「腰椎すべり症って整体で治るの?」
「腰椎すべり症でやってはいけないことはある?」
腰椎すべり症と診断された方のなかには、このような疑問をもつ方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、腰椎すべり症が整体で治る理由やすべり症でやってはいけないことについて解説します。
最後までお読みいただくと、腰椎すべり症の方が日常生活で気をつけるべきポイントがわかるでしょう。
また、すべり症の症状チェックシートもご用意しました。
診断はされていないけど、すべり症「かもしれない」と思う方もぜひ本記事をチェックしてみてください。
目次
腰椎すべり症の症状チェックシート
まず腰椎すべり症の症状が、自分の症状と合っているか確認してみましょう。
以下の項目にあてはまる数が多いほど、腰椎すべり症の可能性が高いです。
確定診断のため、医療機関の受診を検討しましょう。
- □腰やおしりに痛みがある
- □足の痛みやしびれがある
- □長時間立っているのがつらい
- □腰を反らすと痛みがある
- □腰をかがめると楽になる
- □尿漏れや尿や便が出にくい(排泄障害:はいせつしょうがい)
- □休憩なしで歩き続けることができない(間欠性跛行:かんけつせいはこう)
腰椎すべり症は整体で治る!|セルフケア整体の施術症例
腰椎すべり症による症状は、整体の施術で改善が期待できます。
今回はセルフケア整体での施術例をご紹介します。
1回の施術で大きな効果が実感できている一例です。
丁寧なカウンセリングと適切な施術、そして個別性に富んだセルフケア指導で高い効果を実現しています。
このように腰椎すべり症は整体で治ることが期待できます。
腰椎すべり症とは|2種類のすべり症の特徴と症状を解説
腰椎すべり症は「腰椎分離(ようついぶんり)すべり症」と「腰椎変性(ようついへんせい)すべり症」にわけられます。
メカニズムは異なりますが、症状に大きな違いはありません。
本項では2つのすべり症について解説します。
腰椎分離すべり症
腰椎分離すべり症とは、腰椎が分離している状態で上下の骨にずれ(すべり)が生じている状態です。
背骨を構成している「椎体(ついたい)」と椎体から後ろにのびる「椎弓(ついきゅう)」とが分離することを腰椎分離症とよびます。
この状態を放置すると分離した腰椎がグラグラしてしまい、上下の骨にずれ(すべり)が生じてしまいます。
これが腰椎分離すべり症です。
つまり、腰椎分離すべり症とは根本に腰椎分離症があり、結果的に腰椎がずれた(すべった)状態をいいます。
腰椎変性すべり症
腰椎変性すべり症とは椎間板(ついかんばん)や靭帯(靭帯)、関節などの腰椎を固定している組織が変性を起こすことです。
それにともない腰椎の安定性がなくなり、腰椎にずれ(すべり)があらわれるのです。
腰椎変性すべり症の主な原因は加齢といわれています。
長期間にわたる腰への負荷などによってゆっくり腰椎が変性を起こして発症します。
そのため、分離すべり症と比較して高齢の方に発症しやすく、ホルモンバランスの関係から骨などの組織が変性を起こしやすい女性に多いようです。
症状はどちらも同じ
腰椎分離すべり症と腰椎変性すべり症は、症状はどちらも同じです。
これは、どちらも脊髄神経の圧迫が主な要因であるためです。
すべりの程度にもよりますが、症状として以下があげられます。
- ・腰痛
- ・坐骨神経痛(下半身の痛みやしびれ)
- ・間欠性跛行(長時間歩けない)
すべりが強くなってくると、腰椎の後ろを走る脊髄神経が圧迫され、下半身に痛みやしびれがあらわれるのです。
また、長い距離を歩くと痛みやしびれが出現し、かがむことで楽になる「間欠性跛行(かんけつせいはこう」とよばれる症状も多く見られます。
腰椎すべり症を改善するストレッチをご紹介
腰椎すべり症を改善に導く4種類のストレッチをご紹介します。
痛みが強くなったり、ほかの部位に痛みがでたりする場合は中止してください。
腰椎や周囲の筋肉のストレッチ
腰椎やその周りの筋肉をストレッチしましょう。
腰椎は、腰椎すべり症でもっとも負荷のかかる部位といっても過言ではありません。
腰椎や周囲の筋肉が硬くなることで、身体の柔軟性が低下し、腰椎すべり症が悪化してしまう可能性があります。
