最終更新:2025.07.02

【肩こり 息苦しい】肩こりで息苦しい原因と解消法!自律神経との関係や効果的なストレッチを解説|専門家が教える3つの対処法

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

肩こりがひどくなると、「息を深く吸えない」「胸が圧迫される感じがする」といった息苦しさを感じることがあります。この症状は一時的な不快感だけでなく、放置すると自律神経の乱れにつながり、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。

本記事では、肩こりによる息苦しさの原因と、自宅で簡単にできる解消法を詳しく解説します。肩こりと呼吸の深い関係から、即効性のあるストレッチ、腹式呼吸の実践方法まで、専門家の見解を交えて紹介します。慢性的な肩こりで息苦しさに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

「必ずといっていいほど自律神経が乱れる人はここがガチガチに固くなっています。その場所というのは斜角筋と言って場所で言うと顔を横に向いた時にここに出てくる胸鎖乳突筋っていうのがあるんですけどその胸鎖乳突筋の下のところからちょっと後ろ要は指2本分か3本分ぐらい後ろに下がったとこぐらいそこにこの斜角筋があります」

森下 信英(nobu先生)(動画 00:02:09)

目次

なぜ肩こりで息苦しくなるのか?詳しいメカニズム

肩こり 息苦しい

肩こりによる息苦しさは、単なる不快感ではなく、体内で起きている生理的な反応です。肩こりが息苦しさを引き起こす主な原因には、以下の4つの要素が関わっています。それぞれのメカニズムを理解することで、効果的な対処法が見えてきます。

原因メカニズム
筋肉の緊張による呼吸制限首や肩の筋肉(特に斜角筋や胸鎖乳突筋)が硬くなると、胸郭の拡張が制限され、呼吸に必要な筋肉の動きが妨げられる可能性があります。結果として、十分な酸素を取り込めず、息苦しさを感じることがあります。
血行不良による酸素不足筋肉の緊張が続くと血流が悪くなり、全身への酸素供給が低下する可能性があります。特に首周りの斜角筋が緊張すると、神経や血管も圧迫され、疲労物質が蓄積し、さらに症状が悪化することがあります。
猫背による胸郭圧迫肩こりがある人に多い猫背姿勢は、胸が開かなくなり、肺の拡張を制限することがあります。これにより呼吸が浅くなり、十分な酸素が取り込めず、息苦しさを感じやすくなる傾向があります。
自律神経の乱れ首や肩の慢性的な緊張は自律神経に影響を与え、呼吸のリズムを乱す可能性があります。医学研究によれば、筋緊張は自律神経系に影響を与え、これにより過呼吸や呼吸の浅さを引き起こし、息苦しさを感じることがあります。

肩こりと自律神経の意外な関係性とは??

肩こり 息苦しい

肩こりと息苦しさの関係を理解するうえで重要なのが「自律神経」との関連です。首周りの筋肉、特に斜角筋の緊張は自律神経に直接影響を与える可能性があります

斜角筋は首の横に位置し、その間には神経や動脈・静脈が通っています。この筋肉が緊張することで、神経が圧迫され、自律神経のバランスが崩れることがあります。その結果、呼吸が浅くなるだけでなく、血圧の上昇や代謝の低下も引き起こす可能性があります。

自律神経の乱れは、息苦しさだけでなく、頭痛やめまい、不眠など様々な不定愁訴につながる可能性があります。医学的研究によれば、首や肩の筋緊張は自律神経機能に影響を与えることが示唆されています。さらに長期的には、ストレスの蓄積やうつ症状など、精神面への影響も懸念されます。

自分でできる!肩こりによる息苦しさの解消法3つ

肩こり 息苦しい

肩こりで息苦しい場合、次の3つの方法で症状を改善できる可能性があります。これらは日常生活に取り入れやすいセルフケア方法なので、ぜひ試してみてください。

1. 姿勢を正して肩こりによる息苦しさを改善する

肩こりと息苦しさを解消するには、まず姿勢を正すことが大切です。猫背や前かがみの姿勢は胸を圧迫し、呼吸を妨げます。以下のポイントを意識して姿勢を改善しましょう。

  • 耳の後ろをまっすぐ上から引っ張られているつもりで立つ
  • 腰が反りすぎている場合は、お尻にキュッと力を入れる
  • 背筋を伸ばすのではなく、「骨盤を立てる」ことを意識する
  • デスクワーク中は肩甲骨を意識的に寄せて、猫背を防止する

