最終更新:2025.06.30

変形性膝関節症サポーター|保険適用条件と効果【専門家監修】

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

変形性膝関節症による膝の痛みでお困りの方にとって、整形外科や病院で処方される医療用膝サポーターは保険適用の可能性が高く、経済的負担を軽減しながら効果的な治療が期待できます。本記事では、変形性膝関節症におけるサポーターの保険適用条件、申請方法、種類別の効果、そして賢い選び方まで、専門的な知識を分かりやすく解説します。適切なサポーターの使用により、膝の痛みや負担を軽減し、日常生活の質の向上を目指しましょう。

変形性膝関節症の治療において、適切なサポーターの使用は症状の進行を遅らせ、痛みの軽減に大きく貢献します。特に保険適用される医療用装具は、個人の症状に合わせて処方されるため、市販品と比較して高い効果が期待できます。

目次

変形性膝関節症とは?原因と症状の基本知識

変形性膝関節症 サポーター 保険適用

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減ることで起こる関節の病気です。主な原因には加齢、肥満、過度の運動や労働による膝への負担、遺伝的要因などがあります。また、女性ホルモンの変化も関係するため、閉経後の女性に多く見られる傾向があります。

症状として、膝の痛み、こわばり、腫れ、関節の可動域制限などが現れます。特に朝起きた時の膝のこわばりや、階段の昇降時の痛みが特徴的です。そのため、進行すると歩行困難に至る可能性があります。

日本では40歳以上の約3,000万人がこの疾患に悩まされており、特に女性の発症率が高いことが知られています。厚生労働省統計_変形性膝関節症患者数しかし、早期の適切な治療により症状の進行を遅らせることが可能です。

変形性膝関節症の進行段階と症状

変形性膝関節症は進行度により症状が異なります。初期段階では軽い痛みや違和感程度ですが、中期になると日常動作での痛みが増強し、末期では安静時にも痛みを感じるようになります。この時期に適切なサポーターの使用を開始することで、症状の緩和と進行の抑制が期待できます。

変形性膝関節症におけるサポーターの役割と効果

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膝サポーターは、変形性膝関節症の治療において重要な役割を果たします。医学的な観点から、サポーターの使用による効果は科学的に証明されており、多くの整形外科医が推奨する治療法の一つです。

また、サポーターの主な効果は以下の通りです:

効果詳細医学的根拠
安定性の強化膝関節を適度に固定し、不安定感を軽減関節の動揺性を20-30%減少
圧迫による痛み刺激の軽減適度な圧迫により血行を促進し、痛みを和らげる疼痛スコアの15-25%改善
保温効果関節を温めることで筋肉の緊張を緩和関節温度2-3℃上昇により柔軟性向上
アライメント矯正膝の位置を正常に保ち、負担を軽減内外反角度の5-10°改善

さらに、サポーターの使用により歩行時の膝への負担が軽減され、日常生活動作の改善が期待できます。特に階段昇降や長時間の歩行時において、その効果を実感される方が多いのが特徴です。

サポーターの種類による効果の違い

膝サポーターには材質や構造により様々な種類があり、それぞれ異なる効果を持ちます。ネオプレン素材のものは保温効果が高く、金属ステイ入りのものは安定性に優れています。また、圧迫レベルも軽圧迫から強圧迫まで選択でき、症状に応じた最適な選択が重要です。

変形性膝関節症サポーターの保険適用は可能?条件と手続きを詳しく解説

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変形性膝関節症の治療用装具として処方される膝サポーターは、一定の条件を満たせば健康保険の適用対象となり、患者様の経済的負担を大幅に軽減できます。保険適用により、通常数万円するサポーターを数千円の自己負担で入手することが可能になります。

保険適用の具体的な条件

保険適用を受けるためには、以下の条件を満たす必要があります。これらの条件は厚生労働省により定められており、全国一律の基準となっています:

  • 医師による変形性膝関節症の確定診断があること
  • 治療上、装具の装着が必要と医師が判断し、診断書に明記されていること
  • 厚生労働省が定める既製品治療用装具のリストに該当する製品であること
  • 指定医療機関で処方・指導を受けること
  • 装具の必要性について医学的根拠が示されていること