そのため以下のストレッチをおこない、腰椎やその周囲の筋肉にかかる負荷を軽減してあげましょう。
1日3回を目安におこなうと効果的です。
- ①仰向けで横になります
- ②両膝を曲げて、両腕で抱えてゆっくり胸に引き寄せます
- ③20~30秒ほどキープしましょう
背筋のストレッチ
つぎに、背中の筋肉をストレッチします。
腰椎すべり症では、背中を支える背筋には大きな負荷がかかっている状態です。
そのため背筋の負荷を軽減して、神経の負担を減らすことで症状がやわらぐことが期待できます。
今回のストレッチは椅子に座っておこないます。
- ①両手を身体の前で絡ませて、前方に突き出します
- ②突き出した手とお腹の間に丸い空間をつくるイメージで腰を丸め、5〜10秒キープしましょう
- ③姿勢を元に戻します
腸腰筋のストレッチ
腸腰筋のストレッチも腰椎すべり症に効果的です。
腸腰筋は、お腹側の背骨や骨盤、股関節、そして太ももの内側につく筋肉です。
この筋肉が硬くなってしまうと、背骨を後ろに押し出して支える力が弱まるため、腰が反りやすい状態となり、腰への負担が増えます。
そのため、腸腰筋のストレッチが腰椎すべり症に効果を示すのです。
腸腰筋ストレッチの方法は以下のとおりです。
毎日左右3回ずつおこなうのが理想的です。
- ①座ったときに足全体が床につく高さの椅子を用意しましょう。
- ②足が半分外側に出て、おしりも半分出ている位置で座ります。
- ③そのまま外へ出している足を後ろに引きましょう。
- ④足の付け根あたりに効いているのを確認して、つま先を立てた状態で10秒キープします。
太ももの前側のストレッチ
太ももの前側をストレッチしましょう。
太ももの前側にある筋肉が硬くなると、骨盤が前に傾き、骨盤に引っ張られる形で腰が反った状態になります。
こうして反り腰になってしまい、太ももの前側にストレスがかかるのです。
ではストレッチを解説します。
1日3回を目安におこなうとよいでしょう。
- ①身体を横向きにして床に寝ましょう
- ②上側にある足首を、上側にある手で持ち、かかとをおしりに引きつけます
- (このとき、腰が反らないように気をつけましょう)
- ③太ももの前側の伸びを感じたら、30秒キープして深呼吸します
- ④反対側も同様におこないましょう。
【厳禁】腰椎すべり症でやってはいけない5つのこと
腰椎すべり症でやってはいけないことは以下のとおりです。
- 1.重いものを持ち上げたり、持ち続けたりする
- 2.長時間座る
- 3.過度な安静をとる/過度なスポーツをする
- 4.腰を曲げたり反らしたりした状態で作業する
- 5.腰をひねる
それぞれくわしく解説します。
1.重いものを持ち上げたり、持ち続けたりする
重いものを持ち上げる動作は、腰椎すべり症では避けるべきです。
重いものを持ち上げたり持ち続けたりすることは、椎間板や周りの靭帯、筋肉に大きな負担をかけます。
それによって骨や関節の変形が進み、症状が悪化する可能性があるため、重いものを持つことはやめましょう。
2.長時間座る
長時間座る動作は、腰に負担をかけて腰椎すべり症を悪化させる可能性があります。
同じ姿勢を長時間続けると、腰に大きな負担がかかります。
たとえば、デスクワークでは作業に集中するあまり長時間同じ姿勢で座りがちです。
その姿勢が悪ければ、椎間板や脊柱起立筋に過剰な圧迫をかけ、痛みや症状の悪化につながります。
- 【脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)とは】
- 背骨の両側を走る筋肉のこと。体幹の反り返り動作や、上体を起こす作用をもつ。
3.過度な安静をとる/過度なスポーツをする
過度に安静にしたり激しい運動をしたりすることは、腰椎すべり症の症状を悪化させる可能性があります。
腰痛が強い場合は安静が必要ですが、長時間の安静は筋力の低下につながります。
背骨や腰を支える筋肉の力が弱まって痛みが増すこともあるため、動けるようになったら無理のない範囲で軽い家事から始めるとよいでしょう。
また、激しい運動は椎間板や靭帯などの組織の変性を早めるといわれています。
そのため、椎体同士が不安定となり、すべりが強くなることがあります。
背骨が不安定な状態で運動を続けてしまうと変性が進行し、痛みやしびれが悪化するリスクが高いです。
