最終更新:2025.06.11

首の椎間板ヘルニアの原因とは?症状と対策も専門家が解説

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

首(頚椎)の椎間板ヘルニアは、主に加齢による椎間板の変性、姿勢の悪さ、長時間のデスクワークやスマホの使用などが原因です。加齢に伴い椎間板の水分が減少し、弾力性が低下し、椎間板が破れやすくなる傾向があります。

また、長時間下を向く姿勢や首に負担のかかる運動も、椎間板の負担を増大させ、ヘルニアを引き起こすリスクを高める可能性があります。この記事では、頚椎椎間板ヘルニアの根本的な原因から症状、そして効果的な対策まで、専門家の知見を交えて詳しく解説していきます。首に痛みやしびれを感じている方は、ぜひ参考にしてください。

頚椎椎間板ヘルニアの原因とは?基本的なメカニズム

椎間板ヘルニア 原因 首

頚椎椎間板ヘルニアは、首の骨と骨の間にある椎間板が変性し、中身の髄核が飛び出して神経を圧迫する疾患です。椎間板は背骨のクッションの役割を果たしており、日常生活での様々な動作において首への負担を軽減しています。

首の骨(頚椎)は一般的に7つの骨からなり、その間にある椎間板が正常な状態を維持することで、頭部を支え、首の動きをスムーズにしています。しかし、何らかの原因で椎間板が損傷すると、中の髄核が飛び出し、周囲の神経を圧迫することで痛みやしびれといった症状が現れる可能性があります。

椎間板ヘルニアで飲酒すると症状が悪化 ?症状悪化のリスクと正しい対処法

首の椎間板ヘルニアの主な原因

椎間板ヘルニア 原因 首

加齢による椎間板の変性

最も一般的な原因が加齢による椎間板の老化現象です。年齢とともに椎間板の水分含有量が減少し、弾力性や柔軟性が低下する傾向があります。特に椎間板は組織の中で最も早く老化が起こるとされており、30代から変性が始まることも珍しくありません。

加齢により椎間板の水分が減少し、弾力性が低下すると、椎間板の線維輪が破れやすくなり、髄核が飛び出しやすい状態になる可能性があります。このプロセスは避けることのできない自然な老化現象ですが、日常生活での注意により進行を遅らせることは可能です。

姿勢の悪さとライフスタイル

現代社会において急増している原因が、不良姿勢による首への負担です。そのため、以下のような生活習慣が椎間板ヘルニアのリスクを高める可能性があります:

生活習慣椎間板への影響対策
長時間のデスクワーク前かがみの姿勢により椎間板前方に圧力集中1時間ごとの休憩、モニター位置の調整
スマホ・タブレットの長時間使用ストレートネック、椎間板の負担増大目線の高さで操作、使用時間の制限
猫背姿勢頚椎の自然なカーブが失われ負担増加背筋を伸ばす意識、筋力トレーニング
長時間の読書・勉強下向き姿勢の継続による椎間板圧迫書見台の使用、30分ごとの休憩

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事故やスポーツによる外傷

急激な外力が首にかかることで椎間板が損傷し、ヘルニアを発症するケースもあります。交通事故によるむち打ち症、ラグビーやレスリングなどのコンタクトスポーツ、転倒による首への衝撃などが代表的な原因です。

外傷性の椎間板ヘルニアは比較的若い年代でも発症し、急性の強い痛みや神経症状を呈することが多い傾向があります

遺伝的要因と体質

一方で、遺伝的な要因も椎間板ヘルニアの発症に関与している可能性があります。コラーゲン遺伝子の変異や椎間板の構造的特徴が家族内で共有されることがあり、これらが発症リスクを高める要因となることが報告されています。

首の椎間板ヘルニアの症状

椎間板ヘルニア 原因 首

椎間板ヘルニアによって現れる症状は、圧迫される神経の部位や程度によって異なります。また、主な症状は以下の通りです:

首・肩周りの症状

  • 首の痛み(動かすと悪化する傾向)
  • 肩こりの悪化
  • 後頭部の頭痛
  • 首の可動域制限
  • 朝起きた時の首のこわばり

腕・手の症状

  • 腕から手にかけてのしびれ
  • 腕の痛み(特に夜間に強くなることがある)
  • 握力の低下
  • 細かい作業が困難になる
  • 指先の感覚鈍麻

頚椎ヘルニアの場合は、かなり症状がひどくて、今腕が上がらないとか、ずっとしびれているという場合は、きちんとリハビリ施設や整形外科などに行った方がいいです。

理学療法士 笹川先生(動画 00:00:30)

重篤な症状(脊髄圧迫の場合)

脊髄が圧迫される中心性ヘルニアでは、以下の症状が現れることがあります:

  • 手足の麻痺
  • 歩行障害
  • 膀胱・直腸障害
  • 全身の筋力低下

これらの症状が現れた場合は、即座に医療機関を受診してください。

首の痛みの原因と効果的な治療法を徹底解説!専門家が教える自宅ケアから病院での治療まで

専門家の見解による椎間板ヘルニアの原因と対策

椎間板ヘルニア 原因 首

理学療法士の笹川先生によると、頚椎ヘルニアの改善には肩甲骨周りの筋肉を鍛えることが重要とされています。特に菱形筋と前鋸筋の働きを活性化することで、首への負担を軽減することができる可能性があります。

頚椎ヘルニアは首にずっとストレスがかかるわけです。どこの筋肉が働かないから首に負担がかかるのかというと、首を鍛えればいいんじゃないかと思われがちなんですけど、これ肩甲骨を鍛えないといけないんです。

理学療法士 笹川先生(動画 00:01:07)

効果的なエクササイズ方法

笹川先生が推奨するセルフケア方法は以下の通りです:

1. 肩甲骨内転運動(菱形筋強化)
手のひらを後ろに向けて、肘を内側に入れる
肩甲骨を背骨に寄せるように意識
10秒間キープを数回繰り返す

2. 前鋸筋強化運動
手のひらを前に向けて、肘をなるべく前に出す
反対の手で肘が内側に行かないよう外側に押さえる
胸から脇にかけて力を入れ、10秒間保持

3. 手首の筋力強化
招き猫の形で手首をまっすぐ返す
肘の内側に力を入れる感覚を確認
手首の硬さを取ることで首の筋肉も柔らかくなる効果が期待される

4. 胸部・背部のストレッチ
背中の筋肉:手のひらを内側にして背中を丸める
胸の筋肉:手のひらを外側にして胸を開く
各10秒間しっかりと伸ばす

首を直接ストレッチするのではなく、肩甲骨周りの筋肉と手首の柔軟性を改善することで、間接的に首の負担を軽減するアプローチが効果的である可能性があります

首の椎間板ヘルニアの医療機関での診断と治療

椎間板ヘルニア 原因 首

診断方法

頚椎椎間板ヘルニアの診断には以下の検査が用いられます:

  • 問診・理学検査:症状の詳細確認、神経学的検査
  • レントゲン検査:骨の状態、頚椎のカーブの確認
  • MRI検査:椎間板の状態、神経圧迫の詳細な評価
  • CT検査:骨の詳細な構造確認
  • 神経伝導検査:神経機能の客観的評価

また、正確な診断のためには日本整形外科学会の診療ガイドラインが参考にされます。

治療法の選択肢

治療は症状の程度や患者の状態に応じて選択されます:

保存療法

  • 薬物療法(消炎鎮痛剤、筋弛緩剤、神経障害性疼痛治療薬)
  • リハビリテーション(理学療法、作業療法)
  • 物理療法(温熱療法、牽引療法、電気治療)
  • 装具療法(カラー固定)
  • 神経ブロック注射

手術療法
保存療法で改善が見られない場合や、重篤な神経症状がある場合に検討されます:

  • 前方除圧固定術(ACDF)
  • 後方除圧術
  • 内視鏡下椎間板摘出術
  • 人工椎間板置換術

治療方針は医師との十分な相談のもとで決定し、症状の程度や日常生活への影響を総合的に評価して選択することが重要です。一方で、厚生労働省_頚椎疾患ガイドラインでは標準的な治療指針が示されています。

首の椎間板ヘルニアの予防とライフスタイルの改善

椎間板ヘルニア 原因 首

日常生活での注意点

予防には以下の点に注意することが重要です:

  • 正しい姿勢の維持:背筋を伸ばし、顎を引いた姿勢を心がける
  • 適度な運動:首・肩周りの筋力強化と柔軟性維持
  • 作業環境の改善:デスクやモニターの高さ調整
  • 定期的な休憩:同一姿勢の継続を避ける
  • ストレス管理:筋肉の緊張を和らげる

職場環境の整備

デスクワーカーの方は、以下の点を意識してください:

  • モニターの上端が目線の高さになるよう調整
  • キーボードとマウスは肘が90度になる位置に配置
  • 足裏全体が床につく椅子の高さに調整
  • 1時間ごとに5-10分の休憩を取る
  • 外部モニターの使用によりノートPC使用時の前かがみ姿勢を回避

睡眠時の工夫

適切な枕の選択も重要です。首の自然なカーブを維持できる高さの枕を使用し、横向きで寝る場合は肩の高さに合わせて調整する必要があります。

さらに、以下の点にも注意しましょう:

  • 枕の高さは仰向け寝で首のカーブが保たれる程度
  • 横向き寝では肩幅に合わせた高さ調整
  • うつ伏せ寝は首への負担が大きいため避ける
  • マットレスは適度な硬さで体圧分散に優れたものを選択