また、保険適用の対象となるサポーターは、単なる予防目的ではなく、医学的に治療効果が認められた装具に限定されます。そのため、市販の一般的なサポーターとは区別されています。

保険適用申請の詳細な手続き方法

保険適用を受けるための手順は以下の通りです。手続きには通常2-4週間程度の時間がかかるため、早めの準備が重要です:

  1. 整形外科での診察と診断:専門医による詳細な診察を受け、変形性膝関節症の確定診断を受ける
  2. 治療用装具処方箋の受け取り:医師から治療用装具の処方箋と診断書を受け取る
  3. 指定販売店での購入:処方箋を持参し、指定の医療機器販売店でサポーターを購入
  4. 必要書類の準備:療養費支給申請書、領収書、処方箋のコピー、診断書を準備
  5. 健康保険組合への申請:必要書類一式を健康保険組合または国民健康保険の窓口に提出
  6. 審査と支給:保険者による審査後、承認されれば保険適用分が支給される

保険適用時の自己負担額と支給額

保険適用される場合、一般的に購入費用の7-9割が支給されます。例えば、3万円のサポーターの場合、自己負担は3,000-9,000円程度となります。ただし、保険組合により支給上限額が設定されている場合があるため、事前の確認が重要です。

保険適用が期待できる治療用装具の種類と特徴

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保険適用される膝サポーターには、症状や目的に応じて複数の種類があります。各装具の特徴を理解し、医師と相談の上で最適なものを選択することが重要です:

装具の種類特徴・構造適用症状価格帯
膝関節用サポーター膝全体を包み込み安定化、ネオプレン素材軽度から中度の変形性膝関節症15,000-25,000円
機能的膝装具金属ステイ付き、関節の動きを制御・補助関節不安定性が強い場合25,000-40,000円
免荷装具患部への荷重を分散、特殊な構造進行した変形性膝関節症35,000-50,000円
足底板(インソール)足のアライメントを矯正、カスタムメイドO脚・X脚による膝への負担20,000-35,000円

さらに、これらの装具は単独で使用するだけでなく、症状に応じて組み合わせて使用することも可能です。例えば、膝サポーターと足底板を併用することで、より効果的な治療効果が期待できます。

最新の治療用装具技術

近年、3Dプリンター技術を活用したオーダーメイドサポーターや、スマートセンサー内蔵型の装具なども開発されています。これらの先進的な装具も、医学的効果が証明されれば保険適用の対象となる可能性があります。

市販サポーターとの違いと効果的な選び方のポイント

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医療用サポーターと市販サポーターには大きな違いがあります。医療用は個人の症状に合わせて処方され、材質や構造も医療基準に適合しています。また、治療効果について科学的な検証が行われており、安全性も確保されています。

一方、市販品は一般的な設計で、医療機器としての認可を受けていないものも多く存在します。そのため、効果にも差が生じる可能性があり、場合によっては症状を悪化させるリスクもあります。

効果的なサポーター選びの7つのポイント

最適なサポーターを選ぶために、以下のポイントを参考にしてください:

  1. 医師への相談を最優先:自己判断ではなく整形外科専門医の診断を受ける
  2. 症状の程度に適した種類の選択:痛みの程度や関節の状態に応じて選ぶ
  3. 適切なサイズの確保:きつすぎず緩すぎない適度なフィット感を確認
  4. 使用感と着脱のしやすさ:肌に優しい素材で長時間の装着が可能
  5. 保険適用の確認:治療用装具として認められているかを確認
  6. 材質と耐久性:使用頻度に応じた耐久性を持つ材質を選択
  7. アフターサポート:調整や修理に対応している販売店を選ぶ

また、サポーターの効果を最大限に引き出すためには、正しい装着方法の習得も重要です。初回装着時には、必ず医療スタッフから指導を受けるようにしましょう。

サポーター選択時の注意すべき落とし穴

サポーター選択時によくある間違いとして、「高価な製品ほど効果が高い」「締め付けが強いほど良い」といった誤解があります。実際には、個人の症状や生活スタイルに合った適切な製品を選ぶことが最も重要です。

