最終更新:2025.05.30

変形性膝関節症のステージ分類とは?【KL分類グレード0~4】症状・治療法を専門家が徹底解説

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

変形性膝関節症は、一般的にKL分類という基準を用いて重症度や進行度を0から4の5段階に分類される疾患です。Grade 0は正常な膝関節の状態で、Grade IVになると関節の隙間がほとんどなくなり骨棘や骨変形が著しく進行した状態となります。

この分類により、患者さんの症状に応じた適切な治療法の選択が可能になり、症状の緩和や機能回復を目指すことができます。本記事では、変形性膝関節症の各ステージの特徴と治療方針について、専門家の見解を交えながら詳しく解説します。膝の痛みでお悩みの方は、まず自分の症状がどのステージに該当するかチェックしてみましょう。

目次

変形性膝関節症とは?ステージ分類の基本概要と原因

変形性膝関節症 ステージ分類

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減り、骨や関節に変形が生じる疾患です。

さらに、日本だけでも2000万人から3000万人の患者がいると推定されており、特に女性に多く見られる傾向があります。

変形性膝関節症というのは、日本だけでも2000万人から3000万人いると言われています。それだけ膝の痛い人って多いんです。これなぜかというと、年をとったからとか、体重が重いからとか、そういうのはあまり関係ないですよ。

理学療法士 笹川先生(動画 01:05)

一方で、変形性膝関節症の主な原因には以下が挙げられます:

原因分類具体的要因説明
加齢軟骨の老化年齢とともに軟骨の水分含有量が減少し、弾力性が低下する可能性があります
力学的負担肥満・O脚・外傷関節への過度な負担により軟骨の損傷が進行する傾向があります
筋力低下大腿四頭筋の衰え膝関節を支える筋肉の機能低下により関節不安定性が増加する可能性があります

このため、膝関節は140度以上の大きな可動域を持ちながら体重を支える必要があるため、不安定性と負担の両方を抱える関節として知られています。この特性が、変形性膝関節症の発症リスクを高める要因となっている可能性があります。

変形性膝関節症のステージ分類:Kellgren-Lawrence(KL)分類の基本

変形性膝関節症 ステージ分類

変形性膝関節症の重症度評価には、国際的に広く使用されているKellgren-Lawrence分類(KL分類)が用いられる傾向があります。

さらに、この分類は、レントゲン画像での膝関節の隙間の狭さや骨棘(骨のトゲ)の有無、骨の変化の程度を評価する指標として活用されています。

一方で、KL分類では、関節軟骨の減少具合と骨棘の程度によって重症度を分類し、グレードは関節の隙間の大小によって0から4まで分類されています。このため、この分類により、治療方法の選択に大きな影響を与える可能性があります。

日本整形外科学会の変形性膝関節症診療ガイドラインでも、このKL分類が標準的な評価基準として推奨されています。

【ステージ別詳細解説】変形性膝関節症の各グレード(0~4)

変形性膝関節症 ステージ分類

Grade 0(正常):健康な膝関節の状態

Grade 0は正常な膝関節の状態を示します。大腿骨と脛骨の関節の隙間が十分にあり、骨棘の形成や軟骨下骨の硬化も見られません。

この段階では以下の特徴があります:

  • 関節裂隙が正常に保たれている
  • 骨棘の形成がない
  • 軟骨下骨硬化がない
  • 関節の変形が認められない

Grade I(疑い):変形性膝関節症の初期疑い段階

Grade Iは変形性膝関節症が疑われる状態です。

さらに、関節裂隙狭小のないわずかな骨棘形成、または軟骨下骨硬化が認められる段階とされています。

主な特徴として以下が挙げられます:

  • 膝関節の隙間が狭くなり始める
  • 骨棘の兆候が見られる
  • 症状はまだ軽微または無症状の場合が多い
  • 日常生活への支障は少ない傾向があります

Grade II(初期):変形性膝関節症の初期段階

Grade IIは変形性膝関節症の初期段階に該当します。

一方で、骨棘が明確に見られ、関節の隙間が狭くなっている状態です。

症状と所見は以下の通りです:

  • 明確な骨棘の形成
  • 関節裂隙狭小化の可能性
  • 階段の上り下りで痛みを感じることがある
  • 朝のこわばりが出現する場合がある

Grade III(進行期):変形性膝関節症の進行期

Grade IIIは変形性膝関節症の進行期にあたります。

このため、中等度で複数の骨棘、明確な関節裂隙狭小化、骨硬化、骨端部変形の可能性が認められる段階です。

O脚がひどく開くような症状というか、見た目の問題なんですけれども、まっすぐ脚を気をつけした時に膝と膝の間がこぶし2つ分くらい開いてしまうという場合、その場合は結構変形が進んでしまっています。

理学療法士 笹川先生(動画 04:26)

この段階での特徴は以下の通りです:

  • 関節の隙間がさらに狭くなる
  • 骨硬化や骨端変形が見られる
  • O脚でこぶし2つ分開く場合は手術を検討する段階とされています
  • ヒアルロン酸注射が効かなくなってくる傾向があります
  • 歩行時の痛みが増強する可能性があります

Grade IV(末期):変形性膝関節症の末期段階

Grade IVは変形性膝関節症の末期段階です。

さらに、関節の隙間がほとんどなくなり、骨棘や骨変形が著しく、骨硬化が進行している状態とされています。

末期症状の特徴は以下の通りです:

  • 大きな骨棘の形成
  • 著明な関節裂隙狭小化
  • 高度の骨硬化
  • 明確な骨端部変形
  • 膝が90度以上曲がらない状態が多く見られます
  • 正座や階段の上り下りが困難になる傾向があります

膝が90度以上曲がらないという状況ですね。膝が90度曲がらない。大体、仰向けでいうとこのぐらいしか曲がらないとか、ただ座っているのも結構しんどいという状態です。

理学療法士 笹川先生(動画 05:37)

変形性膝関節症のステージ分類における検査と診断方法

変形性膝関節症 ステージ分類

変形性膝関節症の診断には、主にレントゲン検査とMRI検査が用いられる傾向があります。

このため、それぞれの検査方法には以下のような特徴があります:

レントゲン検査による診断

レントゲン検査は、KL分類の判定に最も重要な検査とされています。

さらに、立位での正面と側面の撮影により、関節裂隙の狭小化や骨棘の形成、骨硬化の程度を評価する傾向があります。

MRI検査の限界と有用性

一方で、MRI検査では軟骨の状態や半月板の損傷、関節液の貯留などを詳細に観察できます。

ただし、KL分類の判定はレントゲン画像を基準とするため、MRI所見とKL分類が必ずしも一致しない場合がある可能性があります。

ステージ分類に応じた治療法の選択肢

変形性膝関節症 ステージ分類

変形性膝関節症の治療は、ステージに応じて保存療法から手術療法まで様々な選択肢がある傾向があります。

ステージ推奨治療法治療内容
Grade I-II保存療法運動療法、薬物療法、ヒアルロン酸注射
Grade III保存療法+再生医療PRP療法、幹細胞治療、骨切り術検討
Grade IV手術療法人工関節置換術、高位脛骨骨切り術

保存療法の選択肢

保存療法には以下のような方法がある傾向があります:

  • 運動療法:大腿四頭筋の筋力強化、可動域訓練
  • 薬物療法:NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)、外用薬
  • ヒアルロン酸注射:関節内への粘弾性補充
  • 装具療法:膝装具、足底挿板

再生医療という新しい選択肢

さらに、近年注目されているのが再生医療です。

一方で、PRP(多血小板血漿)療法や幹細胞治療など、患者自身の血液や脂肪から採取した細胞を用いて軟骨の修復を促進する治療法が開発されています。

手術療法の適応

手術療法は主にGrade IVの患者に適応される傾向がありますが、症状の重さや患者さんの要望によってはGrade IIIでも検討される場合があります。

変形性膝関節症のステージ分類と進行を抑えるためにできること

変形性膝関節症 ステージ分類

変形性膝関節症の進行を遅らせるためには、以下の予防策が効果的とされています:

生活習慣の改善

  • 体重管理:適正体重の維持により膝への負担を軽減する可能性があります
  • 適度な運動:水中ウォーキング、サイクリングなど膝に優しい運動
  • 正しい姿勢:O脚・X脚の矯正

セルフケアの重要性と実際の改善事例

変形性膝関節症と診断されて、ほぼ末期ということで、その時が55歳ぐらいで、今から6年ぐらい前です。本来であれば今の症状であればもう即手術ということだったんですが、年齢的なことを考えて65歳まで手術を延ばしたいと思いました。

セルフケア整体(動画 00:05)

