最終更新:2025.06.30

変形性膝関節症でもクロール可能?効果的な泳ぎ方と注意点を専門家が解説

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

変形性膝関節症の方にとって、クロール(水泳)は膝への負担を軽減しながら運動できるため良い選択肢の一つです。水中では体重の約90%が浮力で軽減されるため、膝関節への衝撃が少なくなり、痛みを感じている方でも比較的安全に運動を継続できる可能性があります。本記事では理学療法士の専門知識に基づき、変形性膝関節症の方がクロールを行う際の効果的な方法と注意点について詳しく解説いたします。また、実際の症状改善事例も交えながら、安全で効果的な水中運動の実践方法をご紹介します。

目次

変形性膝関節症とクロールの基本的な関係性

変形性膝関節症 クロール

変形性膝関節症は膝関節の軟骨がすり減ることで痛みや変形が生じる疾患です。従来の陸上での運動では膝関節に体重の負荷がかかりますが、水中でのクロールは浮力の恩恵を受けることができます。関節への負担軽減は膝の痛みにおいて重要な要素となります。

水中運動の最大の特徴は、重力の影響を大幅に軽減できることです。陸上では膝関節に全体重がかかりますが、水中では浮力により負担が約10分の1まで軽減されます。これにより、痛みや炎症がある状態でも安全に運動を継続することが可能になります。

水中運動が膝関節に与える具体的なメリット

運動環境膝関節への負担主な効果適用対象
陸上ウォーキング体重の100%筋力維持、心肺機能向上軽度症状の方
水中クロール体重の10%程度全身筋力強化、関節可動域改善中等度〜重度症状の方
水中ウォーキング体重の10-20%膝周囲筋力強化、バランス改善初心者、高齢者
アクアビクス体重の15-25%有酸素能力向上、楽しみながら継続グループ運動希望者

クロールが変形性膝関節症に与える具体的な効果

変形性膝関節症 クロール

クロールによる運動効果は単なる膝関節への負担軽減にとどまらない可能性があります。水の抵抗を利用した筋力強化と関節可動域の改善が同時に期待できる運動です

浮力による負担軽減効果

水中では浮力により体重の約90%が軽減されるため、変形性膝関節症で痛みを感じている方でも運動を継続しやすくなります。この負担軽減は炎症を起こしている膝関節にとって重要な要素となります。膝への負荷を大幅に軽減することで、安全に運動療法を実施することが可能になります。

全身運動としての総合的効果

クロールは膝関節だけでなく、大腿四頭筋、ハムストリングス、臀筋群など膝関節を支える筋肉群を総合的に鍛えることができます。これらの筋肉の強化により膝関節の安定性向上が期待できる可能性があります。特に内転筋や大腿二頭筋の強化は、膝関節の安定化において重要な役割を果たすとされています。

関節可動域の改善効果

水中での運動は関節の動きを滑らかにし、可動域の改善に効果的とされています。温かい水の中での運動により筋肉の緊張が和らぎ、関節の動きがより円滑になる傾向があります。これは変形性膝関節症で関節の硬さを感じている方にとって特に有益な効果です。

変形性膝関節症の方が安全にクロールを行う実践方法

変形性膝関節症 クロール

変形性膝関節症の症状がある方がクロールを行う際は、適切なフォームと段階的なアプローチが重要です。

膝の痛みを放置しておくと年々痛みが増してきて、変形や水が溜まって歩きにくくなり、変形性膝関節症と呼ばれる疾患になる可能性があります。そうなる前に受診して正しい治療を行う、正しいトレーニングで筋肉をつける、この2つが大切です。

理学療法士 笹川先生(動画 00:02:15)

膝の痛みと痛み止め薬について:変形性膝関節症の症状と原因・治療法・薬の選び方を解説

クロールのキック(バタ足)における具体的な注意点

クロールのキック動作では膝の伸展制限がある場合に痛みが生じる可能性があります。以下の点に注意することで、より安全に運動を行うことができます:

  • 膝の曲げ伸ばしは無理のない範囲で行い、痛みの有無を常に確認する
  • キックの強度は徐々に上げていき、初回は軽めから開始する
  • 痛みを感じた場合はすぐに中止し、休息を取る
  • 水温は28-30度程度の温かい環境を選び、筋肉の緊張を和らげる
  • 運動前後のストレッチを十分に行い、筋肉の柔軟性を保つ
  • つま先は内側に向け、足首の安定性を保つ

