最終更新:2025.05.19

治らない首痛の原因と対策|整体師が教える根本改善法と受診の目安

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

首痛が長引いて治らないとお悩みではありませんか?多くの場合、首の痛みは1週間程度で改善しますが、それ以上続く場合は何らかの問題が隠れている可能性があります。本記事では、治らない首痛の原因や自分でできる対処法、医療機関の選び方まで徹底解説します。また、整体や鍼灸などの代替療法を試す際のポイントもご紹介。
適切な対処法と専門家の助けで、長年の慢性的な首痛からの解放を目指しましょう。

首こりの本当の原因は手首にあります。人間の体にはサボリ菌と呼んでいる自分の仕事をサボりやすい筋肉があります。このサボリ菌が仕事をサボっていくと頑張り菌と呼ぶ代わりに頑張って働いてガチガチに固くなる筋肉が生まれます。

理学療法士 笹川先生(動画 01:04)

目次

なぜ?治らない首痛の7つの原因を徹底解明

首痛 治らない

首痛が治らない場合、その原因はさまざまです。まず、首の痛みが続く期間によって、考えられる原因が変わってきます。痛みの原因を理解することが、適切な対処法を選ぶ第一歩となります。

1週間程度続く首痛の原因

1週間程度続く首痛は、多くの場合「寝違え」が原因と考えられています。寝違えは、睡眠中に首に負担がかかる姿勢をとったことで起こる筋肉の緊張や炎症です。通常は自然に治癒しますが、姿勢の悪さや日常的な首への負担が続くと、改善が遅れることがあります。

1ヶ月以上続く首痛の原因

1ヶ月以上首痛が続く場合は、より深刻な問題が潜んでいる可能性があります。主な原因としては以下の7つが考えられます:

原因特徴考えられる疾患
神経の圧迫首から腕にかけてのしびれや痛み、筋力低下頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア
筋肉の緊張首や肩のこわばり、頭痛を伴うことも筋筋膜性疼痛症候群、ストレートネック
関節の炎症動かすと痛みが増す、朝のこわばり変形性頚椎症、関節リウマチ
ストレスや自律神経の乱れ精神的緊張、不眠、頭痛を伴う自律神経失調症、うつ病に伴う身体症状
外傷後の後遺症事故後の持続的な痛み、神経症状外傷性頚部症候群(むち打ち症)
血行不良冷えを伴う痛み、天候で悪化末梢循環障害、肩こり症候群
姿勢の不良長時間のデスクワーク後に悪化、朝は軽いテキストネック、頚部脊柱管狭窄症

1年以上続く慢性的な首痛

1年以上も首痛が続く場合は、慢性的な問題が定着している可能性が高いです。姿勢の歪みや筋肉のアンバランス、職業に関連した反復動作などが主な原因として考えられます。また、長期間の痛みによって、脳の痛み認識システムが過敏になる「中枢性感作」が起きている可能性も指摘されています。

特に、デスクワークやスマホの長時間使用による「ストレートネック」は、現代人に多い慢性的な首痛の原因です。首の自然なカーブが失われることで、首や肩の筋肉に過度な負担がかかり、痛みが慢性化することが研究で示されています。

要注意!首痛が長引く場合に考えられる病気とは

首痛 治らない

首痛が長引く場合、単なる筋肉の疲労や緊張だけでなく、何らかの疾患が隠れている可能性があります。早期発見・早期治療が重要な疾患もありますので、症状をよく観察しましょう。

頚椎症と頚椎椎間板ヘルニア

頚椎症は、加齢などにより首の骨や椎間板が変形し、神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こす疾患とされています。頚椎椎間板ヘルニアは、椎間板が飛び出して神経を圧迫する状態で、首から腕にかけての痛みやしびれ、手の脱力感などが特徴です。どちらも適切な治療を行わないと症状が悪化する可能性があるため、専門医への相談が推奨されています。

筋筋膜性疼痛症候群

筋肉や筋膜(筋肉を包む膜)に過度な負担がかかり、特定の部位に痛みのトリガーポイント(引き金点)ができる状態です。このトリガーポイントを押すと強い痛みが生じるのが特徴で、首だけでなく頭痛や肩こりなどの症状を伴うことも多いです。専門的な筋膜リリース療法や、ストレッチなどが効果的とされています。

