最終更新:2025.06.30

変形性膝関節症でもできる仕事|膝に優しい職種選びと注意点

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

変形性膝関節症の診断を受けても、適切な職種選びにより多くの方が充実した仕事を続けています。膝への負担が少ないデスクワーク中心の事務職、IT系職種、在宅勤務可能なクリエイティブ職など、座り仕事を基本とする職種は特に適しています。一方、重量物を扱う建設業や長時間の立ち仕事は避けるべきです。この記事では、変形性膝関節症でもできる仕事の選び方から職場での具体的な工夫、利用可能な公的支援制度まで、整形外科専門家の監修のもと詳しく解説します。

目次

変形性膝関節症とは?仕事への影響を理解する

変形性膝関節症 できる仕事

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が経年的に摩耗し、関節に炎症や痛みが生じる可能性がある疾患とされています。厚生労働省の調査によると、50歳以上の約40%が何らかの膝の問題を抱えているという報告があります。

症状の進行により、立ち上がり動作、階段の昇降、長時間の歩行などが困難になる場合があり、職業生活に大きな影響を与える可能性があります。しかし、適切な職種選択と職場環境の整備により、症状管理と仕事の両立は十分可能です。

早期からの適切な職場環境の調整が、症状の進行予防と長期的な就労継続の鍵となります。

【完全版】変形性膝関節症でもできる仕事7選

変形性膝関節症 できる仕事

膝関節への負担を最小限に抑えながら、スキルを活かして働ける職種を詳しくご紹介します。

1. 事務職・デスクワーク系

一般事務、経理、人事、総務などの事務職は、座り仕事が中心となるため膝への負担が最も少ない職種です。定期的な休憩とストレッチにより、さらに快適に業務を行うことが可能です。

  • 必要なスキル:パソコン操作、コミュニケーション能力
  • 平均年収:300~500万円
  • 膝への負担度:★☆☆☆☆(非常に低い)

2. IT・システム関連職

プログラマー、システムエンジニア、Webデザイナーなどは、デスクワークが主体で集中力を活かせる職種です。リモートワーク制度が充実している企業も多く、通勤による膝への負担も軽減できます。

  • 必要なスキル:プログラミング、システム設計、Web技術
  • 平均年収:400~800万円
  • 膝への負担度:★☆☆☆☆(非常に低い)

3. クリエイティブ・制作系

Webライター、編集者、グラフィックデザイナー、イラストレーターなどは、創造性を活かしながら座り仕事で業務を行えます。フリーランスとしても活動しやすく、働き方の自由度が高いのが特徴です。

  • 必要なスキル:文章力、デザインソフト、創造力
  • 平均年収:300~600万円
  • 膝への負担度:★☆☆☆☆(非常に低い)

4. コールセンター・カスタマーサポート

電話対応業務は座り仕事が基本で、コミュニケーションスキルを活かせる職種です。時短勤務やシフト制で働けることも多く、体調に合わせた勤務が可能です。

  • 必要なスキル:コミュニケーション能力、商品知識
  • 平均年収:250~400万円
  • 膝への負担度:★☆☆☆☆(非常に低い)

5. 教育・カウンセリング関連

学習塾講師、カウンセラー、相談員などは、座った状態での業務が中心で、これまでの経験や専門知識を活かすことができます。

  • 必要なスキル:専門知識、指導力、傾聴力
  • 平均年収:300~500万円
  • 膝への負担度:★☆☆☆☆(非常に低い)

6. 在宅ワーク・リモートワーク職

翻訳者、データ入力、オンライン秘書、ネットショップ運営などは、完全在宅で業務を行えるため、通勤の負担がなく自分のペースで働けます。

  • 必要なスキル:専門分野の知識、自己管理能力
  • 平均年収:200~500万円
  • 膝への負担度:★☆☆☆☆(非常に低い)