正しい姿勢をとることで、肺が広がりやすくなり、自然と呼吸が深くなる傾向があります。日本整形外科学会の解説によると、長時間の前かがみ姿勢が首や肩の筋肉に負担をかける主な原因となっています。デスクワークが多い方は、15分に1回は姿勢を正す習慣をつけると効果的です。

2. 腹式呼吸で横隔膜を活性化し息苦しさを解消する

腹式呼吸は、横隔膜を活発に動かし、呼吸を深くするのに役立ちます。特に肩こりがある方は胸式呼吸になりがちですが、意識して腹式呼吸を行うことで息苦しさが軽減される可能性があります。

腹式呼吸の手順:

  1. リラックスした状態で座るか横になる
  2. 片手をおへその下あたりに置く
  3. 鼻からゆっくりと息を吸い、お腹を膨らませる
  4. 口からゆっくりと息を吐き、お腹をへこませる
  5. これを1日に5分程度、数回繰り返す

腹式呼吸は自律神経のバランスを整える効果も期待できます。特に息をゆっくり吐くことで副交感神経が優位になり、体がリラックスして筋肉の緊張も緩和される傾向があります。厚生労働省の健康づくりのためのガイドラインでは、ストレス軽減のためにリラクゼーション法を取り入れることが推奨されています。

3. 効果的なストレッチで肩こりと息苦しさを同時に解消

ストレッチは肩周りの筋肉をほぐし、血行を促進する効果が期待できます。特に斜角筋や胸鎖乳突筋など、呼吸に関わる筋肉をストレッチすることで、息苦しさを改善できる可能性があります。

以下の3つのストレッチを日常的に行ってみましょう:

① 胸を開くストレッチで肩こりと息苦しさを改善

  1. 壁の横に立ち、腕を壁につける
  2. 体を少しずつ壁から離す方向に回転させる
  3. 胸から肩にかけての筋肉が伸びるのを感じる
  4. 15〜20秒キープし、反対側も同様に行う

② 斜角筋ストレッチで息苦しさを軽減

  1. 片方の手を反対側の鎖骨上に置く
  2. 頭を置いた手と反対側に傾け、やや下方向に引く
  3. 首の横から肩にかけての筋肉が伸びるのを感じる
  4. 20秒程度キープし、反対側も同様に行う

③ 肩甲骨ほぐしストレッチで肩こりを解消

  1. 両腕を胸の前で組む
  2. 肘を外側に開きながら、背中を丸める
  3. 肩甲骨の間が広がるのを感じる
  4. そのまま10秒キープし、3回繰り返す

「そしてこの斜角筋の中を皆さんの血管とか神経が通っていて神経が圧迫されると例えば自律神経が乱れて呼吸が浅くなったり血圧も乱れてきますし、神経だけではなくて動脈自体も圧迫されてしまうんですね」

森下 信英(nobu先生)(動画 00:03:14)

肩こりによる息苦しさはいつ専門家に相談すべき?

肩こり 息苦しい

肩こりによる息苦しさの多くは、上記のセルフケアで改善できる可能性があります。しかし、以下のような症状がある場合は、単なる肩こりではなく、より深刻な問題が隠れている可能性があります。

注意が必要な症状解説
急な息切れや強い息苦しさ突然の強い息苦しさは、心臓や肺の問題の可能性があります。特に安静時にも症状がある場合は注意が必要です。
胸痛を伴う息苦しさ胸の痛みと息苦しさが同時に起こる場合は、狭心症や心筋梗塞の可能性があります。早急に医療機関を受診してください。
セルフケアで改善しない長期の症状2週間以上セルフケアを続けても肩こりと息苦しさが改善しない場合は、専門家の診断を受けることをお勧めします。
めまいや頭痛、吐き気を伴う場合自律神経の乱れが進行している可能性があります。整形外科や内科での検査をおすすめします。

これらの症状がある場合は、以下の医療機関を受診することをおすすめします:

  • 息苦しさや胸の痛みがメインの場合 → 内科・循環器科
  • 肩こりや首の痛みが強い場合 → 整形外科・整骨院
  • ストレスや不安感が強い場合 → 心療内科

