最終更新:2025.06.16

椎間板ヘルニアの痛みは温める?冷やす?専門家が教える正しい対処法

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

椎間板ヘルニア 痛みを和らげる方法で温めるのは急性期には逆効果です。症状の初期は患部を冷やすことが推奨されます。椎間板ヘルニアによる腰痛や坐骨神経痛の症状に応じた正しい治療法を専門家が解説します。

目次

椎間板ヘルニアとは?症状と原因を理解しよう

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椎間板ヘルニアは、腰椎の椎間板が変形し内部の髄核が飛び出すことで神経を圧迫する疾患です。腰椎椎間板ヘルニアは激しい腰痛や足のしびれといった症状を引き起こし、日常生活に大きな影響を与えます。

椎間板ヘルニアの主な症状

  • 激しい腰の痛み(腰痛)
  • お尻から足にかけてのしびれ(坐骨神経痛)
  • 足の筋力低下や感覚異常
  • 前かがみの姿勢で痛みが増強
  • 咳やくしゃみで症状が悪化
  • 歩行困難や長時間の立位保持困難

椎間板ヘルニアの原因

腰椎椎間板ヘルニアの原因には、加齢による椎間板の変性、重いものを持ち上げる動作、長時間の不良姿勢、スポーツによる腰への負担などがあります。特に20〜40代の働き盛りの方に多く見られる疾患で、デスクワークや肉体労働に従事する人の発症リスクが高いとされています。

【結論】椎間板ヘルニアの痛みは温める?冷やす?判断基準を解説

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症状の発症時期によって痛みを和らげる方法は大きく異なります。正しい判断基準を理解することが効果的な治療につながり、症状の改善を促進します。

時期状態対処法理由
急性期(発症〜3日間)強い痛み、患部に熱感冷やす炎症を抑制し、痛みを軽減
亜急性期(4日〜2週間)痛みは続くが、熱感は軽減様子を見て温める血行促進による回復促進
慢性期(2週間以降)痛みは軽減、筋肉の緊張温める筋肉の緊張緩和、血行改善

なぜ急性期の椎間板ヘルニアの痛みを温めてはいけないのか?

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急性期の椎間板ヘルニアでは、患部に激しい炎症が起こっています。この状態で温める方法を選択すると、以下のような悪影響が生じる可能性があります。腰椎周辺の神経の状態を悪化させ、症状の改善を遅らせる恐れがあります。

炎症の悪化メカニズム

患部を温めることで血管が拡張し、炎症部位への血流が増加します。これにより炎症反応が促進され、腫れや痛みが増強してしまう可能性があります。まさに「火に油を注ぐ」状態となり、腰痛や坐骨神経痛の症状悪化を招く原因となることがあります。

神経圧迫の増強

炎症が悪化すると、神経への圧迫も強くなり、痛みやしびれの症状がより強く感じられるようになる可能性があります。特に坐骨神経痛の症状が悪化し、足のしびれや筋力低下が進行する場合があります。

急性期の椎間板ヘルニアは、患部の炎症を最優先で抑えることが重要です。この時期に温めてしまうと、回復が大幅に遅れることがあります。

患部の痛みを和らげるための正しい応急処置

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急性期の椎間板ヘルニアに対する正しい対処法を実践することで、痛みの軽減と早期の改善が期待できます。患部の状態を見極めた適切な治療が重要です。

効果的な冷やす方法

  • 氷のうの使用:タオルで包んだ氷のうを患部に15〜20分間当てる方法
  • 冷湿布の活用:市販の冷湿布を患部に貼り、定期的に交換する方法
  • 冷やす頻度:1時間おきに冷却を行い、患部の炎症と熱を取る
  • 注意点:直接氷を当てず、必ずタオルなどで包んで使用する

適切な安静の姿勢

急性期では、痛みの少ない姿勢で安静にすることが重要です。横向きで膝を抱えるような姿勢や、仰向けで膝下にクッションを入れる姿勢が一般的な方法として推奨されます。正しい姿勢を保つことで、患部への負担を軽減し症状の改善を促進できます。

