最終更新:2025.05.20

なぜヘルニアだとぎっくり腰になりやすいのか?5つの理由と7つの対策を専門家が解説

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

ヘルニアがあるとぎっくり腰になりやすい傾向にあります。椎間板ヘルニアによる神経圧迫や腰部の負担増加は、腰の筋肉を緊張させたり、腰にストレスがかかりやすくなるため、急な動作や前かがみでぎっくり腰を引き起こしやすくなります。ヘルニアと腰痛の関係を理解し、適切な対処法を知ることで、痛みの改善や再発防止につながります。この記事では専門家の見解をもとに、ヘルニアとぎっくり腰の関連性や効果的な対策方法を詳しく解説します。

この動画では、ぎっくり腰を改善させるエクササイズについて解説したいと思います。ぎっくり腰は人によってかなり強く、もう歩けないとかズって歩くとか、そういう感じです。歩けなくなる方もいれば、すごく痛みが出たんだけどもまぁなんとか歩ける方もいて、人によって症状様々なんですね。

理学療法士 笹川先生(動画 00:00:35)

目次

ヘルニアとぎっくり腰の基礎知識とは?両者の違いを理解しよう

ヘルニア ぎっくり腰なりやすい

ヘルニアとぎっくり腰は、どちらも腰痛の代表的な原因ですが、その症状や発症メカニズムには違いがあります。まずはそれぞれの基本的な特徴を理解しましょう。腰痛でお悩みの方は腰痛の原因と対策ストレッチ方法も参考にしてください。

椎間板ヘルニアとは?その症状と特徴

椎間板ヘルニアは、背骨と背骨の間にあるクッションの役割を果たす椎間板が後方に飛び出し、神経を圧迫・刺激する疾患です。椎間板の中心部分(髄核)が外側の線維輪を突き破って飛び出すことで発生します。

椎間板ヘルニアの主な症状には、以下のようなものがあります:

  • 腰痛に加えて、お尻や足にかけての痛み(坐骨神経痛)
  • 足のしびれや感覚異常
  • 長時間同じ姿勢でいると悪化する痛み
  • 咳やくしゃみをすると痛みが強くなる

椎間板ヘルニアの痛みの特徴は、神経が圧迫されることによる放散痛(痛みが腰から下肢に広がる現象)が見られることが多く、数カ月以上痛みが続くケースもあります。詳しい医学的情報は日本整形外科学会厚生労働省のガイドラインを参照してください。

ぎっくり腰(急性腰痛症)とは?典型的な症状

ぎっくり腰は医学的には「急性腰痛症」と呼ばれ、突然起こる強い腰の痛みが特徴です。重いものを持ち上げたり、急に体をひねったりした際に、腰の筋肉や靭帯を傷めることで発症します。

ぎっくり腰の主な症状は以下の通りです:

  • 腰に限局した急激な痛み
  • 腰を動かすと強い痛みがある
  • 腰が硬く感じる
  • 痛みのため姿勢を保つことが困難

ぎっくり腰の痛みは通常、発症から1〜2週間程度で徐々に改善していきますが、適切な対処をしないと繰り返し発症したり、慢性化したりする可能性もあります。

比較項目椎間板ヘルニアぎっくり腰
発症原因椎間板の変性・劣化、加齢、慢性的な負担急な動作、重いものの持ち上げ、前かがみの姿勢
痛みの部位腰痛+足や臀部への放散痛、しびれ腰部に限局した痛み
痛みの期間数週間〜数カ月以上続くことも通常1〜2週間で改善
状態の確認方法MRI、レントゲン検査が必要主に症状と問診による診断
治療アプローチ保存療法、神経ブロック注射、手術など安静、温熱療法、痛み止め、ストレッチなど

なぜヘルニアがあるとぎっくり腰になりやすいのか?メカニズムを解説

ヘルニア ぎっくり腰なりやすい

ヘルニアがあると、なぜぎっくり腰になりやすいのでしょうか?その理由には、いくつかの重要な要素が関わっています。また、治療法や対策についても腰痛治療最新情報で詳しく解説しています。

筋肉の緊張と姿勢の変化が引き起こす悪循環

椎間板ヘルニアがある場合、神経の圧迫や刺激から身体を守ろうとして、腰周辺の筋肉が過剰に緊張状態になります。この筋肉の緊張は、以下のような連鎖反応を引き起こします:

  1. 筋肉の緊張により柔軟性が低下する
  2. 腰への負担が均等に分散されなくなる
  3. 特定の部位に負担が集中しやすくなる
  4. 急な動作で筋肉や靭帯が損傷しやすくなる

また、痛みを避けるために無意識に取る代償姿勢(痛みを避けるための不自然な姿勢)も、腰への負担を増加させ、ぎっくり腰のリスクを高めます。

神経の過敏反応と防御機能の低下

椎間板ヘルニアによって神経が圧迫されると、神経系が過敏になり、通常なら問題ない軽い刺激でも強い痛みとして感じやすくなります。同時に、長期的な神経圧迫は筋肉の反応速度や協調性を低下させ、急な動きに対する体の防御機能を弱めます。

