最終更新:2024.04.30

腰痛予防に効果的な筋トレとは?鍛えるためのおすすめメニューと注意点を解説

「デスクワークばかりで腰痛が心配」
「腰痛にならないために筋トレをしてみたい」
「腰痛を予防する筋トレのメニューが知りたい」

このような悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

この記事では、腰痛予防に効果的な筋トレについて解説をします。

最後まで読むと、腰痛予防に効果的な筋トレメニューと行う際の注意点腰痛の原因などもわかります。

ぜひ参考にしてみてください。

 

おすすめ!腰痛予防に効果的な筋トレメニュー5選

腰痛 筋トレ

腰痛にならないためには、背骨と腰を支えている筋肉を鍛えることが重要です。
筋肉が弱いと、体の中心部分に当たる腰に負担をかけてしまいます。

 

腰痛予防に効果的な筋トレメニューは、主に以下の5つがあります。

  1. ヒップリフト
  2. スクワット
  3. プランク
  4. ドローイン
  5. バイシクルクランチ

 

比較的誰にでも行える筋トレメニューです。

筋トレは正しい姿勢で行うことが大切なため、最初は鏡でフォームを確認しながら取り組んでみましょう。

紹介する筋トレは、腰痛改善にも有効ですが、特異的腰痛(腰椎椎間板ヘルニア、圧迫骨折、脊柱管狭窄症など)を患っている人は主治医と相談したうえで行ってください。
※「特異的腰痛」とは原因が特定できる腰痛のこと

 

【腰痛の分類】

特異的腰痛腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、圧迫骨折、感染性脊柱炎、内臓疾患など
非特異的腰痛急性腰痛症、慢性腰痛症など

 

詳しく解説していきます。

 

①ヒップリフト

ヒップリフトは、お尻や腰、太ももの筋肉を鍛えるトレーニングで、インナーマッスルの強化につながります。

継続して行えばヒップアップ効果も期待できるため、ボディメイクにもおすすめです。

 

【ヒップリフトのやり方】
①仰向けに寝て、膝を90度になるように曲げる
②両手は体の横に伸ばして、手のひらを床に付けた状態にする
③足を腰幅くらいに広げて、かかとを床につける
④肩で体重を支えながら、膝から胸が一直線になるようにお尻をゆっくり持ち上げる
⑤お尻を上げた状態を、30秒~1分ほどキープする
⑥キープし終えたらゆっくりと腰と背中を下ろして、①~⑥を繰り返す

【ヒップリフトの回数】
筋力や体力に合わせて、30秒〜1分ほどキープ×10〜15回を1セットとして、3セット行うとよいでしょう。

【ヒップリフトのコツ】
・足が床から浮かないようにする
・腰を反らし過ぎない
・お尻を上げるときに息を吐き、下げるときに息を吸う
・お腹とお尻に力を入れるイメージで持ち上げる
・頭と肩を上げないようにする
・肩や首に力を入れすぎない
・キープするときは一直線を意識する
・反動を使わず、ゆっくりと行う

 

ヒップリフトは、しっかりとキープするのがポイントです。

続けて3セット行うのが難しい場合は、セットの合間に1分ほど休憩をはさんでください。

 

②スクワット

スクワットは、膝を曲げて腰を上下させるトレーニングのことで、太ももとお尻など体を支える土台となる下半身を鍛えます。

 

【スクワットのやり方】
①足を肩幅くらいに開いて、つま先を少し外側へ向ける
②膝をつま先と同じ方向へ向ける
③お腹に少し力を入れた状態で背筋を伸ばし、胸を張る
④両手を前へ突きだすか、胸の前で組む
⑤お尻を後ろに引きながら、膝が90度になるくらいまで腰を下ろす
⑥腰を上げて元の姿勢に戻す
⑦ ①~⑥を繰り返す

【スクワットの回数】
スクワットの回数は、①~⑥を10~15回を1セットにし、3セット行うのが目安です。

【スクワットのコツ】
・上半身を倒し過ぎない
・腹筋に力を入れた状態にする
・胸を張るが、腰を反らさないようにする
・スクワット中に膝がつま先より前に出ないようにする
・息は止めず、膝を曲げたときに吸い、立つときに吐く
・立ち上がるときに膝を伸ばしきらないように続ける
・猫背にならないようにする
・かかとに体重を乗せる

 

腰の上下動作でふらつく場合は、最初は何かに捕まりながらスクワットを行っても大丈夫です。

また、膝を90度に曲げるのが難しければ、45度くらいの浅めからスタートしてみてください。

 