段階的な運動プログラムの実践

変形性膝関節症の進行度や症状に応じて、以下のような段階的アプローチが推奨されます。個人の状態に合わせた調整が重要です:

段階運動内容時間目安頻度注意点
初期段階水中ウォーキング、軽いバタ足10-15分週2-3回痛みの有無を常に確認
中期段階ゆっくりとしたクロール15-25分週3-4回フォームを重視、無理をしない
維持段階通常のクロール、他の泳法も併用25-40分週4-5回定期的な医師への相談

専門家による膝の痛み改善と実際の成功事例

変形性膝関節症 クロール

実際の変形性膝関節症の改善事例では、水中運動と並行して日常的なセルフケアが重要な役割を果たします。

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61歳女性の劇的改善事例

ヒアルロン酸注射を長年続けていた61歳の女性が、6回の指導で歩行が大幅に改善した実例があります。この事例では水中運動と合わせて足首周りのセルフケアが効果的だったとされています。

教えていただいたことを自分でやって、確かに身についているので、最初の悩みがなくなるぐらい自分では身に付いて改善できたと思います。毎日なり、1週間に何回かなり、きちんとずっと続けてきたことが、今これだけ自分の気持ちも体も変わってきたと思います。

セルフケア整体(動画 00:20:52)

効果的なセルフケア方法の組み合わせ

理学療法士が推奨するセルフケアには足首周りの筋肉強化が含まれます。足首の安定性向上により膝関節の負担を軽減し、クロール時のパフォーマンス向上も期待できる可能性があります

足首周りのセルフケアは以下のような効果が期待されます:

  • 足首内側の筋肉強化による膝関節の安定化
  • 足指の筋力向上による全身バランスの改善
  • ふくらはぎの筋肉活性化による血流促進
  • 膝周囲筋群の協調性向上
  • 歩行時の安定性向上と転倒リスクの軽減

クロール以外の推奨される水中運動の選択肢

変形性膝関節症 クロール

変形性膝関節症の方にはクロール以外にも効果的な水中運動があります。症状や体力レベルに応じて選択することが大切です。

水中ウォーキングの実践方法

最も基本的な水中運動で、浮力により膝への負担を軽減しながら関節の可動域を広げる効果が期待できます。前進、後進、横歩きなど様々な方向への動きを取り入れることで、膝周囲筋群をバランスよく鍛えることができます。水中ウォーキングは運動初心者や症状が重い方にとって理想的な運動です。

背泳ぎ・平泳ぎの特徴と注意点

背泳ぎは仰向けの姿勢で行うため膝への負担がさらに軽減される傾向があります。平泳ぎのキック動作は膝の屈曲・伸展運動として関節可動域の改善に効果的ですが、症状によっては注意が必要です。特に膝関節の変形が進行している場合は医師の指導の下で実施することが重要です。

アクアビクス・グループレッスンの利点

音楽に合わせて行う水中エクササイズで、楽しみながら継続できるメリットがあります。グループレッスンでは専門インストラクターの指導の下、安全に運動を行うことができます。社会的な交流も含めて心理的な効果も期待できる運動形態です。

運動実施時の重要な注意点と医師への相談指針

変形性膝関節症 クロール

変形性膝関節症の状態でクロールや水中運動を行う際は、以下の注意点を必ず守ることが大切です。

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絶対に避けるべき状況・症状

  • 膝関節に強い痛みや腫れがある時
  • 膝に水が溜まっている状態(関節水腫)
  • 発熱や体調不良時
  • 医師から運動制限の指示がある場合
  • 関節の炎症が急性期にある時
  • めまいや息切れなどの全身症状がある時

医師への相談が必要なケースと対応

運動開始前には必ず整形外科医に相談し、適切な運動強度や頻度について指導を受けることが重要です。特に以下の症状がある場合は運動療法の適応について慎重な判断が必要です:

  • 膝の変形が進行している(X線検査でGrade3以上)
  • 膝をまっすぐ伸ばせない(伸展制限)
  • じっとしていても痛みが続く(安静時痛)
  • 歩行時に著しい困難がある
  • 関節の可動域制限が重度(屈曲90度未満)
  • 過去に膝関節の手術歴がある

