最終更新:2025.06.28

【専門家監修】脊柱管狭窄症と自転車|専門家が教える適切な乗り方と7つの注意点

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

脊柱管狭窄症の症状で悩んでいるけれど、自転車に乗っても大丈夫なのか気になっていませんか?実は、脊柱管狭窄症の患者さんの中には、歩くと痛みやしびれが強くなる一方で、自転車に乗ると症状が楽になるケースが多くあります。これは、自転車に乗ることで自然と前かがみの姿勢になり、脊柱管への負担が軽減されるためです。しかし、症状の程度や種類によっては自転車が適さない場合もあるため、医師や専門家との相談が重要です。この記事では、脊柱管狭窄症の方が自転車に乗る際のメリットや7つの注意点について詳しく解説します。

腰部脊柱管狭窄症の患者さんの中には、歩くと痛みが出るのに自転車だと休まなくても漕ぎ続けられるという方がいます。これはほぼ診断が確定するほど典型的な症状です。

セルフケア整体(動画 02:14)

目次

脊柱管狭窄症とは?痛みとしびれの原因

脊柱管狭窄症 自転車

脊柱管狭窄症は、脊柱管(背骨の中を通る神経の通り道)が狭くなることで神経が圧迫され、腰や足に痛みやしびれを引き起こす疾患です。主な原因としては、加齢による変性、椎間板ヘルニア、すべり症などがあります。

特徴的な症状として「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」があります。これは歩行中に足にしびれや痛みが出て、休憩を取らないと歩けなくなる症状です。一方で、前かがみの姿勢では症状が軽減することが多く、そのため自転車に乗ると歩くよりも楽に感じる患者さんが多いのです。

脊柱管狭窄症の主な症状自転車に乗る際の影響
腰痛前かがみの姿勢で軽減する場合が多い
足のしびれ・痛み自転車では症状が出にくいことが多い
間欠性跛行自転車なら長時間運動できる場合が多い
坐骨神経痛サドルの調整が必要

なぜ脊柱管狭窄症と自転車の相性が良いのか?専門家の見解

脊柱管狭窄症の患者さんにとって、自転車が適している理由は主に姿勢にあります。整形外科医の多くが指摘するように、前かがみになると脊柱管が広がり、神経への圧迫が軽減されるのです。

自転車に乗ると、自然と前傾姿勢になるため、歩行時に比べて脊柱管に余裕ができ、神経への圧迫が減少します。これにより、歩くときに感じる痛みやしびれが軽減される可能性があります。

脊柱管狭窄症と自転車に乗るメリットとは?

脊柱管狭窄症 自転車

前かがみの姿勢で痛みが軽減する理由

脊柱管狭窄症の患者さんは、腰を曲げると痛みが楽になることが多いです。自転車に乗ると自然と前かがみの姿勢になるため、歩行よりも運動しやすくなります。

前かがみの姿勢によって脊柱管が広がり、神経への圧迫が減少することで、痛みやしびれの軽減につながる可能性があります。この姿勢は、脊柱管狭窄症の特徴的な症状である間欠性跛行の軽減にも効果が期待できます。

腰への負担が少ない運動法

自転車は下肢を動かす運動であり、腰への負担が比較的少ないスポーツです。適切なサドル位置と姿勢を維持することで、脊柱管への圧迫を最小限に抑えながら、効果的な運動ができる可能性があります。

特に、椎間板への負担が少なく、脊柱管狭窄症の多くの患者さんにとって行いやすい運動であると考えられています。

有酸素運動による全身への効果

自転車こぎは、足の筋肉を鍛えるだけでなく、心肺機能を高める効果も期待できます。定期的な有酸素運動は、血流を改善し、神経への栄養供給を促進することで、症状の軽減につながる可能性があります。

また、適度な運動は筋肉の強化につながり、腰や背中を支える筋力がアップすることで、脊柱の安定性が増し、結果的に症状の改善に寄与する可能性があります。

気分転換とQOL向上

運動ができないことでのストレスや運動不足は、慢性的な痛みを抱える患者さんにとって大きな問題です。自転車であれば無理なく運動ができ、外出や気分転換にもなるため、生活の質(QOL)の向上につながる可能性があります。

