最終更新:2025.05.27

ぎっくり腰の起き上がり方|ベッドや布団から安全に起きる方法

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

ぎっくり腰になった時は、無理に腰を曲げたり反らしたりせず、横向きに起き上がることが重要です。まずは、布団の中で体を横向きにし、手で体を支えながらゆっくりと起き上がりましょう。この記事では、ベッドや布団から安全に起き上がる具体的な手順と、痛みを最小限に抑えるコツを専門家の知見も交えながら詳しく解説します。20年以上腰痛に悩まされた方が劇的に改善した実例もご紹介します。

腰痛がひどくて電車に乗れなくて、ずっと立ってられなかったのが、1ヶ月過ぎたぐらいからあれ立てるかもって、しびれがなくなって

セルフケア整体(動画 00:15:14)

目次

【結論】ぎっくり腰の正しい起き上がり方の基本原則

ぎっくり腰 起き上がり方

ぎっくり腰の際は、腰を直接使わず、横向きになってから手と足の力を使って起き上がることで痛みを最小限に抑えることが可能です。

具体的な手順は以下の通りです:

手順動作注意点
1布団の中で横向きになる痛くない方向を意識しましょう
2手で体を支えて起き上がる腰に負担をかけないよう注意
3足を下ろして立ち上がる手で支えながら無理のない範囲で

【ベッド編】ぎっくり腰の楽な起き上がり方の手順

ぎっくり腰 起き上がり方

一人で起き上がる場合の詳細手順

ベッドからの起き上がりは、布団よりも高さがあるため、より慎重に行う必要があります。以下の手順を守って安全に起き上がりましょう。

1. 仰向けの状態で両膝を立てる
仰向けに寝た状態から、ゆっくりと両膝を立てます。この時、急激な動作は避け、痛みを感じない範囲で行います。腰への負担を軽減するため、膝を立てることで腰椎の自然なカーブを保つことができます。

2. 両膝を起き上がる方向に倒し、横を向く
立てた両膝を、起き上がりたい方向(痛みの少ない方)にゆっくりと倒します。体全体を一塊にして、ログロール(丸太のように)回転するイメージで横向きになります。この際、腰をひねらないよう注意が必要です。

3. 両足をベッドから降ろす
横向きになったら、上になっている足から順番にベッドの端に移動させます。両足をベッドから降ろし、床につけます。足の重みを利用して、自然に体が起き上がる方向に導きます。

4. 手で体を支えながらゆっくりと起き上がる
下になっている手でベッドを押し、上の手でも体を支えながら起き上がります。腰の筋肉を使わず、腕と足の力を中心に使います。無理をせず、段階的に体を起こしていきます。

介助がある場合のポイント

家族や介護者がいる場合は、以下の点に注意して介助してもらいましょう。介助者は患者の背中側に立ち、肩甲骨周辺を支えます。腰を持ち上げようとするのではなく、体全体を支える意識で介助することが大切です。患者のペースに合わせ、急がずゆっくりと行い、痛みが強い場合は無理をせず、医療機関への相談を優先します。

【布団編】ぎっくり腰の楽な起き上がり方の手順

ぎっくり腰 起き上がり方

床からの起き上がり方の詳細手順

布団から起き上がる際は、ベッドよりも低い位置からの動作となるため、異なるアプローチが必要です。

1. あおむけの状態で両ひざを立てる
布団の上で仰向けになり、両膝をゆっくりと立てます。足裏全体を床につけ、安定した姿勢を作ります。深呼吸をして、筋肉の緊張をほぐしましょう。

2. 両ひざを左右に倒し、痛くない方向を探す
立てた両膝を左右にゆっくりと倒してみます。痛みの少ない方向を見つけます。無理に動かさず、自然に倒れる方向を選びます。

3. 痛くない方に両ひざを倒し、30秒程度キープ
痛みの少ない方向に膝を倒したまま、しばらく保持します。この間に腰周りの筋肉が徐々にほぐれていく可能性があります。急がず、体が慣れるまで待ちましょう。

4. 横向きの姿勢から手を使って起き上がる
横向きになったら、上の手を床につけて体を支えます。肘を使って徐々に上体を起こしていきます。腰への負担を最小限に抑えるため、腕の力を中心に使います。

起き上がる際の痛みを最小限にするためのポイント

ぎっくり腰 起き上がり方

 

動作のコツと注意点

ぎっくり腰の際の起き上がりで最も重要なのは、腰の筋肉に直接負担をかけないよう、体全体を協調して動かすことです。

ゆっくりとした動作を心がける
急激な動作は筋肉の緊張を高め、痛みを悪化させる可能性があります。一つ一つの動作を丁寧に、時間をかけて行いましょう。痛みを感じたら無理をせず、いったん動作を止めます。

呼吸を意識する
動作中は呼吸を止めがちですが、自然な呼吸を続けることが大切です。深い呼吸は筋肉の緊張を和らげ、痛みの軽減に効果があるとされています。特に起き上がる瞬間は、息を吐きながら行うと良いでしょう。