日常生活における総合的なアプローチと生活習慣の改善

変形性膝関節症 クロール

クロールや水中運動の効果を最大化するためには日常生活での膝関節ケアも欠かせません。運動療法と生活習慣の改善を組み合わせることで、より効果的な症状管理が可能になります。

体重管理の重要性と具体的な方法

過体重は膝関節への負担を増加させるため適切な体重管理が必要です。水中運動は消費カロリーが高く体重減少にも効果的です。1kgの体重減少により膝関節への負担は歩行時に約3-4kg軽減されるとされています。BMI25未満を目標とし、必要に応じて栄養士との相談も検討しましょう。

筋力維持のための継続的なトレーニング

大腿四頭筋を中心とした膝周囲筋群の筋力維持は変形性膝関節症の進行予防において重要な要素です。年齢とともに筋力は低下しますが、適切なトレーニングにより20代でも70代でも筋力向上が期待できる可能性があります。特に水中でのトレーニングは関節への負担を最小限に抑えながら効果的な筋力強化が可能です。

日常生活動作の工夫と環境整備

階段の昇降時には手すりを活用し、正座や和式トイレの使用を避けるなど、膝関節への負担を軽減する生活の工夫が重要です。また、適切な靴の選択や杖の使用なども症状に応じて検討することが推奨されます。

長期的な効果と継続のためのモチベーション管理

変形性膝関節症 クロール

変形性膝関節症に対する水中運動の効果は継続することで徐々に現れる傾向があります。実際の改善事例では6回の指導で顕著な歩行改善が見られ、手術予定を延期できるほどの効果が報告されています。しかし個人差があるため効果の現れ方には違いがあることを理解しておくことが大切です。

継続のための具体的な戦略

運動の継続には現実的な目標設定と段階的な改善の実感が重要です。痛みの軽減、歩行距離の延長、日常生活動作の改善など具体的な変化を記録することでモチベーションの維持につながります。また定期的な医師やセラピストとの相談により適切なフィードバックを受けることも継続の鍵となります。

季節や環境変化への対応

水中運動は屋内プールで行うことが多いため天候に左右されにくい利点があります。しかし水温や湿度、プールの混雑状況などの環境因子も考慮し、最適な条件で運動を行うことが重要です。複数の施設を把握しておくことで継続しやすい環境を整えることができます。

変形性膝関節症とクロールに関するよくある質問

変形性膝関節症 クロール

Q. 変形性膝関節症でもクロールは安全に行えますか?

A. 変形性膝関節症の方でも水中では浮力により膝への負担が軽減されるため、クロールは比較的安全に行える運動とされています。ただし痛みを感じる場合は無理をせず医師に相談することが大切です。段階的に始めて徐々に強度を上げていくことが推奨されます。

Q. クロール以外に変形性膝関節症に良い運動はありますか?

A. 水中ウォーキング、平泳ぎ、背泳ぎなどの水中運動や、ラジオ体操、自転車などが膝に優しい運動として推奨される傾向があります。これらの運動は膝関節への負担を軽減しながら筋力維持に効果的とされています。個人の症状に合わせて選択することが重要です。