7. 専門相談・コンサルティング業

これまでのキャリアを活かした経営相談、税務相談、キャリアコンサルティングなどは、体力的な負担が少なく高い専門性を活用できます。

  • 必要なスキル:専門資格、実務経験、分析力
  • 平均年収:500~1000万円
  • 膝への負担度:★☆☆☆☆(非常に低い)
職種分類代表的な職種年収目安膝負担度在宅可能性
事務・デスクワーク一般事務、経理、人事300-500万円極低
IT・システムSE、プログラマー400-800万円極低
クリエイティブライター、デザイナー300-600万円極低
コールセンター顧客対応、テレオペ250-400万円極低

【注意必須】変形性膝関節症の方が避けるべき仕事とその理由

変形性膝関節症 できる仕事

膝関節への負担が大きく、症状悪化のリスクが高い職種について詳しく解説します。

重量物取扱業務のリスク

建設作業員、引越し業者、倉庫作業員など、20kg以上の重量物を扱う業務は膝関節への圧迫が著しく大きくなります。特に、しゃがみ込んでの持ち上げ動作は膝関節内圧を3-5倍に増加させる可能性があります。

長時間立位業務の影響

販売員、調理師、美容師など、4時間以上連続して立ち続ける業務は膝関節への持続的負荷により、関節内の炎症を悪化させるリスクがあります。

膝屈曲を強いる業務

床清掃員、配管工、電気工事士など、しゃがみ込みや正座が必要な業務は、膝関節の可動域制限がある方には特に不適切とされています。

衝撃を伴う業務

体育教師、スポーツインストラクター、配達員(階段昇降が多い)など、関節への衝撃が反復される業務は軟骨の摩耗を促進させる恐れがあります。

職種選択時は、膝への負担度を最優先に考慮し、長期的なキャリア継続を視野に入れることが重要です

仕事選びで失敗しない!変形性膝関節症の方向け5つのチェックポイント

変形性膝関節症 できる仕事

求職活動や転職時に必ず確認すべき重要なポイントを整理しました。

1. 職場のバリアフリー環境

エレベーター設置状況、段差の有無、車椅子対応トイレ、駐車場からの距離などを事前に確認します。また、デスクや椅子の高さ調整機能の有無も重要な要素です。

2. 業務内容の詳細分析

求人票に記載されていない細かな業務内容について、面接時に具体的に質問しましょう。特に、立ち時間の割合、移動距離、重量物の有無について明確にします。

3. 勤務制度の柔軟性

時短勤務、フレックスタイム、在宅勤務制度の有無を確認します。また、通院のための休暇取得制度や、症状悪化時の配慮体制についても事前に相談しておきます。

4. 通勤環境の負担度

最寄り駅からの距離、階段の数、エスカレーター・エレベーターの設置状況を実際に現地確認することをおすすめします。車通勤が可能な場合は駐車場の確保も重要です。

5. 企業の健康管理体制

産業医の配置状況、健康相談窓口の有無、定期健康診断の内容、職場復帰支援制度などを確認します。障害者雇用に理解のある企業かどうかも重要な判断材料です。

職場でできる膝負担軽減の具体的工夫12選

変形性膝関節症 できる仕事

既存の職場で実践できる、膝への負担を軽減する具体的な方法をご紹介します。

デスクワーク環境の最適化

  • 椅子の高さを調整し、膝関節が90-110度になるよう設定
  • 足置きを使用して足裏全体が安定するよう調整
  • デスク下にクッション性マットを敷設
  • 30分ごとに立ち上がりストレッチを実施

日常業務での工夫

  • 階段使用時は手すりを必ず使用し、一段ずつ慎重に昇降
  • 重量物は台車やカートを積極的に使用
  • しゃがみ込みが必要な作業時は膝サポーターを着用
  • 長時間同一姿勢を避け、こまめに体勢を変更

休憩時間の活用法

  • 膝関節の曲げ伸ばしストレッチを1日3回実施
  • 温湿布や保温パッドで膝を温める
  • 軽いマッサージで血流改善を促進
  • 可能であれば昼休みに10分程度の散歩を実施