急性期に避けるべき行動

  • 入浴やサウナでの温め
  • 温湿布の使用
  • マッサージや強い刺激
  • 無理な運動やストレッチ
  • 長時間の前かがみ姿勢

慢性期に温める治療法が効果的なケースとは

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炎症が落ち着いた慢性期では、温める方法により筋肉の緊張がほぐれ、血行が促進されるため、痛みやしびれの改善が期待される可能性があります。腰椎周辺の筋肉の状態を良好に保つことが重要です。

温熱療法の効果

  • 筋肉の緊張緩和:温めることで筋肉の硬さが和らぎ、痛みが軽減される可能性
  • 血行促進:血流改善により、栄養素の供給と老廃物の除去が促進される可能性
  • 関節可動域の改善:温めることで腰椎の動きがスムーズになる場合
  • 神経の機能改善:温熱により神経の働きが良くなる効果が期待される場合

効果的な温める方法

方法温度時間注意点
入浴・風呂38〜40度15〜20分長時間の入浴は避ける
温湿布4〜6時間かぶれに注意
ホットパック60〜70度15〜20分やけどに注意

症状を悪化させないために!椎間板ヘルニアでやってはいけないこと

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椎間板ヘルニアの症状を悪化させる行動を避けることが回復への近道です。以下の行動は絶対に避け、適切な対処法を選択しましょう。

急性期に避けるべき行動

  • 無理な運動:痛みがある状態での運動は症状を悪化させる可能性
  • 長時間の同じ姿勢:デスクワークや運転などで同じ姿勢を続けない
  • 重いものを持つ:腰に負担をかける動作は避ける
  • 前かがみの姿勢:靴下を履く、物を拾うなどの動作に注意
  • 激しいマッサージ:炎症期のマッサージは症状を悪化させる可能性

日常生活での注意点

椎間板ヘルニアの症状がある間は、正しい姿勢を心がけ、腰への負担を最小限に抑えることが重要です。立ち上がる際は膝を使い、物を持つ際は腰を落として持ち上げるなど、基本的な動作を見直しましょう。患部への過度な負担を避けることで、痛みやしびれの悪化を防ぐことが期待できます。

専門家が教える椎間板ヘルニアの治療法と改善方法

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段階的な運動療法

急性期を過ぎたら、段階的な方法で運動療法を取り入れることで、筋力の維持と症状の改善が期待できます。ただし、自己判断で行わず、必ず専門家の指導のもとで実施することが重要です。適切な治療方法で行うことで、患部の状態改善が見込まれます。

生活習慣の改善による対処法

  • 適切な体重の維持
  • 正しい姿勢の習慣化
  • 定期的な軽い運動
  • ストレス管理
  • 十分な睡眠
  • 栄養バランスの良い食事

症状が続く場合の専門的な治療選択肢

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適切な対処法を実践しても症状が改善しない場合は、専門的な治療が必要になることがあります。椎間板ヘルニアの治療法は多岐にわたり、症状や状態に応じて最適な方法が選択されます。腰椎の状態を詳しく検査することが重要です。

保存的治療の方法

  • 薬物療法:消炎鎮痛剤や筋弛緩剤の処方
  • 物理療法:電気治療や牽引療法
  • ブロック注射:神経ブロック注射による痛みの軽減
  • 理学療法:専門家による運動指導と機能改善

手術療法

保存的治療で改善が見られない場合や、筋力低下が進行する場合には、手術療法が検討されることもあります。最近では、内視鏡を使った低侵襲手術も普及しており、患者への負担を軽減できるようになっています。手術後の状態管理も重要な要素です。

椎間板ヘルニアと関連疾患の違い

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脊柱管狭窄症との違い

椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症は、どちらも腰痛や足のしびれを引き起こしますが、症状の現れ方や原因が異なります。脊柱管狭窄症は間欠性跛行が特徴的で、歩行時に症状が悪化し、休息により改善する傾向があります。