外傷による靭帯や筋肉の損傷

交通事故などの外傷による首の捻挫(いわゆる「むち打ち症」)や、靭帯・筋肉の損傷も、長期にわたって首痛が続く原因となります。初期の適切な処置が重要ですが、不適切な治療や安静不足によって慢性化することがあります。

その他の注意すべき病気

首痛が強く、発熱や意識障害を伴う場合は、髄膜炎などの感染症の可能性があります。また、激しい頭痛を伴う場合は、くも膜下出血などの脳血管疾患の可能性も考えられます。これらは緊急性が高いため、すぐに医療機関を受診することをおすすめします。


首の片側だけの痛みが続く場合や、体重減少、倦怠感などの全身症状を伴う場合は、悪性腫瘍などの可能性も否定できないため、必ず医師の診察を受けましょう。

自分でできる?治らない首痛を和らげる5つの応急処置と予防法

首痛 治らない

首痛が出始めたときや、慢性的な痛みを和らげるために、自宅でできるケア方法をご紹介します。ただし、強い痛みや長期間続く痛みは医師に相談することをおすすめします。

セルフケア法①:手首を柔らかくするエクササイズ

首こりなのに手首と思われるかもしれませんが、首こりの本当の原因はここ手首なんです。手首の動きが悪くなることで連動している首肩肩甲骨あちこちに負担がかかり、首周辺に痛みや凝りが引き起こされます。

理学療法士 笹川先生(動画 01:20)

専門家によると、首痛の根本的な原因の一つは手首にあるとされています。手首の動きが制限されると、それが連動している筋肉を通じて首や肩にまで負担をかけます。以下の簡単なエクササイズを毎日行うことで、首痛の予防・改善が期待できる可能性があります:

  1. 手のひらを前に開き、指を伸ばしたまま手首を曲げる
  2. その状態で10秒間キープ
  3. 第一関節を伸ばした状態でグーを作り、手のひらに向かって曲げる
  4. その状態で10秒間キープ
  5. 手の側面に手首を曲げ、その状態でグーを作り10秒間キープ

このエクササイズを朝起きたとき、昼休み、入浴中など日常生活の中で取り入れると効果的です。

頚椎椎間板ヘルニアの症状と自宅でできる効果的なセルフケア方法

セルフケア法②:正しい姿勢の維持

長時間のデスクワークやスマホ使用による「ストレートネック」を予防するため、以下の点に注意しましょう:

  • パソコンのモニターは目線と同じか少し下に設置する
  • スマホを見るときは持ち上げ、首を下に曲げない
  • 1時間に一度は姿勢を変え、軽いストレッチを行う
  • 首を支える筋肉を強化する体操を定期的に行う
  • 背中をまっすぐに保ち、肩が前に出ないようにする

セルフケア法③:温熱療法と冷却療法の使い分け

痛みの性質によって、温めるか冷やすかを選びましょう:

  • 温める(慢性的な痛み・こり):血行を促進し、筋肉の緊張をほぐします。入浴や蒸しタオル、カイロなどを利用しましょう。
  • 冷やす(急性の痛み・炎症):炎症を抑え、痛みを和らげます。氷嚢やアイスパックを使用し、15〜20分程度冷やします。

どちらの方法も効果がない場合や、症状が悪化する場合は使用を中止し、医師に相談してください。

セルフケア法④:首痛改善ストレッチ

首の筋肉をほぐすための簡単なストレッチをご紹介します。いずれも無理のない範囲で行い、痛みを感じたら中止しましょう:

  1. 首の回旋:ゆっくりと首を左右に回し、気持ちいいところで5秒間キープ
  2. 首の側屈:耳を肩に近づけるように首を傾け、反対側の首筋を伸ばす
  3. 肩甲骨ほぐし:腕を胸の前でクロスさせ、肩甲骨を広げるように背中を丸める
  4. 胸の開き:両手を背中で組み、胸を開くように肩甲骨を寄せる
  5. 頭部の引き上げ:あごを引き、頭頂部を上に引き上げるイメージで首を伸ばす

セルフケア法⑤:首痛と睡眠環境の改善

睡眠中の姿勢も首痛に大きく影響します。以下の点に注意しましょう:

  • 首のカーブを自然に保てる枕を選ぶ(高すぎず低すぎない適切な高さが重要)
  • うつぶせ寝は首に負担がかかるため避ける
  • 横向き寝の場合は、肩幅に合わせた高さの枕を使用する
  • 寝具の硬さも重要(硬すぎると体の一部に圧力がかかりすぎる)
  • 寝る前のストレッチで筋肉の緊張をほぐす

いつ病院へ行くべき?治らない首痛の受診目安と診療科の選び方

首痛 治らない

セルフケアを試しても改善が見られない場合や、以下のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

こんな症状があれば要受診

  • 1週間以上痛みが続く場合
  • 腕や手にしびれや脱力感がある場合
  • 痛みが強く、日常生活に支障がある場合
  • 頭痛や吐き気、めまいを伴う場合
  • 発熱を伴う場合
  • 外傷後に首痛が生じた場合
  • 夜間痛や安静時痛が強い場合

どの診療科を受診すべき?

首痛の原因によって、受診すべき診療科は異なります:

診療科こんな症状の時に受診主な検査・治療
整形外科首痛全般、腕のしびれ、骨や筋肉、関節の問題が疑われる場合レントゲン、MRI、薬物療法、リハビリ
脳神経外科強い頭痛を伴う、めまいや吐き気がある、意識障害がある場合CT、MRI、血管造影、手術療法
神経内科神経症状(しびれ、麻痺など)が主訴の場合神経伝導検査、筋電図、薬物療法
ペインクリニック慢性的な痛みで通常の治療で改善しない場合神経ブロック、トリガーポイント注射

迷った場合は、まず整形外科を受診し、必要に応じて適切な診療科を紹介してもらうと良いでしょう。

医療機関での診断方法

医療機関では、問診や身体診察のほか、必要に応じて以下のような検査が行われます:

  • レントゲン検査:骨の変形や位置関係を確認
  • MRI検査:神経、椎間板、筋肉など軟部組織の状態を詳しく調べる
  • CT検査:骨の詳細な状態を三次元的に確認
  • 神経伝導検査:神経の働きを電気的に測定
  • 血液検査:炎症マーカーや自己抗体などを調べる

これらの検査結果を総合的に判断し、治療方針が決定されます。

病院ではどんな治療をするの?首痛の検査と治療法を解説

首痛 治らない

医療機関での治療は、痛みの原因や症状の程度によって異なります。一般的な治療法をご紹介します。

保存療法(非手術的治療)

首痛の多くは、まず保存療法が選択されます:

  • 薬物療法:消炎鎮痛剤、筋弛緩剤、神経障害性疼痛治療薬など
  • 理学療法:温熱療法、牽引療法、電気療法、超音波療法など
  • 装具療法:首の安静を保つための頚椎カラーの装着
  • リハビリテーション:筋力強化やストレッチ、正しい姿勢の指導など
  • 神経ブロック注射:痛みの原因となっている神経に局所麻酔薬を注射

手術療法が必要となるケース

保存療法で改善しない場合や、神経症状が強い場合には手術が検討されます:

  • 頚椎前方固定術:変形した椎間板を取り除き、骨移植やケージで固定
  • 頚椎椎弓形成術:脊柱管を広げて神経の圧迫を解除
  • 頚椎椎間板ヘルニア摘出術:飛び出した椎間板を摘出
  • 人工椎間板置換術:損傷した椎間板を人工物に置き換える

手術の選択は、症状の重症度、神経障害の程度、患者の年齢や全身状態などを考慮して慎重に判断されます。

治療期間の目安

首痛の治療期間は原因によって大きく異なります:

  • 寝違えなどの軽度の痛み:1〜2週間程度
  • 頚椎症、椎間板ヘルニアなどの疾患:数週間〜数ヶ月
  • 慢性的な痛み:長期的な管理が必要

治療開始後も症状が悪化する場合や、治療法に疑問がある場合は、セカンドオピニオンを求めることも重要です。

それでも治らない首痛…専門家によるアプローチとは(整体・鍼灸など)

首痛 治らない

医療機関での治療を試しても改善しない場合、代替療法を検討する方も多いでしょう。代表的な方法をご紹介します。

整体による首痛改善アプローチ

私も調べてはいでホームページを見てインスタ見て場所的にも行きやすいし家でもできるということで家でするセルフケアもあのね、もち1番はこう続けていって家でできるのが一番いいのです。

セルフケア整体(動画 04:24)