③プランク

プランクは、前腕と肘、両足のつま先を地面に付けた状態で体を浮かすトレーニングです。
体をあまり動かさずに体幹を鍛えられ、体のゆがみも矯正できます。

 

【プランクのやり方】
①両腕を肩幅に開き、両肘をL字に曲げ床につけて、うつ伏せ状態をとる
②脇を締め肘を肩関節の真下にして、背筋を伸ばし、腰を浮かせる
③両脚はそろえ、頭・背中・腰・かかとが一直線になるように保つ
④体が床と並行になっている状態を約30秒キープする

【プランクの回数】
プランクは④の状態をできる限り長く続けるのがポイントです。
最初は1セット30秒を5セット行うのが目安。慣れてきたら、キープする時間を増やしていきましょう。

【プランクのコツ】
・お腹に力を入れる
・キープ中は自然な呼吸をする
・腰を反らさない
・お尻が落ちないように意識する
・おへそを見る感じで、あごは引く
・腕に力を入れすぎない

 

プランクは、筋力が少ない人でも比較的取り組みやすい筋トレです。

正しく行うポイントは体を一直線に保つこと。姿勢が崩れたら必ず修正をしてください。

 

④ドローイン

ドローインは、お腹を膨らませたりへこませたりして行う体幹トレーニング。お腹周りのインナーマッスルである腹横筋を鍛えます。

 

【ドローインのやり方】
①仰向けになり、膝を90度まで曲げる
②お腹に空気を入れ込むイメージで、大きく息を吸う
③息を限界まで吸ったら一度息を止め、息を吐き出す
④完全に息を吐き出してお腹をへこませる
⑤お腹をへこませた状態を30秒ほどキープする
⑥ ①~⑤を5回繰り返す

【ドローインの回数】
ドローインは、5回(1セット)を5セット行うのが目安です。
30秒のキープが難しければ、15秒と短い秒数から始めてみましょう。

【ドローインのコツ】
・お腹をへこませたときにお腹の筋肉を意識する
・30秒のキープ中も呼吸は行う
・できるだけ連続してトレーニングをする
・背中を丸めないようにする
・食後は避ける

 

ドローインは、仰向けで行うことが多いですが、呼吸による筋トレなので立った状態でも座った状態でも可能です。

高齢者や運動が苦手な人でも手軽に行え、場所や時間も選ばずお金もかからないため、誰でも続けやすいトレーニングです。

 

⑤バイシクルクランチ

バイシクルクランチは、腰をひねることで筋肉に負荷を与えて大腰筋や腹直筋・腹斜筋を鍛えられるトレーニングです。

寝転がるスペースさえあれば取り組めます。お腹周りが気になっている人におすすめの筋トレです。

 

【バイシクルクランチのやり方】
①床に仰向けに寝転がる
②膝を直角に曲げて軽く持ち上げ、ふくらはぎが床と平行になるように保つ
③両手を頭の後ろで組んで、上半身を浮かす
④右足はまっすぐ伸ばし、左足を胸へ引きつけて、右上半身を左足へ近づける
⑤右肘と左膝をくっ付けるように上半身をひねる
⑥足を③の状態に戻したら、逆も同じように行う
⑦ ④~⑦の動作を繰り返す

【バイシクルクランチの回数】
バイシクルクランチは、左右20回が1セット。2〜3セット行うと効果的です。

【バイシクルクランチのコツ】
・両足は浮いた状態で行う
・反動を使わない
・できるかぎり上半身をひねる
・腹筋に刺激があるか意識しながら行う
・自転車をこぐイメージで行う
・上半身をひねった状態で2秒程度キープすると効果が上がる

 

バイシクルクランチは慣れないとフォームが崩れやすい筋トレであるため、動作をゆっくり丁寧に行いましょう。

トレーニングが苦しい場合は、1セット行った後に休憩を1分程度はさんで再開してください。

 

知っておこう!腰痛予防に効果的な筋トレ3つの注意点

腰痛 筋トレ

腰痛予防で筋トレを行う際には、以下の3つに注意する必要があります。

 

  1. 正しいフォームで行う
  2. 筋肉に負荷をかけ過ぎない
  3. 適度な頻度で取り組む

 

この3つを意識しないと、逆に腰を痛める原因となってしまいます。
注意点を知ることで、効果的に筋トレを行ってください。

 