このため、適切なセルフケアにより、末期の変形性膝関節症でも症状の改善が期待できる場合があります。

6回目が終わった頃には、スタスタと、自分の記憶で膝が悪くなる前ほどには戻ってはいませんけれども、少なくともここへ来る前よりは全然良くなっているというのは自分でも分かりましたし、足を引きずりながら歩くということがもうほとんどないですね。

セルフケア整体(動画 09:51)

さらに、専門家の指導のもと、正しいフォームでの運動療法を継続することが重要とされています。

専門医による診療の重要性

変形性膝関節症 ステージ分類

変形性膝関節症の適切な診断と治療には、整形外科専門医による診察が不可欠とされています。

一方で、患者さんの症状、年齢、活動レベル、職業などを総合的に考慮し、個々の患者さんに最適な治療方針を決定することが重要とされています。

このため、定期的な検査により進行度を把握し、必要に応じて治療方針の見直しを行うことで、良好な機能維持と症状緩和を目指すことができる可能性があります。

変形性膝関節症のステージ分類に関するよくある質問

変形性膝関節症 ステージ分類

Q. KL分類のグレードはどのように決まるのですか?

A. KL分類は主にレントゲン画像での膝関節の隙間の狭さや骨棘(骨のトゲ)の有無、骨の変化の程度を評価して決定される傾向があります。関節軟骨の減少具合と骨棘の程度によって0から4のグレードに分類され、治療方法の選択に重要な指標となる可能性があります。

Q. Grade IIIでも手術は必要ないのでしょうか?

A. Grade IIIの段階では、まず保存療法や再生医療を試みることが一般的とされています。ただし、O脚でこぶし2つ分開く場合や、膝が90度以上曲がらない場合は手術を検討する場合があります。症状の程度や患者さんの生活スタイルによって判断が変わる傾向があります。

Q. 変形性膝関節症の進行を止めることは可能ですか?

A. 完全に進行を止めることは困難とされていますが、適切な治療とセルフケアにより進行を大幅に遅らせることは可能とされています。体重管理、適度な運動、筋力強化などの生活習慣の改善が重要で、患者体験談でも末期の診断から劇的な改善を見せる例があります。

Q. ヒアルロン酸注射はどのステージまで効果的ですか?

A. ヒアルロン酸注射は主にGrade I~IIの初期段階で効果的とされています。Grade IIIの進行期になると効果が限定的になることが多く、この段階では再生医療や手術療法の検討が必要になる場合がある傾向があります。

Q. 再生医療はどのような治療法ですか?

A. 再生医療には主にPRP(多血小板血漿)療法や幹細胞治療があります。患者自身の血液や脂肪から採取した細胞を用いて軟骨の修復を促進する治療法で、Grade II~IIIの患者に適応される新しい選択肢として注目されています。

Q. 手術後のリハビリはどの程度必要ですか?

A. 人工関節置換術後は通常3~6ヶ月のリハビリテーションが必要とされています。手術直後から段階的に可動域訓練や筋力強化を行い、日常生活への復帰を目指します。専門家の指導のもと、継続的なリハビリが良好な結果につながる可能性があります。

Q. セルフケアで症状改善は本当に可能ですか?

A. はい、適切なセルフケアにより症状の大幅な改善が期待できるとされています。61歳の患者さんの体験談では、末期の診断から6回の整体とセルフケアでスタスタ歩けるまで回復した例があります。専門家の指導を受けながら正しいフォームで継続することが重要とされています。

まとめ:適切な診断と治療選択の重要性

変形性膝関節症 ステージ分類

変形性膝関節症のステージ分類(KL分類)は、患者さんの症状に応じた最適な治療法を選択するための重要な指標とされています。

さらに、Grade 0の正常な状態からGrade IVの末期まで、それぞれの段階に応じた適切な治療を受けることで、症状の緩和や機能回復を目指すことができる可能性があります。

重要なポイントは以下の通りです:

  • 早期診断により進行を遅らせることが可能とされています
  • 保存療法から手術療法まで多様な治療選択肢があります
  • 再生医療という新しい治療法も注目されています
  • 適切なセルフケアにより症状の大幅な改善が期待できる可能性があります
  • 専門医による継続的な管理が重要とされています

このため、膝の痛みや違和感を感じた場合は、早めに整形外科専門医を受診し、適切な診断を受けることをお勧めします。

一方で、ご自身の状態を理解し、医師と相談しながら最適な治療方針を決定することが、良好な予後につながる可能性があります。

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笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

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    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

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    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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