すべり症と診断された場合は、サッカーやバスケットボールなどの運動は避けたほうがよいでしょう。
4.腰を曲げたり反らしたりした状態で作業する
腰椎すべり症の場合、腰を曲げたり反らした状態で作業することは、症状悪化のリスクを高めます。
腰椎すべり症の多くは、椎体が前にずれている前方すべりです。
椎体が前にずれている状態で、腰を反らせると椎体の後ろにある脊柱管がさらにせまくなります。
結果的に脊柱管に通っている神経が圧迫され、痛みやしびれなどの症状が悪化してしまいます。
腰を過剰に曲げたり反らしたりする作業は避けましょう。
5.腰をひねる
腰をひねる動作は、腰椎に過度な負荷がかかり、症状の悪化を引き起こす可能性があります。
腰椎すべり症では椎体同士が不安定な状態であるため、腰をひねると脊柱管を狭め神経を圧迫してしまいます。
腰が痛いからと腰をひねるストレッチや運動をしたくなる方もいるかもしれませんが、症状悪化を招くリスクが高いため要注意です。
腰椎すべり症の治療
腰椎すべり症の治療は、症状をやわらげる「保存療法」と根本解決をはかる「手術療法」の2つです。
それぞれくわしく解説します。
保存療法
腰椎すべり症の保存療法は以下のとおりです。
- ・コルセットの使用による背筋や神経の負担軽減
- ・痛み止めやブロック注射などによる症状の緩和
- ・リハビリやストレッチ、筋トレなどによる身体状態の改善
痛みと上手く付き合っていけそうな場合、このような保存療法をおこないます。
ただし痛みやしびれなどの症状が悪化した場合や、症状が日常生活に影響をおよぼし生活の質が下がっている場合などは、手術療法が検討されます。
手術療法
先述したとおり、腰椎すべり症の症状が日常生活に影響をおよぼしている場合は手術療法が検討されます。
代表的な手術は固定術です。
腰椎のすべりを止めて、背骨の安定性を得ることが目的です。
手術の内容は状態によって異なります。
手術後は固定した部位が安定するまで、コルセットが必要になるケースが多いです。
また、安定性の強化を図るため、リハビリがおこなわれます。
腰椎すべり症に関するよくある質問
腰椎すべり症に関するよくある質問にお答えします。
すべり症はマッサージで悪化しますか?
腰椎すべり症は、マッサージで悪化することもあります。
その理由として以下があげられます。
- ・マッサージチェアや道具を使用する際に反り腰の姿勢になっている
- ・マッサージの刺激が強すぎる
- ・そもそもすべり症が悪化している
腰椎すべり症は、反り腰姿勢で症状が悪化する傾向です。
自分でマッサージをおこなう際は、姿勢が正しいかを確認しましょう。
また、強すぎる刺激も症状が悪化する可能性があります。マッサージの強さにも注意しましょう。
すべり症は元に戻せますか?
外科手術や椎間板治療をしない限り、腰椎すべり症が元に戻る可能性は低いでしょう。
腰椎すべり症は、さまざまな理由により腰椎がずれてしまっている状態です。
一度ずれた腰椎は元の状態に戻ることはできません。
こうしたことから、どれほど腕のよいマッサージや整体院に通っても、根本治療は不可能です。
手術が適応でない場合、これ以上症状が悪化しないようにセルフトレーニングが必要です。
再発を予防したり症状悪化を防いだりすることを目的に、マッサージや整体院を利用しましょう。
腰椎すべり症の症状は整体で治せる!ご相談はセルフケア整体へ
腰椎すべり症による痛みやしびれは、整体で改善できます。
整体により施術は症状をやわらげるだけでなく、腰椎がずれる原因となっている動作や姿勢を矯正して再発予防や症状悪化予防を図ります。
腰椎すべり症の原因の多くは、日常生活動作や不良姿勢による腰への過剰負荷です。
それを解決するには、整体院や整骨院など身体のプロに診てもらうことが症状改善への近道でしょう。
セルフケア整体では、丁寧なカウンセリング、メソッドが明確な施術、痛みを再発させないセルフケアトレーニング指導で短期間で整体からの卒業を可能とします。
腰椎すべり症の症状でお悩みの方は一度セルフケア整体にご相談ください。
【セルフケア整体の基本情報はこちら】
- 住所:〒169-0073 東京都新宿区百人町1-5-4 東都ビル502
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