働き方改革で実現!変形性膝関節症でもできる仕事の新しいスタイル

変形性膝関節症 できる仕事

現代の多様な働き方制度を活用することで、症状管理と仕事の両立がより効果的に実現できます。

リモートワークの最大限活用

完全在宅勤務により通勤負担を完全に排除し、自分に最適な環境で業務を行うことが可能です。自宅では好みの椅子や机を使用し、頻繁な休憩も取りやすくなります。

リモートワーク実施時の注意点として、長時間同じ姿勢を続けないよう意識し、1時間に1回は立ち上がることが推奨されています。また、自宅環境も職場同様にバリアフリー化を進めることが重要です。

時短勤務・フレックス制度の活用

1日6時間勤務や週4日勤務により、膝への負担を大幅に軽減できます。また、通院日に合わせた勤務時間の調整も可能になり、治療継続が容易になります。

ジョブシェアリングの導入

1つの業務を複数人で分担することで、個人の負担を軽減しながら業務品質を維持できます。体調不良時のカバー体制も構築しやすくなります。

必見!変形性膝関節症向け公的支援制度完全ガイド

変形性膝関節症 できる仕事

症状の程度に応じて利用できる各種支援制度について詳しく解説します。

障害年金制度の詳細

変形性膝関節症により日常生活動作に著しい制限がある場合、障害年金2級または3級の認定を受けられる可能性があります。認定基準としては、人工関節置換術の実施や、杖なしでの歩行が困難な状態などが挙げられます。

申請に必要な書類は、診断書(様式第120号の5)、病歴・就労状況等申立書、レントゲン画像等で、初診日から1年6ヶ月経過後に申請可能です。詳細は[[外部リンク_日本年金機構]]でご確認ください。

就労支援制度の活用方法

ハローワークの専門援助部門では、障害者向けの職業紹介、職場適応指導、職業訓練などのサービスを提供しています。また、障害者就業・生活支援センターでは、就職活動から職場定着まで一貫した支援を受けることができます。

医療費助成・減免制度

高額療養費制度により、月額医療費の自己負担上限額が設定されます。70歳未満の一般所得者の場合、月額約8万円が上限となります。また、自治体によっては独自の医療費助成制度もありますので、お住まいの市区町村にお問い合わせください。

制度名対象要件支給額・内容申請窓口必要書類
障害年金2級日常生活に著しい制限月額約6.5万円年金事務所診断書、申立書
障害年金3級労働に著しい制限月額約4.9万円年金事務所診断書、申立書
就労移行支援就労を希望する方職業訓練、就職支援市区町村医師意見書
高額療養費月額医療費高額者自己負担上限設定加入保険者領収書、申請書

専門家が解説:変形性膝関節症でもできる仕事と症状管理の両立法

変形性膝関節症 できる仕事

「変形性膝関節症の治療において、適切な職業選択は薬物療法と同等に重要な要素」と位置づけられています。特に初期から中期の段階では、職場環境の調整により症状の進行を大幅に遅らせることが可能とされています。

また、定期的な運動療法と職業活動を組み合わせることで、筋力維持と関節可動域の保持が効果的に実現できるという研究結果も報告されています。詳細な情報は[[外部リンク_日本整形外科学会]]をご参照ください。

患者さんの職業や生活スタイルに合わせた個別のアプローチこそが、長期的な症状管理の成功に直結します。

症状別・変形性膝関節症でもできる仕事の選び方ガイド

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症状の程度に応じた最適な職種選択について、段階別に詳しく解説します。

軽度症状期(Kellgren-Lawrence分類 Grade 1-2)

軽度の関節狭小化や骨棘形成がみられる段階では、ほとんどの座り仕事が可能です。ただし、予防的な観点から重量物取扱は避け、定期的なストレッチを心がけることが重要です。

  • 推奨職種:全てのデスクワーク職種
  • 注意職種:重量物取扱業務
  • 勤務形態:フルタイム勤務可能

中等度症状期(Kellgren-Lawrence分類 Grade 3)