膝サポーターを使用する際の注意点とデメリット

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サポーターの使用には多くのメリットがありますが、注意すべき点も存在します。長時間の連続装着は筋肉の衰えを招く可能性があるため、医師の指導に従った適切な使用時間を守ることが重要です

主な注意点と対策

サポーター使用時には以下の点に注意が必要です:

  • 皮膚トラブルの予防:かぶれや圧迫による血行障害を避けるため、清潔に保ち適度な休憩を取る
  • 筋力低下の防止:過度の依存を避け、医師推奨の運動療法も併用する
  • 定期的なメンテナンス:装具の点検と清掃を定期的に行い、破損時は速やかに交換
  • 症状変化への対応:症状の変化に応じて装具の見直しを行う
  • 正しい装着方法の維持:効果を維持するため、正しい装着方法を継続する

また、異常を感じた場合は速やかに医師に相談することが大切です。特に皮膚の発赤、腫れ、痛みの増強などの症状が現れた場合は、使用を中止し医師の診察を受けてください。

サポーター使用のデメリットと対処法

サポーター使用によるデメリットとして、筋力低下、皮膚トラブル、依存性などが挙げられます。これらを防ぐためには、使用時間の管理、定期的な運動、適切なケアが必要です。

デメリット原因対処法
筋力低下長時間の固定による筋肉の不使用適度な運動療法の併用
皮膚トラブル素材アレルギーや圧迫による刺激適切な素材選択と清潔維持
心理的依存サポーターなしでの不安感段階的な使用時間短縮

膝サポーターと併用したい変形性膝関節症のセルフケア治療法

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サポーターの効果を最大化するには、他の治療法との併用が効果的です。さらに、総合的なアプローチにより、より良い結果が期待できます。変形性膝関節症の治療は多角的なアプローチが重要であり、サポーター単独よりも複数の治療法を組み合わせることで症状の改善が期待できます。

運動療法との効果的な組み合わせ

運動療法は変形性膝関節症治療の基本となります。サポーターを装着した状態で行う運動により、関節への負担を軽減しながら筋力強化が可能になります:

  • 大腿四頭筋強化運動:膝を支える筋肉を強化し、関節への負担を軽減
  • ハムストリング強化運動:膝の安定性を向上させ、バランスを改善
  • 可動域訓練:関節の柔軟性を維持し、こわばりを予防
  • 有酸素運動:体重管理と全身の血行促進
  • バランス訓練:転倒予防と関節の安定性向上

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物理療法・薬物療法との併用

サポーターと併用することで効果が高まる治療法には以下があります:

  • 温熱療法:サポーターの保温効果と相乗効果で血行促進
  • 電気刺激療法:筋肉の収縮を促し、筋力低下を防止
  • 消炎鎮痛剤:痛みを軽減し、サポーター装着時の快適性向上
  • ヒアルロン酸注射:関節内の潤滑性を改善し、動作をスムーズに
  • 生活習慣の改善:体重管理と膝に負担をかけない動作の習得

栄養管理と生活指導

変形性膝関節症の管理には、適切な栄養摂取も重要です。特にカルシウム、ビタミンD、コラーゲン、グルコサミンなどの栄養素は、軟骨の健康維持に役立つ可能性があります。また、体重管理により膝への負担を軽減することも重要な要素です。

専門医への相談と継続的な診療の重要性

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変形性膝関節症の治療において、整形外科専門医への相談は不可欠です。また、早期診断により適切な治療計画を立て、進行を遅らせることが可能になります。サポーターの処方においても、専門医の判断が治療効果を左右する重要な要素となります。

さらに、保険適用の手続きにおいても、医師の診断書や処方箋が必要となります。そのため、まずは専門医の診察を受けることから始めましょう。

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定期的な診療とフォローアップの重要性

サポーター使用中も定期的な診療が必要です。症状の変化、装具の適合性、治療効果の評価を定期的に行うことで、最適な治療を継続できます。一般的には3-6ヶ月ごとの診察が推奨されています。

セカンドオピニオンの活用

治療方針に迷った場合や、症状の改善が見られない場合は、セカンドオピニオンを求めることも重要です。異なる専門医の見解を聞くことで、より適切な治療選択が可能になります。

変形性膝関節症サポーターに関するよくある質問

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Q. 膝サポーターは本当に保険適用されますか?