整体は、骨格や筋肉のバランスを整えることで、痛みの根本原因にアプローチします。特に姿勢の歪みが原因となっている慢性的な首痛には効果が期待できるとされています。

整体では、首だけでなく全身のバランスを調整することが特徴です。特に首こりや肩こりの多くは、骨盤や脚のアライメントの乱れが原因となっていることも少なくありません。また、良質な整体院では、セルフケアの方法も指導してくれるため、日常生活での予防にも役立ちます。

腰痛に悩む方は整体院に通うのがおすすめ!治療内容や整体院の選び方も解説

鍼灸治療の効果と特徴

鍼灸治療は、東洋医学の考え方に基づいて、体内のエネルギーの流れ(気・血・水)を整えることで痛みを緩和します。特に筋肉の緊張をほぐし、血行を促進する効果があるため、首痛に対しても効果が期待できると考えられています。

鍼治療では、痛みのある部位だけでなく、経絡(エネルギーの通り道)に沿って全身のツボを刺激することで、根本的な改善を目指します。また、温熱刺激を与えるお灸は、筋肉の緊張を和らげるのに役立つとされています。

マッサージと整体・鍼灸の違い

一般的なマッサージは、主に筋肉の緊張を和らげることを目的としています。一方、整体や鍼灸は以下のような特徴があります:

施術法アプローチ効果が期待できるケース
マッサージ筋肉の緊張を直接ほぐす一時的な疲労やこり
整体骨格のアライメント調整と筋肉バランスの改善姿勢の歪みからくる慢性的な痛み
鍼灸経絡・ツボへの刺激でエネルギーの流れを改善神経性の痛み、自律神経の乱れからくる症状

マッサージだけでは改善しなかった事例について、57歳の女性は次のように証言しています:

毎日ちょっと薬飲んだりシップ張ったりしました。マッサージしてる時だけ気持ちいいなこ繰り返しやってたんですけど、全然変わらないので。ずっと座ってられないっていう。同じ状態で見てられないから途中でこうこうしたりっていう感じで。

セルフケア整体(動画 00:57)

整体師・鍼灸師の選び方

整体師や鍼灸師を選ぶ際のポイントをご紹介します:

  • 資格と実績:国家資格(はり師・きゅう師)や民間資格の有無、経験年数
  • 施術方針:痛みの根本原因にアプローチしているか、一時的な対症療法だけでないか
  • セルフケア指導:日常生活での予防法やセルフケア方法を教えてくれるか
  • 口コミや評判:実際に施術を受けた人の声を参考にする
  • 医療機関との連携:必要に応じて医療機関を紹介してくれるか

また、整体や鍼灸で改善が見られない場合は、医療機関での検査も検討しましょう。痛みの原因が重大な疾患である可能性もあります。

まとめ:つらい首痛から解放されるための7つのステップ

首痛 治らない

治らない首痛に対するアプローチをまとめました:

  1. 原因を特定する:痛みの持続期間や特徴から考えられる原因を把握
  2. セルフケアを実践する:手首のエクササイズ、正しい姿勢の維持、適切なストレッチなど
  3. 睡眠環境を見直す:適切な枕の選択、寝る姿勢の改善
  4. 日常生活の改善:スマホやパソコンの使い方、運動習慣の導入
  5. 医療機関を受診する:症状が1週間以上続く、しびれを伴うなどの場合は整形外科などを受診
  6. 専門的な治療を受ける:医師の診断に基づく薬物療法、理学療法、必要に応じて手術
  7. 代替療法も検討する:医療機関での治療と並行して、整体や鍼灸などのアプローチも検討

首痛は、放置すると慢性化するリスクがあります。早期の適切な対処と、日常生活での予防が重要です。また、首痛は全身のバランスと密接に関連しているため、首だけでなく全身のケアを意識することが、長期的な改善につながります。

専門家の適切なケアと自分自身のセルフケアを組み合わせることで、慢性的な首痛からも解放される可能性があります。あきらめずに、ご自身に合った方法を見つけていきましょう。

首痛に関するよくある質問

首痛 治らない

Q. 首痛が治らない場合、どのような対策が効果的ですか?

A. 首痛が治らない場合は、まず原因特定が重要です。筋肉の緊張が原因なら手首のエクササイズやストレッチが効果的です。姿勢改善、温熱療法、適切な休息も有効です。1週間以上痛みが続く場合は整形外科を受診しましょう。神経の圧迫や椎間板ヘルニアなどが原因の場合は、医師による適切な治療が必要です。また、整体や鍼灸などの代替療法も検討する価値があります。

