最終更新:2025.06.26

ヘルニアでもうつ伏せで寝ていい?医師が教える正しい寝方と注意点

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

椎間板ヘルニアがあると、夜も眠れないほどの痛みに悩まされることがあります。「うつ伏せで寝ると楽になる」という声もありますが、実際はどうなのでしょうか?

結論からいうと、ヘルニアがある場合、うつ伏せの寝方は一般的に避けるべきとされています。特に腰椎椎間板ヘルニアの場合、うつ伏せになると腰椎が反り返ることがあり、椎間板に負担がかかり、症状が悪化する可能性があると考えられています。

しかし、中にはうつ伏せで寝ると楽になる人もいるため、ご自身の症状に合わせて、うつ伏せで寝るかどうか検討する必要があります。この記事では、医師の見解をもとに、ヘルニアとうつ伏せの関係、正しい寝方の選び方を詳しく解説します。

「腰痛っていうのはこの3つの症状がなくても引き起こされます椎間板ヘルニアる場合ですね腰痛腰痛だからすぐ席が科で診てもらう必要はないんですけどもこの腰痛に加えてこの3つの症状かアルトですね先ほども言ったようにですねこの神経が傷つきあったり鎌田は圧迫されたりいう可能性が非常に高いのでまあ3型外科に行きましょう」

理学療法士 笹川先生(動画 06:34)

目次

椎間板ヘルニアとは?症状と原因を理解しよう

ヘルニア うつ伏せ

まず、椎間板ヘルニアについて正しく理解しましょう。椎間板ヘルニアとは、背骨と背骨の間にあるクッションの役割をする「椎間板」が押しつぶされて飛び出してしまった状態です。

椎間板ヘルニアはどこが痛い?痛みの特徴と場所別症状を徹底解説

腰椎は5つあり、その間にある椎間板がグーッと押しつぶされたり、腰に負担がかかると、飛び出してしまうことがあります。この飛び出した椎間板が神経を圧迫することで、様々な症状が現れる可能性があります。

椎間板ヘルニアの主な症状

椎間板ヘルニアの症状は大きく分けて以下の3つがあります:

症状説明対応
運動麻痺足首を上げる動きができなくなる、つまずきやすくなるなどすぐに整形外科を受診
しびれ足がしびれる、触っている感覚がなくなるなど整形外科を受診
膀胱直腸障害おしっこが出にくい、排尿後も残尿感があるなどすぐに整形外科を受診
腰痛腰に痛みを感じる上記の症状がなければ自己ケアも可能

特に重要なのは、運動麻痺、しびれ、膀胱直腸障害の症状です。これらは神経が圧迫されたり傷ついたりした時に現れる可能性がある症状であり、早めに医療機関を受診する必要があると考えられています。

ヘルニアとうつ伏せ寝の関係性

ヘルニア うつ伏せ

では、椎間板ヘルニアの状態でうつ伏せに寝ることは良いのでしょうか?それとも避けるべきでしょうか?

うつ伏せの寝方がヘルニアに悪い理由

うつ伏せで寝ることがヘルニアに良くない主な理由は以下の通りです:

腰椎への負担

うつ伏せになると、腰椎が反り返ることがあり、椎間板に負担がかかり、症状が悪化する可能性があると考えられています。これは特に腰椎椎間板ヘルニアの場合に問題となる可能性があります。

神経への圧迫

うつ伏せの姿勢によっては、神経が圧迫され、痛みやしびれが強くなる可能性があると言われています。特に症状が重い場合はリスクが高まる傾向にあるようです。

血行不良

うつ伏せは長時間同じ姿勢を取りやすいため、血行が悪くなり、首や肩の痛みを引き起こす可能性があると考えられています。また、内臓にも良くない影響を与えることがあるという意見もあります。

うつ伏せの寝方がヘルニアに良い場合

一方で、うつ伏せが楽になる場合もあるようです:

腰を反らすと楽になる場合

腰椎椎間板ヘルニアの場合、腰を反らすことで、椎間板の圧力が軽減され、痛みが軽減することがあるという見解もあります。これはマッケンジー体操という、うつ伏せになった状態で腰部を背屈させる運動の原理に基づいているとされています。

うつ伏せで寝ると楽になる場合

症状によっては、うつ伏せで寝ることで楽になる人もいます。体調に合わせて一度試してみて、痛みが軽減するようであれば、適度に取り入れても良いでしょう。特に骨盤の傾きが強い反り腰の人の場合は、うつ伏せ寝の方が痛みを抑えられることもあるようです。

