最終更新:2025.05.22

【立ち仕事でヘルニアが悪化?】原因と今日からできる対策を専門家が解説

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

立ち仕事をされている方で、腰の痛みや足のしびれなどの症状に悩まされていませんか?これらは立ち仕事によるヘルニアが原因かもしれません。立ち仕事は腰や椎間板に大きな負担をかけ、ヘルニアの発症や悪化につながる可能性があります。本記事では、立ち仕事とヘルニアの関係、症状、そして立ち仕事を続けながらできる効果的な対策について専門家の見解を交えて詳しく解説します。正しい知識と対策で、ヘルニアの痛みから解放されましょう。

立ち仕事の方がヘルニアで悩むケースは非常に多く、特に腰椎椎間板ヘルニアは長時間同じ姿勢を続けることで発症リスクが高まります。

目次

立ち仕事とヘルニアの関係性:なぜ立ち仕事でヘルニアが悪化しやすいのか?

ヘルニア 立ち仕事

立ち仕事をしている方がヘルニア、特に腰椎椎間板ヘルニアを発症するリスクが高い理由について説明します。長時間立ち続けることで、腰椎には常に圧力がかかり続けます。この状態が椎間板に大きな負担をかけるのです。

立ち仕事が椎間板に与える影響とは?

人間の背骨(脊椎)は、複数の椎骨とその間にある椎間板で構成されています。椎間板は衝撃を吸収するクッションの役割を果たしていますが、長時間の立ち仕事によって以下のような影響を受けます:

  • 重力による常時の圧迫
  • 筋肉疲労による姿勢の崩れ
  • 椎間板内部の水分減少
  • 血行不良による栄養供給の低下

これらの要因が重なると、椎間板の変形や内部のゼリー状髄核の外側への飛び出しが起こり、椎間板ヘルニアを引き起こす可能性が高まります。特に腰を曲げ伸ばししたり、重い物を持ち上げたりする動作を繰り返すことで、椎間板への負担がさらに増加します。

立ち仕事と鼠径ヘルニアのリスク

立ち仕事をしている方は、腰椎椎間板ヘルニアだけでなく、鼠径ヘルニアのリスクも高まることがあります。

鼠径部の筋肉が弱まり、腹圧が高まると、腹部の内容物が鼠径部から飛び出してしまうことがあるのです。特に重い物を持ち上げる作業が多い職業の方は注意が必要です。

ヘルニアの基礎知識:種類、主な症状、セルフチェック

ヘルニア 立ち仕事

ヘルニアには様々な種類がありますが、立ち仕事と関連が深いのは主に以下の2種類です。

ヘルニアの種類主な症状発症しやすい職業
腰椎椎間板ヘルニア• 腰痛
• 足のしびれや痛み
• ふくらはぎや太ももの痺れ
• 前かがみで痛みが増す
• 接客業
• 医療従事者
• 製造業
• 教師
鼠径ヘルニア• 鼠径部(足の付け根)の膨らみ
• 立ったり動いたりすると症状が悪化
• 重い物を持つと痛みを感じる
• 重量物を扱う業務
• 倉庫作業員
• 引越し業者
• 配送業

ヘルニアのセルフチェック方法

以下の症状がある場合は、ヘルニアの可能性があります。複数当てはまる場合は、医療機関への受診をおすすめします。

腰椎椎間板ヘルニアのセルフチェック

  • 腰を前に曲げると痛みが増す
  • 長時間立っていると腰から足にかけて痛みやしびれが出る
  • 咳やくしゃみをすると腰に鋭い痛みが走る
  • 足の指に力が入りにくい、またはしびれている
  • 朝起きた時よりも、夕方になるほど症状が悪化する

椎間板ヘルニアは早期発見・早期治療が重要と考えられています。症状が進行すると、神経への圧迫が強まり、足の麻痺など深刻な状態になる可能性があります。セルフチェックで複数の症状に当てはまる場合は、整形外科を受診しましょう。