①正しいフォームで行う

筋トレは、正しいフォームで行わないと、腰や肩などに大きな負荷をかけてしまう場合があります。
腰痛を防ぐための筋トレなのに、本末転倒に。

正しいフォームで筋トレをすることは、鍛えるべき筋肉を強化してくれ、腰痛になるリスクを下げてくれます。

たとえば、スクワットを猫背やつま先に体重をかけた間違ったフォームでトレーニングしてしまうと、腰や他の筋肉を痛めてしまいます。

特にダンベルなどを使って行う筋トレの場合は、過度な負担がかかりやすいので注意が必要です。

最初は、回数は気にせず、正しいフォームで行えているかを意識してください。
不安な場合は、誰かに見てもらったり鏡で確認しながらトレーニングをしましょう。

 

②筋肉に負荷をかけ過ぎない

筋トレに慣れると、回数を増やしたり上級者向けの筋トレを目指したくなるもの。

負荷をかけ過ぎたままトレーニングをしてしまうと、筋肉が耐えられなくなり関節などを痛めて、腰痛を引き起こす要因となります。

トレーニングで筋肉を強化するには、体の慣れと時間が必要です。

筋トレを行う際には、急に回数を多くするのではなく、負荷を少しずつ増やしていくことが大切です。

また、体の違和感や痛みを感じた場合はトレーニングをすぐ中止してください。
痛みがある状態でトレーニングをしても、筋トレの効果は得られません。

簡単な筋トレでも適度な疲れを感じたら無理をしないようにしましょう。

 

③適度な頻度で取り組む

筋トレは、筋肉に負荷を与えて強化していきます。

筋肉は、トレーニング後に休息をとることで回復するため、適度な頻度で筋トレをする必要があります。

筋肉が強化されるサイクルは以下のとおりです。

 

【筋肉が強化されるサイクル】

1.筋トレをして筋肉に負荷がかかる
2.体を休めることで筋肉に栄養が行きわたる
3.ダメージに強い筋肉ができる
4.さらに負荷を増やす
5.体を休めることで筋肉に栄養が行きわたる
6.同じ筋トレを行っても、大丈夫な体になる

 

このように筋肉が強化される前に、トレーニングを再開してしまうと回復しきれてない筋肉にダメージを与えてしまうことに。

筋肉は回復するのに24〜72時間ほどかかるといわれているため、最低でも1日は空けて行うのがベストです。
筋肉痛が残ってる状態であれば、痛みが無くなった後に行いましょう。

もし毎日筋トレを続けたい場合は、鍛える部分を変えながら行うのも1つの手段です。

 

なぜ起こる?腰痛になる3つの原因

腰痛 筋トレ

病院でレントゲンやMRIで検査をしても原因を特定できない腰痛を「非特異的腰痛」といいます。

ほとんどの腰痛は、非特異的腰痛にあたります。

 

【腰痛の分類】

特異的腰痛腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、圧迫骨折、感染性脊柱炎、内臓疾患など
非特異的腰痛急性腰痛症、慢性腰痛症など

 

腰痛に悩まされる原因は、主に次の3つです。

 

  1. 生活習慣
  2. 姿勢
  3. 疲労

 

人間の体は腰痛が起こりやすい構造であるため、負荷のかかる姿勢や行動を続けると、背骨のゆがみなどから腰痛を引き起こしやすくなります。

詳しく解説していきます。

 

①生活習慣

腰痛は毎日の生活習慣に関係しています。

長時間のデスクワークや運動不足による筋力の低下など、腰を支える力が弱まったときに起こりやすいです。

豊富な食べ物や便利な乗り物を選べる時代なので、食べすぎや運動不足による肥満にも気をつけましょう。

肥満でお腹が出てしまうのは、体幹の筋力の衰えと内臓脂肪が付いてしまうためです。

お腹が出ると、立った状態の時に背骨が反った状態になりやすく、骨盤のゆがみから内臓を正しい位置に維持できなくなります。

この状態は、さらに筋肉を働きにくくして脂肪の蓄積するといった悪循環を招き、自然と腰に負担をかけてしまうことに。

逆に細すぎる人も、骨を支える筋肉が少ないので要注意です。

適度な食事と運動を心がけて、腰痛にならない体づくりをしましょう。

 

②姿勢

姿勢も腰痛と深い関わりがあります。
どのような姿勢が腰痛になるのかというと、下記のとおりです。

 

【腰痛になりやすい姿勢】

・長時間同じ姿勢をとる
・椅子に座ったときに足を組む
・重心を片足にかけて立つ
・床にすわるときに横座りをしてしまう
・スマホやPCの作業が多い
・寝転んでテレビを見てしまう
・内股やガニ股になっている

 

現在、スマホやPCを持っていない人は少ないため、猫背(背中が丸まって内側反った状態)や前かがみになりやすいので注意が必要です。

この姿勢を長く取り続けると筋力が衰えて正しい姿勢を維持できなくなります。

上半身から下半身につながっている大腰筋は、姿勢の維持に欠かせない筋肉です。
腰痛にならないように日頃からの姿勢を意識しましょう。

 