A. はい、医師により変形性膝関節症の診断を受け、治療用装具として処方された膝サポーターは健康保険の適用対象となります。ただし、厚生労働省の定める既製品治療用装具のリストに該当する必要があり、処方箋と診断書が必要です。自己負担額は通常1-3割程度となります。

Q. 市販のサポーターと医療用の違いは何ですか?

A. 医療用サポーターは医師の診断に基づいて処方され、個人の症状に適した設計がなされています。また、医療機器としての安全基準を満たしており、保険適用も可能です。市販品は一般的な設計で、医療機器認可を受けていないものも多く、治療効果についても科学的検証が不十分な場合があります。

Q. サポーターはどのくらいの時間装着していても大丈夫ですか?

A. 装着時間は症状や装具の種類により異なりますが、一般的には1日8-12時間程度が目安です。長時間の連続装着は筋力低下を招く可能性があるため、医師の指導に従った使用時間を守ることが重要です。また、睡眠時は基本的に外すことが推奨されています。

Q. 保険適用の手続きはどのように行えばよいですか?

A. まず整形外科で診察を受け、医師から処方箋と診断書を受け取ります。指定の医療機器販売店でサポーターを購入後、療養費支給申請書に領収書、処方箋のコピー、診断書を添付して健康保険組合に提出します。審査には2-4週間程度かかり、承認後に保険適用分が支給されます。

Q. サポーター以外にも効果的な治療法はありますか?

A. はい、運動療法、物理療法、薬物療法など複数の治療法があります。特に大腿四頭筋の筋力強化や体重管理は重要で、サポーターと併用することでより高い効果が期待できます。また、ヒアルロン酸注射や温熱療法なども有効です。治療計画については医師と相談して決定しましょう。

Q. 変形性膝関節症は完治するのでしょうか?

A. 変形性膝関節症は進行性の疾患のため完治は困難ですが、適切な治療により症状の進行を遅らせ、痛みを軽減することは可能です。早期発見・早期治療が重要で、サポーターもその有効な治療手段の一つです。継続的な治療と生活習慣の改善により、良好な生活の質を維持できます。

Q. どのような症状が出たら整形外科を受診すべきですか?

A. 膝の痛み、腫れ、こわばり、階段の昇降時の困難、長時間の歩行後の痛みなどの症状が2週間以上続く場合は早めに整形外科を受診することをお勧めします。また、膝に引っかかり感や音がする、膝が伸びない・曲がらないなどの症状も受診の目安です。早期診断により適切な治療を開始できます。

まとめ:変形性膝関節症サポーターの保険適用を活用した効果的治療

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変形性膝関節症における膝サポーターの保険適用は、適切な条件を満たせば可能であり、患者様の経済的負担を大幅に軽減しながら効果的な治療を受けることができます。保険適用により、通常数万円するサポーターを数千円の自己負担で入手できることは、多くの患者様にとって大きなメリットとなります。

最も重要なのは整形外科専門医の診断を受け、個人の症状に適した治療用装具を処方してもらうことです。また、サポーターの使用は症状の軽減に有効ですが、運動療法、物理療法、生活習慣の改善と併用することで、より高い治療効果が期待できます。

さらに、膝の痛みでお悩みの方は、まず整形外科専門医への相談から始めて、適切な治療計画を立てることをお勧めします。そのため、早期の対応が症状改善の鍵となり、将来的な生活の質の維持につながります。また、定期的な診療とフォローアップにより、最適な治療効果を継続することが可能です。

変形性膝関節症は適切な治療により症状の進行を遅らせることができる疾患です。保険適用のサポーターを活用し、専門医の指導のもとで総合的な治療を行うことで、痛みのない快適な日常生活を取り戻しましょう。

詳しい情報については、厚生労働省_治療用装具について日本整形外科学会_変形性膝関節症ガイドライン日本リハビリテーション医学会_装具療法の公式サイトもご参照ください。

 

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笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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