最終更新:2025.05.22

ヘルニアと尾てい骨の痛み【原因・症状・対処法を専門家が解説】

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

尾てい骨に痛みを感じる原因は様々ですが、「もしかしてヘルニア?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。実は、尾てい骨の痛みとヘルニアには直接的な関係と間接的な関係があります。この記事では、整形外科医の視点から尾てい骨の痛みとヘルニアの関連性を医学的に解説し、それぞれの症状の見分け方や効果的な治療法、自宅でできる対処法までを網羅的に紹介します。長引く痛みの原因を理解し、適切な対処法を見つけることで、日常生活の質を向上させましょう。

腰椎椎間板ヘルニアが進行すると、神経への圧迫が強くなり、お尻や太ももにかけての痛みやしびれが生じることがあります。この状態は坐骨神経痛と呼ばれ、尾てい骨周辺にも痛みを感じることがあるのです。

目次

ヘルニアと尾てい骨の痛みの関係性とは?

ヘルニア 尾てい骨

ヘルニアと尾てい骨の痛みの関係を理解するためには、まず背骨の構造と仕組みを知ることが重要です。脊椎は頸椎(7個)、胸椎(12個)、腰椎(5個)、仙骨(1個)、そして尾てい骨(尾骨)と連なっており、特に腰椎部分の椎間板に問題が生じることが腰椎椎間板ヘルニアの主な原因となります。

腰椎椎間板ヘルニアとは何か

腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎の間にあるクッションの役割を果たす椎間板が損傷し、中の髄核が飛び出して神経を圧迫することで起こる症状です。これにより、腰痛だけでなく、坐骨神経への圧迫によって坐骨神経痛を引き起こす可能性があります。特にL4/L5やL5/S1レベルの椎間板ヘルニアが最も多く、これらの部位のヘルニアが坐骨神経に影響を与えることがあります。

尾てい骨の解剖学的位置と役割

尾てい骨(尾骨)は脊椎の最下部に位置する小さな骨で、通常は3〜5個の骨が癒合してできています。骨盤の底部を形成し、いくつかの筋肉(大殿筋、肛門挙筋など)の付着部となっているほか、座った姿勢の時に体重を支える役割も担っています。尾てい骨は非常に脆弱で、外傷を受けやすい部位でもあります。

ヘルニアが尾てい骨周辺の痛みを引き起こすメカニズム

ヘルニアと尾てい骨の痛みには、主に2つの関連があります:

  1. 椎間板ヘルニアによる坐骨神経への圧迫が、放散痛として尾てい骨周辺に痛みを引き起こす可能性があります
  2. ヘルニアによる姿勢の変化が、長期的に尾てい骨への負担を増加させることがあります

特に1つ目のケースでは、ヘルニアによって圧迫された坐骨神経が、お尻や尾てい骨周辺、太もも、ふくらはぎ、足先にかけて痛みやしびれを引き起こす可能性があります。これは直接尾てい骨自体に問題があるわけではなく、神経の圧迫による放散痛として感じられることが多いのです。

医学的研究によれば、腰椎椎間板ヘルニア患者の約65%が臀部から下肢にかけての痛みやしびれを経験するとされています。

【症状チェック】ヘルニアによる尾てい骨痛の特徴的な症状

ヘルニア 尾てい骨

尾てい骨周辺の痛みを感じた場合、その原因がヘルニアなのか、それとも尾てい骨自体の問題なのかを見分けることが重要です。以下にそれぞれの特徴的な症状をまとめました。

ヘルニアによる坐骨神経痛の症状

腰椎椎間板ヘルニアが原因で坐骨神経が刺激されると、以下のような症状が現れることがあります:

  • 腰からお尻、太もも、ふくらはぎ、足先にかけての痛みやしびれ
  • 長時間座っていると悪化する痛み
  • 咳やくしゃみをすると痛みが増す傾向がある
  • 片側(左右どちらか)に症状が出ることが多い
  • 足の筋力低下や感覚異常を伴うことがある
  • 痛みの性質が電気が走るような鋭い痛みである

尾てい骨自体の痛みの症状

一方、尾てい骨自体に問題がある場合(尾骨痛)は、以下のような症状が特徴的です:

  • 座ったり立ち上がったりする時に特に強く感じる痛み
  • 尾てい骨の直上に触れると痛みがある(圧痛)
  • 硬い椅子に座ると痛みが増す
  • 長時間座っていると痛みが増す
  • 排便時に痛みが増すことがある
  • 痛みが尾てい骨周辺に限局している
症状の特徴椎間板ヘルニアによる痛み尾てい骨自体の痛み
痛みの範囲腰からお尻、足にかけて広範囲尾てい骨周辺に限局
痛みの性質鋭い痛み、電気が走るような痛み、しびれ鈍い痛み、圧痛
悪化する状況長時間座位、咳、くしゃみ座位、立ち上がる時
左右差片側のみの場合が多い中心的な痛みが多い
随伴症状足のしびれ、筋力低下ほとんどない

見逃せない危険信号:受診が必要なサイン

以下のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診することをお勧めします:

  • 両足の感覚や運動機能の急激な低下
  • 排尿や排便のコントロールが難しくなった(馬尾症候群の可能性)
  • 発熱を伴う腰痛やお尻の痛み(感染症の可能性)
  • 激しい外傷後の痛み(骨折の可能性)
  • 夜間の痛みが強く、睡眠を妨げる
  • 急激に始まった激しい痛み

なぜ起こる?ヘルニア・尾てい骨痛の主な原因を解説

ヘルニア 尾てい骨

椎間板ヘルニアが発症する原因

椎間板ヘルニアの発症には、以下のような要因が関わっていることが医学的研究から明らかになっています:

  • 加齢による椎間板の変性(特に40代以降に増加)
  • 不適切な姿勢(特に前かがみの姿勢)による椎間板への負担
  • 重い物の持ち上げ方が不適切(腰ではなく膝を使わない場合)
  • 過度の肥満による脊椎への負担増加
  • 長時間の座位姿勢による静的負荷
  • 遺伝的要因(家族性の椎間板変性)
  • 喫煙(血流低下により椎間板の栄養が不足)
  • 振動を伴う職業(トラック運転手など)

尾てい骨痛を引き起こす直接的な原因

尾てい骨自体の痛み(尾骨痛)の主な原因には以下があります:

  • 転倒や打撲による外傷(特に尻もちをついた場合)
  • 出産時の損傷(特に難産の場合)
  • 長時間の座位による圧迫と微小外傷
  • 不適切な座り方(前傾または後傾しすぎ)
  • 骨盤の機能不全や歪み
  • 肥満(体重による尾てい骨への負担増加)
  • まれに腫瘍や感染症

リスク要因と予防法

以下の要因がヘルニアや尾てい骨痛のリスクを高める可能性があります:

  • 肥満(BMI 25以上)
  • 運動不足による筋力低下
  • 姿勢の悪さ(猫背、反り腰など)
  • 重労働や肉体労働(特に重量物の持ち上げ)
  • 不適切なスポーツフォーム
  • 喫煙習慣
  • 椎間板変性の家族歴

予防法としては:

  • 適切な姿勢の維持(座位、立位、歩行時)
  • コアマッスル(体幹)の強化トレーニング
  • 正しい持ち方や持ち上げ方の習得(膝を曲げて行う)
  • 定期的な適度な運動(水泳、ウォーキングなど)
  • 体重管理と健康的な食生活
  • 長時間同じ姿勢を続けない(1時間に1回は姿勢を変える)
  • 適切なマットレスと枕の使用
  • 喫煙者は禁煙を検討

ヘルニア・尾てい骨痛の専門的な治療法と病院選びのポイント

ヘルニア 尾てい骨

椎間板ヘルニアの標準的な治療法

椎間板ヘルニアの治療は、症状の程度によって以下のようなアプローチがあります:

保存的治療(非手術的アプローチ)

  • 安静(完全な安静ではなく、痛みを誘発しない範囲での活動)
  • 薬物療法
    • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
    • 筋弛緩薬
    • 神経障害性疼痛治療薬(プレガバリンなど)
  • 理学療法・リハビリテーション(運動療法、牽引療法など)
  • コルセットなどの装具の使用(短期間のみ推奨)
  • 硬膜外ステロイド注射(症状が強い場合)
  • 神経ブロック治療

手術的治療

保存的治療で改善しない場合や、重度の神経症状がある場合には手術が検討されます:

  • 椎間板摘出術(ヘルニア組織を摘出)
  • 内視鏡下椎間板摘出術(低侵襲で回復が早い)
  • 経皮的椎間板摘出術
  • レーザー減圧術
  • 脊椎固定術(不安定性がある場合)

椎間板ヘルニアに対する保存的治療の成功率は約90%と報告されており、多くの患者さんが手術なしで症状の改善を経験しています。

尾てい骨痛の治療アプローチ

尾てい骨痛の治療には以下のようなものがあります:

  • 座位時の負担軽減
    • 専用の尾てい骨クッション(ドーナツ型)の使用
    • 座面の調整(柔らかすぎず硬すぎない座面)
  • 薬物療法
    • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
    • 局所麻酔やステロイド注射(難治性の場合)
  • 理学療法
    • 骨盤底筋のリハビリテーション
    • 物理療法(超音波、電気刺激など)
    • 手技療法(関節モビライゼーションなど)
  • まれに手術(尾骨切除術)が必要になる場合もある

医療機関の選び方と受診すべき診療科

痛みの原因によって、適切な診療科は異なります:

  • 整形外科:ヘルニアや骨・関節の問題全般を診療
  • 脊椎専門クリニック:ヘルニアなど背骨の問題に特化した専門施設
  • ペインクリニック:痛みのコントロールに特化した診療科
  • リハビリテーション科:機能回復のためのリハビリプログラム提供

医療機関を選ぶ際のポイント:

  • 脊椎疾患の専門性があるか(脊椎専門医の在籍など)
  • MRIなどの画像診断設備が整っているか
  • 保存的治療から手術まで対応できるか
  • リハビリテーション施設があるか
  • 患者の声や評判はどうか
  • 通院のしやすさ(距離、交通手段、駐車場など)

【自宅でできる】尾てい骨の痛みを和らげるストレッチ・対処法

ヘルニア 尾てい骨

専門的な治療と並行して、自宅でできる対処法も効果的です。以下に、ヘルニアによる坐骨神経痛や尾てい骨痛を和らげるための方法をご紹介します。

日常生活での注意点

  • 硬い椅子を避け、クッション性のある座面を選ぶ
  • 専用の尾てい骨クッション(ドーナツ型)の使用
  • 長時間の座位を避け、定期的に立ち上がって動く(1時間に5分程度)
  • 正しい姿勢で座る(骨盤を立て、背筋を伸ばす)
  • 重い物を持つ際は膝を曲げ、背中をまっすぐに保つ
  • 横になる時は横向きか仰向けで、腰の下に薄いクッションを置く
  • 体重管理と健康的な食事

効果的なストレッチと運動

以下のストレッチは、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛、尾てい骨痛の緩和に役立つ可能性があります。痛みがある場合は、無理をせず、医師や理学療法士に相談してから行いましょう。

1. 膝抱え(ニーツーチェスト)ストレッチ

  1. 仰向けに横になります。
  2. 両膝を曲げて胸に引き寄せます。
  3. 15〜30秒間保持し、ゆっくり戻します。
  4. 3〜5回繰り返します。

このストレッチは腰椎の後方を伸ばし、神経への圧迫を緩和する効果が期待できます。

2. 坐骨神経ストレッチ

  1. 床に座り、片足を伸ばします。
  2. もう片方の足は曲げて、伸ばした足の内側に足裏を置きます。
  3. 上体を前に倒し、伸ばした足の方向に手を伸ばします。
  4. 太ももの裏に軽い張りを感じるところで15〜30秒間保持します。
  5. 反対側も同様に行います。

このストレッチは坐骨神経の緊張を緩和し、血流を改善する効果があります。

3. 骨盤底筋トレーニング

  1. 仰向けになり、膝を曲げて足を床につけます。
  2. 骨盤底筋(お尻の穴を締めるような感覚)を5秒間締めます。
  3. 5秒間リラックスします。
  4. 10回を1セットとして、1日3セット行います。

骨盤底筋のトレーニングは、尾てい骨周辺の支持力を高め、痛みの軽減につながる可能性があります。

4. 猫のポーズ(背中のストレッチ)

  1. 四つん這いになります。
  2. 息を吐きながら背中を丸めます。
  3. 息を吸いながら背中をそらします。
  4. このモーションをゆっくりと5〜10回繰り返します。

このストレッチは脊椎の柔軟性を高め、緊張した筋肉をほぐす効果があります。

痛みを和らげるセルフケア方法

  • 温熱療法:慢性的な痛みには温めることが効果的です。温かいシャワーや入浴、温熱パッドなどを利用しましょう。血流が改善され、筋肉の緊張が緩和されます。
  • 冷却療法:急性期(特に最初の48時間)の痛みには冷やすことが効果的です。アイスパックを15〜20分間当てます。炎症や腫れを抑える効果があります。
  • マッサージ:筋肉の緊張をほぐすためのセルフマッサージ。ただし、急性期の痛みがある場合は避けましょう。
  • 姿勢の見直し:日常生活での姿勢を意識して改善することで、長期的な痛みの軽減につながります。特に座り方、立ち方、歩き方の3つの基本姿勢を見直しましょう。
  • 適切な寝具の選択:体圧を分散し、適切な姿勢をサポートするマットレスと枕を使用することで、睡眠中の負担を軽減できます。

