最終更新:2025.06.03

五十肩は温める?冷やす?時期別の正しい対処法と注意点を専門家が解説

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

五十肩の痛みで「温める?冷やす?」と迷っている方へ。急性期は炎症を抑えるため冷やし、慢性期は血行促進のため温めることが基本です。適切な時期に正しい方法を選択することで、五十肩の症状改善が期待できます。本記事では医学的根拠に基づき、五十肩を温める・冷やすタイミング、具体的な方法、注意点まで専門家が詳しく解説します。

五十肩の治療は、温める、冷やす、運動するなど、様々な方法があります。自分の状態や症状に合わせて、適切な対処法を検討することが大切です。

目次

五十肩の痛み、温める?冷やす?まずは3つの時期を見極めよう

五十肩 温める

五十肩(肩関節周囲炎)の治療において最も重要なのは、現在の症状がどの時期にあるかを正確に把握することです。五十肩は初期の激しい痛みと炎症を伴う急性期、痛みが落ち着いてくる慢性期、そして回復期の3つのステージに分けられます。

それぞれの時期で肩関節の状態が異なるため、温める・冷やすの判断基準も変わります。誤った対処法を選択すると症状の悪化や治療期間の延長につながる可能性があるため、注意が必要です。

時期期間主な症状推奨対処法炎症の状態
急性期2-9ヶ月激痛、夜間痛、腕が動かせない冷やす強い炎症
慢性期4-12ヶ月動かすと痛む、可動域制限温める炎症軽減
回復期6-24ヶ月痛みの軽減、徐々に改善温める + 運動炎症ほぼなし

【急性期】ズキズキ痛む五十肩は「冷やす」が基本原則

五十肩 温める

急性期は五十肩の最も辛い時期で、激しい痛みが続き、夜間痛で睡眠が妨げられることが多いのが特徴です。この時期は肩関節周囲の組織に強い炎症が起こっているため、炎症を抑制する「冷やす」対処法が効果的とされています。

急性期の症状として、突然の激痛、腕を動かすことができない状態、夜間の痛みによる睡眠障害、日常生活への大きな影響などが挙げられます。この時期に無理に動かすことは症状の悪化につながる可能性があるため、安静にすることが重要です。

急性期に冷やすことで期待できる効果

  • 炎症の抑制により痛みが軽減される可能性があります
  • 血管が収縮することで腫れや熱感が和らぐ傾向があります
  • 神経の興奮が鎮まり、痛みの感覚が和らぐことが期待できます
  • 筋肉の緊張が緩和される場合があります
  • 組織の代謝が低下し、炎症反応が抑制されます

急性期の具体的な冷やし方と注意点

アイシング(氷嚢使用):氷嚢や冷却パックを薄いタオルで包み、患部に15-20分間当てます。直接肌に当てると凍傷の危険があるため、必ずタオルを挟んでください。

冷湿布の使用:市販の冷感湿布を貼ることで、持続的な冷却効果が得られます。皮膚の弱い方はかぶれに注意が必要です。長時間の使用は避け、6-8時間程度で交換しましょう。

冷却スプレー:一時的な痛みの緩和に効果的ですが、持続時間が短いため、他の方法と併用することをお勧めします。

【慢性期】五十肩の痛みが和らいだら「温める」で血行促進

五十肩 温める

慢性期に入ると激しい痛みは落ち着きますが、肩の可動域が制限され、動かすと痛みを感じるようになります。この時期は炎症が軽減しているため、五十肩を温めることで血行を促進し、筋肉や関節の柔軟性を改善することが重要です。

慢性期の特徴として、激痛から鈍痛への変化、肩の可動域制限、筋肉の硬さや癒着、日常生活での動作制限などが挙げられます。この時期から適切な温熱療法とストレッチを開始することで、回復を促進することが期待できます。

慢性期に温めることで期待できる効果

  • 血行が促進され、酸素や栄養の供給が改善される可能性があります
  • 筋肉の緊張が緩和され、柔軟性が向上することが期待できます
  • 関節の動きがスムーズになり、可動域が改善する傾向があります
  • 痛みを感じる閾値が上がり、痛みが軽減される場合があります
  • 組織の修復が促進され、回復が早まる可能性があります

