最終更新:2025.06.10

椎間板ヘルニア牽引療法|効果・方法・注意点を専門家が徹底解説

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

椎間板ヘルニアに対する牽引療法は、一般的には推奨されていない治療法ですが、特定の条件下では症状改善が期待できる可能性があります。本記事では、椎間板ヘルニアの牽引療法について、その効果、方法、適応、注意点を専門家の知見を交えて詳しく解説します。牽引療法を検討されている方や、その効果に疑問をお持ちの方にとって参考になる情報をお届けします。

牽引で一時的に痛みがマシになったと思って、また強い負荷の運動を始めると、また痛くなったりすることがあります。その動きに耐える筋力や支える力をつけないと、またスポーツをしたら痛くなるということが起きますので、私がおすすめするのは筋力トレーニングです。

理学療法士 笹川先生(動画 00:07:29)

椎間板ヘルニアにおける牽引療法とは?基本的な知識を解説

椎間板ヘルニア 牽引

椎間板ヘルニアは、椎間板が破裂し神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こす病気です。牽引療法は、椎骨を引っ張ることで椎間板の圧力を軽減し、神経の圧迫を緩和する目的で行われる物理療法の一種です。

腰椎椎間板ヘルニアの場合は「腰椎牽引」、頚椎椎間板ヘルニアの場合は「頚椎牽引」が適用されます。牽引によって背骨を上下に引っ張ることで、狭くなっている骨の間隔を広げ、椎間孔の拡大や筋肉の緊張緩和を図ります。

当院では牽引療法をはじめ、理学療法、腰痛治療、椎間板ヘルニア手術などの包括的な治療を提供しており、患者様一人ひとりの症状に応じた最適な治療法を選択しています。

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牽引療法の効果とメカニズムについて

椎間板ヘルニア 牽引

牽引療法の効果には以下のようなものが期待される可能性があります。ただし、牽引療法が椎間板ヘルニアの完治につながるという科学的根拠は限定的であることが重要なポイントです。

効果の種類メカニズム期待される症状改善
機械的効果椎間孔の拡大・椎体間の離開神経圧迫の軽減・痛みの緩和
生理学的効果筋肉の緊張緩和・血行改善筋肉のこわばり軽減
マッサージ効果間欠的な牽引による刺激血流促進・痛みの軽減

2019年に改訂された日本整形外科学会腰痛診療ガイドライン2019では、牽引療法は腰痛の治療として弱く推奨されています。これは、効果がわからないものの、条件を満たした上で行うことが推奨されているという意味です。

牽引療法の種類と具体的な方法

椎間板ヘルニア 牽引

牽引療法には主に以下の種類があり、それぞれ適応となる疾患が異なります。

頚椎牽引の方法と適応疾患

適応疾患:変形性頚椎症、頚椎症性神経根症、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎捻挫など

方法:顎を軽く引いた状態で、牽引力は体重の1/10~1/5を目安とし、通常は7kg程度で10分間行います。整形外科専門家による診察のもとで、患者の状態に応じて最適な牽引力を設定します。

腰椎牽引の方法と適応疾患

適応疾患:腰椎椎間板ヘルニア、腰椎症、脊柱管狭窄症など

方法:腰部を自動で間欠牽引(一定の時間、一定の力で数秒単位の牽引と休止を交互に行う)します。当院の整形外科では、患者の症状や状態に応じて最適な治療計画を立案し、安全で効果的な牽引療法を提供しています。

牽引療法のメリットとデメリット

椎間板ヘルニア 牽引

期待できるメリット

牽引療法には以下のような利点が期待できる可能性があります:

  • 一時的な痛みの緩和効果
  • 筋肉の緊張をほぐす効果
  • 血行改善によるマッサージ効果
  • 非侵襲的な治療法であること
  • 薬物療法と併用しやすいこと

注意すべきデメリットとリスク

牽引療法には以下のようなリスクも存在する可能性があります

  • 椎間板をさらに圧迫する可能性
  • ヘルニアが悪化するリスク
  • 神経を刺激して痛みが増強する可能性
  • 効果が一時的である場合が多い傾向
  • 適応を誤ると症状が悪化する危険性

専門家による牽引療法の見解と限界について

椎間板ヘルニア 牽引

理学療法士の専門家によると、牽引療法は確かに一定の効果が期待できる治療法ですが、その効果には限界があるとされています。特に活動的な生活やスポーツを行う方の場合、牽引だけでは根本的な改善に至らない可能性が高いことが指摘されています。

専門家は「長時間のランニングや前傾姿勢をキープするような負荷に耐えうる体になる必要がある」と指摘しており、牽引療法と並行して筋力トレーニングや運動療法を行うことの重要性を強調しています。また、リハビリテーションを含む包括的なアプローチが推奨されます。

牽引療法が適応となるケースと注意事項

椎間板ヘルニア 牽引

適応となるケース

牽引療法が適応となる場合は以下のような条件があります:

  • 症状が比較的軽度である場合
  • 手術適応ではない椎間板ヘルニア
  • 筋肉の緊張が強い症状
  • 保存的治療の一環として検討される場合
  • 整形外科での診療において医師が総合的に判断して適切と考える場合

注意が必要なケースと禁忌

以下のような場合には牽引療法は慎重に検討される必要があります:

  • 重度の椎間板ヘルニア
  • 神経症状が強い場合
  • 脊椎の不安定性がある場合
  • 急性期の強い炎症がある場合
  • 患者の全身状態が不良な場合

牽引療法の治療の流れと期間について

椎間板ヘルニア 牽引

一般的な牽引療法の流れは以下の通りです。治療期間や方法は患者の状態により個別に調整されます。

段階内容期間の目安実施頻度
診察・評価症状の確認、画像診断、適応の判断初回診療時1回
試行期間少ない負荷での牽引、効果の確認1-2週間週2-3回
治療期間定期的な牽引療法の実施4-8週間週2-3回
評価・継続判断効果の評価、治療方針の見直し治療開始から2ヶ月後1回

牽引療法以外の治療選択肢について

椎間板ヘルニア 牽引

椎間板ヘルニアの治療には、牽引療法以外にも以下のような選択肢があります。患者の症状や病態に応じて、最適な治療法を組み合わせることが重要です。

保存療法の種類

  • 薬物療法(消炎鎮痛剤、筋弛緩剤、神経障害性疼痛治療薬など)
  • 理学療法・運動療法(ストレッチ、筋力強化、姿勢改善など)
  • 注射療法(硬膜外ブロック、神経根ブロック、トリガーポイント注射など)
  • 装具療法(コルセット、頚椎カラーなど)
  • 物理療法(温熱療法、電気治療、超音波治療など)

手術療法について

保存療法で症状が改善しない場合や、重篤な神経症状がある場合には手術が検討される可能性があります。手術適応は慎重に判断され、患者と十分な相談の上で決定されます。詳しくは日本整形外科学会ガイドライン厚生労働省腰痛対策をご参照ください。

牽引療法を受ける前に知っておくべき重要なポイント

椎間板ヘルニア 牽引

牽引療法を検討する際には、必ず整形外科専門家の診断と指導を受けることが重要です。自己判断での牽引は危険であり、症状悪化のリスクがある可能性があります。

また、治療効果を高めるためには、牽引療法と並行して以下の点にも注意が必要です:

  • 日常生活での姿勢の改善と意識
  • 適度な運動と筋力トレーニングの継続
  • 体重管理と生活習慣の見直し
  • ストレス管理と十分な休息
  • 定期的な経過観察と評価

当院では、椎間板ヘルニア症状の詳細な評価から椎間板ヘルニア治療まで、包括的なアプローチで患者様をサポートしています。

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椎間板ヘルニア牽引療法に関するよくある質問

椎間板ヘルニア 牽引

Q. 椎間板ヘルニアに牽引療法は効果がありますか?

A. 牽引療法は一時的な痛みの緩和や筋肉の緊張をほぐす効果が期待できる可能性がありますが、椎間板ヘルニアの完治につながる科学的根拠は限定的です。専門家の判断のもとで検討される治療選択肢の一つです。

Q. 牽引療法にはどのようなリスクがありますか?

A. 椎間板をさらに圧迫する可能性があり、ヘルニアが悪化するリスクがあります。また、神経を刺激して痛みが増強する場合もあるため、専門家の指導なしに行うのは危険です。

Q. 牽引療法はどのような場合に行われますか?

A. 専門家が症状や状態を総合的に判断し、患者に適していると考えられる場合に検討されます。自己判断ではなく、必ず医療専門家の指導の下で行う必要があります。

Q. 牽引療法の治療期間はどのくらいですか?

A. 一般的には4-8週間程度の治療期間が設定されることが多いです。効果の判定は治療開始から2ヶ月後に行われ、継続の必要性が検討されます。

Q. 牽引療法中に注意すべき症状はありますか?

A. 牽引後に痛みやしびれが増強する場合は、すぐに専門家に相談する必要があります。また、足の感覚異常や筋力低下などの神経症状が出現した場合も即座に医療機関を受診してください。

Q. 牽引療法以外にはどのような治療法がありますか?

A. 薬物療法、理学療法、注射療法などの保存療法や、重症例では手術療法があります。患者の症状や状態に応じて最適な治療法が選択される傾向があります。

Q. 牽引療法と運動療法は併用できますか?

A. はい、むしろ牽引療法だけでなく、適切な運動療法や筋力トレーニングを併用することで、より効果的な治療が期待できる可能性があります。専門家の指導のもとで実施することが重要です。

 

椎間板ヘルニアの牽引療法について詳しく解説しました。この治療法は限定的な効果しか期待できない場合もありますが、適切な条件下では症状改善に寄与する可能性があります。したがって、専門家との十分な相談のもとで治療方針を決定し、牽引療法だけに頼るのではなく、包括的なアプローチで症状改善を目指すことが重要です。

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笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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