また、適度な運動によって分泌されるエンドルフィンは、痛みの感覚を和らげ、気分を高める効果が期待できます。

日常生活で腰や膝に痛みを感じていても、適切なセルフケアを続けることで症状が大幅に改善するケースがあります。

セルフケア整体(動画 05:28)

どんなときに自転車は避けるべき?脊柱管狭窄症の症状別の注意点

脊柱管狭窄症 自転車

閉塞性動脈硬化症による間欠跛行がある場合の危険性

閉塞性動脈硬化症による間欠跛行がある場合は、自転車に乗ることで症状が悪化する可能性があります。この場合、脊柱管狭窄症とは異なり、前かがみの姿勢でも症状は改善しないことが多いです。

閉塞性動脈硬化症は血管の問題であるため、運動方法よりも適切な医療機関での治療が優先されます。自転車に乗る前に必ず医師の判断を仰ぎましょう。

坐骨神経痛が強い場合のサドルの問題

坐骨神経痛が強い場合、自転車のサドルがお尻に負担をかけ、症状を悪化させる可能性があります。特に硬いサドルや、体型に合っていないサドルは痛みを増強させることがあります。

このような場合は、クッション性の高いサドルを選ぶか、サドルの高さや角度を調整することで症状の緩和を図りましょう。それでも痛みが続く場合は、自転車ではなく他の運動を検討することが望ましいでしょう。

脊柱管狭窄症の症状の程度が強い場合の運動制限

症状が強い場合は、無理な運動は避け、医師や専門家と相談することが重要です。痛みやしびれが常に強く出ている場合、まずは適切な治療を受けて症状を緩和することが優先されます。

自己判断で運動を続けることで症状が悪化する可能性もあるため、症状の変化に注意しながら、医療機関のアドバイスに従いましょう。

転倒リスクが高い場合の危険性

バランス感覚が低下している場合や、筋力が著しく低下している場合は、自転車での転倒リスクが高まります。特に高齢の方や症状が重い方は、転倒によって脊椎に更なる負担がかかる可能性があります。

このような場合は、三輪自転車やエアロバイクなど、転倒リスクの少ない方法を検討するか、専門家の指導の下でのリハビリ運動から始めることをお勧めします。

脊柱管狭窄症の方が安全に自転車に乗るための7つのポイント

脊柱管狭窄症 自転車

1. サドルの高さと角度を適切に調整する重要性

サドルが低すぎると膝に負担がかかり、高すぎると腰への負担が増します。理想的なサドルの高さは、ペダルが最も下にある時に膝が少し曲がる程度です。また、角度が合っていないと腰や膝に負担がかかりますので、水平か少し前下がりに調整しましょう。

自分に合ったサドル位置を見つけるためには、自転車専門店でのフィッティングを受けることも効果的な方法です。

2. クッション性の高いサドルを選ぶ効果

硬いサドルは坐骨や神経に直接圧力をかけ、痛みを増強させる可能性があります。特に坐骨神経痛のある方は、クッション性の高いサドルや、ジェルタイプのサドルカバーを使用することで負担を軽減できる可能性があります。

ただし、柔らかすぎるサドルも姿勢が安定せず、かえって腰に負担をかける場合があるため、適度なクッション性のものを選ぶことが重要です。

3. 定期的な休憩の取り方と目安

長時間同じ姿勢を続けることは、脊柱管狭窄症の症状を悪化させる可能性があります。30分程度の運動ごとに、軽くストレッチをしたり、異なる姿勢で休憩を取ることを心がけましょう。

休憩時には、軽く背伸びをしたり、腰をゆっくり回したりすることで、筋肉の緊張をほぐし、血流を促進できる可能性があります。

4. 無理のない範囲での運動継続の大切さ

痛みやしびれがある場合は、無理に運動を続けず、医師や専門家と相談しましょう。「少し不快だが耐えられる」程度の運動強度を維持し、徐々に体を慣らしていくことが大切です。

