最終更新:2025.05.26

脊柱管狭窄症の痛みとは?症状の特徴と改善するためのセルフケア

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

脊柱管狭窄症の痛みの特徴は、立ったり歩いたりするとお尻から足にかけての痛みやしびれ、間欠跛行(かんけつはこう)などが挙げられます。この症状は歩行時に現れ、しばらく休むと楽になるという特徴があります。多くの場合、前かがみになったり座ったりすると症状が改善します。

痛みの原因は、脊柱管が加齢や疾患により狭くなることで神経が圧迫され、血流が悪くなることによって生じます。特に腰部脊柱管狭窄症は中高年に多く見られる腰痛の原因として注目されています。60歳以上の約30%が脊柱管狭窄症の画像所見を持つとされています。症状が進行すると歩ける距離が短くなり、日常生活に支障をきたす可能性があります。

この記事では、理学療法士が解説する脊柱管狭窄症の痛みの原因と特徴、効果的なセルフケア方法をご紹介します。腰のつらさを改善するために必要な筋肉の働かせ方と、専門医による診断・治療法についても詳しく解説していきます。

腰のつらさを解消するためにも、ストレッチのほかに筋肉を働かせるということを頭に入れてやっていただければなと思います

理学療法士 笹川先生(動画 01:07)

目次

脊柱管狭窄症とは?痛みの原因とメカニズム

脊柱管狭窄症 痛み

脊柱管狭窄症は、背骨の中を通る脊柱管(せきちゅうかん)が狭くなることによって、中を通る神経(脊髄や神経根)が圧迫される疾患です。特に腰椎部分で起こるものを腰部脊柱管狭窄症と呼びます。

脊柱管狭窄症が起こる主な原因

脊柱管狭窄症の原因として、以下のようなものが挙げられます:

  • 加齢による変性:背骨や椎間板、靭帯の変性・肥厚
  • 変形性脊椎症:骨の変形や骨棘(こつきょく)の形成
  • 椎間板ヘルニア:椎間板の突出
  • すべり症:椎骨のずれ
  • 先天性の狭窄:生まれつきの脊柱管の狭さ

特に多いのは加齢に伴う変性によるものです。年齢とともに背骨を構成する椎骨間の椎間板がすり減り、黄色靭帯が肥厚することで脊柱管が狭くなります。その結果、神経が圧迫され、痛みやしびれなどの症状が現れます。

神経の圧迫と症状の関係

脊柱管の中には脊髄神経や馬尾神経(ばびょうしんけい)が通っています。これらの神経が圧迫されると、以下のようなメカニズムで症状が発生します:

  1. 神経の直接的な圧迫による刺激
  2. 神経周囲の血流障害
  3. 神経の炎症反応

特に歩行時には腰椎が後弯(こうわん)位になり、脊柱管がさらに狭くなるため症状が悪化します。逆に前かがみの姿勢では脊柱管が広がるため、症状が軽減する傾向があります。これが自転車に乗ると比較的症状が出にくい理由でもあります。

圧迫部位主な症状特徴
馬尾神経両側の下肢のしびれや痛み、排尿・排便障害症状が左右対称に現れることが多い
神経根片側の下肢の痛みやしびれ(坐骨神経痛)特定の動作で悪化することが多い
脊髄神経歩行障害、筋力低下、感覚障害進行すると麻痺症状を伴うことがある

脊柱管狭窄症の代表的な症状:こんな痛みやしびれに注意

脊柱管狭窄症 痛み

脊柱管狭窄症では、様々な症状が現れますが、特に注意すべき代表的な症状があります。多くの患者さんが経験する症状を理解することで、早期発見・早期治療につながります。

間欠跛行(かんけつはこう)- 脊柱管狭窄症の特徴的な症状

間欠跛行とは、ある程度歩くと足に痛みやしびれが生じて歩けなくなり、休むと回復するという症状です。これは脊柱管狭窄症の最も特徴的な症状と言えます。

特に典型的なのは間欠跛行。しばらく歩いていると、脊椎に負荷がかかり、神経が圧迫され、足腰に痛みやしびれを感じて歩きにくくなります

理学療法士 笹川先生(動画 05:29)

間欠跛行の特徴:

  • 歩き始めは問題ないが、続けると次第に症状が出現
  • 休息すると症状が改善し、再び歩けるようになる
  • 症状が進行すると、歩ける距離が徐々に短くなる
  • 前かがみになると症状が軽減される傾向がある