Q. 変形性膝関節症の運動で避けるべきことはありますか?

A. ジャンプや身体接触を伴う激しい運動は避けるべきとされています。痛みを感じたり症状が悪化する場合はすぐに運動を中止し医師の指示に従うことが重要です。また急激な動きや無理な負荷をかけることも避けましょう。

Q. どのくらいの頻度でクロールを行えばよいですか?

A. 初期段階では週2-3回、1回15-20分程度から始めることが推奨されています。症状の改善に応じて徐々に時間や頻度を増やしていきます。医師や理学療法士の指導の下で個人の状態に合わせて調整することが大切です。

Q. 水温はどのくらいが適切ですか?

A. 28-30度程度の温かい水温が推奨されています。適度な温度により筋肉の緊張が和らぎ関節の可動域改善にも効果的とされています。冷たすぎる水は筋肉の硬直を招く可能性があるため避けましょう。

Q. 変形性膝関節症の手術は避けられますか?

A. 適切な運動療法や保存的治療により手術を延期または回避できる場合があるとされています。実際に水中運動やセルフケアにより症状が大幅に改善し手術予定を延期できた事例も報告されています。まずは医師にご相談ください。

Q. 膝に水が溜まっている場合でもクロールはできますか?

A. 膝に水が溜まっている状態ではまず医師による適切な治療を受けることが優先されます。症状が安定してから医師の許可を得て段階的に水中運動を開始することが大切です。炎症が落ち着くまでは運動を控えましょう。

変形性膝関節症でお悩みの方にとって、クロールを含む水中運動は症状改善の有効な選択肢の一つとされています。適切な指導の下で段階的に取り組むことで膝の痛みの軽減と機能改善が期待できる可能性があります。運動開始前には必ず医師に相談し個々の症状に応じた運動プログラムを検討することが重要です。また日本整形外科学会などの公的機関の情報も参考にしながら、安全で効果的な運動療法を継続していくことをお勧めいたします。継続的なセルフケアと適切な運動により、多くの方が症状の改善を実感されています。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    1回で状態を把握して、全部教えてもらえませんか?

    A

    A:お気持ちはよく分かります。動画を見て「今すぐ全部知りたい」と思われるのは当然です。 しかし、申し訳ございません。それは危険であり、効果的ではありません。

    【なぜ1回では無理なのか】

    セルフケアは単なるストレッチではなく、ズボラ筋の筋力トレーニングです。 例えるなら、運動不足の人がいきなりフルマラソンを走るようなもの。

    実際、優しくやっても翌日筋肉痛になる方がほとんどです。 いきなり全身14箇所やると、翌日動けなくなることも。

    【段階的に進める5つの理由】

    1:安全性の確保

    特に高齢の方や筋力が弱い方は、順番を間違えると怪我のリスク

    2:痛い箇所は最初触れない

    筋肉に裂傷がある場合、直接触ると悪化

    関連する別のズボラ筋から段階的にアプローチ

    3:原因は複数箇所の連動

    腰痛の原因が実は足首だったり、肩こりの原因が手首だったり

    全身14箇所のズボラ筋を連動させて初めて根本改善

    4:フォームの調整が必要

    筋肉が働き始めると、負荷量やフォームを変える必要があります

    間違ったフォームは逆効果に

    5:指導責任

    私たちには責任があります

    適当な形で伝えて効果が出なくなることは絶対に避けたい

    【改善までの現実的な流れ】

    初回〜1ヶ月目

    • 週1回または2週に1回ペース
    • 痛みの原因を特定、安全な箇所から開始
    • 姿勢や歩き方に変化を実感

    2〜3ヶ月目

    • 2週間に1回ペース
    • ズボラ筋が働き始め、日常が楽に
    • 痛みを忘れる時間が増える

    3〜6ヶ月目

    • あなたのペースで継続
    • 全身のバランスが整い始める
    • 痛みレベル10が2〜3まで改善

    6ヶ月以降

    • 月1回のメンテナンス
    • セルフケア(毎日)+プロのチェック(月1回)で良い状態をキープ

    【さらに上を目指すなら】

    関節トレーニングで痛みが改善したら、マンツーマンピラティスを追加することも可能です。

    ズボラ筋が働いた状態でのピラティスは、通常の3倍以上の効果が期待できます。

    • 痛みを取る(マイナス→ゼロ)から
    • 理想の健康体へ(ゼロ→プラス100)

    初回では、あなたの体の状態を詳しく検査し:

    • どこから始めるべきか
    • どのペースが最適か
    • どのくらいの期間で変化が期待できるか

    これらを明確にお伝えします。

    焦る必要はありません。 段階的に、確実に、あなたの体は変わります。

    1回で全部は無理ですが、6ヶ月後には「自分で健康を管理できる力」が身につきます。 それは一生の財産になります。

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    A: セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることに特化してわざと身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を狙って、活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより手術が必要と言われた人でも改善されていき、一時的ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    【他の整体とセルフケア整体の決定的な違い】

    一般的な整体
    痛い場所を揉む・緩める → 一時的に楽になる → また痛くなる(エンドレス)

    セルフケア整体の流れ
    1. ズボラ筋を段階的に活性化(関節トレーニング)
    2. ガンバリ筋の負担が減り、痛みが根本改善
    3. セルフケアを習得し、自分でも管理できるように
    4. さらにピラティスで理想の健康体へ(オプション)

    この「痛みを取る→健康を維持→さらに向上」という段階的なアプローチが、他では絶対に真似できない当院独自の強みです。

    【お客様の変化の道のり】

    初回〜1ヶ月目:原因の特定と安全なスタート
    動画だけでは分からない、あなたの筋肉量に合った適切な負荷量、安全なセルフケアの順番を個別に設定。痛すぎる箇所は触らず、関連するズボラ筋から開始。