Q. 首痛は手首のエクササイズで改善できるのですか?

A. はい、専門家によると首痛の根本原因の一つは手首にあるとされています。手首の動きが制限されると、連動している筋肉を通じて首や肩に負担がかかります。手首のエクササイズを定期的に行うことで、筋肉のバランスが改善し、首痛が軽減する可能性があります。具体的には、指を伸ばしたまま手首を曲げる、グーを作って手のひらに曲げるなどのエクササイズが効果的です。ただし、これだけで全ての首痛が改善するわけではなく、原因に応じた総合的なアプローチが必要です。

Q. マッサージを受けても首痛が改善しないのはなぜですか?

A. マッサージを受けても首痛が改善しない理由はいくつか考えられます。まず、マッサージは筋肉の緊張を一時的に和らげる効果はありますが、姿勢の歪みや神経の圧迫など根本的な原因に対処できていない可能性があります。また、マッサージ後に同じ姿勢や動作を続けると、すぐに元の状態に戻ってしまうこともあります。さらに、頚椎椎間板ヘルニアなどの器質的な問題がある場合、マッサージだけでは改善が難しいです。このような場合は、整形外科での適切な診断と、原因に応じた総合的なアプローチが必要になります。

Q. 首痛がある場合、どんな枕を使うべきですか?

A. 首痛がある場合、首のカーブを自然に保ちながら支えることができる枕が理想的です。首痛に適した枕の特徴としては、
①適度な硬さと弾力性があり、頭が沈みすぎない、
②首のカーブに合わせた形状で、首と頭をしっかりサポートする、
③高さが自分の体型に合っている(横向き寝の場合は肩幅に合わせる)、
などが挙げられます。低反発枕や頚椎サポート枕、そば殻枕などが選択肢となりますが、個人の体型や寝姿勢によって最適な枕は異なるため、可能であれば試してから購入することをおすすめします。

Q. 首痛と頭痛は関連がありますか?

A. はい、首痛と頭痛には密接な関連があります。「頚原性頭痛」と呼ばれる頭痛は、首の筋肉の緊張や頚椎の問題から生じます。特に後頭部から頭頂部にかけての痛みが特徴的です。首の筋肉が緊張すると、その緊張が頭部にも伝わり、血管を圧迫したり神経を刺激したりして頭痛を引き起こします。また、長時間の前傾姿勢によるストレートネックも頭痛の原因になります。首痛と頭痛が同時に起こる場合は、原因を特定して適切に対処することが重要です。整形外科医や神経内科医に相談し、必要に応じて整体や鍼灸などの代替療法も検討するとよいでしょう。

Q. 慢性的な首痛は自律神経に影響しますか?

A. はい、慢性的な首痛と自律神経機能には相互関係があります。長期間の首痛は、継続的なストレス反応を引き起こし、自律神経のバランスを乱す可能性があります。これにより、不眠、疲労感、めまい、消化器症状などの自律神経症状が現れることがあります。逆に、自律神経の乱れが筋緊張を高め、首痛を悪化させるという悪循環も生じます。特に首の後ろ側には自律神経に関わる重要な神経が集中しているため、この部分の緊張は自律神経に大きく影響します。首痛の改善と同時に、適度な運動、十分な睡眠、ストレス管理など自律神経を整える生活習慣も大切です。

Q. 首痛を予防するために日常生活で気をつけるべきことは何ですか?

A. 首痛を予防するためには以下の点に気をつけましょう。
①正しい姿勢を保つ(デスクワーク時はモニターの高さを目線に合わせ、スマホは持ち上げて見る)、
②定期的に姿勢を変える(1時間に1回は立ち上がりストレッチする)、
③首を支える筋肉を強化する(首、肩、背中の筋トレやストレッチを定期的に行う)、
④睡眠環境を整える(自分に合った枕を選び、うつぶせ寝を避ける)、
⑤ストレス管理をする(ストレスは筋緊張を高める)、
⑥長時間同じ姿勢を避ける(特に前傾姿勢)、
⑦重い荷物は両肩で均等に持つ。
これらの習慣を日常に取り入れることで、首痛を予防できます。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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