2. 円を描くように、あるいは上下に動かしながらマッサージします。
  3. 次に、肩の上部(僧帽筋)もマッサージします。
  4. 左手で右肩も同様にマッサージします。

4. 温熱療法で血行を促進

筋肉の緊張をほぐし、血行を促進するために温めることは効果的です。

①「蒸しタオル」

  1. タオルを水で濡らし、電子レンジで温めます(やけどに注意)。
  2. 温かいタオルを右肩に10〜15分当てます。

②「入浴時のケア」

  1. 38〜40度のお湯に首まで浸かり、15〜20分間リラックスします。
  2. 入浴中に肩の上下運動や肩回しを行うと、より効果的です。

③「肩甲骨温め」

  1. 市販のホッカイロや温湿布を肩甲骨周辺に貼ります。
  2. 特に肩甲骨と背骨の間(肩甲内側縁)を温めると効果的です。

5. 姿勢改善エクササイズ

①「壁を使った姿勢矯正」

  1. 背中、臀部、かかとを壁につけて立ちます。
  2. 後頭部も壁につけるよう意識し、あごを軽く引きます。
  3. この姿勢を10秒間保持し、10回繰り返します。

②「胸を開くストレッチ」

  1. ドアフレームに両手をついて立ちます。
  2. ゆっくりと体を前に出し、胸の筋肉を伸ばします。
  3. 20秒間保持し、3回繰り返します。

6. 呼吸法を取り入れたリラクゼーション

ストレスは筋肉の緊張を高め、肩こりを悪化させます。深い呼吸で自律神経のバランスを整えましょう。

①「腹式呼吸」

  1. 仰向けに寝て、右手をお腹に、左手を胸に置きます。
  2. 鼻から息を吸い、お腹を膨らませます。
  3. 口から息をゆっくり吐き、お腹をへこませます。
  4. これを5〜10分間続けます。

②「肩の力を抜く呼吸法」

  1. 椅子に深く座り、背筋を伸ばします。
  2. 息を吸いながら両肩を耳に向けて持ち上げます。
  3. 息を吐きながら肩の力を抜き、肩を下げます。
  4. これを10回繰り返します。

日常生活での右肩こり予防のポイント

肩こり 右だけ

1. 正しい姿勢の維持

  • デスクワーク時は、背筋を伸ばし、モニターの高さを目線と同じにします。
  • 椅子は足首と膝が90度になる高さに調整します。
  • 肘掛けがある椅子を使用し、肘の角度が90度に近くなるようにします。
  • スマートフォンの操作時は、頭を下げすぎないよう、目線の高さで持つようにします。
  • 猫背や前傾姿勢を避け、常に正しい姿勢を意識しましょう。

2. 定期的な休憩とストレッチ

  • デスクワークでは、1時間に5〜10分の休憩を取りましょう。
  • 休憩時には、立ち上がって肩回しや首のストレッチを行います。
  • 同じ姿勢を長時間続けないよう意識します。
  • 右肩だけでなく、左肩も均等に動かすことを心がけます。

3. 環境の整備

  • 枕は自分の体型に合ったものを選び、首への負担を減らします。
  • 寝るときは、横向きで寝る場合は枕の高さが適切なものを使用します。
  • 仕事環境では、デスクと椅子の高さが適切か確認しましょう。
  • マウスやキーボードは、肩に負担がかからない位置に配置します。

4. バランスの良い身体の使い方

  • 重いものを持つ際は、両手で持つようにします。
  • カバンやバッグは、いつも同じ側で持たず、左右交互に持ちましょう。
  • 筋力トレーニングでは、左右均等に鍛えるよう意識します。
  • 右肩に負担がかかりすぎないよう、左右のバランスを考えた動作を心がけます。

5. 生活習慣の改善とストレス管理

  • 十分な睡眠を取り、身体の回復を促します。
  • 適度な運動を定期的に行い、全身の血行を促進します。
  • 水分を十分に摂取し、体内の老廃物の排出を促します。
  • バランスの良い食事を心がけ、特にマグネシウムやカルシウムを含む食品を積極的に摂ります。
  • ストレスをためないよう、リラクゼーションの時間を持ちましょう。

右肩の痛みで病院に行くべきタイミング

肩こり 右だけ

セルフケアを続けても症状が改善しない場合や、以下のような症状がある場合は、専門医に相談することをお勧めします。

  • 2週間以上痛みが続く
  • 痛みが日常生活に支障をきたす
  • 腕が上がりにくい、動かしにくい
  • 痛みが夜間に悪化し、睡眠に影響する
  • 肩に腫れや発赤がある
  • 原因不明の発熱を伴う
  • 肩の痛みと同時に胸痛や息切れがある
  • 右肩だけでなく首や背中にも強い痛みがある
  • 痛みに加えて頭痛や吐き気がある