    2〜3ヶ月目:痛みが波打つように改善
    ズボラ筋が少しずつ働き始め、ガンバリ筋の負担が減少。日常生活が楽になり、痛みを忘れる時間が増えていきます。

    3〜6ヶ月目:セルフケアマスターへ
    全身14箇所のズボラ筋が連動し、身体全体のバランスが整う。オーダーメイドの動画教材で、自宅でもセルフケアを実践。

    この過程で多くの方が予想外の変化を実感:
    – ぽっこりお腹がへこんだ
    – 夜間頻尿が改善
    – 睡眠の質が向上
    – むくみが取れて引き締まった
    – 姿勢が美しくなった

    6ヶ月以降:健康維持から理想の体へ
    月1回のメンテナンスで良い状態をキープ。
    ここで多くの方が気づきます。「痛みがないだけじゃ物足りない」と。

    【ピラティスという選択肢】

    痛みが改善し、ズボラ筋が働くようになった体は、実は「最高のスタートライン」に立っています。

    なぜ当院のピラティスは効果が違うのか?

    一般的なピラティス:
    – ズボラ筋が働いていない状態で行う
    – ガンバリ筋だけを酷使
    – 効果が限定的

    当院のピラティス:
    – ズボラ筋が働いている状態で行う
    – 全身の筋肉が正しく連動
    – 通常の3倍以上の効果

    関節トレーニングで土台を作った後のピラティスだから:
    – 体幹がさらに強化
    – 代謝が劇的にアップ
    – 美しいボディラインへ
    – 運動パフォーマンスが別次元に
    – 自律神経が整い、心身ともに健康

    つまり、痛みを取る(マイナス→ゼロ)だけでなく、理想の健康体(ゼロ→プラス100)まで導けるのが、セルフケア整体の本当の価値です。

    【なぜ継続的なアプローチが必要なのか】

    運動療法と聞くと不安を感じるかもしれませんが、お一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めます。

    筋肉が正しく機能するまで2〜3ヶ月、その後ガンバリ筋の負担が減ることで徐々に痛みが改善。この流れに時間が必要ですが、確実に変化していきます。

    セルフケアを習得した後も、月1回のメンテナンスで:
    – フォームの修正
    – 新たな不調の早期発見
    – モチベーションの維持

    さらにピラティスを追加することで、「健康を維持」から「健康を向上」へシフトできます。

    【私たちのビジョン】

    この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へ広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。

    「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」だけでなく、「年齢を重ねるごとに、より健康になる」ことも可能です。

    セルフケア整体は、あなたの痛みを取るだけでなく、理想の健康体へと導くパートナーです。

    ぜひ私たちとともに、本当の健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    A: はい、10年、20年以上悩んでいる方でも根本改善が可能です。
    実際に多くの方が、今まで誰も気づかなかった「真の原因」への対処で改善されています。

    【当院の実績】

    20年以上の慢性痛から解放(山田様・40代)
    20代から腰痛と肩こりに悩み、電車で1時間立つと歩けないほどの痛み。
    →1ヶ月過ぎから電車で立っていられるように
    →3ヶ月で肩こりがほぼゼロに。頭痛も完全消失

    手術宣告から階段昇降可能に(片桐様・61歳)
    変形性膝関節症で「即手術レベル」と診断。週3〜4回整体通い。
    →3ヶ月で駅の階段も普通に昇降
    →「手術しない」と決断できるまでに改善

    50歳過ぎから悪化した全身の痛み(土屋様・57歳)
    毎日薬とシップ、映画も座って見られない状態。
    →1ヶ月半で肩甲骨の変化を実感
    →朝の痛みなく起床、首が上を向けるように

    これらの方々に共通するのは、「ズボラ筋」へのアプローチで初めて改善したことです。

    【なぜ今まで治らなかったのか】

    どこに行っても再発する理由は明確です。
    従来の治療は「痛い場所」ばかりケアして、「サボっている筋肉(ズボラ筋)」を完全に見落としていたからです。

    当院の関節トレーニングは、痛みを取ることに特化し、「ズボラ筋のみ」を狙って働かせます。
    こういう整体は他に一切ありません。

    【2人の専門家が辿り着いた同じ答え】

    院長NOBU先生(YouTube登録者148万人)
    高校相撲での怪我以来、10年以上腰と膝の痛みに苦しむ。
    柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得しても、自分の体だけは治せなかった。
    関節トレーニングとの出会いで、ようやく改善。