専門家による適切な診断と治療を受けることで、より効果的に肩こりと息苦しさの症状を改善できる可能性があります。

日常生活での予防策:肩こりと息苦しさを防ぐ習慣

肩こり 息苦しい

肩こりによる息苦しさを予防するためには、日常生活での習慣改善が重要です。以下の点に注意して、肩こりを未然に防ぎましょう。

1. デスクワーク中の姿勢管理で肩こりと息苦しさを予防

長時間のデスクワークは肩こりの主な原因です。以下のポイントを意識しましょう:

  • 画面の高さを目線と同じかやや下に調整する
  • 椅子の高さを調整し、足裏が床にしっかりつくようにする
  • 1時間に1回は立ち上がって軽く肩こりを解消するストレッチをする
  • 肘を90度に保ち、手首に負担をかけないようにする
  • 背中全体が椅子に接するよう深く腰掛け、腰痛と肩こりを同時予防

2. 睡眠環境の改善で朝の肩こりと息苦しさを防止

質の良い睡眠は筋肉の緊張を緩和し、自律神経のバランスを整えます:

  • 首や肩に負担をかけない適切な高さの枕を選ぶ
  • 横向き寝の場合は、肩幅に合った枕の高さを選ぶ
  • 寝る前のスマホやパソコンの使用を控える(ブルーライトカットメガネの使用も有効)
  • 寝る前に軽いストレッチや腹式呼吸でリラックスする

3. 水分と栄養の摂取で慢性的な肩こりと息苦しさを改善

十分な水分と適切な栄養摂取は、筋肉の柔軟性を保ち、血行を促進します:

  • こまめに水分を摂り、筋肉の柔軟性を保つ
  • マグネシウムやカルシウムを含む食品を摂取し、筋肉の緊張を緩和する
  • ビタミンB群を含む食品で代謝を促進し、疲労物質の蓄積を防ぐ
  • 抗酸化物質が豊富な野菜や果物で炎症を抑え、筋肉の回復を促進

肩こりと息苦しさの予防に関するさらに詳しい情報は、セルフケア法や予防方法をご覧ください。

利き手だから?右肩だけが痛い・凝る原因から自宅でできるセルフケア法や予防方法をご紹介!

 

肩こりを改善して息苦しさから解放される方法とは?専門家の見解

肩こり 息苦しい

肩こりと息苦しさの関係について、多くの専門家が自律神経系との深い関連を指摘しています。特に慢性的な肩こりは、自律神経のバランスを崩し、呼吸機能に悪影響を及ぼすことがあります。

専門家によると、肩こりによる息苦しさの改善には、単に症状を和らげるだけでなく、根本的な原因を解消することが重要です。首や肩の筋肉、特に斜角筋をほぐすことで、神経や血管への圧迫を解消し、自律神経の機能を正常化できる可能性があるとされています。

さらに、肩こりと息苦しさを放置すると慢性的な呼吸機能の低下につながる可能性があります。定期的なストレッチや姿勢改善など、予防的なアプローチを生活に取り入れることが長期的な健康維持には不可欠です。自律神経の専門家向けセミナーでも、首肩のケアと呼吸法の重要性が強調されています。

これらの専門家の見解を総合すると、肩こりと息苦しさの問題は、単なる身体的不調ではなく、自律神経系を含めた全身の健康状態と密接に関連していることがわかります。適切なセルフケアと必要に応じた専門的治療の組み合わせが、最も効果的なアプローチと言えるでしょう。

肩こりと息苦しさに関するよくある質問

肩こり 息苦しい

Q. 肩こりで息苦しさを感じるのは危険な状態ですか?

A. 多くの場合、肩こりによる息苦しさは筋肉の緊張や姿勢の問題が原因で、生命に関わる危険性は低いと考えられています。しかし、急な息苦しさや胸痛を伴う場合、また症状が長期間続く場合は、より深刻な問題がある可能性があるため、医療機関での診察をおすすめします。特に高血圧や心臓病の既往歴がある方は注意が必要です。判断に迷う場合は、必ず医師に相談してください。

Q. ストレッチはどのくらいの頻度で行うべきですか?

A. 肩こりと息苦しさを改善するためのストレッチは、基本的に1日2〜3回、各5〜10分程度行うのが効果的とされています。特に朝起きた時と就寝前に行うと効果が高まる傾向があります。デスクワークが多い方は、1時間に1回、1〜2分の短いストレッチを取り入れることで、肩こりの蓄積を防げる可能性があります。無理のない範囲で続けることが大切です。個人の状態により適切な頻度は異なるため、痛みがある場合は控えるなど、体調に合わせて調整しましょう。