関節狭小化が進行し、日常的に痛みを感じる段階では、完全座位での業務を基本とし、立ち上がり動作の頻度を最小限に抑える職種が適しています。

  • 推奨職種:在宅ワーク、コールセンター、データ入力
  • 避けるべき職種:立ち仕事全般、移動を伴う業務
  • 勤務形態:時短勤務または在宅勤務が理想

重度症状期(Kellgren-Lawrence分類 Grade 4)

関節破壊が進行し、歩行に支障をきたす段階では、完全在宅での業務または障害者雇用枠での就労を検討します。

  • 推奨職種:完全在宅ワーク、相談業務(電話・オンライン)
  • 避けるべき職種:通勤を要する全ての業務
  • 勤務形態:在宅勤務、超短時間勤務

成功事例:変形性膝関節症でもできる仕事で活躍する方々の体験談

変形性膝関節症 できる仕事

実際に症状を抱えながら働き続けている方々の具体的な事例をご紹介します。

事例1:IT企業でリモートワークを実現したAさん(50代男性)

プログラマーとして20年のキャリアを持つAさんは、40代後半で変形性膝関節症の診断を受けました。通勤時の階段昇降が困難になったため、会社と相談してフルリモート勤務に移行。自宅環境を整備し、現在も第一線で活躍されています。

事例2:事務職から在宅ライターに転身したBさん(40代女性)

一般事務として勤務していたBさんは、症状の進行により長時間の座位が困難になったため、フリーランスのWebライターに転身。時間の自由度が高まり、適度な休憩を取りながら収入を維持しています。

事例3:コンサルタント業で独立したCさん(60代男性)

営業職として勤務していたCさんは、これまでの経験を活かし経営コンサルタントとして独立。クライアント先への訪問は最小限に抑え、オンライン会議を活用することで業務を継続しています。

変形性膝関節症でもできる仕事探しの実践的ステップ

変形性膝関節症 できる仕事

具体的な求職活動の進め方について、段階別に詳しく解説します。

ステップ1:自己分析と条件整理

まず、現在の症状レベル、必要な配慮事項、希望する働き方を明確にします。医師と相談して、客観的な就労可能範囲を把握することが重要です。

ステップ2:求人情報の効果的な探し方

一般求人サイトでは「デスクワーク」「在宅可」「時短可」などのキーワードで検索します。また、障害者雇用専門サイトも積極的に活用しましょう。

ステップ3:応募書類の作成ポイント

履歴書・職務経歴書では、これまでの実績を強調し、変形性膝関節症については必要最小限の記載に留めます。ポジティブな印象を与える書き方を心がけることが重要です。

ステップ4:面接対策と配慮事項の説明

面接では、業務遂行能力を中心にアピールし、必要な配慮については具体的かつ現実的な提案として伝えます。事前に職場見学を申し込み、実際の環境を確認することもおすすめです。

ステップ5:入社後の継続的なコミュニケーション

入社後も定期的に上司や人事担当者と面談を行い、業務内容や職場環境について継続的に相談します。症状の変化に応じた柔軟な対応をお願いすることで、長期的な就労継続が可能になります。

変形性膝関節症でもできる仕事は数多く存在し、適切な準備と情報収集により理想的な職場環境を見つけることは十分可能です

まとめ:変形性膝関節症でもできる仕事で充実したキャリアを築く

変形性膝関節症 できる仕事

変形性膝関節症の診断を受けても、適切な職種選択と職場環境の整備により、充実した職業生活を送ることは十分に可能です。重要なのは、症状の程度を正確に把握し、膝への負担を最小限に抑える働き方を選択することです。

デスクワーク中心の事務職、IT関連職、クリエイティブ系職種、コールセンター業務、教育・カウンセリング関連職、在宅ワーク、専門コンサルティング業など、多様な選択肢があります。一方で、重量物を扱う業務、長時間の立ち仕事、頻繁な移動を要する職種は避けるべきです。