    理事 笹川先生(特許発明者・TEDx登壇)
    理学療法士として12年間、3,000名以上の治療に携わる。
    従来のリハビリの限界を感じ、「ズボラ筋理論」を確立。
    特許取得(第7534009号)の科学的メソッドを開発。

    異なる道を歩んだ2人が、同じ「ズボラ筋」という答えに辿り着きました。
    SNS総フォロワー240万人という実績が、この方法の確かさを証明しています。

    【重要:改善過程で知っておいてほしいこと】

    特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなることがあります。

    これは悪化ではありません。
    弱った筋肉(ズボラ筋)が目覚め始め、今まで酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)の負担が変化している証拠です。

    実際、多くの方が「1ヶ月〜1ヶ月半で変化を実感」と言われます。
    痛みは波打つように、確実に治まっていきます。

    【当院独自のアプローチ】

    痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく:
    1. 痛みの少ない部位から開始
    2. 適切な負荷量と順序で段階的に
    3. 全身14箇所のズボラ筋を連動させる

    施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めるので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    【なぜ関節トレーニングは痛み改善に特化できるのか】

    一般的な運動療法:全身をバランスよく鍛える
    → 痛みがある状態では逆効果になることも

    当院の関節トレーニング:ズボラ筋「だけ」を狙う
    → 無駄なことをしないから、最短で効果が出る
    → 手術宣告を受けた方も普通に歩けるように

    この「あえてズボラ筋のみ」という選択が、当院独自の特徴であり、他では得られない結果を生み出します。

    【改善の目安】

    軽度〜中程度の痛み
    2〜3ヶ月で日常生活が楽に

    重度・慢性痛(10年以上)
    3〜6ヶ月で大幅改善
    ※山田様のように20年以上の慢性痛でも、3ヶ月で劇的改善

    通うペース
    最初の2ヶ月:週1回または2週に1回
    3ヶ月目以降:2〜3週に1回
    ※筋肉の状態により個人差があります

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出します。

    無理をせず一歩ずつ、確実に。
    長年の苦しみから解放される日は、必ず来ます。

    多くの方が「もっと早く来ればよかった」と言われます。
    一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    A:何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実は、これまでの整体で改善しなかったのには明確な理由があります。

    【なぜ今までの整体では戻ってしまったのか】

    一般的な整体は「痛い場所を揉む・緩める」アプローチです。これでは一時的に楽になっても、根本原因が解決されていないため、必ず痛みが戻ってきます。

    真の原因は「サボっている筋肉(ズボラ筋)」にあります。ズボラ筋が働かないことで、他の筋肉(ガンバリ筋)が過剰に働き、限界まで酷使されて痛みを生み出しているのです。

    【セルフケア整体の根本的アプローチ】

    当院では、初回90分かけて身体全体の筋肉バランスを徹底的に分析し、14箇所あるズボラ筋のどこが働いていないかを特定します。そして、以下の段階的アプローチで根本改善を実現します:

    初回〜1ヶ月目:安全なスタート

    • ✅あなたの筋力に合った適切な負荷量を設定
    • ✅痛すぎる箇所は触らず、関連するズボラ筋から開始
    • ✅施術前後で姿勢や歩き方の変化を写真・動画で確認

    2〜3ヶ月目:波状の改善

    • ✅ズボラ筋が徐々に働き始め、ガンバリ筋の負担が減少
    • ✅痛みレベルが10→5→3と段階的に改善
    • ✅日常生活で「痛みを忘れる時間」が増えていく

    3〜6ヶ月目:根本改善の定着

    • ✅全身14箇所のズボラ筋が連動し、身体全体のバランスが整う
    • ✅セルフケアも習得し、自分で体をメンテナンスできるように
    • ✅多くの方が痛みレベル0〜2まで改善

    【なぜ「健康貯金」が積み上がるのか】

    筋肉が正しく機能するまでには2〜3ヶ月必要です。この期間、適切な施術とセルフケアを継続することで、身体は「痛みが出にくい状態」を記憶していきます。これが「健康貯金」です。

    6ヶ月以降は月1回のメンテナンス(8,000円)で良い状態をキープでき、さらにピラティスを追加することで、痛みのない体から「理想の健康体」へステップアップも可能です。

