最終更新:2025.06.17

【専門家監修】椎間板ヘルニア予防の筋トレ完全ガイド|腹横筋を鍛える効果的な方法

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

椎間板ヘルニアの予防には、腹筋や背筋、体幹を鍛える筋トレが効果的とされています。特に重要なのは、腰のコルセット役を担う腹横筋を正しく鍛えることです。しかし、間違った筋トレ方法は症状を悪化させる可能性もあるため、専門家のアドバイスに基づいた安全で効果的な方法を知ることが重要です。

この記事では、理学療法士が実践する腹横筋トレーニングから日常生活での予防法まで、椎間板ヘルニア予防 筋トレに必要な情報を網羅的に解説します。たった10秒のトレーニングで始められる簡単な方法から、避けるべきNG例まで、あなたの腰の健康を守るための知識をお伝えします。

目次

椎間板ヘルニアとは?原因と症状を理解する

椎間板ヘルニア 予防 筋トレ

椎間板ヘルニアは、背骨の骨と骨の間にある椎間板が変形し、内部のゼリー状の髄核が飛び出すことで神経を圧迫する疾患です。特に腰椎椎間板ヘルニアは多くの方が悩む症状で、足の痺れや腰痛、足首が上がらなくなるなどの症状が現れる可能性があります。

椎間板ヘルニアの主な症状

  • 腰から足にかけての痛みや痺れ
  • 足の筋力低下(足首が上がらない)
  • 座っているだけで腰が痛くなる
  • 歩行時の足のふらつき
  • 重度の場合は排尿・排便障害

これらの症状が現れた場合は、すぐに整形外科を受診する必要があります。早期の治療により、症状の悪化を防ぐことができる可能性が高まります。

また、日本整形外科学会では最新の診断基準や治療ガイドラインが公開されており、専門的な情報を確認できます。

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椎間板ヘルニアの主な原因

椎間板ヘルニアの原因は多岐にわたりますが、以下のような要因が挙げられます:

原因カテゴリ具体的な要因予防方法
姿勢の問題長時間の前かがみ、不良姿勢正しい座り方、定期的な姿勢チェック
筋力不足腹横筋・背筋の弱化体幹筋トレーニング
生活習慣重いものの持ち上げ、運動不足正しい持ち上げ方、適度な運動
加齢・遺伝椎間板の老化、遺伝的要因予防的筋トレ、適切な体重管理

椎間板ヘルニア予防に筋トレが効果的な理由

椎間板ヘルニア 予防 筋トレ

腰椎というのは周りに骨がなくて、腹横筋がコルセットの役割をして腰回りのことを支えています。そのため腹横筋が弱ってしまうと、リラックスして座ったり立っているだけということでも腰に負担がかかるようになり、椎間板に負担をもたらして椎間板ヘルニアを引き起こしてしまいます。

理学療法士 笹川先生(動画 00:00:00)

椎間板ヘルニアの予防において筋トレが重要な理由は、腰椎の構造にあります。また、腰椎は他の部位と比べて骨による支えが少なく、主に筋肉によって安定性を保っています。特に腹横筋は天然のコルセットとして機能し、椎間板への負担を軽減する重要な役割を担っています。

さらに、体幹トレーニングを継続することで、椎間板ヘルニア 予防 筋トレの効果を最大化できます。そのため、正しい知識に基づいたトレーニングが必要不可欠です。

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筋トレによる予防効果

  • 腹圧の向上:腹横筋が強化されることで腹圧が高まり、椎間板への負担が軽減される傾向があります
  • 姿勢の改善:体幹筋が鍛えられることで正しい姿勢を維持しやすくなります
  • 動作の安定性:筋力向上により日常動作での腰への負担が減少する可能性があります
  • 血流の改善:筋肉の活動により腰部の血流が良くなり、椎間板の栄養状態が改善される傾向があります

【実践】ヘルニア予防におすすめの筋トレメニュー5選

椎間板ヘルニア 予防 筋トレ

ここでは、専門家が推奨する安全で効果的な筋トレメニューを紹介します。腰に余計な負担をかけず、ピンポイントで必要な筋肉だけを鍛えることができるトレーニングを厳選しました。