下肢の痛みやしびれ

脊柱管狭窄症では、腰痛よりも下肢の症状が顕著であることが多いです。主に以下のような症状が現れます:

  • お尻から太ももの裏側、ふくらはぎにかけての痛み
  • 足のしびれや感覚異常
  • 足の重だるさ
  • 「ピリピリ」「ビリビリ」といった電気が走るような痛み

これらの症状は神経根の圧迫による坐骨神経痛として現れることが多く、片側だけに症状が出ることもあれば、両側に出ることもあります。脊柱管狭窄症患者の約65%が両側性の症状を示すと報告されています。

腰痛

実は、脊柱管狭窄症では腰痛は比較的軽度であることが多いのが特徴です。しかし、症状の進行や状態によっては強い腰痛を伴うこともあります。

腰痛の特徴:

  • 起き抜けや長時間同じ姿勢でいた後に痛みを感じる
  • 動き始めに痛みがあり、動いているうちに和らぐことも
  • 下肢の症状に比べると軽度であることが多い

その他の症状

症状が進行すると、以下のような症状も現れることがあります:

  • 排尿・排便障害:膀胱直腸障害として進行すると出現
  • 筋力低下:特に足首やつま先の力が入りにくくなる
  • 足の麻痺感:足がうまく動かせないといった感覚
  • 坐骨神経痛:お尻から足にかけての放散痛

これらの症状が顕著に現れる場合は、症状が進行している可能性があるため、専門医への受診をお勧めします。特に排尿・排便障害は馬尾症候群の可能性があり、早急な対応が望ましいでしょう。

自分でできる?脊柱管狭窄症の痛みを和らげるセルフケアと予防法

脊柱管狭窄症 痛み

脊柱管狭窄症の痛みは、適切なセルフケアによって改善できる可能性があります。特に腰や腰周りの筋肉を働かせることが重要です。

正しい筋肉の働かせ方 – 専門家推奨のエクササイズ

理学療法士の笹川先生によると、脊柱管狭窄症の腰の痛みを改善するためには、ストレッチだけでなく筋肉を働かせることが重要だと指摘しています。

基本的には筋肉がなぜ硬くなるかというと、働いていない筋肉があるためです。そのために働いていない筋肉を補おうとするために硬くなり筋肉というのが出てきます。ですのでストレッチだけやるというのは僕はあまりおすすめしないです

理学療法士 笹川先生(動画 00:53)

以下に、笹川先生が推奨するセルフケアエクササイズをご紹介します:

1. 股関節インナーマッスルのトレーニング

  1. 仰向けになり、股関節を開く
  2. 足の裏を横に向け、つま先を天井に向ける
  3. その状態で膝の曲げ伸ばしを10〜20回行う
  4. 反対側も同様に行う

このエクササイズは股関節のインナーマッスルである腸腰筋を働かせるのに効果的です。腸腰筋は脊柱の安定性を保つ重要な役割を担っています。

2. 腰周りの筋肉のストレッチと強化

  1. 片方の手を頭の上に、反対の手は外側に向ける
  2. 頭の上に手を置いた側の脇を伸ばし、反対側の肩を下げる
  3. 10回程度繰り返し、両側行う

このエクササイズは腰の横の筋肉を働かせ、ストレッチする効果があります。特に腰方形筋や腹斜筋群の柔軟性と筋力向上に役立ちます。

3. 股関節のストレッチ

  1. 横向きに寝て、股関節を軽く曲げる
  2. 膝を曲げたまま体を倒し、股関節を内側にねじる・開く動作を繰り返す

このストレッチは股関節の可動域を改善し、腰への負担を減らします。特に梨状筋という深層筋のストレッチにも効果的です。

4. お尻のストレッチ

  1. 足を組んで座り、前に体を倒す
  2. お尻が伸びているのを感じるくらいまでストレッチする
  3. 20秒キープし、反対側も同様に行う

このストレッチは大殿筋や梨状筋をストレッチし、坐骨神経への圧迫を軽減する効果が期待できます。

日常生活での注意点と予防法

脊柱管狭窄症の症状を和らげるためには、日常生活での姿勢や動作にも注意が必要です:

  • 姿勢の変化を意識する:前かがみになる、座る、自転車に乗るなど、姿勢を変えると症状が改善することがあります
  • 適度な休息:長時間の立ち仕事や歩行を避け、こまめに休憩を取る
  • 腰への負担を減らす:重いものを持つときは膝を曲げて腰を守る姿勢を心がける
  • 肥満を避ける:体重管理で腰への負担を減らす
  • 定期的な運動:水中ウォーキングや自転車など腰に負担の少ない運動を行う

実際のセルフケア体験者の声

60歳の藤井さんは、脊柱管狭窄症による腰痛で悩んでいましたが、セルフケアを続けることで症状が改善したと報告しています:

上半身のセルフケアから始めてたので前半は腰の部分が改善しないということだったので、最近お伝えしていってた下半身の方で結構良くなっていった感じですね

セルフケア体験者(動画 07:01)

藤井さんは、朝の空いた時間や夜寝る前など、生活の中で無理なくセルフケアを取り入れています。上半身と下半身のエクササイズを分けて行うなど、自分のペースで継続することが改善につながったようです。

専門家による診断と治療法:病院ではどんな検査や治療を行うのか

脊柱管狭窄症 痛み

自己判断だけで対処するのではなく、症状が気になる場合は専門医を受診することが重要です。適切な診断を受けることで、より効果的な治療が可能になります。

診断方法

脊柱管狭窄症の診断は、以下のような流れで行われます:

  1. 問診:症状の経過、痛みの場所、日常生活での状況などを確認
  2. 触診:関節や筋肉の状態を確認
  3. 画像検査:MRI、CT、レントゲンなどの検査を行い、脊柱管の狭窄状態を確認

特にMRI検査は神経の圧迫状態を詳細に確認できるため、重要な検査となります。しかし、画像検査で脊柱管狭窄が確認されても、それが痛みやしびれに結びつくとは限らないため、症状との総合的な判断が必要です。

保存的治療

初期段階では、主に以下のような保存的治療が行われます:

  • 薬物療法:消炎鎮痛剤、筋弛緩剤などの薬を処方
  • リハビリテーション:理学療法士による専門的なリハビリプログラム
  • 神経ブロック注射:痛みを起こしている神経の周りに薬を直接注入する治療
  • 日常生活指導:腰に負担をかけない生活習慣の指導

藤井さんも病院での治療について言及しています:

リハビリ2ヶ月ぐらい通ってました。温めとあと電気とか、自転車漕いだりとか。なんか円盤みたいな椅子に座って腰を動かしたりとか、ボール挟んで内転筋鍛えるとか

セルフケア体験者(動画 02:25)

手術療法

保存的治療で改善が見られない場合や、症状が重い場合には手術が検討されることがあります:

  • 椎弓切除術:神経を圧迫している椎弓の一部を取り除く手術
  • 低侵襲手術:小さな切開で行う手術(内視鏡手術など)
  • 固定術:不安定になった椎骨を固定する手術

手術が必要かどうかは、症状の程度や日常生活への影響、画像検査の結果などを総合的に判断して決定されます。米国脊椎外科学会のガイドラインによれば、保存的治療を6ヶ月以上継続しても症状の改善が乏しい場合に手術が考慮されることが多いようです。

脊柱管狭窄症と間違えやすい他の疾患

脊柱管狭窄症 痛み

脊柱管狭窄症と似た症状を示す疾患がいくつかあります。正確な診断と適切な治療のためには、これらの違いを理解することが重要です。

疾患名主な特徴脊柱管狭窄症との違い
椎間板ヘルニア突出した椎間板が神経を圧迫する疾患。若年層に多い安静時にも痛みが続くことが多く、特定の姿勢で悪化する
変形性腰椎症腰椎の変形による疾患。動作時の痛みが特徴間欠跛行は少なく、腰痛が主症状となることが多い
末梢動脈疾患下肢の動脈が狭くなり血流が悪くなる病気間欠跛行の症状が似ているが、前かがみで改善しない

似た症状でも原因が異なれば治療法も変わってきます。自己判断せず、適切な診断を受けることが重要です。

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まとめ:脊柱管狭窄症の痛みと上手に付き合うために

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脊柱管狭窄症の痛みは、正しい知識と適切なケアによって改善できる可能性があります。この記事で紹介したポイントをまとめます:

  • 脊柱管狭窄症の主な症状は、歩行時のお尻から足にかけての痛みやしびれ、間欠跛行
  • 原因は加齢などによる脊柱管の狭窄と神経の圧迫
  • ストレッチだけでなく、適切な筋肉トレーニングが重要
  • 股関節インナーマッスルや腰周りの筋肉を働かせることで症状改善が期待できる
  • 姿勢を変える、こまめに休息を取るなどの日常生活の工夫も有効
  • 症状が気になる場合は早めに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切

脊柱管狭窄症の痛みは、症状の程度や進行状況によって異なります。放置すると、症状が悪化したり、日常生活に支障が出たりする可能性があります。気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることをお勧めします。

また、本記事で紹介したセルフケアを日常生活に取り入れることで、症状の改善や予防に役立てることができます。無理せず自分のペースで継続することが改善への鍵となります。今すぐ取り入れられる簡単なエクササイズから始めてみましょう。

脊柱管狭窄症の痛みに関するよくある質問

脊柱管狭窄症 痛み

Q. 脊柱管狭窄症の痛みはどのような特徴がありますか?

A. 脊柱管狭窄症の痛みは、立ったり歩いたりするとお尻から足にかけての痛みやしびれが特徴です。しばらく歩くと症状が悪化し、休むと楽になる「間欠跛行」が典型的な症状です。前かがみになると症状が軽減することも特徴的です。腰痛は比較的軽度であることが多く、下肢の症状が中心となります。

Q. 脊柱管狭窄症の痛みを自分で和らげる方法はありますか?

A. 自分でできる対処法としては、股関節インナーマッスルのトレーニングや腰周りの筋肉を働かせるエクササイズが効果的です。ストレッチだけでなく筋肉を適切に働かせることが重要です。また、姿勢を変える(前かがみになる、座るなど)ことで症状が軽減することもあります。日常生活では重いものを持たない、こまめに休息を取るなどの工夫も有効です。

Q. 脊柱管狭窄症の症状が現れたらすぐに病院に行くべきですか?

A. 脊柱管狭窄症の症状(歩行時の下肢のしびれや痛み、間欠跛行など)が気になる場合は、整形外科やペインクリニックなどの専門医を受診することをお勧めします。特に、症状が徐々に悪化している場合や、排尿・排便障害がある場合は早急に受診が必要です。適切な診断を受けることで、症状に合った治療法を選択できます。

Q. 脊柱管狭窄症は手術しか治療法がないのですか?

A. 脊柱管狭窄症の治療は、まず保存的治療(薬物療法、リハビリテーション、神経ブロック注射など)から始まることが一般的です。多くの場合、これらの治療で症状が改善します。保存的治療で改善が見られない場合や、症状が重い場合に手術療法が検討されます。手術が必要かどうかは、症状の程度や日常生活への影響を総合的に判断して決定されます。

Q. 脊柱管狭窄症を予防することはできますか?

A. 脊柱管狭窄症は加齢に伴う変性が主な原因のため、完全に予防することは難しいですが、リスクを減らすことは可能です。正しい姿勢の維持、適度な運動による体幹筋のバランス良い強化、適正体重の維持、喫煙の回避などが予防に役立ちます。特に腰周りの筋肉を強化し、背骨への負担を減らすことが重要です。定期的なセルフケアエクササイズを続けることで、症状の発症リスクや進行を抑えることができます。

Q. 脊柱管狭窄症の人でも続けられる運動はありますか?

A. 脊柱管狭窄症の人に適した運動としては、水中ウォーキング、自転車(前傾姿勢で脊柱管が広がる)、軽いヨガやピラティス(無理のない範囲で)などがあります。激しいジョギングや重量挙げなど腰に強い負担がかかる運動は避けるべきです。また、本記事で紹介した股関節インナーマッスルのトレーニングや腰周りの筋肉を働かせるエクササイズも日常的に行うことをお勧めします。いずれの運動も痛みが強くなる場合は中止し、専門医に相談してください。

Q. 脊柱管狭窄症に影響する生活習慣はありますか?

A. 脊柱管狭窄症の症状に影響する生活習慣として、長時間の立ち仕事や歩行、不適切な姿勢での作業、過度の肥満、喫煙などが挙げられます。これらは脊柱への負担を増加させ、症状を悪化させる可能性があります。反対に、適度な運動、適正体重の維持、良い姿勢の保持、腰部サポーターの使用などは症状の軽減に役立つことがあります。日常生活では、重いものを持つ際に膝を曲げる、床から物を拾う際に腰を曲げずにしゃがむなどの工夫も大切です。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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