手と足の連携を活用
腰だけでなく、手と足の力を協調して使います。手で体を支え、足の重みを利用して自然な起き上がりを促します。バランスを保ちながら、段階的に体位を変えていきます。

朝の起き上がりが特に辛い場合の対策

朝は筋肉や関節が硬くなっているため、ぎっくり腰の症状が特に強く現れることがあります。

目を覚ました体制のままで体を動かす準備
いきなり起き上がろうとせず、布団の中で軽く体を動かします。手足を軽く動かして血流を改善します。深呼吸を数回行い、筋肉の緊張をほぐします。

段階的なウォーミングアップ
膝を軽く曲げ伸ばしする、足首を回す、肩甲骨を軽く動かすなど、これらの動作で体全体の準備を整えてから起き上がります。

ぎっくり腰の急性期にしてはいけないこと(NGな動作)

ぎっくり腰 起き上がり方

避けるべき危険な動作

ぎっくり腰の急性期に以下の動作を行うと、症状が悪化したり回復が遅れたりする可能性があります。

勢いをつけて起き上がる
反動や勢いを使った起き上がりは腰への負担が非常に大きくなります。急激な動作は筋肉の損傷を悪化させる可能性があります。時間がかかっても、ゆっくりとした動作を心がけましょう。

腰を直接ひねる動作
仰向けから直接左右に体をひねる動作は危険です。腰椎に大きな負担がかかり、痛みが増強する可能性があります。必ず体全体を一塊にして動かしましょう。

無理な前屈姿勢
起き上がる際に前かがみになりすぎると腰への負担が増します。椎間板への圧力が高まり、症状が悪化する可能性があります。背筋を意識して、できるだけまっすぐな姿勢を保ちましょう。

ぎっくり腰の痛みを和らげるための応急処置と寝方

ぎっくり腰 起き上がり方

楽な寝方のポイント

起き上がりと同様に、寝方も症状の改善に大きく影響します。

横向きで寝る場合
痛みの少ない方を下にして横向きに寝ます。膝の間にクッションや枕を挟むと腰への負担が軽減される可能性があります。抱き枕を使用して、上半身を安定させるのも効果的です。

仰向けで寝る場合
膝の下にクッションを入れて、膝を軽く曲げた状態にします。腰椎の自然なカーブを保つことで、筋肉の緊張が和らぐ可能性があります。首にも適切な高さの枕を使用して、全身のバランスを整えます。

急性期の対処法

安静の重要性
痛みが続く場合は、無理に動かず安静にすることが大切です。ただし、完全に動かないのではなく、可能な範囲で軽い動作は続けましょう。長時間同じ姿勢を続けることは避け、定期的に体勢を変えます。

アイシングと温熱療法
急性期(発症から48時間以内)は患部を冷やすことが推奨されています。慢性期になったら、温めることで血流を改善し、筋肉の緊張を和らげる効果が期待できます。専門家の指導のもとで適切な方法を選択することが重要です。

専門家の見解によるセルフケアの重要性

ぎっくり腰 起き上がり方

YouTube動画での実際の症例では、山田様が20年以上腰痛と肩こりに悩まされていましたが、適切なセルフケアによって劇的な改善を見せています。

継続することが1番だと思うので、皆さんも頑張ってみてください

セルフケア整体(動画 00:15:14)

セルフケアの継続が改善の鍵
専門家によると、手と足の指の機能改善が腰痛の根本的な解決につながる可能性があるとのことです。特に以下の点が重要です。上半身では手の指がしっかり握れるようになること、下半身では足の指が握れて足首の機能が向上すること、これらの改善により腰への負担が軽減される可能性があります。

段階的な改善プロセス
改善には時間がかかりますが、継続することで確実な効果が期待できます。1〜2回目はセルフケアの習得期間、3回目頃から症状の改善を実感し始める、1ヶ月後には明確な改善効果を感じる、2〜3ヶ月で筋力がついて安定した状態になる、という流れが一般的です。

ぎっくり腰の早期回復と再発予防のためにできること

ぎっくり腰 起き上がり方

適度な運動の重要性

急性期を過ぎたら、適度な運動によって筋力と柔軟性を保つことが再発予防に効果的な可能性があります。

正しい姿勢を心がける
日常生活での姿勢が悪いと、腰への負担が蓄積される傾向があります。デスクワーク中の姿勢や、重い物を持つ際の姿勢に注意が必要です。長時間同じ姿勢を続けることは避け、定期的に体勢を変えましょう。

筋力強化と柔軟性の向上
腰周りの筋肉だけでなく、全身のバランスを整えることが重要です。特に体幹の筋力強化は、腰への負担を軽減する効果があるとされています。ストレッチによる柔軟性の向上も、筋肉の緊張を和らげる可能性があります。