症状が悪化した場合は、すぐに運動を中止し、医療機関を受診してください。適切な休息と治療の後、医師の許可を得てから運動を再開することが望ましいでしょう。

5. エアロバイクの活用方法

屋外での自転車が不安な場合は、エアロバイクを使用するのも良い選択肢です。エアロバイクは転倒の心配がなく、天候に左右されず、負荷も細かく調整できるため、脊柱管狭窄症の患者さんにとって安全な運動器具となる可能性があります。

特に、症状が重い方や高齢の方には、まずはエアロバイクから始めることをお勧めします。

6. ハンドルの位置と姿勢の関係

ハンドルが低く、前傾姿勢が強すぎると腰に負担がかかることがあります。脊柱管狭窄症の方には、ハンドルが高めに設定された、いわゆる「アップライト」タイプの自転車が適している可能性が高いです。

理想的な姿勢は、背中が自然なカーブを描き、無理なく前傾できる状態です。ロードバイクのような極端な前傾姿勢は避け、シティサイクルやクロスバイクタイプが良いでしょう。

7. 専門医への相談と定期検診の重要性

自転車運動を始める前、そして定期的に専門医への相談を行うことが重要です。症状の変化や運動の効果について報告し、必要に応じて運動内容や強度の調整を行いましょう。

MRIなどの画像診断を定期的に受けることで、症状の進行や改善を客観的に評価することができます。医師の指導の下、安全に運動を継続することが、長期的な症状管理につながる可能性があります。

脊柱管狭窄症に効果的な自転車の選び方とセッティング

脊柱管狭窄症 自転車

脊柱管狭窄症の患者さんが自転車を選ぶ際は、体型や症状に合ったものを選ぶことが重要です。一般的には、アップライト型のシティサイクルやクロスバイクが適しています。

フレームサイズは少し小さめを選び、サドルとハンドルの高さ差が少なくなるようにセッティングすることで、無理のない姿勢で乗ることができます。また、振動を吸収するサスペンション付きのモデルや、太めのタイヤを使用することで、路面からの衝撃を軽減できる可能性があります。

自転車タイプ脊柱管狭窄症への適性特徴
シティサイクルアップライト姿勢で乗れる、初心者向け
クロスバイク適度な前傾姿勢、速度と快適性のバランスが良い
電動アシスト自転車坂道で負担軽減、長距離も疲れにくい
三輪自転車バランス不要で安定性が高い、転倒リスク低減
リカンベントバイク背もたれがあり腰への負担少ない、バランス感覚必要
ロードバイク深い前傾姿勢、長時間の同一姿勢で腰に負担
マウンテンバイクサスペンション効果あるが、不整地は振動で負担大

脊柱管狭窄症と自転車運動の効果を高める日常習慣

脊柱管狭窄症 自転車

自転車運動の効果を最大化するためには、日常生活での習慣も重要です。まず、適切なストレッチを日課とすることで、筋肉の柔軟性を維持し、血流を促進する可能性があります。特に、腰部や下肢のストレッチは、脊柱管狭窄症の症状緩和に役立つかもしれません。

また、正しい姿勢を意識した生活習慣も大切です。長時間の同じ姿勢は避け、定期的に姿勢を変えることで、特定の部位への負担を減らせる可能性があります。加えて、適切な体重管理も腰への負担軽減につながるため、バランスの良い食事と適度な運動を心がけましょう。

自転車に乗る際は、事前のウォームアップと事後のクールダウンも忘れずに行うことが望ましいでしょう。これにより、筋肉の準備と回復を促し、怪我や痛みのリスクを減らせる可能性があります。

脊柱管狭窄症と自転車に関するよくある質問

脊柱管狭窄症 自転車

Q. 脊柱管狭窄症があっても自転車に乗ることはできますか?

A. はい、多くの脊柱管狭窄症の患者さんは自転車に乗ることができます。実際、前かがみの姿勢になることで脊柱管が広がり、神経への圧迫が減少するため、歩行よりも楽に感じる方が多いです。ただし、症状の程度や種類によっては適さない場合もあるため、事前に医師に相談することをお勧めします。