五十肩を温める5つの効果的な方法とおすすめグッズ

五十肩 温める

慢性期の五十肩を温める方法には様々なアプローチがあります。日常生活に取り入れやすく、効果が期待できる5つの方法を詳しくご紹介します。

温める方法使用時間効果の特徴注意点おすすめ度
ホットパック15-20分持続的な温熱効果低温やけどに注意★★★★★
使い捨てカイロ数時間携帯性が良い直接肌に当てない★★★★☆
温湿布6-8時間長時間効果が持続皮膚のかぶれに注意★★★★☆
入浴・お風呂10-15分全身の血行促進熱すぎる湯は避ける★★★★★
温熱マッサージ器10-15分温熱とマッサージの同時効果強すぎる刺激は避ける★★★☆☆

専門家推奨の温熱グッズ

電子レンジ加熱式ホットパック:繰り返し使用でき経済的です。適度な温度で長時間温熱効果が持続し、理学療法の現場でも使用されています。

遠赤外線サポーター:遠赤外線効果により深部まで温めることができ、日常生活での着用も可能です。

温熱マッサージ器:日本整形外科学会でも推奨される温熱とマッサージを同時に行える機器は、より効果的な血行促進が期待できます。

五十肩を温めるときの重要な注意点とやってはいけないこと

五十肩 温める

温熱療法は効果的な治療法ですが、間違った方法や過度な使用は症状の悪化や怪我につながる可能性があります。五十肩を温める際は以下の点に注意が必要です。

温める際の重要な注意点

  • 低温やけどの予防:直接肌に温熱器具を当てず、必ずタオルなどを挟みましょう。皮膚の弱い人は特に注意が必要です
  • 適切な温度設定:心地よく感じる程度の温度(40-45℃程度)に設定し、熱すぎる温度は避けてください
  • 時間の管理:長時間の連続使用は避け、15-20分程度で休憩を取ることが大切です
  • 皮膚の状態確認:赤みや水ぶくれが生じた場合は直ちに使用を中止し、医療機関への相談をお勧めします
  • 個人の状態に合わせた対応:症状や状態によって、温めるべきか冷やすべきかが異なるため、専門家への相談を推奨します

五十肩でやってはいけないこと

急性期に無理に肩を動かしたり、強いマッサージを受けることは症状の悪化を招く可能性があります。以下の行為は避けましょう:

  • 急性期での強いストレッチや激しい運動
  • 痛みを我慢しての無理な動作や重い物の持ち上げ
  • 素人判断での強いマッサージや整体
  • アルコールを大量摂取した状態での入浴や温熱療法
  • 症状を放置して適切な治療を受けない状況の継続
  • 自己判断による薬の服用や注射

五十肩の温熱療法と合わせて行いたいセルフケア

五十肩 温める

温熱療法の効果をより高めるために、以下のセルフケアを併用することをお勧めします。

五十肩のお灸治療は効果あり?自宅でできる5つのツボと正しいやり方を徹底解説

慢性期におすすめのストレッチと運動

振り子運動(コッドマン体操):テーブルに手をつき、もう一方の腕を重力に任せて前後左右に振る運動です。肩関節の可動域を徐々に改善する効果が期待できます。痛みの範囲内で行うことが重要です。

壁押し体操:壁に手をつき、ゆっくりと体を壁に近づけることで肩の筋肉を伸ばします。肩甲骨周りの筋肉も同時に動かすことで、より効果的なストレッチが可能です。

タオルを使った運動:タオルの両端を持ち、健康な側の腕で患側の腕を引き上げる運動です。無理のない範囲で継続することで、徐々に可動域の改善が期待できます。

日常生活での工夫と習慣

  • 適切な寝姿勢:患側を上にして横向きに寝る、または仰向けで適切な枕を使用し、肩への負担を軽減する
  • 肩を冷やさない服装:肩周りを温かく保つ衣服を選択し、特に冬季は重要です
  • 適度な運動習慣:ウォーキングなど全身の血行を促進する軽い運動を継続的に取り入れる
  • ストレス管理:ストレスは筋肉の緊張を高めるため、リラクゼーションや睡眠の質向上を心がける
  • 正しい姿勢の維持:デスクワークや日常生活での姿勢に注意し、肩甲骨周りの筋肉の緊張を予防する

症状が改善しない場合は医療機関への相談が重要

五十肩 温める

適切なセルフケアを継続しても症状が改善しない場合は、必ず医療機関で専門家の診察を受けることが治療成功の鍵となります。以下のような場合は早めの受診をお勧めします:

  • 3ヶ月以上セルフケアを続けても改善が見られない場合
  • 痛みが徐々に悪化している、または新しい症状が出現した場合
  • 日常生活や仕事に大きな支障が出ており、生活の質が著しく低下している場合
  • 夜間痛が持続し、睡眠に深刻な影響を与えている場合
  • 発熱や強い腫れ、赤みを伴う症状が出現した場合
  • 関節の変形や明らかな機能障害が認められる場合

医療機関での専門的な治療選択肢

薬物療法:消炎鎮痛薬(NSAIDs)や筋弛緩薬による痛みと炎症の管理が行われます。医薬品医療機器総合機構で認可された安全な薬剤が使用されます。

注射療法:ステロイド注射やヒアルロン酸注射による局所的な治療が行われる場合があります。炎症の抑制や関節の潤滑改善が期待できます。

理学療法・リハビリテーション:専門的なリハビリテーションによる可動域改善と筋力強化が実施されます。理学療法士による個別のプログラムが作成されます。

手術療法:保存療法で改善しない場合の関節鏡視下手術という選択肢もあります。癒着の除去や可動域の改善を目的として行われます。

まとめ:五十肩は時期に応じた適切なケアで改善が期待できる

五十肩 温める

五十肩の治療において最も重要なのは、症状の時期を正しく判断し、適切な対処法を選択することです。急性期には炎症を抑えるために「冷やす」、慢性期には血行を促進するために「五十肩 温める」ことが基本原則となります。

セルフケアを行う際は、低温やけどなどの危険を避けるため、正しい方法と適切な時間を守ることが重要です。また、個人の状態や症状に合わせて、温めるべきか冷やすべきかを慎重に判断する必要があります。

症状が改善しない場合や悪化する場合は、自己判断に頼らず、必ず医療機関で専門家の診察を受けることをお勧めします。専門家による適切な診断と治療により、より効果的な改善が期待できます。

五十肩は適切な治療とケアにより改善が期待できる疾患です。この記事で紹介した科学的根拠に基づく方法を参考に、ご自身の症状に合わせた対処法を選択し、早期改善を目指しましょう。

五十肩の温冷療法に関するよくある質問

五十肩 温める

Q. 五十肩は温めるべきですか?冷やすべきですか?

A. 五十肩の症状の時期によって異なります。急性期(激しい痛みがある時期)は炎症を抑えるために冷やし、慢性期(痛みが和らいだ時期)は血行促進のために温めることが効果的です。現在の症状を正しく判断することが重要です。

Q. 五十肩を温める具体的な方法は何ですか?

A. ホットパック、使い捨てカイロ、温湿布、入浴、温熱マッサージ器などが効果的です。ただし、低温やけどを防ぐため、直接肌に当てず、適切な温度と時間(15-20分程度)を守ることが重要です。

Q. 五十肩の急性期はどのくらい続きますか?

A. 個人差はありますが、一般的に急性期は2-9ヶ月続くとされています。激しい痛みが和らいできたら慢性期に移行したサインです。症状の変化を観察しながら、適切な対処法を選択しましょう。

Q. 五十肩で冷やす場合の注意点はありますか?

A. アイシングや冷湿布を使用する際は、直接肌に当てず、タオルなどで包んでから使用しましょう。また、15-20分程度で休憩を入れ、長時間の冷却は避けてください。凍傷や血行悪化の原因となる可能性があります。

Q. 五十肩の自己判断は危険ですか?

A. 症状が改善しない場合や悪化する場合は、必ず医師の診察を受けることをお勧めします。適切な診断と治療方針の確認が重要です。特に3ヶ月以上セルフケアを続けても改善が見られない場合は、専門家に相談しましょう。

Q. 五十肩で温めても痛みが増す場合はどうすべきですか?

A. 温めて痛みが増す場合は、まだ急性期の可能性があります。一旦温熱療法を中止し、冷やす対処法に切り替えてください。症状が続く場合は、医療機関で適切な診断を受けることが重要です。

Q. 五十肩の温熱療法はどのくらいの期間続ければ効果が出ますか?

A. 個人差はありますが、適切な温熱療法を2-4週間継続することで効果を実感される方が多いです。ただし、症状によって効果の現れ方は異なるため、医療機関での定期的な評価をお勧めします。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

最新の記事はこちら

よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

近くの店舗を探す
24時間スマホで簡単に予約可能 さっそく予約する