運動習慣の確立

首の筋力強化と柔軟性維持のために、以下の運動を継続することをお勧めします:

  • 首の等尺性筋力トレーニング
  • 肩甲骨周りのストレッチ
  • 有酸素運動(ウォーキング、水泳など)
  • ヨガやピラティス
  • 深層筋を鍛えるコアトレーニング

【動画まとめ】 椎間板ヘルニアに効くストレッチ動画 |自宅で簡単にできる改善法

栄養と生活習慣

椎間板の健康維持のためには、適切な栄養摂取も重要です:

  • 水分摂取:椎間板の水分含有量維持のため1日2リットル程度
  • タンパク質:筋肉と椎間板組織の修復に必要
  • ビタミンC:コラーゲン合成に重要
  • ビタミンD・カルシウム:骨の健康維持
  • オメガ3脂肪酸:抗炎症作用が期待される

また、禁煙も重要です。喫煙は椎間板への栄養供給を阻害し、変性を促進する可能性があるため、禁煙することが推奨されます。

首の椎間板ヘルニアに関するよくある質問

椎間板ヘルニア 原因 首

Q. 首の椎間板ヘルニアの主な原因は何ですか?

A. 首の椎間板ヘルニアの主な原因は、加齢による椎間板の変性、姿勢の悪さ(長時間のデスクワークやスマホ使用)、首への負担のかかる運動、事故やスポーツによる外傷などが挙げられます。特に現代では、デジタルデバイスの長時間使用による「スマホ首」が問題となっており、30代から椎間板の変性が始まることも珍しくありません。

Q. どのような症状が現れるのでしょうか?

A. 首の痛み、肩こり、腕や手のしびれ・痛み、握力の低下、後頭部の頭痛などが主な症状です。重篤な場合は手足の麻痺や歩行障害が現れることもあります。症状は神経の圧迫部位や程度によって個人差があり、夜間に痛みが強くなったり、細かい作業が困難になったりすることもあります。

Q. 自分でできるセルフケアはありますか?

A. 肩甲骨周りの筋肉(菱形筋、前鋸筋)の強化運動、手首の柔軟性改善、胸部・背部のストレッチが効果的です。理学療法士の専門家によると、首を直接ストレッチするのではなく、肩甲骨を鍛えることが重要とされています。ただし、症状悪化の可能性があるため、専門家の指導を受けることをお勧めします。

Q. いつ医療機関を受診すべきですか?

A. 腕が上がらない、持続的なしびれ、強い痛みがある場合は早急に整形外科やリハビリテーション科を受診してください。また、手足の麻痺や歩行障害、膀胱・直腸障害が現れた場合は緊急受診が必要です。専門家は「かなり症状がひどくて、今腕が上がらないとか、ずっとしびれている場合」には必ず医療機関を受診するよう推奨しています。

Q. 予防するにはどうすればよいですか?

A. 正しい姿勢の維持、デスクワーク時の定期的な休憩、適切な作業環境の整備、首・肩周りの筋力強化、ストレス管理などが重要です。特にスマホやPCを使用する際は、画面を目線の高さに調整し、長時間の連続使用を避けることが大切です。また、適切な枕の選択や禁煙、栄養バランスの良い食事も予防に効果的です。

Q. 手術が必要になるのはどのような場合ですか?

A. 保存療法で症状改善が見られない場合、重篤な神経症状(麻痺、膀胱・直腸障害など)がある場合、日常生活に著しい支障がある場合に手術療法が検討されます。手術方法には前方除圧固定術、後方除圧術、内視鏡下椎間板摘出術などがあり、症状や病状に応じて選択され、医師との十分な相談が必要です。

Q. 完全に治すことはできますか?

A. 適切な治療により症状の改善は十分期待できます。軽度から中等度の場合、保存療法で症状が軽減されることが多く、重篤な場合でも手術により機能回復が見込めます。ただし、加齢による変性は自然な過程のため、完全な治癒よりも症状の管理と予防、生活の質の向上を目標とした長期的なアプローチが重要です。

まとめ

椎間板ヘルニア 原因 首

首の椎間板ヘルニアは、加齢による椎間板の変性を基盤として、現代のライフスタイルにおける姿勢の悪さや首への過度な負担が重なることで発症する疾患です。

早期の適切な対処と生活習慣の改善により、症状の進行を防ぎ、改善することが可能である傾向があります。特に、理学療法士の専門家が推奨する肩甲骨周りの筋力強化と手首の柔軟性向上は、効果的なアプローチとして注目されています。

ただし、重篤な症状がある場合は自己判断せず、必ず医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。さらに、日常生活での予防意識と正しいケア方法を身につけることで、健康な首を維持していきましょう。

腰椎椎間板ヘルニアの症状と解決策

 

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

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