立ち仕事中にできるヘルニア対策:姿勢、休憩の取り方、グッズ活用

ヘルニア 立ち仕事

立ち仕事を続けながらも、ヘルニアの予防や症状緩和のために日常的に実践できる対策をご紹介します。

椎間板ヘルニア ストレッチ 悪化させない方法5選と避けるべき動き

立ち仕事での正しい姿勢を保つための3つのポイント

長時間の立ち仕事では、正しい姿勢を保つことが最も重要です。以下の3つのポイントを意識しましょう。

  1. 猫背にならない:背筋を伸ばし、腹筋を意識して立ちます
  2. 重心バランス:体重を両足に均等にかけ、片足に体重をかけ続けないようにします
  3. 顎の位置:顎を引き気味にして、首の負担を減らします

正しい姿勢は腰椎への負担を軽減し、椎間板にかかる圧力を分散させる効果があります。特に腰を反りすぎたり、前かがみになりすぎたりしないように注意しましょう。

姿勢改善だけでも多くの患者さんの症状が軽減することがあります。特に立ち仕事の方は、正しい姿勢を意識するだけで椎間板への負担を30%近く減らせる可能性があります。

 

立ち仕事中の効果的な休憩の取り方

立ち仕事での休憩は単に座るだけではなく、椎間板への圧力を解放する時間としての活用が効果的です。

  • こまめな姿勢変換:30分〜1時間ごとに姿勢を変えましょう
  • 短時間の横向き休憩:可能であれば、横向きで横になる時間を作りましょう
  • 脚の挙上:休憩時に脚を心臓より高い位置に上げると、血行促進効果があります

また、休憩時間に簡単なストレッチを行うことで、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進することができます。特に腰周りのストレッチは効果的です。

立ち仕事に役立つサポートグッズ

適切なサポートグッズの活用は、立ち仕事による負担を大幅に軽減します。

サポートグッズ効果選び方のポイント
腰部サポートベルト• 腰椎の安定化
• 姿勢保持の補助
• 腹圧の適正化
• 幅広タイプを選ぶ
• 通気性の良い素材
• 長時間使用でも圧迫感がないもの
クッション性のある靴• 衝撃吸収
• 足の疲労軽減
• 腰への負担減少
• アーチサポート機能
• 踵のクッション性
• 足に合ったサイズ
疲労軽減マット• 足の負担軽減
• 血行促進
• 姿勢バランスの改善
• 適度な弾力性
• 滑りにくい素材
• 十分な厚み

特に足の負担を減らすことは、腰への負担軽減にも直結します。クッション性の良い靴や中敷き、立ち仕事用の疲労軽減マットなどを活用することで、体の負担を大幅に減らすことができます

日常生活でできるヘルニア予防・改善法:ストレッチ、軽い運動、食事

ヘルニア 立ち仕事

立ち仕事以外の時間に行うケアも、ヘルニアの予防や改善に大きく貢献します。日常生活で実践できる効果的な方法をご紹介します。

立ち仕事のヘルニア予防に効果的なストレッチ

以下のストレッチは、椎間板の負担を軽減し、腰周りの筋肉をリラックスさせる効果があります。朝起きた時や仕事から帰った後に行うと効果的です。

1. 膝抱えストレッチ

  1. 仰向けに寝て、両膝を胸に向けて抱え込みます
  2. この姿勢で20〜30秒間キープします
  3. ゆっくりと脚を下ろし、3回繰り返します

このストレッチで腰椎圧力を緩和し、椎間板負担を軽減できます。

2. 猫のポーズ

  1. 四つん這いになり、背中を丸めて天井に向かって押し上げます
  2. 次に背中を反らせ、お腹を床に向けて沈めます
  3. この動きを10回ほどゆっくりと繰り返します

このストレッチは背骨全体の柔軟性を高め、腰椎の動きを改善します。

3. 股関節ストレッチ

  1. 床に座り、片方の脚を前に伸ばします
  2. もう片方の脚は外側に曲げ、膝を床につけます
  3. 伸ばした脚側に上半身を倒し、20秒キープします
  4. 反対側も同様に行います

