最終更新:2025.06.16

椎間板ヘルニア 尿漏れの原因と治療法|専門家解説

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

椎間板ヘルニアが進行すると、頻尿、尿意を感じにくくなる、尿が出にくい、尿漏れといった排尿障害が起こることがあります。これは神経が圧迫されることで、膀胱を制御する神経が障害されることが原因です。

さらに、放置すると排尿障害が慢性化したり、悪化したりする可能性もあります。この記事では、椎間板ヘルニアによる神経圧迫がなぜ尿漏れを引き起こすのか、どのような症状に注意すべきか、そして適切な治療法について専門家の知見をもとに詳しく解説します。腰椎椎間板ヘルニアによる神経の圧迫は、膀胱直腸障害という重篤な状態を引き起こすため、正しい知識を身につけることが重要です。

椎間板ヘルニア 尿漏れが起こる神経圧迫のメカニズム

椎間板ヘルニア 尿漏れ

腰椎椎間板ヘルニアによる尿漏れは、椎間板が神経根を圧迫することで膀胱を制御する神経が障害されることが原因です。腰椎は5つの椎骨で構成されており、それぞれの間にクッションの役割をする椎間板があります。

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一方で、ヘルニアの発症メカニズムについて、専門家は以下のように説明しています。

椎間板が押しつぶされて出てきてしまう状況をヘルニアと言います。この背骨のところに神経が通っていて、この神経に触れることによって、様々な症状が起こります。

理学療法士 笹川先生(動画 00:01:09)

その結果、椎間板ヘルニアによる神経圧迫は、以下のような症状を引き起こす可能性があります:

神経圧迫による症状具体的な症状緊急度
腰痛や下半身のしびれヘルニアが神経根を圧迫すると、腰痛や下半身のしびれが起こる傾向があります
排尿障害膀胱を制御する神経が圧迫されることで、頻尿、尿意を感じにくくなる、尿が出にくい、尿漏れが起こる可能性があります
下肢の筋力低下や麻痺神経が圧迫されることで、下肢の筋力低下や麻痺が起こることがあります

椎間板ヘルニアの主な症状をチェック|尿漏れ以外にも注意すべきサイン

椎間板ヘルニア 尿漏れ

椎間板ヘルニアは腰痛だけでなく、進行すると様々な神経症状を引き起こします。このため、以下の症状が現れた場合は、神経が圧迫されている可能性が高く、早期の医療機関での診断が重要になります。

運動麻痺(足の動きに関する症状)

神経の圧迫により足首を動かしたり歩いたりする筋肉に影響が出ると、運動麻痺が起こります。足首が上がらなくなったり、つまずきやすくなったりする症状が特徴的です。

足首が上がらなくなったり、つまずいたりするわけです。気づかずにつまづいてしまう人も結構います。年齢が高くなるとつまずいて転んで骨折ということも起きますので、足首が動かなくなったりした場合は、すぐ病院に行って診てもらった方がいいです。

理学療法士 笹川先生(動画 00:02:17)

これは神経が傷ついている明らかなサインであり、すぐに整形外科を受診すべき症状です。

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しびれ(感覚障害)

下肢のしびれは椎間板ヘルニアの代表的な症状の一つです。砂嵐のような感覚と表現されることもあり、触っている感覚がなくなったりします。このしびれも神経が圧迫されている可能性を示しています。

膀胱直腸障害(排尿・排便の問題)

おしっこが出にくい、残尿感がある、尿漏れが起こるといった膀胱直腸障害について、専門家は以下のように説明しています。

おしっこが出にくいとか、なんかおしっこしたんだけどなんか残っているなとか、そういった感じです。膀胱を緩めておしっこを出したりとか、そういった機能が神経にもあるのですが、そういったところが衰えると、おしっこが出にくくなったりするのです。そうするとこの場合、手術が必要な状況になります。

理学療法士 笹川先生(動画 00:03:21)

これは手術治療が必要な状況を示す重要なサインです。膀胱を制御する神経の機能が低下することで、これらの症状が現れます。

椎間板ヘルニアの治療法|保存的治療から手術治療まで

椎間板ヘルニア 尿漏れ

椎間板ヘルニアの治療法は症状の程度や原因に応じて選択されます。一般的に、軽度の場合は保存的治療から開始し、重篤な神経症状がある場合は手術治療が検討されます。

また、治療の選択において最も重要なのは、腰を支える筋肉の強化であると専門家は指摘しています。

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保存的治療による症状改善

まず第一に推奨されるのは運動療法です。腰を支えている筋肉(腸腰筋、多裂筋、腹筋群)をしっかりと鍛えることで、椎間板への負担を軽減し、症状の改善が期待できます。

腰を支えている筋肉をしっかり働かせる。また、お腹の周りにも筋肉というのがありますので、そこをしっかり鍛えてあげるというのが第一です。まず1つは、この腰を支える筋肉を鍛えてあげましょうということです。

理学療法士 笹川先生(動画 00:06:51)

さらに、痛みが強い場合には、ブロック注射などの薬物治療も選択肢となります。炎症を抑える薬や痛み止めを神経の近くに注射することで、症状の緩和を図ります。ただし、効果には個人差があり、すべての患者様に同様の効果が期待できるとは限りません。

手術治療が必要なケース

以下のような場合には、手術治療が検討されます:

  • 保存的治療で改善しない重篤な痛みやしびれ
  • 運動麻痺(足の筋力低下)
  • 膀胱直腸障害(尿漏れ、排尿困難など)

現在では内視鏡を使用した低侵襲手術も普及しており、傷口を小さくすることで術後の回復を早めることが可能になっています。その結果、手術後は必ずリハビリテーションを行い、腰を安定させる筋肉を段階的に強化していきます。