坐骨神経痛との関係

坐骨神経痛は椎間板ヘルニアによって引き起こされる症状の一つです。お尻から太もも、ふくらはぎ、足にかけての痛みやしびれが特徴で、患者の多くが経験する症状です。適切な治療により症状の改善が期待できます。

予防法と再発防止のための対処法

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日常生活での予防方法

  • 正しい姿勢の維持
  • 重いものを持つ際の適切な動作
  • 定期的なストレッチと運動
  • 適切な寝具の選択
  • 長時間の座位や立位の回避

筋力強化による予防

腰椎を支える筋肉を強化することで、椎間板への負担を軽減し、再発を防ぐ効果が期待できます。コアマッスルトレーニングや腰部の筋力強化運動を継続的に行うことが重要です。専門家の指導のもと、個人の状態に合った方法で実施しましょう。

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まとめ:症状に合わせた適切なケアで痛みを乗り越えよう

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椎間板ヘルニアの痛みを和らげる方法として、温めるか冷やすかの判断は症状の時期によって大きく異なります。急性期は冷やし、慢性期は温めることが基本的な対処法です。

重要なのは、自己判断で治療するのではなく、症状の状態を正しく把握し、適切な対処法を選択することです。症状が長期間続く場合や悪化する場合は、迷わず専門家に相談することをお勧めします。患部の状態をしっかりと見極めることで、痛みやしびれの改善が期待できます。

正しい知識と適切な治療法により、椎間板ヘルニアの症状は必ず改善の可能性があります。この記事で紹介した方法を参考に、症状の回復に向けて取り組んでください。腰椎の健康を保ち、良い状態を維持することで、快適な日常生活を送ることができるでしょう。

椎間板ヘルニアの痛み対処法に関するよくある質問

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Q. 椎間板ヘルニアの痛みは温めるべきですか、冷やすべきですか?

A. 症状の時期によって対処法が異なります。発症から3日間の急性期は患部を冷やし、炎症が落ち着いた慢性期は温めることが効果的です。患部に熱感がある場合は冷やすことを優先してください。

Q. 急性期に温めてしまった場合、どうすればよいですか?

A. すぐに温める方法を中止し、患部を冷やしてください。氷のうやタオルで包んだ保冷剤を15-20分間患部に当て、炎症の悪化を防ぎます。症状が悪化した場合は専門家にご相談ください。

Q. 慢性期にはどのような温め方が効果的ですか?

A. 38-40度のぬるめのお風呂に15-20分入浴する、温湿布を貼る、ホットパックを使用するなどの方法があります。ただし、熱すぎる温度や長時間の温めは避け、やけどに注意してください。

Q. 痛みの程度や体質によって適切な治療法は変わりますか?

A. はい、個人差があります。同じ椎間板ヘルニアでも症状の程度や体質によって、適切な対処法が異なる場合があります。症状に合わせて適切な方法を選択することが大切です。

Q. 椎間板ヘルニアでやってはいけないことはありますか?

A. 急性期の無理な運動、重いものを持つ、前かがみの姿勢、激しいマッサージは避けてください。また、長時間同じ姿勢を続けることも症状の悪化につながる可能性があります。

Q. いつ専門家に相談すべきですか?

A. 適切な対処法を試しても症状が改善しない場合、症状が悪化する場合、筋力低下が見られる場合は、迷わず整形外科や整体などの専門家にご相談ください。早期の適切な治療が重要です。

Q. 冷やす際の注意点はありますか?

A. 氷を直接患部に当てず、必ずタオルで包んで使用してください。15-20分間冷やしたら一度外し、1時間程度間隔を空けてから再度冷やします。凍傷を防ぐため、長時間の連続使用は避けてください。

坐骨神経痛でピキッと痛みを感じる原因とは?ぎっくり腰の可能性や治療法・改善ストレッチをセルフケア整体院が解説

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

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    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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