椎間板ヘルニアがある状態では、腰の筋肉のバランスが崩れやすく、日常的な動作でも思わぬ負荷がかかりやすいため、ぎっくり腰を発症するリスクが高まります。

腰以外のところをやっていくと症状が和らげるエクササイズになりますので、かなり重症の方はこういったやり方でやってください。

理学療法士 笹川先生(動画 00:01:34)

ヘルニアでぎっくり腰になってしまった場合の応急処置とやってはいけないこと

ヘルニア ぎっくり腰なりやすい

ヘルニアがある方がぎっくり腰になってしまった場合、適切な応急処置と注意点を知っておくことが重要です。痛みを和らげ、回復を早めるためのポイントを紹介します。予防法や対策について詳しくはぎっくり腰予防法をご参照ください。

ぎっくり腰発症直後の効果的な対処法

ぎっくり腰を発症したら、まずは以下の応急処置を行いましょう:

  • 安静にする(24〜48時間程度)
  • 横向きで膝を軽く曲げた姿勢、または仰向けで膝の下にクッションを入れた姿勢をとる
  • 患部に冷却(発症後24時間以内)または温熱(24時間経過後)を適用する
  • 激しい痛みがある場合は、医師の処方による鎮痛剤を服用する

ぎっくり腰でやってはいけないNG行動

ぎっくり腰の回復を遅らせ、症状を悪化させる可能性のある行動には注意が必要です:

  • 無理に動き続けること(適度な安静は必要)
  • 重いものを持ち上げる動作
  • 長時間同じ姿勢でいること
  • 腰を強くひねる動き
  • 痛みを我慢して運動や仕事を続けること

特にヘルニアがある方は、通常のぎっくり腰より回復に時間がかかる可能性があるため、無理は禁物です。痛みが強い、足にしびれがある、排尿困難などの症状がある場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

専門家によるぎっくり腰緩和エクササイズ

理学療法士の笹川先生は、重症のぎっくり腰でも行える特別なエクササイズを紹介しています。これらは腰を直接動かさずに、手首や肩甲骨、足の指などを動かすことで、腰の筋肉の緊張を緩める効果があります。

ヘルニア・ぎっくり腰の専門的な治療法とは?

ヘルニア ぎっくり腰なりやすい

ヘルニアがある方のぎっくり腰は、一般的なぎっくり腰より注意が必要です。専門的な治療法や医療機関での対応について解説します。腰痛学会の治療ガイドラインも参考になります。

どんな症状があれば病院を受診すべき?

以下のような症状がある場合は、医療機関での検査・診断が必要です:

  • 足に強いしびれや痛みが出る
  • 足に力が入りにくい、歩行困難
  • 排尿や排便に問題がある
  • 1週間経っても痛みが改善しない
  • 痛みが非常に強く、日常生活に支障がある

医療機関での検査と診断

医療機関では、以下のような検査でヘルニアとぎっくり腰の状態を確認します:

  • 問診・触診による状態確認
  • レントゲン検査(骨の状態チェック)
  • MRI検査(椎間板や神経の詳細な状態確認)
  • CT検査(骨や関節の詳細な状態確認)

椎間板ヘルニアとぎっくり腰の治療オプション

診断結果に基づき、様々な治療アプローチが検討されます:

治療法効果適応症例
保存療法
(安静、薬物療法、理学療法など)
炎症と痛みの軽減
筋肉の緊張緩和
ほとんどのぎっくり腰
軽度〜中等度のヘルニア
神経ブロック注射局所的な炎症抑制
即効性のある痛み緩和
強い痛みを伴うケース
坐骨神経痛がある場合
物理療法
(低周波、超音波、牽引療法など)
血行促進
筋肉の緊張緩和
急性期を過ぎた段階
回復期のサポート
手術療法
(椎間板摘出術、内視鏡手術など)
神経圧迫の直接的な解消
根本的な原因治療
保存療法で改善しない重度のヘルニア
神経症状が進行する場合

治療法の選択は、症状の重症度や持続期間、日常生活への影響度などを考慮して決定されます。軽度から中等度のケースでは、まず保存的療法が試みられることが一般的です。詳しくは腰痛治療の種類をご覧ください。

再発を防ぐ!ヘルニア持ちの方がぎっくり腰を予防するためにできること

ヘルニア ぎっくり腰なりやすい

ヘルニアがある方がぎっくり腰を予防し、再発を防ぐためには、日常生活での工夫や適切なエクササイズが重要です。

日常生活での腰痛予防のコツ

ヘルニアがある方は、以下のような日常生活上の注意点を意識することで、ぎっくり腰のリスクを軽減できます:

  • 正しい姿勢を心がける(特に座り仕事の方は姿勢に注意)
  • 重いものを持つときは膝を曲げて腰を低くし、腰への負担を減らす
  • 長時間同じ姿勢を続けない(1時間に1回は姿勢を変える)
  • 適切な硬さのマットレスや椅子を使用する
  • 腰に負担のかかるスポーツや活動を避ける

腰の筋肉を強化する効果的なエクササイズ

腰周りの筋肉を適切に強化することで、脊椎の安定性が増し、ぎっくり腰のリスクを減らすことができます。以下のようなエクササイズが効果的です:

  • 腹筋群のトレーニング(特にインナーマッスル)
  • 背筋のストレッチと強化
  • 骨盤底筋のトレーニング
  • バランスボールを使った安定性トレーニング

ヘルニアがある方は、無理のない範囲で行うことが重要です。痛みを感じるエクササイズは避け、可能であれば最初は理学療法士などの専門家の指導のもとで行いましょう。

こんな感じですね、ご自身の痛みに合わせていただいて、できるところからしっかりエクササイズしていっていただくと、ぎっくり腰の痛みにはかなり早く対応できます。次の日には結構スタスタ歩けるぐらい改善する方もいます。

理学療法士 笹川先生(動画 00:08:00)

ヘルニアとぎっくり腰の関係性まとめ:重要ポイント

ヘルニア ぎっくり腰なりやすい

ここまでの内容をまとめると、ヘルニアとぎっくり腰の関係には以下のような重要なポイントがあります:

  1. 椎間板ヘルニアは、腰の筋肉の緊張を高め、ぎっくり腰のリスクを増加させる
  2. ヘルニアによる神経圧迫は、腰の防御機能を低下させ、急な動作での損傷リスクを高める
  3. ぎっくり腰を繰り返すことで、椎間板への負担が増え、ヘルニアが進行する可能性がある
  4. ヘルニアがある方は、通常よりも慎重な日常生活の動作と適切なエクササイズが必要
  5. 症状が強い場合や神経症状がある場合は、早期の専門医受診が重要

ヘルニアとぎっくり腰は相互に影響し合い、一方が他方のリスクを高める関係にあります。適切な予防策と対処法を知ることで、腰の健康を守ることができます。専門医による適切な診断と治療のために、整体と病院の選び方も参考にしてください。

ヘルニアとぎっくり腰に関するよくある質問

ヘルニア ぎっくり腰なりやすい

Q. ヘルニアがあるとぎっくり腰になりやすい傾向にあるのはなぜですか?

A. ヘルニアがあると、神経圧迫や腰部の負担増加により腰の筋肉が緊張状態になります。この筋肉の緊張や柔軟性の低下、姿勢の変化によって、急な動作や前かがみの姿勢でぎっくり腰を引き起こしやすくなります。また、神経の過敏反応や防御機能の低下も要因の一つです。

Q. ぎっくり腰とヘルニアの症状の違いは何ですか?

A. ぎっくり腰は腰部に限局した急激な痛みが特徴で、通常1〜2週間で改善します。一方、ヘルニアは腰痛に加えて足や臀部への放散痛やしびれがあり、数週間〜数か月続くことがあります。ぎっくり腰は主に筋肉や靭帯の問題、ヘルニアは神経圧迫が主な原因という違いがあります。

Q. ヘルニアがある人がぎっくり腰になった場合、通常のぎっくり腰と治療法は異なりますか?

A. はい、異なる場合があります。ヘルニアがある方のぎっくり腰は、神経症状(足のしびれなど)が出やすく、回復に時間がかかる傾向があります。基本的な応急処置(安静、冷却/温熱、痛み止め)は同じですが、専門医による詳細な検査と、ヘルニアの状態も考慮した総合的な治療計画が必要になることが多いです。

Q. ぎっくり腰を繰り返すと、ヘルニアになる可能性はありますか?

A. はい、ぎっくり腰を繰り返すと椎間板ヘルニアが進行する可能性があります。ぎっくり腰は腰椎に負担をかけ、椎間板に微細な損傷を蓄積させることがあります。これが重なると、椎間板の変性や突出(ヘルニア)が生じやすくなります。適切な予防策と再発防止が重要です。

Q. ヘルニアがある人が日常生活で特に注意すべきことは何ですか?

A. ヘルニアがある方は、正しい姿勢の維持、重いものを持つ際の適切な動作(膝を曲げて腰を低くする)、長時間同じ姿勢を避けること、適度な運動と休息のバランス、腰に優しいマットレスや椅子の使用などが重要です。また、腹筋や背筋などのコアマッスルを適切に強化し、脊椎の安定性を高めることも効果的です。

Q. ぎっくり腰の痛みを緩和するための即効性のあるエクササイズはありますか?

A. 理学療法士の笹川先生が紹介しているように、ぎっくり腰の急性期には腰を直接動かさず、手首や肩甲骨、足の指などを動かすエクササイズが効果的です。これらは腰の筋肉の緊張を間接的に緩和します。ぎっくり腰の症状が強い場合は、まず医師に相談し、自分の症状に合ったエクササイズを指導してもらうことをお勧めします。

Q. ヘルニアやぎっくり腰の予防に効果的な寝具や座椅子はありますか?

A. 理想的な寝具は、硬すぎず柔らかすぎない中程度の硬さのマットレスが良いとされています。体のラインに沿って適度にサポートし、腰部が沈み込みすぎないものが理想的です。座椅子やオフィスチェアは、ランバーサポート(腰部のクッション)があり、高さ調整可能で、座面が体圧を分散するものが効果的です。個人の体型や好みに合わせて選ぶことが重要です。

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笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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