そのため、これらの椎間板ヘルニア 予防 筋トレは、日常生活の中で簡単に取り入れることができます。一方で、正しいフォームで行うことが最も重要です。

1. 腹横筋強化トレーニング(サボり筋トレーニング)

理学療法士が推奨する、腹横筋を効果的に鍛える基本のトレーニングです。また、腰痛改善にも効果が期待できます。

腹横筋を鍛えればヘルニアの予防や改善につながるんですが、腹横筋はインナーマッスルと呼ばれるもので、体幹の一番深部にある筋肉になります。ですので少し鍛えにくいんです。

理学療法士 笹川先生(動画 00:01:15)

実施方法:

  1. 仰向けになり、膝を立てる
  2. 手のひらを外側に向け、片側のお尻を浮かせる
  3. 骨盤を浮かせている側の肩をぐっと下に下げる
  4. 脇と骨盤が縮むように意識し、腰の横に力を入れる
  5. 10秒間キープ × 3回

ポイント:腰の横(腹横筋)に力が入っているのを確認しながら行いましょう。初めての方はつりそうになることがありますが、それは筋力が弱っている証拠です。

2. ドローイン

AI Overview でも推奨されている基本的な体幹トレーニングです。さらに、この運動は自宅で簡単に実践できます。

実施方法:

  1. 膝を立てて仰向けに寝る
  2. 腹筋のやや内側のお腹を触りながら、ゆっくりと息を吐く
  3. お腹を凹ませながら10秒程度キープ
  4. 4~5回を繰り返す

3. プランク(改良版)

体幹全体を鍛える効果的なトレーニングですが、腰への負担を最小限に抑えた方法で行います。

実施方法:

  1. 膝をついた状態から始める(初心者向け)
  2. 肘を床につけ、体幹を真っ直ぐに保つ
  3. 10~30秒程度で、3~5回を繰り返す
  4. 慣れてきたら膝を浮かせて本格的なプランクに移行

4. 腸腰筋トレーニング

腰の前側を支える重要な筋肉を鍛えるトレーニングです。一方で、この筋肉が硬くなりすぎないよう注意が必要です。

実施方法:

  1. 仰向けになり、足を伸ばして股関節を開く
  2. つま先を天井の方に向ける
  3. 膝を開いたまま膝の曲げ伸ばしを行う
  4. 付け根の方に力が入るのを確認しながら10回実施

注意:つま先は常に天井を向け、膝が閉じないよう注意してください。

5. 肩甲骨を動かす準備運動

体幹筋を効果的に働かせるための準備運動です。そのため、メインのトレーニング前に必ず行いましょう。

実施方法:

  1. 仰向けになり、両手を斜め45度に上げる
  2. 手の甲同士を合わせて輪っかを作る
  3. 頭を離さずに膝に手が届くまで腕を伸ばす
  4. 肩甲骨が外側に動くのを意識しながら10秒×3回

【実践】腰の柔軟性を高めるストレッチ3選

椎間板ヘルニア 予防 筋トレ

筋トレと合わせて行いたいストレッチメニューを紹介します。また、柔軟性の向上は椎間板への負担軽減に効果的とされています。

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1. キャット&カウストレッチ

脊椎の柔軟性を高め、椎間板の栄養状態を改善する可能性があるストレッチです。

実施方法:

  1. 四つ這いの姿勢になる
  2. 背中を丸めて猫のポーズ(キャット)
  3. 背中を反らせて牛のポーズ(カウ)
  4. ゆっくりと10回繰り返す

2. 膝抱えストレッチ

腰椎の後弯を促し、椎間板の前方への圧力を軽減します。そのため、腰痛の緩和にも効果が期待できます。

実施方法:

  1. 仰向けに寝る
  2. 両膝を胸に抱える
  3. 30秒間キープ
  4. 3回繰り返す

3. 腸腰筋ストレッチ

股関節前面の筋肉をほぐし、骨盤の傾きを改善します。

実施方法:

  1. 片足を前に出してランジの姿勢
  2. 後ろ足の股関節前面を伸ばす
  3. 30秒間キープし、左右交互に行う

要注意!ヘルニアを悪化させる可能性のあるNG筋トレ

椎間板ヘルニア 予防 筋トレ

体幹やインナーマッスルを鍛えると聞くと、まず腹筋をするのではと思われますけれども、むしろますます腰に負担がかかってしまう、やってはいけないトレーニングです。

理学療法士 笹川先生(動画 00:01:36)

通常の腹筋運動はむしろ腰に負担をかけてしまう、やってはいけないトレーニングです。以下のような運動は避けるか、専門家の指導の下で慎重に行う必要があります。

一方で、正しい知識を持つことで、安全な椎間板ヘルニア 予防 筋トレを選択できます。

避けるべき筋トレ

NG筋トレ理由代替案
シットアップ(上体起こし)腰椎を過度に屈曲させるドローイン、プランク
レッグレイズ(膝伸展)腰椎前弯を増強する膝を曲げたレッグレイズ
バックエクステンション椎間板への圧迫が増加バードドッグ、スーパーマン(軽度)
ヘビーウェイトトレーニング椎間板への過度な圧迫自重トレーニング、軽負荷

運動時の重要な注意点

  • 痛みがある時は中止:少しでも痛みを感じたらすぐに運動を中止します
  • 正しいフォーム:間違ったフォームは症状を悪化させる可能性があります
  • 段階的な負荷増加:急激な負荷増加は避け、徐々に強度を上げます
  • 個人の状態に合わせる:症状の程度に応じてトレーニング内容を調整します

筋トレと合わせて行いたい日常生活での予防法

椎間板ヘルニア 予防 筋トレ

椎間板ヘルニアの予防は筋トレだけでなく、日常生活での姿勢や動作にも注意が必要です。また、理学療法士協会では、日常生活での予防指導を受けることができます。

正しい姿勢の維持

椎間板への負担を最小限に抑える姿勢を心がけましょう。そのため、以下のポイントを意識することが重要です。

座る時の注意点:

  • 深く腰かけ、背もたれを活用します
  • 足は床に平らにつけます
  • 長時間同じ姿勢を避け、1時間に1回は立ち上がります
  • クッションを腰に当てて腰椎前弯を保ちます

立つ時の注意点:

  • 両足に均等に体重をかけます
  • 膝を軽く曲げて立ちます
  • 長時間立ち続ける時は足元に台を置いて片足を休ませます

重いものの正しい持ち上げ方

腰への負担を最小限に抑える持ち上げ方を実践しましょう。さらに、正しい方法を身につけることで、日常的な怪我の予防にもつながります。

  1. 物に近づいて、できるだけ体に近い位置で持ちます
  2. 膝を曲げて腰を落とします(しゃがんで持つ)
  3. 背筋を伸ばしたまま、足の力で立ち上がります
  4. 持ち上げる際は息を止めず、ゆっくりと動作します
  5. 持ったまま体をひねりません

睡眠時の注意点

睡眠中の姿勢も椎間板の健康に影響を与える可能性があります。

  • 横向き寝:膝の間にクッションを挟みます
  • 仰向け寝:膝の下にクッションを置きます
  • うつ伏せ寝:できるだけ避けます(腰椎前弯が増強される傾向があります)
  • マットレス:適度な硬さのものを選びます

コルセットの正しい使用方法と注意点

椎間板ヘルニア 予防 筋トレ

市販のコルセットというのは、もう痛くて動けない、これをつけないと痛くて動けない、生活に支障が出るといった時とか、もしくは椎間板ヘルニア手術した後の再発を防ぐためにコルセットを着けるというのが大きな役割になります。

理学療法士 笹川先生(動画 00:03:17)

コルセットは適切に使用すれば椎間板ヘルニアの予防と治療に効果的ですが、長期間の使用は腹横筋の筋力低下を招く可能性があります。

筋肉というのはずっと休ませてしまうとどんどん衰えてしまいます。腰が別に痛くないのにコルセットをずっと付けた状態だと、本来は腹横筋という筋肉で支えているものが、このコルセットによって支えてもらうので、どんどんどんどん腹筋、特にインナーマッスルである腹横筋の筋力が落ちてしまいます。