生活習慣の見直し
重い物を持つ時は腰を曲げずに膝を使って持ち上げます。長時間の座りっぱなしは避け、定期的に立ち上がって体を動かします。適切な睡眠と栄養バランスの取れた食事も回復には重要です。

予防のためのセルフケア

動画で紹介された事例では、日常生活の隙間時間を活用したセルフケアが効果的でした。電車の中での軽い運動、歩きながらできる手指の運動、仕事の合間の短時間ケアなど、これらの継続的な取り組みが長期的な改善につながる可能性があります。

専門家(医療機関)への相談が必要なケース

ぎっくり腰 起き上がり方

緊急性の高い症状

以下の症状がある場合は、すぐに医療機関を受診する必要があります。

足のしびれや麻痺
腰痛に加えて足にしびれや麻痺がある場合、神経の圧迫が疑われ、早急な治療が必要です。坐骨神経痛や椎間板ヘルニアの可能性があります。

排尿・排便障害
尿が出ない、便が出ないなどの症状がある場合、重篤な神経障害の可能性があり、緊急性が高い状態です。

激しい痛みが続く場合
安静にしていても激しい痛みが続く、数日経っても改善の兆しが見られない、発熱を伴う場合などは専門医の診察が必要です。

適切な治療選択

整形外科での診断
レントゲンやMRIによる画像診断により、骨折や椎間板ヘルニアなどの除外診断が可能です。適切な治療方針を決定できます。

理学療法や整体治療
専門家による適切な施術を受けることで、個人の状態に合わせたリハビリテーションが可能です。セルフケアの指導も受けられます。

薬物療法
痛み止めや筋弛緩剤の処方により、症状に応じた適切な薬物選択が可能です。ただし、副作用への注意が必要です。

まとめ:ぎっくり腰の起き上がり方の重要ポイント

ぎっくり腰 起き上がり方

ぎっくり腰の際の起き上がりは、腰への直接的な負担を避け、体全体を協調して動かすことが最も重要です。

基本原則の再確認
必ず横向きになってから起き上がる、手と足の力を使い腰への負担を最小限にする、ゆっくりとした動作を心がける、痛みを感じたら無理をしない、という4つの原則を守ることが大切です。

状況別の対応
ベッドの場合は高さを利用して段階的に起き上がり、布団の場合は床からの起き上がりに適した手順を使います。一人の場合は安全を最優先に慎重に行い、介助がある場合は適切なサポートを受けながら行います。

継続的なケアの重要性
動画の事例が示すように、適切なセルフケアの継続によって長年の腰痛も改善する可能性があります。急性期の適切な対処と、その後の継続的なケアが健康的な生活の回復につながります。痛みが続く場合や症状が悪化する場合は、迷わず厚生労働省日本整形外科学会の情報を参考に、医療機関を受診し専門家のアドバイスを受けることが大切です。

ぎっくり腰の起き上がり方に関するよくある質問

ぎっくり腰 起き上がり方

Q. ぎっくり腰で起き上がれない時、まず何をすればいいですか?

A. 無理に腰を曲げたり反らしたりせず、まずは布団の中で体を横向きにすることから始めましょう。痛みの少ない方向を見つけて、ゆっくりと横向きの姿勢を取ることが重要です。

Q. ベッドと床(布団)では起き上がり方に違いはありますか?

A. はい、違いがあります。ベッドの場合は高さがあるため足を下ろしやすく、床の場合は手を使って体を支える必要があります。どちらも横向きになることは共通ですが、その後の手順が異なります。

Q. 一人で起き上がる時の注意点は何ですか?

A. 急がず、ゆっくりとした動作を心がけることが最も重要です。手と足の力を使って腰への負担を最小限にし、痛みを感じたら無理をせず、段階的に体勢を変えていきましょう。

Q. 朝起きる時が特に辛いのですが、何か対策はありますか?

A. 朝は筋肉が硬くなっているため、いきなり起き上がろうとせず、布団の中で軽く体を動かして準備をしましょう。手足を軽く動かし、深呼吸をして筋肉をほぐしてから起き上がることが効果的です。

Q. どのくらいの期間で改善が期待できますか?

A. 個人差がありますが、適切なケアを継続すれば1ヶ月程度で改善を実感し始める方が多いです。専門家によると、筋力がつくまでには2〜3ヶ月程度かかることが一般的です。

Q. 医療機関を受診する目安は何ですか?

A. 足のしびれや麻痺、排尿・排便障害がある場合は緊急性が高いためすぐに受診してください。また、数日経っても激しい痛みが続く場合や、発熱を伴う場合も専門医の診察を受けることをお勧めします。

Q. 再発防止のために日常生活で気をつけることは?

A. 正しい姿勢を心がけ、重い物を持つ時は膝を使って持ち上げること、長時間同じ姿勢を続けないこと、適度な運動で筋力と柔軟性を保つことが重要です。また、継続的なセルフケアも効果的です。

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笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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