股関節の柔軟性が高まると、腰への負担が軽減されます。

コア筋肉の強化

腰椎を支えるコア筋肉(腹筋、背筋、側筋)を強化することで、ヘルニアの予防や症状改善に効果があります。以下の簡単なエクササイズがおすすめです。

  • プランク:体をまっすぐに保つことで、腹筋と背筋をバランスよく鍛えられます
  • ブリッジ:仰向けで膝を立て、お尻を持ち上げる動作で腰周りの筋肉を強化します
  • バードドッグ:四つん這いの姿勢から対角の手足を伸ばし、体幹の安定性を高めます

これらの運動は、1日10分程度でも継続することで効果が表れることが研究で示されています。ただし、すでにヘルニアの症状がある場合は、医師や専門家に相談してから始めることをおすすめします

ヘルニア改善に役立つ食生活

適切な食事は、ヘルニアの予防や回復にも重要な役割を果たします。

  • 抗炎症作用のある食品:オメガ3脂肪酸(青魚、亜麻仁油など)や抗酸化物質(ベリー類、緑黄色野菜)を積極的に摂取しましょう
  • コラーゲンを含む食品:骨や軟骨、腱を強化するコラーゲンを含む食品(鶏皮、豚足、ゼラチンなど)も有効です
  • 水分摂取:椎間板の水分保持のために、十分な水分補給を心がけましょう
  • 体重管理:適正体重を維持することで、腰椎への負担を減らせます

食事の見直しは即効性はありませんが、長期的な健康維持と症状改善に効果的です。

専門家による治療:医療機関を受診する目安、主な治療法

ヘルニア 立ち仕事

セルフケアだけでは改善が見られない場合や、症状が強い場合は専門医の診察を受けることが重要です。

立ち仕事者が医療機関を受診すべきタイミング

以下のような症状がある場合は、早めに整形外科を受診しましょう。

  • 腰痛や足のしびれが2週間以上続く
  • 痛みで夜眠れないほどつらい
  • 足に力が入りにくい、歩行が困難
  • 突然の激しい痛みが生じた
  • トイレの機能に問題が生じた(排尿・排便障害)

特に最後の2つは緊急性が高いため、すぐに受診するようにしてください。

ヘルニアの主な検査方法

医療機関では、以下のような検査でヘルニアの状態を詳しく調べます。

  • MRI検査:腰椎や椎間板の状態を詳細に確認できます
  • X線検査:脊椎の変形や骨の状態を調べます
  • 神経学的検査:下肢伸展挙上試験(SLRテスト)などで神経の圧迫状態を確認します

これらの検査結果を基に、ヘルニアの程度や治療法が決定されます。

ヘルニアの一般的な治療法

多くの場合、まずは保存的治療から開始されます。

治療法内容期待される効果
薬物療法• 消炎鎮痛剤
• 筋弛緩剤
• 神経障害性疼痛治療薬
• 痛みや炎症の軽減
• 筋肉の緊張緩和
• 神経痛の緩和
物理療法• 牽引療法
• 電気治療
• 温熱療法
• 椎間板の圧力軽減
• 血行促進
• 筋肉のリラクゼーション
神経ブロック注射• 硬膜外ブロック
• 神経根ブロック
• 炎症の抑制
• 痛みの軽減
• 急性期の症状緩和
手術療法• 内視鏡下椎間板切除術
• 顕微鏡下椎間板切除術
• 椎間板ヘルニア摘出術
• 神経圧迫の根本的解消
• 長期的な症状改善
• 重症例での機能回復

手術は保存的治療で改善が見られない場合や、症状が重い場合に検討されます。近年は低侵襲手術の技術が進歩し、早期回復が期待できるようになっています。すでにヘルニアの症状がある場合は、医師や専門家に相談してから始めることをおすすめします