また、現代の働き方改革により、リモートワーク、時短勤務、フレックス制度などの柔軟な勤務形態が普及しており、これらを積極的に活用することで症状管理と仕事の両立がより効果的に実現できます。

症状が重篤な場合は、障害年金、就労支援サービス、医療費助成制度などの公的支援も利用可能です。これらの制度を適切に活用することで、経済的な不安を軽減しながら治療を継続できます。

最も重要なのは、一人で悩まず、医師、キャリアカウンセラー、ハローワークの専門相談員、職場の人事担当者など、専門家のサポートを積極的に求めることです。定期的な医師との相談により、症状の変化に応じた適切な働き方の調整を行い、長期的な視点でキャリアプランを構築していくことが成功の鍵となります。

変形性膝関節症でもできる仕事は数多く存在します。諦めることなく、自分に最適な働き方を見つけて、充実した職業生活を実現しましょう。

変形性膝関節症と仕事に関するよくある質問

変形性膝関節症 できる仕事

Q. 変形性膝関節症でもできる仕事で最も適しているのは何ですか?

A. 最も適しているのはデスクワーク中心の事務職、IT系職種、在宅ワーク可能なクリエイティブ職です。これらの職種は座り仕事が基本で膝への負担が極めて少なく、リモートワークも可能なため通勤負担も軽減できます。年収も300-800万円と幅広く、安定した収入を期待できます。

Q. 変形性膝関節症の人が絶対に避けるべき仕事はありますか?

A. 重量物を扱う建設作業員・引越し業者、4時間以上の立ち仕事を要する販売員・調理師、しゃがみ込みが必要な清掃員・配管工、関節への衝撃が大きいスポーツ関連職は避けるべきです。これらの職種は膝関節への負担が大きく、症状悪化のリスクが高いとされています。

Q. 変形性膝関節症で仕事を探す時の重要なポイントは?

A. 5つの重要ポイントがあります。①職場のバリアフリー環境(エレベーター・段差の有無)、②業務内容の詳細確認(立ち時間・移動距離・重量物の有無)、③勤務制度の柔軟性(時短・在宅・フレックス制度)、④通勤環境の負担度、⑤企業の健康管理体制(産業医・相談窓口の有無)です。

Q. 職場で膝の負担を軽減するための具体的な工夫は?

A. デスクワークでは椅子高さ調整(膝90-110度)、足置き使用、30分ごとの立ち上がりストレッチが効果的です。日常業務では階段使用時の手すり利用、重量物の台車使用、膝サポーター着用を心がけます。休憩時間には膝関節ストレッチ、温湿布使用、軽いマッサージで血流改善を図ることが推奨されます。

Q. 在宅ワークは変形性膝関節症に本当に適していますか?

A. はい、在宅ワークは最も適した働き方の一つです。通勤による膝への負担が完全に排除され、自分に最適な椅子や机を使用でき、頻繁な休憩も可能です。ただし、長時間同じ姿勢を避け、1時間に1回は立ち上がることが重要です。適した職種には翻訳、Webライター、データ入力、オンライン秘書などがあります。

Q. 変形性膝関節症で障害年金は受給できますか?

A. 症状が重篤で日常生活や労働に著しい制限がある場合、障害年金2級(月額約6.5万円)または3級(月額約4.9万円)の受給が可能です。人工関節置換術の実施や杖なしでの歩行困難などが認定基準となります。初診日から1年6ヶ月経過後に申請可能で、診断書と病歴申立書が必要です。

Q. 症状の程度別に適した職種の選び方を教えてください

A. 軽度症状期(Grade1-2)はほぼ全てのデスクワークが可能、中等度症状期(Grade3)は完全座位業務(在宅ワーク・コールセンター等)が適し、重度症状期(Grade4)は完全在宅ワークまたは障害者雇用枠での就労を検討します。症状の進行に応じて段階的に働き方を調整することが重要です。

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笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

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