専門家による治療

肩こり 右だけ

医療機関では、症状に応じて以下のような治療が行われます。

整形外科での治療

  • 痛み止めや抗炎症薬の処方
  • 物理療法(超音波治療、電気治療など)
  • リハビリテーション
  • 必要に応じてX線検査やMRI検査

整形外科では、肩こりからくる頭痛に対して医学的根拠に基づいた多角的なアプローチが行われます。まず初診時には問診と身体検査が行われ、症状の重症度や原因を特定します。痛み止めや抗炎症薬の処方は一般的な初期対応で、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)などが頭痛の炎症プロセスを抑制します。さらに筋弛緩剤を併用することで、緊張した筋肉を緩和させる効果も期待できます。

物理療法では、超音波治療により深部組織の血流を促進し、電気治療(TENS療法など)で痛みの伝達を遮断します。温熱療法と寒冷療法を組み合わせたコントラスト療法も効果的です。慢性症状には理学療法士によるリハビリテーションが処方され、筋力強化や姿勢改善のためのエクササイズが行われます。

また、頸椎の問題が疑われる場合はX線検査が、神経の圧迫が疑われる場合はMRI検査が実施されます。これらの検査により、椎間板ヘルニアや頸椎症など、より深刻な原因が特定できることもあります。

鍼灸・整骨院での施術

  • 鍼治療による肩こりの緩和
  • マッサージ・指圧による筋肉のほぐし
  • 整体施術による骨格の調整
  • ストレッチ指導と自宅でのケア方法

鍼灸・整骨院では、東洋医学の理論と現代の解剖学的知識を組み合わせた施術が行われます。鍼治療は特定のツボ(経穴)に細い鍼を刺入することで、神経伝達物質の分泌を促し、筋肉の緊張を緩和させます。特に後頭部、肩、首のツボへの刺激は、頭痛の軽減に効果的です。加えて、温灸を併用することで血流改善の効果も高まります。

マッサージや指圧は、凝り固まった筋肉をほぐし、筋膜の柔軟性を高める効果があります。特に僧帽筋や肩甲挙筋など、頭痛に関連する筋肉に対して行われます。整骨院では、骨格の歪みに着目した施術も行われ、軽いストレッチや関節の可動域を広げる施術により、全身のバランスを整えます。

また、多くの鍼灸・整骨院では、自宅でできるストレッチや姿勢改善のアドバイスも提供しており、日常生活の中での継続的なケアをサポートします。これにより、施術効果の持続と再発予防を目指します。

カイロプラクティックでの施術

  • 脊椎や関節の調整
  • 姿勢改善のためのアドバイス
  • 肩甲骨の動きを改善するエクササイズ指導
  • 神経の圧迫を軽減する施術

カイロプラクティックでは、脊椎を中心とした骨格のアライメント(配列)に焦点を当てたアプローチが特徴です。施術者は手技を用いて、主に頸椎や胸椎の「サブラクセーション」(微小な位置のずれ)を調整します。この調整により、神経の圧迫を軽減し、筋肉の過緊張を和らげることで、肩こりからくる頭痛の改善を図ります。

特に上部頸椎(C1、C2)の調整は、後頭神経への圧迫を軽減し、頭痛緩和に直接的な効果をもたらします。また、肩甲骨の動きを妨げている筋肉や靭帯の緊張を緩和させるモビリゼーション(関節可動化)技術も用いられます。

施術と併せて、姿勢分析も重要視され、日常生活での正しい姿勢の取り方や、デスクワーク中の適切なポジションなどについての具体的なアドバイスが提供されます。さらに、肩甲骨の機能を高めるための特殊なエクササイズも指導され、これらを自宅で継続することで、長期的な改善を目指します。定期的なメンテナンス的な施術と自己ケアの組み合わせにより、症状の再発を予防する効果も期待できます。

セルフケアのための道具と活用法

肩こり 右だけ

自宅でのセルフケアをさらに効果的にするための道具をいくつかご紹介します。

マッサージボール:

マッサージボールは、直径5cm~10cm程度の小型のボールで、硬さや素材も様々なタイプがあります。特に肩甲骨周辺の筋肉緊張に対して効果的なツールです。

使用方法としては、壁と背中の間にボールを挟み、体重をかけながらゆっくりと上下左右に動かします。これにより、自分では届きにくい背中の奥深くの筋肉や筋膜に圧力をかけることができます。硬い筋肉の結節(トリガーポイント)を見つけたら、その場所で20~30秒間静止して圧を加え続けると、緊張が解けていきます。サイズの異なるボールを使い分けることも効果的で、大きめのボールで広範囲をほぐした後、小さめのボールでピンポイントの緊張部位にアプローチするという段階的な使用法がおすすめです。使用頻度は1日1回、5~10分程度行うことで、肩こりからくる頭痛の予防や緩和に役立ちます。

ストレッチポール:

ストレッチポールは、円柱状の専用フォームローラーで、胸を開くストレッチ・背中全体のストレッチに優れた効果を発揮します。

使用方法は、ポールを床に置き、その上に背中を乗せて仰向けに寝るだけというシンプルなものです。上に寝そべるだけで、日常生活で前かがみになりがちな姿勢が修正され、胸が自然と開き、肩甲骨が広がります。

また、背骨に沿って横向きに置くことで、脊柱起立筋のストレッチも可能です。特に効果的な使用法は、ポールの上に3~5分間ただ横たわることで、重力によって徐々に胸郭が開き、呼吸も深くなります。さらに、ポールの上で腕を横に広げ、「雪だるま」のポーズをとることで、胸の前面の筋肉(大胸筋)のストレッチ効果も得られます。慢性的な猫背やストレートネックの改善にも役立ち、定期的な使用で姿勢改善と肩こり予防の両方が期待できます。

ホットパック:

ホットパックは、温熱効果によって筋肉の緊張をほぐし、血流を促進する便利なアイテムです。

電子レンジで数分温めるタイプ、お湯で温めるタイプ、化学反応を利用したタイプなど様々な種類があります。温熱効果には、血管を拡張させ血流を促進する作用があり、これにより酸素や栄養素の供給が増え、老廃物の排出も促進されます。

また、温かさは痛みの感覚を和らげる効果もあります。使用する際は、肩こりの辛い部位や後頭部に15~20分程度当てることで効果的です。入浴後など、体が温まっている時に使用するとさらに効果が高まります。注意点としては、皮膚に直接当てないよう薄いタオルで包み、やけどを防ぐことが大切です。就寝前に使用すると筋肉の緊張がほぐれてリラックスでき、睡眠の質の向上にも役立ちます。慢性的な肩こりには、毎日継続して使用することで、長期的な改善が期待できます。

フォームローラー:

フォームローラーは、円柱状の柔らかいフォーム素材でできた道具で、広範囲の筋膜リリースに非常に効果的です。筋膜とは、筋肉を包む結合組織のことで、この筋膜が硬くなると筋肉の動きが制限され、肩こりや頭痛の原因となります。

使用方法は、床にローラーを置き、その上に背中や肩の筋肉を乗せて、ゆっくりと前後に転がします。特に背中の中央部から肩甲骨周辺まで、体重をかけながら転がすことで、広範囲の筋肉と筋膜を同時にリリースできます。

硬さの異なるローラーが市販されており、初心者は柔らかめのものから始め、慣れてきたら硬いタイプに移行するとよいでしょう。筋肉の緊張が強い部位では、その場所で20~30秒間静止することでより深い効果が得られます。このエクササイズは、筋肉の緊張を緩和するだけでなく、姿勢の改善や可動域の拡大にも寄与し、長期的な肩こり予防に役立ちます。

テニスボール:

テニスボールは、手軽に入手できて持ち運びも簡単なため、自宅やオフィスでのセルフケアに最適なツールです。マッサージボールと比べると硬さが適度であり、特に肩甲骨周辺の筋肉へのアプローチに優れています。

使用方法としては、壁とボールの間に背中を挟み、少し膝を曲げて体重をかけながら上下左右に動かします。あるいは、床に寝転がり、背中とボールの間に自分の体重をかけて圧を加えることもできます。

特に効果的なのは、肩甲骨の内側と脊柱の間の筋肉(菱形筋)や、肩甲骨の下部(下部僧帽筋)など、手が届きにくい部位のマッサージです。筋肉の緊張が強い場所(トリガーポイント)を見つけたら、その場所で30秒~1分間じっと圧を加え続けることで、筋肉の緊張が徐々に解放されていきます。使用後は、軽いストレッチを行うことで効果をさらに高めることができます。慢性的な肩こりには、毎日数分の使用を継続することが重要です。

まとめ:右肩の痛みとこりへの対応

肩こり 右だけ

右肩だけが痛い・こる症状は、日常生活の姿勢や癖、筋肉の緊張、内臓の問題など、様々な原因で起こります。多くの場合、適切なストレッチやセルフマッサージ、姿勢の改善などのセルフケアで症状を軽減することができます。

ただし、痛みが長期間続く場合や、他の症状を伴う場合は、早めに医療機関を受診することをお勧めします。右肩の痛みは時に重大な病気のサインになることもあるからです。

日常生活では、正しい姿勢を意識し、定期的に休憩を取りながらストレッチを行うことで、右肩こりの予防につながります。身体のバランスを考えた使い方を心がけ、健康的な生活習慣を送ることも重要です。

肩こりと頭痛の関連にも注意し、首から肩、背中までの筋肉の緊張を和らげることで、全体的な不調を改善しましょう。また、内臓の不調からくる右肩の痛みも考慮し、体調管理にも気を配ることが大切です。

自分の体と対話しながら、無理のないセルフケアを続けることで、右肩の痛みやこりから解放され、快適な日常生活を送りましょう。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

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