    【施術への不安を解消する3つの約束】

    1. 科学的根拠に基づく施術
      • ✅特許取得の「ズボラ筋理論」(特許第7534009号)
      • ✅14年間で5,000名以上の改善実績
    2. 段階的で安全なアプローチ
      • ✅筋肉に裂傷がある場合は無理をしない
      • ✅一人ひとりの状態に合わせた負荷量と順番
    3. 透明性のある施術
      • ✅なぜその施術が必要か、すべて説明します
      • ✅改善の過程を数値と映像で可視化

    セルフケア整体は、あなたに施術を「任せる」のではなく、一緒に「健康を作り上げていく」パートナーです。不安なことは何でもご相談ください。初回カウンセリングで、あなたの身体がなぜ今まで改善しなかったのか、どうすれば改善するのかを明確にお伝えします。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    A:初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約90分のお時間をいただいています。

    2回目以降は、お選びいただくプランによって異なります:

    • 施術中心プラン:30〜40分
    • セルフケア習得プラン:60分程度

    【なぜ初回に90分必要なのか】

    初回では以下の3つのステップで、あなたの痛みの真因を特定します:

    1. カウンセリング(約30分)

    • ✅痛みの履歴と生活習慣の詳細確認
    • ✅過去の治療歴と効果の検証
    • ✅あなたが目指す理想の状態の明確化

    2. 身体検査と施術(約40分)

    • ✅全身14箇所のズボラ筋の働きをチェック
    • ✅姿勢分析と動作確認(写真・動画撮影)
    • ✅あなたに最適な負荷量での初回施術

    3. アフターカウンセリング(約20分)

    • ✅施術前後の変化を映像で確認
    • ✅あなた専用の改善プログラムの説明
    • ✅今後の通院ペースと期待できる変化の説明

    【時間をかける理由】

    多くの整体院では「とりあえず痛い場所を揉む」という対症療法的なアプローチですが、当院では根本原因である「ズボラ筋」を特定し、段階的な改善計画を立てます。

    例えば、膝の痛みでも原因は:

    • ✅股関節のズボラ筋の機能低下
    • ✅足首の可動域制限
    • ✅体幹の筋力バランスの崩れ

    など、複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。

    【期待できる変化のタイムライン】

    初回で多くの方が実感される変化:

    • ✅姿勢の明らかな改善(写真で確認)
    • ✅歩き方が軽くなる(動画で比較)
    • ✅痛みレベルが10段階で平均2〜3ポイント改善

    ただし、筋肉に裂傷がある場合や慢性化が著しい場合は、初回では大きな変化を感じにくいこともあります。そのような方こそ、段階的なアプローチが必要です。

    【2回目以降の施術について】

    2回目以降は、初回の検査結果とあなたの目標に基づいて最適なプランをご提案します:

    施術中心プラン(30〜40分)

    • ✅まずは身体の変化を実感したい方向け
    • ✅症状別(膝・腰・肩など)に特化したアプローチ
    • ✅あなたのペースで通いながら、段階的に改善
    • ✅多くの方が2〜3ヶ月で「日常が楽になった」と実感

    セルフケア習得プラン(60分)

    • ✅根本改善と「自分で治せる力」を身につけたい方向け
    • ✅全身14箇所のズボラ筋を段階的に活性化
    • ✅あなた専用のセルフケア動画で自宅でも実践
    • ✅3〜6ヶ月で痛みレベルが大幅に改善

    その後のメンテナンス

    • ✅月1〜2回の定期ケアで良い状態をキープ
    • ✅ピラティスを追加して更なる健康増進も可能

    初回で「長期間通うのは…」と感じる方も、実際に身体が変化していくのを体感すると、自然と「もっと良くなりたい」という気持ちになります。

    私たちは回数や期間を押し付けるのではなく、あなたの身体の状態と生活スタイルに合わせて、最適なペースをご提案します。大切なのは「健康貯金」を着実に積み重ねていくことです。

    時間をかけてでも「一生モノの健康な身体」を手に入れたい方のために、私たちは妥協のない施術を提供しています。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    A: お客様の目的と状態により異なりますが、多くの方が以下のような変化を実感されています。