理学療法士 笹川先生(動画 00:03:48)

コルセット使用の適応

  • 急性期で激しい痛みがある場合
  • 手術後の再発予防
  • 重労働時の予防的使用
  • 長時間の移動時

コルセット使用時の注意点

  • 使用期間:日常生活で痛みがなくなったら外します
  • 筋トレの併用:コルセット使用中も可能な範囲で筋トレを継続します
  • 段階的な離脱:急にやめるのではなく、徐々に使用時間を短くします
  • 専門家の指導:使用方法や期間について専門家に相談します

症状が改善しない場合の治療法について

椎間板ヘルニア 予防 筋トレ

筋トレや生活習慣の改善を行っても症状が改善しない場合は、専門的な治療が必要になる場合があります。そのため、早期の専門家への相談が重要です。

保存療法(手術以外の治療)

治療法内容期待される効果
薬物療法NSAIDs、筋弛緩薬、神経ブロック痛みと炎症の軽減
理学療法運動療法、物理療法筋力強化、柔軟性向上
注射療法硬膜外ブロック、神経根ブロック局所的な痛みの軽減
装具療法コルセット、骨盤ベルト腰椎の安定化

手術療法

以下の場合には手術が検討される場合があります:

  • 保存療法で改善しない強い痛みが6週間以上続く
  • 筋力低下が進行している
  • 排尿・排便障害がある
  • 日常生活に著しい支障がある

専門家への相談タイミング

以下の症状がある場合は、すぐに整形外科を受診してください:

  • 足の指が痺れている
  • 少し座っているだけで腰が痛くなる
  • 足首が上がらなくなってきた
  • 歩行困難
  • 排尿・排便に問題がある

専門家が教える効果的なトレーニングのコツ

椎間板ヘルニア 予防 筋トレ

たった10秒力を入れるだけで1週間後にはどんどん筋力がついて力の入った感じとかが分かります。継続は力なり。しっかり続けることが結果へつながります。

理学療法士 笹川先生(動画 00:11:58)

トレーニングの頻度と強度

椎間板ヘルニア予防のための筋トレは、毎日短時間でも継続することが最も重要です。また、無理をせず自分のペースで行うことが大切です。

推奨スケジュール:

  • 基本メニュー:毎日10分程度
  • 腹横筋トレーニング:1日3回(朝・昼・夜)
  • ストレッチ:1日2回(起床時・就寝前)
  • 休息日:週1回は完全休息を取ります

効果を高めるポイント

  1. 呼吸を意識:力を入れる時に息を止めません
  2. 質を重視:回数よりも正しいフォームを優先します
  3. 段階的進行:徐々に強度や時間を増やします
  4. 体の声を聞く:痛みや違和感があれば無理をしません
  5. 記録をつける:トレーニング内容を記録して進歩を確認します

モチベーション維持の方法

  • 目標設定:短期・中期・長期の具体的な目標を設定します
  • 習慣化:毎日同じ時間に行います
  • プロセス重視:結果だけでなく継続できていることを評価します
  • 専門家のサポート:定期的に理学療法士などに相談します

椎間板ヘルニア予防の最新研究と今後の展望

椎間板ヘルニア 予防 筋トレ

椎間板ヘルニアの予防に関する研究は日々進歩しており、新しい知見が蓄積されています。また、近年の研究では、以下のような点が注目されています。

最新の研究動向

  • インナーマッスルの重要性:表面的な筋肉ではなく、深層筋(インナーマッスル)の強化が予防に効果的とされています
  • 神経-筋協調の改善:筋力だけでなく、神経と筋肉の連携改善が重要です
  • 個別化されたアプローチ:一人ひとりの体型や生活習慣に合わせたオーダーメイドの予防法が研究されています
  • 心理的要因:ストレスや不安が筋緊張に与える影響が解明されつつあります