ヘルニアの痛みを和らげる適切な寝方

ヘルニア うつ伏せ

ヘルニアの痛みを和らげるためには、自分に合った寝方を見つけることが重要です。以下にいくつかの方法を紹介します。

横向き寝の工夫

横向きに寝る場合、膝を軽く曲げて、膝の間にクッションや枕を挟むと腰への負担が軽減されることが多いようです。特に痛みのある側を上にして寝ると楽になることがあると言われています。

仰向け寝の工夫

仰向けで寝る場合は、膝の下にクッションや枕を入れると良いでしょう。これにより腰椎の自然なカーブが保たれ、椎間板への圧力が分散される可能性があります。

うつ伏せ寝る際の注意点

どうしてもうつ伏せで寝たい場合は、以下の点に注意しましょう:

無理強いしない

うつ伏せで寝ていて痛みが強くなる場合は、無理にうつ伏せの姿勢を続けるのではなく、横向き寝や仰向け寝など、自分に合った寝方を試すことが重要であると考えられています。

クッションやタオルで腰をサポート

うつ伏せで寝る際は、お腹の下にタオルやクッションを入れて腰への負担を軽減することが重要です。これにより腰椎への負担を軽減できる可能性があります。

姿勢をこまめに変える

長時間同じ姿勢を続けることは、血行不良や筋肉の硬直を引き起こす可能性があるため、こまめに姿勢を変えるようにしましょう。寝返りをうまく打つことで、体への負担を分散させることができると言われています。

ヘルニアに優しい寝具の選び方

ヘルニア うつ伏せ

ヘルニアの症状を和らげるためには、適切な寝具の選択も重要です。

マットレスの選び方

理想的なマットレスは、硬すぎず柔らかすぎないものです。体重をしっかり支えつつも、体のラインに沿って適度にフィットするものが良いとされています。低反発や高反発など、自分の体型や好みに合わせて選ぶことが大切です。

【腰痛と肩こりの悩みがある人向けのおすすめマットレス10選】痛みの原因・選び方や正しい寝姿勢を紹介

枕の選び方

枕は首のカーブをサポートし、自然な姿勢を保てるものが理想的と言われています。横向きに寝る場合は肩幅に合わせた高さの枕、仰向けの場合はやや低めの枕が適しているという見解があります。

ヘルニアの治療法と専門家の見解

ヘルニア うつ伏せ

椎間板ヘルニアの治療法には、保存療法と手術療法があります。まずは保存療法から始めることが一般的です。

「一番最初にやらないといけないのは、まずは運動です。運動で筋肉をしっかりつけると、この腰を支えている筋肉をしっかり働かせることができます。」

理学療法士 笹川先生(動画 07:51)

保存療法

保存療法には以下のようなものがあります:

  • 運動療法:腰を支える筋肉を鍛えることで症状の改善が期待できるとされています。
  • 薬物療法:痛み止めや炎症を抑える薬を服用します
  • ブロック注射:神経の近くに注射で炎症を抑える薬を投与する方法もあります
  • 理学療法:専門家の指導のもとでリハビリテーションを行います

手術療法

保存療法で効果が見られない場合や、重度の症状がある場合は手術を検討することがあります。最近では内視鏡を使った最小限の傷口で行う手術も普及しているようです。

傷口が小さい方が術後の筋力低下が少なく、回復も早いといわれています。ただし、手術後のリハビリは非常に重要で、すぐに強い運動を行うと再発のリスクが高まる可能性があります。

ヘルニアを防ぐための日常生活での注意点

ヘルニア うつ伏せ

ヘルニアの予防や症状悪化を防ぐために、日常生活でできることは多くあります。

正しい姿勢を意識する

日常生活で正しい姿勢を意識し、長時間同じ姿勢にならないように気をつけましょう。特にデスクワークが多い方は、定期的に立ち上がって軽く体を動かすことが大切だと考えられています。

腰に負担のかかる動作を避ける

中腰での作業や、重いものを持ち上げるなど、腰に負担のかかる動作は避けるようにしましょう。重いものを持つときは膝を曲げて腰を落とし、背筋を伸ばした状態で持ち上げるのがポイントといわれています。

適度な運動と筋力トレーニング

腰を支える筋肉、特に腹筋や背筋をバランスよく鍛えることで、腰への負担を減らせる可能性があります。ウォーキングやスイミングなどの低負荷の有酸素運動も効果的とされています。