Q. 肩こりによる息苦しさと心臓の問題による息苦しさの違いは?

A. 肩こりによる息苦しさは、姿勢を変えたり首や肩をほぐしたりすると改善することが多く、痛みも首から肩にかけて感じることが特徴です。一方、心臓の問題による息苦しさは、胸の中央に痛みがあり、運動や労作で悪化し、安静にしても改善しないことが多いとされています。また、冷や汗や吐き気を伴うこともあります。特に、突然の強い胸痛と息苦しさが同時に起こる場合は、緊急性が高い可能性があるため、すぐに医療機関を受診してください。判断に迷う場合も、必ず医師に相談することをお勧めします。

Q. 肩こりでも病院を受診した方がよいケースはありますか?

A. 以下のような場合は、肩こりであっても医療機関の受診をおすすめします:①2週間以上セルフケアを続けても症状が改善しない場合、②息苦しさが突然始まったり急に悪化したりする場合、③胸痛や強い頭痛、めまいを伴う場合、④手のしびれや力が入りにくさを感じる場合、⑤日常生活に支障が出るほど症状が強い場合。これらの症状がある場合は、単なる肩こりではなく、より深刻な問題が隠れている可能性があります。早期発見・早期治療のためにも、気になる症状がある場合は専門医に相談することをお勧めします。

Q. 斜角筋はどこにある筋肉で、なぜ呼吸に影響するのですか?

A. 斜角筋は首の横側、胸鎖乳突筋の後ろ側に位置する筋肉です。首の骨(頸椎)から第一肋骨と第二肋骨に付着しており、首を横に曲げたり回したりする働きがあります。この筋肉が緊張すると、呼吸の際に肋骨を引き上げる動きが制限される可能性があるため、胸郭の拡張が妨げられ息苦しさを感じることがあります。また、斜角筋の間には神経や動脈が通っているため、この筋肉が緊張すると自律神経にも影響を与え、呼吸の乱れにつながることがあります。解剖学的に重要な位置にあるため、この筋肉の状態が呼吸機能に大きく影響すると考えられています。

Q. 肩こりと息苦しさの関係は科学的に証明されていますか?

A. 肩こりと息苦しさの関係については、いくつかの研究で関連性が示唆されています。首や肩の筋肉の緊張は、胸郭の動きを制限し呼吸筋の機能を低下させる可能性があることが研究で示されています。特に斜角筋や胸鎖乳突筋などの呼吸補助筋の緊張は、呼吸パターンの変化を引き起こし、浅い呼吸や過呼吸の原因となることが知られています。また、慢性的な筋緊張は自律神経系にも影響を与え、呼吸調節機能の乱れを引き起こす可能性があることも研究で指摘されています。ただし、個人差もあり、全ての人に同じ影響があるわけではないことに注意が必要です。

まとめ:肩こりと息苦しさは適切なケアで改善できる

肩こり 息苦しい

肩こりによる息苦しさは、筋肉の緊張や姿勢の問題、自律神経の乱れなど複数の要因から生じますが、適切なセルフケアの継続で多くの場合改善できる可能性があります。特に斜角筋や胸鎖乳突筋の緊張緩和が重要です。

ポイントをまとめると:

  • 肩こりで息苦しさを感じる主な原因は、筋肉の緊張(特に斜角筋)、血行不良、猫背姿勢、自律神経の乱れです
  • 効果的な対処法としては、姿勢の改善、腹式呼吸の実践、ストレッチの定期的な実施が挙げられます
  • 予防には、デスクワーク中の姿勢管理、適切な睡眠環境、十分な水分と栄養摂取が重要です
  • 急な息苦しさや胸痛がある場合、また症状が長期間続く場合は、医療機関の受診をおすすめします

日常生活に無理なく取り入れられるケア方法を継続することで、肩こりと息苦しさの両方を改善し、より健康的な生活を送りましょう。

さらに詳しい自律神経の整え方については、自律神経の乱れによる症状とその対処法もご参照ください。

自律神経症状(自律神経失調症)は新宿のセルフケア整体で改善!その独自の施術とは

 

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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