坐骨神経痛の症状、痛みの原因、治療法について

【ヘルニア激痛】つらい痛みの原因と治療法を専門家が徹底解説 | 最新保存療法から手術まで

 

ヘルニアと尾てい骨の痛みに関するよくある質問

ヘルニア 尾てい骨

Q. 尾てい骨の痛みがヘルニアによるものかどうか、自分で判断することはできますか?

A. 完全に自己判断することは難しいですが、ヘルニアによる痛みは一般的に腰から足にかけて放散し、しびれを伴うことが多いです。また片側に症状が出やすいという特徴があります。一方、尾てい骨自体の痛みは、座った時や立ち上がる時に尾てい骨周辺に限局した痛みとして感じられることが多いです。正確な診断には医療機関での検査(MRIなど)が必要です。

Q. ヘルニアによる尾てい骨周辺の痛みはどのように治療されますか?

A. ヘルニアによる痛みの場合、まずは保存的治療として安静、薬物療法(消炎鎮痛薬など)、理学療法などが試みられます。症状が重度の場合や保存的治療で改善しない場合には、注射療法や手術が検討されることもあります。治療の選択は症状の程度や生活への影響度、患者さんの希望などを総合的に考慮して決定されます。多くの場合、適切な治療と生活習慣の改善により症状は緩和する傾向にあります。

Q. 尾てい骨の痛みに効果的なクッションはありますか?

A. はい、尾てい骨の痛みを和らげるためのドーナツ型クッションが効果的です。このクッションは中央が空洞になっており、尾てい骨に直接圧力がかからないよう設計されています。また、ジェルクッションや低反発クッションなども、体圧を分散させて尾てい骨への負担を軽減するのに役立ちます。選ぶ際は硬すぎず柔らかすぎないものを選び、使用感を確認することをお勧めします。

Q. 椎間板ヘルニアは完全に治りますか?

A. 椎間板ヘルニアは、多くの場合、適切な治療と時間経過によって症状が改善する傾向にあります。実際、医学研究によると、ヘルニアの組織は自然に体に吸収されることもあります。ただし、椎間板自体の損傷は完全に元の状態に戻ることはあまりありません。重要なのは、症状をコントロールし、再発を防ぐための生活習慣の改善や適切な運動習慣を身につけることです。約80-90%の患者さんが保存的治療で症状の改善を経験しています。

Q. ヘルニアや尾てい骨の痛みには何科を受診すべきですか?

A. 一般的には整形外科を受診するのが適切です。特に脊椎専門の整形外科医がいる医療機関がお勧めです。症状が長引く場合や痛みのコントロールが主な目的であれば、ペインクリニックや麻酔科も選択肢となります。また、リハビリテーションが必要な場合はリハビリテーション科も利用できます。初診は整形外科で診断を受け、その後必要に応じて専門科へ紹介されるケースが一般的です。

Q. 長時間座っていると尾てい骨が痛くなりますが、仕事上避けられません。どうすれば良いですか?

A. 専用のクッション(ドーナツ型や尾てい骨用)を使用する、椅子の高さや角度を調整する、定期的に立ち上がって軽いストレッチをする(1時間に5分程度)、正しい姿勢を意識するなどの対策が効果的です。また、座っている間も、時々体重を少し左右に移動させると、圧力の分散につながります。オフィスワークの場合は、スタンディングデスクを利用して座位と立位を交互に行うことも検討してみてください。

Q. 尾てい骨を強打した後から痛みが続いています。どのくらいで治りますか?

A. 尾てい骨の打撲や軽い骨折の場合、痛みが完全に消失するまでに数週間から数ヶ月かかることもあります。適切な対処(クッションの使用、無理な姿勢を避けるなど)をしながら、徐々に改善していくのを待つことになります。ただし、痛みが長期間(3ヶ月以上)続く場合や、痛みが強くなる場合は、骨折や他の問題が隠れている可能性があるため、医療機関での再評価が必要です。レントゲンやMRIなどの画像検査で状態を確認することをお勧めします。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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