    【初回〜1ヶ月目】
    姿勢や動きの変化を実感
    ※筋肉に裂傷がある方や重度の慢性痛の方は、変化がゆっくりなこともあります

    【2〜3ヶ月目】
    ズボラ筋が働き始め、日常生活が楽に
    痛みを忘れる時間が増えてきます
    ※週1回ペースで通われる方が、最も早く効果を実感

    【3〜6ヶ月目】
    ズボラ筋が定着し、ガンバリ筋の負担が減ることで痛みが大幅に改善
    セルフケアも身につき、自分で体をコントロールできるように
    ※2週間に1回ペースで約6ヶ月、全身14箇所のズボラ筋をマスター

    【6ヶ月〜1年】
    快活な身体が定着し、写真のような健康的な状態に
    ※セルフケアを毎日実践+月1回のメンテナンス(8,000円)で良い状態をキープ

    【より早く、より高い目標を達成したい方へ】

    関節トレーニングで痛みが改善してきたら、
    オプションとして「マンツーマンピラティス」を追加することで:

    ・姿勢がさらに美しくなる
    ・代謝が上がりダイエット効果も
    ・体幹が強化され運動パフォーマンスUP
    ・自律神経が整い睡眠の質も向上

    ズボラ筋が働いた状態でピラティスを行うと、
    通常の3倍以上の効果が期待できます。

    痛みを取る(マイナス→ゼロ)だけでなく、
    より健康で美しい体(ゼロ→プラス100)を目指せます。

    【重要】なぜこの期間が必要なのか?

    ズボラ筋は「長年サボっていた筋肉」です。
    筋肉が正しく機能するまで2〜3ヶ月かかり、
    その後、ガンバリ筋の負担が減ることで
    徐々に痛みが改善していきます。

    筋肉が働く → ガンバリ筋の負担減 → 痛み改善
    この流れに時間が必要なのです。

    【セルフケアを覚えた後のメンテナンスについて】

    セルフケアをマスターすれば、
    毎日自分でズボラ筋を働かせることができます。

    ただし、月1回のメンテナンス(8,000円)は重要です:
    ・セルフケアのフォームチェックと修正
    ・新たな不調の早期発見
    ・より効果的な方法へのアップデート
    ・モチベーションの維持

    「セルフケア(毎日)+プロのチェック(月1回)」
    この組み合わせが、良い状態を長期間キープする秘訣です。

    【さらに上を目指すなら】
    マンツーマンピラティスを追加(月1〜2回選択可)
    – 月1回コース:8,000円
    – 月2回コース:16,000円

    メンテナンスと組み合わせることで、
    現状維持だけでなく、より健康的で美しい体へ進化できます。

    多くの方が
    「月1回のメンテナンスで痛みは安心」
    「ピラティスも加えたら若い頃より調子がいい」
    と喜ばれています。

    【あなたに最適なペースをご提案】

    初回で身体の状態を詳しく検査し、
    ・どこのズボラ筋が働いていないか
    ・どの順番でアプローチすべきか
    ・どのくらいの期間が必要か
    ・ピラティスを始める最適なタイミング
    を明確にお伝えします。

    単なる一時的な改善ではなく、
    「痛みのない体」から「理想の体」へ。
    段階的に「健康貯金」を積み重ねることが、
    私たちの目標です。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    A: 多くの関節痛や身体の不調に効果的ですが、正直にお伝えすると、以下の場合は改善が難しい、または通常より長期間必要になります。

    【別の治療が必要なケース】
    – リウマチによる痛み
    →専門医での治療と並行して行う必要があります

    – 急性の外傷(捻挫、靱帯損傷など)で腫れがひどい場合
    →まず腫れが引くのを待つ必要があります(1〜2週間程度)

    【通常より長期間かかるケース】
    – 五十肩などの関節拘縮
    →筋肉が線維化しているため、通常の倍以上の期間(6ヶ月〜)が必要です

    – 常時しびれがある(寝ている時も続く)
    →神経が傷ついている可能性があり、まず病院での検査をお勧めします
    →痛みは改善できますが、しびれ自体の改善は難しい場合があります
    →筋力が著しく低下しているため、改善まで4〜6ヶ月必要です

    – 骨の変形が著しく進行している
    →変形自体は戻せませんが、痛みの軽減は可能です
    →場合によっては手術も選択肢として検討が必要です

    これらに該当する方も、まずは一度ご相談ください。
    現状を正確に把握し、最適な選択肢をご提案いたします。

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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