Q. 脊柱管狭窄症の人が自転車に乗るメリットは何ですか?

A. 主なメリットは4つあります。1)前かがみの姿勢により脊柱管への圧迫が軽減される、2)腰への負担が歩行よりも少ない、3)有酸素運動により全身の血流が改善する、4)運動不足の解消や気分転換になる、です。特に間欠性跛行がある方にとって、長時間続けられる貴重な運動方法となります。

Q. どのような自転車が脊柱管狭窄症の方に適していますか?

A. 極端な前傾姿勢を取らないアップライトタイプの自転車が適しています。シティサイクルやクロスバイクが一般的に良いでしょう。また、サドルはクッション性が高いものを選び、ハンドルの高さも調整して無理のない姿勢で乗れるようにすることが重要です。三輪自転車やリカンベントバイク(背もたれのある横臥式自転車)も安定性があり検討の価値があります。

Q. 脊柱管狭窄症で自転車に乗る際の注意点は何ですか?

A. 主な注意点は以下の通りです。1)サドルの高さと角度を適切に調整する、2)クッション性の高いサドルを使用する、3)定期的に休憩を取る、4)無理のない範囲で運動する、5)痛みが増す場合はすぐに中止する、6)医師と相談しながら進める。症状が悪化した場合は速やかに運動を中止し、医療機関を受診してください。

Q. 脊柱管狭窄症の症状が重い場合でも自転車は推奨されますか?

A. 症状が重い場合は、無理に自転車に乗ることはお勧めしません。まずは医師による適切な治療を受け、症状が安定してから、医師の許可を得て徐々に運動を始めるべきです。症状が重い方は、エアロバイクから始めるのが安全でしょう。いずれの場合も、専門家の指導の下で行うことが重要です。

Q. 脊柱管狭窄症で歩けないけど自転車には乗れるのはなぜですか?

A. これは脊柱管狭窄症の特徴的な症状の一つです。立位や歩行時は脊柱が伸びて脊柱管が狭くなりますが、自転車に乗ると前かがみの姿勢になるため、脊柱が屈曲して脊柱管が広がります。その結果、神経への圧迫が減少し、痛みやしびれが軽減されるのです。このため、歩行では痛みがあっても自転車に乗ると症状が出にくいという現象が起こります。

Q. 脊柱管狭窄症のリハビリとして自転車は効果的ですか?

A. はい、多くの場合、適切に行えば効果的なリハビリ方法となる可能性があります。自転車運動は低負荷で関節への衝撃が少なく、心肺機能と下肢の筋力強化に効果的です。特に腰部や下肢の筋力が強化されると、脊柱の安定性が増し、症状の軽減につながる可能性があります。ただし、リハビリとして行う場合も、必ず理学療法士や医師の指導を受けながら進めることが重要です。

まとめ:脊柱管狭窄症と自転車を安全に付き合うための重要ポイント

脊柱管狭窄症 自転車

脊柱管狭窄症の患者さんが自転車に乗ることは、症状によっては効果が期待できる場合があり、運動不足の解消や気分転換にもなります。しかし、すべての患者さんにとって良いとは限らないことを忘れてはいけません。

自転車に乗る前に、必ず医師や専門家と相談し、自分に合った運動方法を選ぶことが大切です。適切なサドルの調整、クッション性の確保、無理のない範囲での運動継続が、安全に自転車と付き合うための鍵となります。

症状の変化に注意しながら、定期的な医療機関の受診を続け、専門家のアドバイスに従って運動を調整していくことで、脊柱管狭窄症の症状管理と生活の質の向上を両立させることができる可能性があります。

脊柱管狭窄症と自転車の関係について、この記事が皆様の理解を深める一助となれば幸いです。ご自身の状態に合わせて、安全で効果的な自転車活用をぜひ試してみてください。

また、脊柱管狭窄症と運動療法に関する最新研究では、運動の有効性について科学的な知見が報告されています。

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笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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