③疲労

仕事や生活をしていると、無意識のうちに疲労が蓄積します。

特に運送や物流、建築などで力仕事に携わっている人は、体の疲労が大きいです。
適度な力仕事は筋力を付けますが、オーバーしてしまうと筋肉を痛める原因に。

腰は上半身を支える役割があり、腰周りにある筋肉や神経に負担がかかりやすい部分です。

また、精神的な疲労=ストレスも腰痛に大きく関わっていると考えられています。
ストレスは自律神経を乱し、交感神経の働きが高まることで緊張状態を作るため、自然と筋肉を硬直させ腰への負担を高めるともいわれています。

たとえば、就職の面接前は緊張で肩や首が凝り、面接後は安心感から筋肉の緊張がほぐれます。

このような観点から、ストレスと腰痛は関連性があるのではないかと考えられているのでしょう。

疲労は、腰痛だけでなく心身に重い症状を引き起こしかねないため、十分な休養を取ることが大切です。

 

筋トレで腰痛が防げる3つの理由

腰痛 筋トレ

日常の腰を曲げる動作や長時間のデスクワークは、無意識に腰に負担をかけています。
腰痛にならないためには、適度な筋トレで防ぐことが可能です。

筋トレで腰痛が防げる理由は、以下の3つ。

 

  1. 筋肉が増える
  2. 血行が良くなる
  3. 姿勢が改善される

 

順番に説明していきます。

 

①筋肉が増える

筋トレは、鍛えて筋肉を増やすトレーニングです。

腰周りの筋肉が多いと、体を支える腰の負荷を軽減できます。

たとえば、スポーツで飛んだり跳ねたりした際に、筋肉が多いと関節と骨への衝撃を少なくしてくれるため、怪我のリスクが減ります。

逆に筋肉が少ないと、ダイレクトに衝撃が加わり、骨折や関節を痛めるリスクが高まります。

筋トレによって十分な筋力をつけて、健康な体を維持しましょう。

 

②血行が良くなる

筋トレをすると血液の流れが良くなります。

筋肉には、体温を上げて血行を促進する作用があるためです。

筋肉量が多ければ、血流量が増えて熱を発することで体が温まり、筋肉量が少ないと冷えによる凝りや痛みを引き起こしやすくなるといった具合です。

また、リンパの流れも良くしてくれるため、痛みの原因となる老廃物の排出も促してくれます。

筋トレで筋肉量が増えれば、基礎代謝も上がって血流が良くなるといったサイクルができるので、腰痛になりにくい体づくりを目指せます。

 

③姿勢が改善される

筋トレを行うと正しい姿勢を維持しやすくなるため、腰痛になりにくくなります。

正しい姿勢は、背中・腹筋・お尻・腿・ふくらはぎなど多くの筋肉を使わないと維持できません。

筋トレで鍛えた筋肉は、今まで支えられなかった体をしっかりキープしてくれます。

ただし、日頃から重心の偏った悪い姿勢をしないように気をつけないと、筋トレの効果を得られにくいので注意しましょう。

体幹を鍛えて筋肉の量を増やし、正しい姿勢になれば腰痛に対する悩みも少なくなります。

 

筋トレが困難なら!腰痛予防できるストレッチ5選

腰痛 筋トレ

筋トレはハードルが高いと悩む人には、ストレッチがおすすめです。

ストレッチは、筋肉を良い状態にする目的で、筋肉を引っ張って柔軟性を高めるために行う運動です。

ストレッチを行えば、関節の可動域を広げてくれ、呼吸を整えたり精神的な緊張をほぐせます。

筋トレよりも簡単に行えるため、ストレッチから始めてみるのもよいですよ。

 

  1. 腸腰筋をほぐすストレッチ
  2. 腰を丸めて行うストレッチ(キャット&ドック)
  3. 腰周りの筋肉をほぐすストレッチ
  4. 背中と腰の筋肉を伸ばすストレッチ
  5. 太もも後ろの筋肉を伸ばすストレッチ(ジャックナイフストレッチ)

 

ここでは、腰痛を予防できるストレッチを5つ紹介します。

 

①腸腰筋をほぐすストレッチ

腸腰筋とは、大腰筋と腸骨筋の2つの筋肉から構成されている股関節の前の筋肉です。

上半身と下半身をつなぐ重要な筋肉なので、柔軟性を維持するためにしっかりほぐしましょう。

 