ヘルニアと上手く付き合いながら立ち仕事を続けるためのアドバイス

ヘルニア 立ち仕事

ヘルニアと診断された後も、多くの場合は適切な対策を取りながら立ち仕事を続けることができます。ここでは、立ち仕事を続ける上での具体的なアドバイスをご紹介します。

立ち仕事の職場環境の改善

職場環境を自分の体に合わせて調整することで、負担を大きく軽減できます。

  • 立ち仕事用マットの導入:クッション性のあるマットを使用すると、足や腰への負担が軽減されます
  • 作業台の高さ調整:作業台が高すぎたり低すぎたりすると姿勢が崩れるため、適切な高さに調整しましょう
  • 一時的に座れるハイスツールの配置:短時間でも座る機会があると腰の負担が軽減されます
  • 照明の調整:暗すぎると前かがみになりがちなので、適切な明るさを確保しましょう

勤務先に相談して、可能な範囲で環境改善を図ることが重要です。健康管理は生産性向上にもつながるため、多くの企業では前向きに検討してくれるでしょう。

立ち仕事の進め方の工夫

仕事の内容そのものを変えることが難しい場合でも、進め方を工夫することで負担を減らせます。

  • タスク切り替え:同じ姿勢が続かないよう、タスクの種類を切り替えながら作業しましょう
  • 小休止の取り入れ:1〜2時間ごとに短時間でも姿勢を変える時間を作りましょう
  • 負担の少ない動作の習得:重い物を持ち上げる際は膝を曲げて腰を低くし、腹筋を使って持ち上げる方法を身につけましょう
  • チームでの協力:特に負担の大きい作業は同僚と交代で行うなど、チームでのサポート体制を整えましょう

仕事の効率性を保ちながらも、体への負担を最小限にする工夫を日々の業務に取り入れることが大切です。

継続的なセルフケアの実践

仕事以外の時間を使った継続的なケアが、長期的な健康維持には欠かせません。

  • 定期的なストレッチ:朝起きた時と寝る前の短時間ストレッチを習慣化しましょう
  • 適度な運動:水泳やウォーキングなど、腰に負担の少ない有酸素運動を取り入れましょう
  • 定期的な専門家のケア:症状がなくても、定期的に整形外科や接骨院でのケアを受けることも効果的です
  • 十分な休息と睡眠:体の回復に必要な休息と質の良い睡眠を確保しましょう

これらの習慣を日常に取り入れることで、ヘルニアがあっても仕事と健康を両立させることが可能になります

まとめ:立ち仕事の方がヘルニアと上手に付き合うために

ヘルニア 立ち仕事

立ち仕事とヘルニアの関係について、原因から対策まで詳しく解説してきました。ここで重要なポイントをまとめます。

  • 立ち仕事は腰椎椎間板に継続的な負担をかけ、ヘルニアのリスクを高めます
  • 正しい姿勢の維持、適切な休憩の取り方、サポートグッズの活用が効果的な予防・対策になります
  • 日常生活でのストレッチや筋力トレーニングで、腰を支える筋肉を強化することが重要です
  • 痛みが長引く場合や症状が悪化する場合は、早めに専門医に相談しましょう
  • 適切な環境調整と継続的なセルフケアで、ヘルニアを抱えながらも立ち仕事を続けることが可能です

ヘルニアの痛みに悩まされている方は、まずはこの記事で紹介した対策から始めてみてください。継続的なケアと適切な治療の組み合わせで、多くの場合は症状の改善が期待できます。健康な体で仕事を続けるために、今日から実践できることから始めましょう。

ヘルニアと立ち仕事に関するよくある質問

ヘルニア 立ち仕事

Q. 立ち仕事をしていると、なぜヘルニアが悪化するのですか?

A. 立ち仕事では長時間同じ姿勢を続けることで、腰椎に継続的な圧力がかかります。この状態が椎間板内部の水分減少や栄養供給の低下を引き起こし、椎間板の弾力性が失われます。さらに腰を曲げ伸ばしする動作や重い物を持ち上げる動作を繰り返すことで、椎間板への負担が増加し、ヘルニアの発症や既存のヘルニアの悪化につながります。

