最終更新:2025.05.19

首の痛みの原因と効果的な治療法を徹底解説!専門医が教える自宅ケアから病院での治療まで

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

首の痛みには、原因や症状の程度によって様々な治療法があります。軽度の首の痛みであれば、安静やストレッチ、温熱療法などのセルフケアで改善が期待できますが、痛みが強い場合や長期間続く場合は、整形外科や神経内科などの専門医の診察を受けることが重要です。この記事では、首の痛みの主な原因から、自宅でできる対処法、医療機関での検査・治療まで、首の痛みを和らげるための方法を詳しく解説します。肩甲骨の動きと首の痛みの関係についても専門家の見解を交えて紹介していますので、慢性的な首の痛みでお悩みの方はぜひ参考にしてください。

肩甲骨が動かないと首の筋肉が硬くなりやすいんですよね。だから肩こりとか首こりとかあるという方は肩甲骨がガチガチになって肩甲骨は剥がれないということで気にされてる方がいらっしゃる。

理学療法士 笹川先生(動画 00:00:10)

目次

首の痛みの主な原因と治療法とは?なぜ痛みが起こるのか?

首痛 治療

首の痛みが発生する原因はさまざまです。日常生活での姿勢や習慣が原因となることが多く、特にデスクワークやスマートフォンの長時間使用などによる「ストレートネック」は現代人に多い症状です。ここでは、首の痛みを引き起こす主な原因を解説します。

姿勢の悪さによる筋肉への負担

長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で前かがみの姿勢が続くと、首の筋肉に過度な負担がかかります。特に頚椎を支える筋肉(僧帽筋や肩甲挙筋など)が緊張状態になり、血行不良や筋肉の疲労が蓄積することで痛みが生じます。首に負担のかかる姿勢を長時間続けることは、首の痛みの主要な原因の一つと考えられています。

頚椎の異常や疾患

頚椎症や頚椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの頚椎の異常も首の痛みの原因となります。これらの疾患では、神経が圧迫されることで首だけでなく、肩や腕、手指にまでしびれや痛みが広がる場合があります。年齢とともに頚椎の変形リスクは高まるため、40代以降に症状が現れることが多いとされています。

ストレスや疲労の蓄積

精神的なストレスは身体に様々な影響を及ぼします。ストレスによって筋肉が緊張状態になり、首や肩の筋肉が硬くなることで痛みが生じることがあります。また、睡眠不足や疲労の蓄積も筋肉の回復を妨げ、首の痛みを悪化させる要因となります。適切なストレス管理と十分な休息が首の健康維持には欠かせません。

外傷や急性の損傷

交通事故などによる「むちうち症」や、スポーツ中の怪我、転倒などで頚椎や周囲の筋肉、靭帯を傷めることがあります。これらの外傷による首の痛みは急性のものが多く、適切な処置と治療が必要です。外傷後は専門医の診察を受け、適切な治療方針を立てることが重要です。

自分でできる応急処置と注意点はどうすればいい?

首痛 治療

軽度〜中度の首の痛みであれば、自宅でのセルフケアで症状が改善することが期待できます。ここでは、安全に実践できる応急処置と、セルフケアを行う際の注意点について解説します。

安静とストレッチで筋肉の緊張を和らげる

首に負担がかからないよう、安静にすることが大切です。無理のない範囲で、首をゆっくりと左右に動かしたり、前後に傾けたりするストレッチを行うと、筋肉の緊張が緩和されることがあります。ただし、痛みが強い場合はストレッチを控え、安静を優先しましょう。

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温熱療法と冷罨法の使い分け

慢性的な首の痛みには、温熱療法(温かいタオル、温熱パッドなど)が効果的です。温めることで血行が促進され、筋肉の緊張が緩和されることがあります。一方、急性の痛みや、寝違えなどの場合は、冷罨法(冷たいタオル、冷却シートなど)で炎症を抑えることができます。症状に合わせた適切な方法を選ぶことが大切です。

肩甲骨を動かすエクササイズ

肩甲骨をしっかり自在に動くようにしてあげることで、首の筋肉がリラックスしていきますので、ぜひやってみてください。頭痛持ちの方とか、肩こりが慢性的に起きている人とか、是非有効ですので。

理学療法士 笹川先生(動画 00:07:34)

首の痛みを改善するには、肩甲骨を動かすエクササイズが効果的です。肩甲骨が動かないと首の筋肉が硬くなりやすいため、肩甲骨を正しく動かすことで首の緊張を和らげることができます。両肘を前に出して反対側の手で外側に引っ張るエクササイズや、手の平を天井に向けて肩を後ろに引くエクササイズがおすすめです。