適切な体重管理

体重過多は腰への負担を増加させる可能性があるため、適切な体重を維持することも大切だと考えられています。バランスの取れた食事と適度な運動を心がけましょう。

医師や専門家と相談する

ヘルニア うつ伏せ

症状が改善しない場合や、不安な場合は、医師や専門家と相談し、適切なアドバイスを受けることが重要です。特に以下のような場合は早めに受診することが推奨されています:

  • 足の動きが悪くなった(運動麻痺)
  • 強いしびれがある
  • 排尿や排便に問題がある
  • 安静にしていても痛みが強い
  • 症状が徐々に悪化している

ヘルニアとうつ伏せに関するよくある質問

ヘルニア うつ伏せ

Q. ヘルニアがある場合、うつ伏せで寝るのは絶対にダメですか?

A. 絶対にダメというわけではありません。一般的には避けるべきとされていますが、個人の症状によっては楽になる場合もあります。ご自身の体調を見ながら、痛みが悪化しないか確認することが大切です。腰が反って痛みが増す場合は避け、楽になるようであれば短時間なら問題ないでしょう。腹部の下にクッションを入れると負担を軽減できます。

Q. ヘルニアで夜眠れないほど痛い場合、どうすれば楽になりますか?

A. 横向きに寝て、膝の間にクッションを挟む姿勢が最も負担が少ないとされています。仰向けで寝る場合は膝の下にクッションを入れると腰の負担が減ります。温熱パッドで温めたり、医師に処方された痛み止めを服用するのも効果的です。それでも痛みが強い場合は医療機関を受診しましょう。

Q. ヘルニアの症状がある場合、どのようなマットレスを選ぶべきですか?

A. 硬すぎず柔らかすぎないマットレスがおすすめです。理想的なのは体のラインに沿って適度にフィットし、脊椎の自然なカーブをサポートするものです。低反発マットレスは体圧を分散させる効果がありますが、起き上がりにくいという欠点もあります。高反発マットレスは体をしっかり支える反面、硬すぎると感じる方もいます。可能であれば実際に横になって試してから購入することをおすすめします。

Q. ヘルニアの手術後はどのように寝るのが良いですか?

A. 手術直後は医師の指示に従うことが最も重要です。一般的には、術後しばらくは横向きか仰向けで寝ることが推奨されます。うつ伏せは傷口に負担がかかるため避けた方が良いでしょう。リハビリが進み、医師の許可が出るまでは無理な姿勢を取らないようにしましょう。回復段階に応じて適切な寝方は変わってくるため、定期的に医師に相談することをおすすめします。

Q. ヘルニアの症状があるときに避けるべき日常動作は何ですか?

A. 重いものを持ち上げる動作、中腰での作業、急激なひねり動作、長時間の同じ姿勢(特に座位)は避けるべきです。また、高負荷の運動(ウェイトトレーニングやジャンプを伴う運動など)も症状を悪化させる可能性があります。日常生活では、物を持ち上げる際は膝を曲げて腰を落とし、腰ではなく脚の力を使うようにしましょう。腰に負担のかかる作業は短時間で区切り、こまめに休憩を取ることも大切です。

Q. ヘルニアの症状が出た場合、いつ病院に行くべきですか?

A. 以下のような症状がある場合は、早めに整形外科を受診すべきです:足の動きが悪くなった(足首が上がらない、つまずきやすいなど)、強いしびれがある、排尿や排便に問題がある(出にくい、残尿感があるなど)、安静にしていても強い痛みがある、痛みやしびれが徐々に広がっている、などです。これらの症状は神経が圧迫されている可能性があり、早期の治療が必要です。単なる腰痛だけであれば、まずは安静にして様子を見ても構いませんが、2週間程度改善が見られない場合は受診をおすすめします。

Q. 椎間板ヘルニアの場合、どのような運動が適していますか?

A. 椎間板ヘルニアに適した運動としては、ウォーキング、水中ウォーキング、水泳(特に背泳ぎ)、ヨガ(ヘルニア向けの緩やかなポーズ)、ピラティスなどが挙げられます。これらは低負荷で腰部への衝撃が少なく、コア筋肉(腹筋・背筋)を強化するのに役立ちます。ただし、ジョギング、ウェイトトレーニング、テニスなど衝撃や急な動きを伴う運動は避けた方が良いでしょう。運動を始める前に医師や理学療法士に相談し、自分の症状に合った適切な運動プログラムを作成してもらうことをおすすめします。



笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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