今後期待される治療法

  • 再生医療:幹細胞を用いた椎間板修復技術の研究が進んでいます
  • AI診断:人工知能による早期診断と個別化された治療計画の開発が期待されています
  • バイオマーカー:血液検査による椎間板の状態評価の研究が行われています
  • ウェアラブルデバイス:日常生活での姿勢モニタリング技術が発展しています

椎間板ヘルニア予防の筋トレに関するよくある質問

椎間板ヘルニア 予防 筋トレ

Q. 椎間板ヘルニア予防に最も効果的な筋トレは何ですか?

A. 最も効果的なのは腹横筋を鍛えるトレーニングです。腹横筋は腰のコルセット役を担っており、この筋肉を強化することで椎間板への負担を大幅に軽減できる可能性があります。理学療法士が推奨するサボり筋トレーニングは、たった10秒×3回の簡単な運動で効果が期待できます。

Q. 筋トレをする際の注意点はありますか?

A. 最も重要なのは正しいフォームで行うことです。痛みがある場合は無理をせず、専門家に相談してください。また、通常の腹筋運動(シットアップ)は腰に負担をかける可能性があるため避け、腰に優しいドローインやプランクを選択することが大切です。

Q. ドローインとはどのような運動ですか?

A. ドローインは仰向けに寝て、息を吐きながらお腹を凹ませる体幹トレーニングです。膝を立てて行い、腹筋の内側を意識しながら10秒程度キープします。腹横筋を効果的に鍛えることができ、椎間板ヘルニア予防に適した安全な運動とされています。

Q. プランクを正しく行う方法を教えてください

A. 初心者は膝をついた状態から始めることをお勧めします。肘を床につけ、体幹を真っ直ぐに保ちながら10~30秒キープします。腰が反ったり丸まったりしないよう注意し、慣れてきたら膝を浮かせて本格的なプランクに移行してください。

Q. 椎間板ヘルニアがある状態で筋トレをしても大丈夫ですか?

A. 症状の程度によりますが、適切な筋トレは症状の改善に効果的とされています。ただし、激しい痛みや神経症状がある場合は、まず専門家の診断を受けることが重要です。理学療法士などの指導の下で、個人の状態に合わせたトレーニングを行うことをお勧めします。

Q. 自己流の筋トレで悪化することはありますか?

A. はい、間違った方法で行うと症状が悪化する可能性があります。特に腰を反らせすぎたり、急激に負荷をかけたりする運動は危険です。まずは専門家から正しい方法を学び、痛みが出た場合はすぐに中止して医療機関を受診してください。

Q. 専門家に相談すべきタイミングはいつですか?

A. 足の痺れ、座っているだけで腰が痛い、足首が上がらないなどの症状がある場合は、すぐに整形外科を受診してください。また、筋トレを始める前や、効果的な方法を知りたい場合は、理学療法士などの専門家に相談することをお勧めします。

まとめ:椎間板ヘルニア予防で健康な腰を維持する

椎間板ヘルニア 予防 筋トレ

椎間板ヘルニアの予防には、正しい筋トレと日常生活での注意が不可欠です。特に腹横筋を中心とした体幹筋の強化は、椎間板への負担を軽減し、症状の予防・改善に大きな効果をもたらす可能性があります。

重要なポイントの再確認

  1. 腹横筋トレーニングの継続:毎日10秒×3回の簡単な運動から始めます
  2. 正しいフォームの習得:専門家の指導を受けて正しい方法を身につけます
  3. NG筋トレの回避:腰に負担をかける運動は避けます
  4. 日常生活での注意:正しい姿勢と動作を心がけます
  5. 早期対応:症状がある場合は速やかに専門家を受診します

椎間板ヘルニアは予防可能な疾患とされています。また、今日から始められる簡単なトレーニングで、健康な腰を維持し、快適な日常生活を送ることができます。さらに、継続的な椎間板ヘルニア 予防 筋トレにより、長期的な腰の健康維持が期待できます。

そのため、まずは専門家のアドバイスを受けながら、自分に適したトレーニング方法を見つけることから始めてみてください。一方で、無理をせず、体の状態に合わせて段階的に進めることが重要です。継続的な努力により、椎間板ヘルニアの予防と腰の健康維持を実現しましょう。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

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