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症状おすすめの対処法注意点
慢性的な首の痛み温熱療法、ストレッチ、肩甲骨エクササイズ無理な動きは避け、痛みがある場合は中止する
急性の痛み(寝違えなど)冷罨法、安静24〜48時間は冷やし、その後温めることを検討
神経症状を伴う痛み医療機関の受診手足のしびれや麻痺がある場合は自己判断せず専門医へ
デスクワークによる痛み定期的な休憩、姿勢の見直し、ストレッチ1時間に1回は立ち上がり、首や肩を動かす

市販の湿布や鎮痛剤の適切な使用法

薬局で手に入る湿布や鎮痛剤は、首の痛みを和らげるのに役立つことがあります。ただし、自己判断で使うのではなく、用法・用量を守って使用しましょう。また、長期間の使用は避け、症状が改善しない場合は医療機関を受診することをおすすめします。
首の痛みが強い、長期間続く、手や腕にしびれがある、頭痛を伴うなどの場合は、自己判断での対処を避け、速やかに医療機関を受診しましょう。

病院で行われる検査と診断方法はどのようなもの?

首痛 治療

医療機関では、首の痛みの原因を特定するためにさまざまな検査や診断が行われます。ここでは、一般的に行われる検査と診断方法について解説します。

問診と身体診察

医師はまず、痛みの部位や性質、いつから始まったか、どのような動作で痛みが強くなるかなどを詳しく聞きます。その後、首の動き、筋肉の緊張状態、神経学的な症状(しびれや麻痺など)があるかを確認するための身体診察が行われます。正確な診断のためにも、症状について詳しく伝えることが重要です。

画像検査(レントゲン、MRI、CTなど)

頚椎の状態を詳しく調べるために、レントゲン検査が行われることが多いです。さらに詳しい検査が必要な場合は、MRIやCTスキャンが行われます。これらの検査により、頚椎の変形や椎間板ヘルニア、脊髄の圧迫状態などを確認することができます。

血液検査や電気生理学的検査

必要に応じて、炎症マーカーを確認するための血液検査や、神経の伝達状態を調べる筋電図検査などが行われることもあります。これらの検査は、首の痛みの原因が炎症性疾患や神経障害にある場合に有用です。検査結果をもとに、適切な治療方針が立てられます。

専門医が解説する首の痛みの治療法

首痛 治療

首の痛みの治療法は、原因や症状の程度によって異なります。ここでは、医療機関で行われる一般的な治療法について、専門医の視点から解説します。

薬物療法で痛みと炎症を抑える

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や筋弛緩剤、神経障害性疼痛に対する薬剤など、症状に合わせた薬物療法が行われることがあります。

理学療法とリハビリテーション

理学療法士による専門的なリハビリテーションでは、首や肩周りの筋肉のストレッチや強化トレーニング、姿勢の改善、温熱療法や電気療法などが行われます。症状や原因に合わせた個別のリハビリプログラムが組まれることが一般的です。継続的なリハビリにより、筋力バランスの改善や正しい姿勢の習得が期待できます。

トリガーポイント注射や神経ブロック

筋肉内の硬いしこりのような部分(トリガーポイント)に対する注射や、痛みの原因となっている神経に対するブロック注射が行われることがあります。これらの治療は、薬物療法やリハビリテーションで改善が見られない場合に検討されます。効果は個人差がありますが、適切に行われれば痛みの即時的な緩和が期待できる場合があります。

マッサージをその時は良くなるんですけど、なかなか改善になかなかならないなっていう感じで。また戻っちゃうなっていうのを感じていました。

セルフケア整体(動画 00:01:05)

外科的治療(手術)の適応と種類

保存的治療で改善が見られない場合や、重度の神経症状がある場合には、手術が検討されることがあります。頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症性脊髄症などに対して、椎間板摘出術や頚椎前方固定術、椎弓形成術などの手術が行われます。手術の必要性や方法については、専門医との十分な相談が必要です。

専門家の見解:肩甲骨の動きと首の痛みの関係

笹川先生によると、首の痛みと肩甲骨の動きには密接な関係があります。肩甲骨が固まると首の筋肉に過度な負担がかかり、首こりや頭痛の原因となります。肩甲骨を適切に動かすエクササイズを行うことで、首の筋肉がリラックスし、慢性的な痛みの改善が期待できます。特に、デスクワークが多い方や姿勢の悪さからくる首の痛みに悩む方には、日常的な肩甲骨エクササイズが推奨されています。

セルフケアについての体験談

長年の首肩こりに悩んでいた方が、セルフケアで改善された実例です。バレエダンサーの方の体験談から、正しいケア方法の重要性がわかります。一時的な対処ではなく、継続的なセルフケアが根本的な改善につながることを示しています。

日常生活でできる予防と再発防止策

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首の痛みを予防し、再発を防ぐためには、日常生活での習慣改善が重要です。ここでは、効果的な予防法と再発防止策について解説します。