【腸腰筋をほぐすストレッチのやり方】

①膝立ち状態から、まず左足の膝を90度になるように前へ出す
②両手は左膝の上へ乗せる
③右股関節を前へ押し出すように動く
④この状態を10~20秒程度キープする
⑤重心を前に乗せる
⑥反対側も同じように行う

①~⑥を2〜3回繰り返します。

 

②腰を丸めて行うストレッチ(キャット&ドック)

腰を丸めて行うストレッチは「キャット&ドック」と呼ばれています。
背中を反らす運動が猫や犬が伸びをしている姿と似ているためでしょう。

骨盤や脚など下半身をつなぐ腰椎を緩める効果があります。

 

【腰を丸めて行うストレッチ(キャット&ドック)のやり方】

①床に四つん這いになる
②肘は伸ばしたままで、手は肩の真下へ膝は腰幅に調整する
③息をゆっくり吐きながら背中を丸めて、頭を下げて視線はへそに向ける
④息を吸いながら背中を反らしお尻をあげて、視線は斜め上を見る

①~④を1セットとし、5セットを目安に繰り返します。

 

③腰周りの筋肉をほぐすストレッチ

タオルを使って腰周りの筋肉をほぐすストレッチです。

 

【腰周りの筋肉をほぐすストレッチのやり方】

①仰向けになる
②両膝を立てる
③丸めたタオルを背中と床の間へ入れる
④タオルの位置を腰の上にしたら、両膝を左右に倒すのを繰り返す
⑤タオルが自然に骨盤の位置まで来たら止める

このストレッチは寝た状態で行うため、お風呂上がりや寝る前などにやるのがおすすめです。

 

④背中と腰の筋肉を伸ばすストレッチ

仰向けから丸まることで、背中と腰の筋肉を一緒に伸ばせるストレッチです。

 

【背中と腰の筋肉を伸ばすストレッチのやり方】

①仰向けに寝ます
②両膝を両手で抱えて、胸へ引き寄せる
③ ②の状態で上半身を起こし、丸まった状態になる
④ ③の状態で、背中と腰の筋肉を伸ばす
⑤ ①に状態に戻す

日常でこのような状態になることは少ないので、やってみると凝り具合がよくわかります。

 

⑤太もも後ろの筋肉を伸ばすストレッチ(ジャックナイフストレッチ)

太もも後ろの筋肉を伸ばすストレッチ(ジャックナイフストレッチ)を行うと、骨盤の動きが良くなり、腰への負担が軽減します。

ジャックナイフ=折りたたみナイフのような動きをするストレッチです。

 

【太もも後ろの筋肉を伸ばすストレッチ(ジャックナイフストレッチ)のやり方】

①かかとを付けて姿勢を低くする、手は各足首を持つ
②手で各足首を掴み、胸と太ももを着ける
③胸と太ももが離れないように注意しながらゆっくりお尻を上げ、頭を下げる
④限界の位置まで来たら、そのまま5~20秒程度キープする

①~④を5回繰り返すのを1セットとし、2セットを目標に行うと柔軟性が増します。

前屈で床に手がつかない人でも楽にできる効率的な方法です。

 

腰痛を予防できるストレッチを5つ紹介しましたが、筋トレと同じく、特異的腰痛(腰椎椎間板ヘルニア、圧迫骨折、脊柱管狭窄症など)の人は、主治医と相談したうえで無理せず行ってください。

 

まとめ

腰痛 筋トレ

いかがだったでしょうか。

この記事では、腰痛予防に効果的な筋トレメニューと行う際の注意点腰痛の原因筋トレを行う理由ストレッチについて解説をしました。

腰痛にならないために筋肉を鍛えることは大切です。

腰痛に悩まされる要因は、生活や仕事、加齢などさまざまで、姿勢や運動不足も引き金になる可能性が高いです。

 

【腰痛予防に効果的な筋トレメニュー】

  • ヒップリフト
  • スクワット
  • プランク
  • ドローイン
  • バイシクルクランチ

 

【腰痛予防に効果的な筋トレの注意点】

  • 正しいフォームで行う
  • 筋肉に負荷をかけ過ぎない
  • 適度な頻度で取り組む

 

【腰痛予防できるストレッチ】

  • 腸腰筋をほぐすストレッチ
  • 腰を丸めて行うストレッチ(キャット&ドック)
  • 腰周りの筋肉をほぐすストレッチ
  • 背中と腰の筋肉を伸ばすストレッチ
  • 太もも後ろの筋肉を伸ばすストレッチ(ジャックナイフストレッチ)

 

適度な筋トレやストレッチを、注意点を意識しながら、継続して行って腰痛を予防していきましょう。

もし腰痛になった場合は、自己判断せず、整体院や病院で早めに処置をしてもらってくださいね。

 

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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