専門家が警告する術後の注意点とリハビリテーション

椎間板ヘルニア 尿漏れ

手術治療後のリハビリテーションについて、専門家は重要な警告を発しています。

手術した後、すぐに急激に強い運動を行うと再発するリスクというのが非常に高いのです。なぜかというと、一回ヘルニアが出ると、この通路みたいなものが出来上がってしまうのです。だから手術してすぐに強い運動すると、また再発する可能性があります。

理学療法士 笹川先生(動画 00:09:01)

このため、手術後は急激に強い運動を行うと再発リスクが高まるため、段階的なリハビリテーションが不可欠です。一度ヘルニアが起こると通路ができてしまうため、適切な管理なしに強い負荷をかけると再発の可能性があります。

腰を安定させる筋肉(腸腰筋、多裂筋、腹斜筋、腹横筋)の段階的な強化が、再発防止の鍵となります。

緊急受診が必要な危険なサイン

椎間板ヘルニア 尿漏れ

以下の症状が現れた場合は、緊急に整形外科または泌尿器科を受診することが重要です:

  • 尿や便が出にくい、または漏れてしまう
  • 足首が上がらなくなった、つまずきやすくなった
  • 下肢の感覚が著しく低下した
  • 筋力低下が急速に進行している

これらの症状は神経の重篤な損傷を示している可能性があり、放置すると後遺症が残るリスクが高まります。早期の診断と適切な治療により、症状の改善や悪化の防止が期待できます。特に膀胱直腸障害は、MRI検査による詳細な診断と、場合によっては緊急手術が必要となる重篤な状態です。

日常生活でできる予防・改善策

椎間板ヘルニア 尿漏れ

椎間板ヘルニアの予防や症状の管理において、日常生活での取り組みが重要な役割を果たします。このため、以下のような対策が有効とされています:

適切な姿勢の維持

長時間のデスクワークや重労働は腰痛の原因となります。定期的な姿勢の変更や適度な休憩を取り入れることで、椎間板への負担を軽減できます。また、正しい座り方や立ち方を身につけることも重要です。

筋力トレーニング

腰を支える筋肉群(特にコアマッスル)を段階的に強化することで、椎間板への負担を分散し、症状の改善や再発防止に役立ちます。ただし、急激な運動は避け、専門家の指導のもとで行うことが推奨されます。

体重管理

適正体重の維持は椎間板への負担軽減に直結します。バランスの取れた食事と適度な運動により、健康的な体重管理を心がけましょう。体重の増加は腰椎への負荷を増大させ、ヘルニアの悪化要因となる可能性があります。

椎間板ヘルニア 尿漏れに関するよくある質問

椎間板ヘルニア 尿漏れ

Q. 椎間板ヘルニアが進行すると、排尿障害が起こることはありますか?

A. はい、椎間板ヘルニアが進行すると、頻尿、尿意を感じにくくなる、尿が出にくい、尿漏れといった排尿障害が起こる可能性があります。これは神経を圧迫することで膀胱を制御する神経が影響を受けるためです。

Q. 尿漏れなどの排尿障害が出た場合、すぐに手術が必要ですか?

A. 排尿障害は緊急性の高い症状です。尿や便が出にくい、漏れてしまうという症状が出た場合は緊急手術が必要なこともあり、放置すると後遺症の可能性が高まります。速やかに医療機関を受診してください。

Q. 腰椎椎間板ヘルニアではどのような症状が見られますか?

A. 主な症状として腰痛、下肢のしびれ、筋力低下があります。進行すると排尿困難(頻尿や残尿感、失禁など)が生じるケースもあります。どの神経が圧迫されるかによって症状の範囲は異なります。

Q. 椎間板ヘルニアによる神経圧迫はどのような症状を引き起こしますか?

A. 神経圧迫により腰痛や下半身のしびれ、下肢の筋力低下や麻痺、そして膀胱を制御する神経が圧迫されることで頻尿、尿意を感じにくくなる、尿が出にくい、尿漏れといった排尿障害が起こる可能性があります。

Q. 手術後のリハビリテーションはなぜ重要なのですか?

A. 手術後に急激に強い運動を行うと再発するリスクが非常に高いためです。一度ヘルニアが出ると通路ができてしまうため、段階的なリハビリで腰を安定させる筋肉を適切に強化することが再発防止に不可欠です。

Q. 椎間板ヘルニアの予防に効果的な方法は何ですか?

A. 腰を支える筋肉(腸腰筋、多裂筋、腹筋群)の強化、適切な姿勢の維持、体重管理が重要です。長時間のデスクワークでは定期的な姿勢変更や休憩を取り入れ、重労働時は正しい動作を心がけることが予防に効果的です。

Q. どのような場合に緊急受診が必要ですか?

A. 尿や便が出にくい・漏れる、足首が上がらない・つまずきやすい、下肢の感覚低下、急速な筋力低下などの症状が現れた場合は緊急受診が必要です。これらは神経の重篤な損傷を示している可能性があります。

まとめ|椎間板ヘルニア 尿漏れの重要ポイント

椎間板ヘルニア 尿漏れ

椎間板ヘルニアによる尿漏れや排尿障害は、神経圧迫という重篤な状態を示している可能性があります。専門家が指摘するように、これらの症状は膀胱直腸障害として分類され、緊急性の高い医学的問題です。

症状を放置せず、適切な医療機関での診断と治療を受けることが、症状の改善と後遺症の予防につながります。また、日常生活での予防策も併せて実践し、健康な腰椎を維持していきましょう。特に、腰を支える筋肉の強化と適切な姿勢の維持は、長期的な健康管理において不可欠な要素です。

※この記事は医療情報の提供を目的としており、特定の治療を推奨するものではありません。症状がある場合は必ず医療機関を受診し、医師の診断を受けてください。

参考情報:

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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