正しい姿勢を保つ習慣づけ

デスクワークやスマートフォン使用時には、正しい姿勢を心がけましょう。モニターやスマートフォンの画面は目線より少し下に置き、首を前に出さないようにします。また、定期的に休憩を取り、首や肩を動かすことで筋肉の緊張を緩和させることが大切です。

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睡眠環境の見直し

自分の体に合った枕やマットレスを選ぶことも重要です。首のカーブをサポートする枕を使用することで、睡眠中の首への負担を軽減できます。また、うつ伏せ寝は首に負担がかかるため、仰向けや横向きでの睡眠を心がけましょう。

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首の痛みの予防には、日常的な運動習慣、適切な姿勢、ストレス管理、そして十分な休息が重要と考えられています。これらを意識的に取り入れることで、首の健康維持に役立つ可能性があります。

首や肩の筋肉を強化するエクササイズ

首や肩の筋肉を適度に強化することで、日常生活での負担に耐えられる体を作ることができます。肩甲骨を動かすエクササイズや、首の筋肉を強化するトレーニングを定期的に行うことをおすすめします。

ストレス管理と生活習慣の改善

ストレスは筋肉の緊張を引き起こす要因となります。ストレスを管理するための適切な方法(深呼吸、瞑想、趣味の時間など)を見つけ、実践することが大切です。また、バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠といった健康的な生活習慣も、首の痛み予防に役立ちます。

首の痛みに関するよくある質問

首痛 治療

Q. 首の痛みで何科を受診すべきですか?

A. 首の痛みは基本的に整形外科を受診するのがおすすめです。神経症状(手足のしびれや麻痺など)を伴う場合は、神経内科も選択肢となります。まずは整形外科を受診し、必要に応じて適切な診療科を紹介してもらうとよいでしょう。

Q. 首の痛みがある場合、どのようなときに緊急で病院を受診すべきですか?

A. 以下のような症状がある場合は、緊急で医療機関を受診してください:激しい痛みが突然始まった、痛みに加えて手足の麻痺やしびれがある、頭痛や吐き気を伴う、発熱がある、事故や転倒など外傷後に痛みが生じた。これらは重篤な状態の可能性があり、早急な診断と治療が必要です。

Q. 肩甲骨の動きと首の痛みにはどのような関係がありますか?

A. 肩甲骨と首の筋肉は密接に連動しています。肩甲骨が固まると、首の筋肉に過度な負担がかかり、首の痛みや緊張を引き起こします。肩甲骨を正しく動かすエクササイズを行うことで、首の筋肉をリラックスさせ、痛みを軽減できることがあります。特に慢性的な首の痛みや肩こりがある方には、肩甲骨の可動性を高めるエクササイズが効果的です。

Q. スマートフォンの使用と首の痛みには関連がありますか?

A. はい、関連があります。スマートフォンを長時間使用すると、画面を見るために首を前に倒す姿勢(テキストネックやスマホ首と呼ばれる)になりがちです。この姿勢が続くと、首に大きな負担がかかり、筋肉の疲労や痛みを引き起こします。スマートフォンの使用時は、デバイスを目線の高さに持ち上げる、定期的に休憩を取る、首のストレッチを行うなどの対策が重要です。

Q. セルフケアで首の痛みはどれくらいで改善しますか?

A. 首の痛みの改善期間は、原因や個人によって大きく異なります。軽度の筋肉の緊張や寝違えなどによる痛みは、適切なセルフケア(安静、温熱療法など)を行うことで、数日〜2週間程度で改善することが期待できます。しかし、2週間以上症状が続く場合や、症状が悪化する場合は、医療機関での診察が必要です。また、頚椎の疾患や神経の問題による痛みは、専門的な治療が必要となることがあります。

Q. 首の痛みを予防するための最も効果的な方法は何ですか?

A. 首の痛みを予防するための効果的な方法としては、以下が挙げられます:正しい姿勢を保つ(特にデスクワークやスマートフォン使用時)、定期的に首や肩のストレッチを行う、適切な枕やマットレスを使用する、肩甲骨を動かすエクササイズを行う、ストレスを管理し、十分な睡眠を取る、重いものを持つ際は腰を使い首に負担をかけないようにする。これらの習慣を日常的に取り入れることで、首の痛みを予防できる可能性が高まります。

Q. 首の痛みが慢性化するとどのような影響がありますか?

A. 首の痛みが慢性化すると、日常生活の質が低下するだけでなく、頭痛、めまい、集中力の低下、睡眠障害などの二次的な症状を引き起こす可能性があります。また、痛みを避けるための不自然な姿勢が定着することで、肩や背中、腰などにも負担がかかり、全身のバランスに影響を及ぼすことがあります。慢性的な首の痛みは放置せず、適切な治療を受けることが重要です。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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