Q. ヘルニアの症状があっても立ち仕事は続けられますか?

A. 症状の程度によりますが、軽度から中等度のヘルニアであれば、適切な対策を講じながら立ち仕事を続けることは可能です。腰部サポートベルトの着用、クッション性のある靴の使用、こまめな姿勢変換、適切な休憩の取り方などを実践することで、症状の悪化を防ぎながら仕事を続けられるケースが多いです。ただし、強い痛みや神経症状(足の麻痺など)がある場合は、医師の診断と指示に従うことが重要です。

Q. ヘルニアに最も効果的なストレッチはどれですか?

A. ヘルニアに効果的なストレッチとしては、膝抱えストレッチが特に推奨されています。仰向けになり、膝を胸に向かって抱え込むこの姿勢は、腰椎の間隔を広げ、椎間板への圧力を軽減します。また、猫のポーズ(四つん這いでの背中の丸めと反らし)も脊椎全体の柔軟性を高める効果があります。ただし、すでに強い痛みがある場合は、無理なストレッチは避け、医師や理学療法士の指導を受けることをお勧めします。

Q. 立ち仕事中にヘルニアの痛みが出た場合、どう対処すべきですか?

A. 立ち仕事中にヘルニアの痛みが出た場合は、まず姿勢を変えてみましょう。可能であれば短時間でも座って休憩し、腰の負担を軽減することが重要です。また、腰部サポートベルトを締め直して姿勢を調整したり、足を少し高くした台に交互に乗せて腰の角度を変えたりすることも効果的です。痛みが強く続く場合は無理をせず、上司に相談して休憩を取るか、必要に応じて医療機関を受診しましょう。日頃から携帯可能な消炎鎮痛剤を医師の指示のもとで用意しておくのも一つの対策です。

Q. ヘルニアの手術後、立ち仕事に復帰できるまでどのくらいかかりますか?

A. ヘルニア手術後の立ち仕事への復帰期間は、手術の種類や個人の回復状況によって異なります。一般的に、内視鏡下椎間板切除術などの低侵襲手術の場合、4〜8週間程度で軽作業からの復帰が可能なケースが多いです。従来の開放手術の場合は、8〜12週間ほどかかることもあります。ただし、重い物を持ち上げる作業や長時間の立ち仕事の場合は、医師と相談しながら徐々に負荷を上げていく必要があります。復帰後も適切な腰のサポートや作業環境の調整を継続することが重要です。

Q. 立ち仕事による腰痛とヘルニアの違いは何ですか?

A. 立ち仕事による一般的な腰痛は主に筋肉の疲労や緊張が原因で、休息や簡単なストレッチで改善することが多いです。一方、ヘルニアによる痛みは椎間板から突出した部分が神経を圧迫することで生じるため、多くの場合、腰から足にかけての放散痛やしびれを伴います。また、咳やくしゃみで痛みが増したり、前かがみの姿勢で痛みが強くなったりするのもヘルニアの特徴です。腰痛が2週間以上続く場合や、足にしびれや痛みが広がる場合は、ヘルニアの可能性を考えて医療機関を受診することをお勧めします。

Q. 立ち仕事に最適な靴の選び方を教えてください

A. 立ち仕事に最適な靴を選ぶ際は、以下のポイントに注目してください。1) 十分なクッション性:特に踵部分のクッションが重要です。2) アーチサポート:足の土踏まずをしっかり支える構造があると、足の疲労が軽減されます。3) 足に合ったサイズ:きつすぎず、緩すぎない適切なサイズを選びましょう。4) 安定性:仕事内容に応じて、適度な安定性があるものを選びます。5) 通気性:長時間使用するため、蒸れにくい素材が望ましいです。専門店でフィッティングサービスを利用したり、必要に応じてカスタムインソールを検討したりすることも効果的です。適切な靴は足だけでなく、膝や腰への負担も大きく軽減します。

関連記事

腰痛に効く食べ物は?7つの栄養素で予防・改善する方法を徹底解説

腰痛予防のための正しい座り方!タオルを使った骨盤調整法

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

最新の記事はこちら

よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

近くの店舗を探す
24時間スマホで簡単に予約可能 さっそく予約する