最終更新:2025.06.23

腰痛持ちの人が増加傾向にある原因についてや、腰痛の予防法を解説します。

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

椎間板ヘルニアと足のむくみには直接的な因果関係はありませんが、椎間板ヘルニアが原因で足のむくみが生じる可能性があります。椎間板ヘルニアは神経を圧迫し、足のしびれや痛み、感覚異常を引き起こします。これらの症状が長期間続くと、運動不足による血行不良やリンパの流れの低下が起こり、最終的に足のむくみにつながることがあります。本記事では、そのメカニズムから対処法まで詳しく解説します。

画像所見上、ヘルニアが写ったら「椎間板ヘルニアだね」って診断されるんですけど、症状としては、その出っ張っているヘルニアのところに注射を打ったりしているにもかかわらず、効果が出ていないということがあります

理学療法士 笹川先生(動画 04:24)

目次

椎間板ヘルニアと神経圧迫のメカニズム

椎間板ヘルニア 足のむくみ

椎間板ヘルニアは、椎間板の一部が飛び出して神経を圧迫することで発症します。特に腰椎椎間板ヘルニアの場合、坐骨神経への圧迫により、下肢のしびれや痛み、感覚異常を引き起こします。このような神経への圧迫は、血管やリンパ管の機能にも影響を及ぼします。

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神経圧迫による血行不良とリンパの流れ低下

神経圧迫は血管やリンパ管への影響を及ぼし、血行不良やリンパの流れの低下を引き起こします。これにより足のむくみが生じる場合があります。また、痛みによる筋力低下も同時に起こりやすくなります。

炎症反応とむくみの関係

椎間板ヘルニア周辺の組織に炎症が生じると、血管透過性が増加します。これにより組織間に水分が貯留し、むくみの原因となります。炎症は痛みとともに、循環機能の障害も引き起こします。

なぜ椎間板ヘルニアで足がむくむのか?考えられる原因

椎間板ヘルニア 足のむくみ

原因詳細説明影響
神経圧迫椎間板が神経根を圧迫し、血管やリンパ管の機能に影響を与える血行不良、リンパの流れ低下
運動不足痛みやしびれが原因で運動量が減少する血行悪化、むくみ悪化
筋肉の緊張痛みを避けるため不自然な姿勢を取ることで筋肉が緊張血流阻害、むくみ発生
炎症反応椎間板ヘルニア周辺の組織に炎症が生じる血管透過性増加、むくみ形成

運動不足による循環機能の低下

椎間板ヘルニアによる痛みやしびれが原因で運動不足になることがあります。運動不足は血行を悪化させ、足のむくみを悪化させる要因となります。予防のためには、痛みのない範囲での適度な運動が重要です。

その他の要因

長時間の立ち仕事や座り仕事も足のむくみの要因となります。肥満や妊娠、加齢なども足のむくみを引き起こす原因です。疾患の状態や個人差によって症状の現れ方は異なります。

椎間板ヘルニアによる足のむくみの主な症状

椎間板ヘルニア 足のむくみ

椎間板ヘルニアと関連する足のむくみには、以下のような症状が現れる可能性があります:

  • 足全体の腫れ:特に夕方から夜にかけて症状が強くなる傾向があります
  • 足の重だるさ:歩行時や長時間立っているときの不快感が生じます
  • 靴下の跡:脱いだ後に跡がくっきり残る状態が見られます
  • 足首の可動域制限:むくみにより関節の動きが制限されます
  • 皮膚の張り感:触ると硬く感じることがあります

これらの症状が椎間板ヘルニアの診断後に現れた場合は、関連性を疑う必要があります。症状の程度や持続期間によって、医療機関への受診を検討することが重要ですいです。

専門家が解説する筋肉との関係性

椎間板ヘルニア 足のむくみ

中殿筋という筋肉があります。このお尻の横の筋肉が非常に硬くなると、硬くなるだけでも足の痺れとか痛みが起きます

理学療法士 笹川先生(動画 05:35)

理学療法士の専門家によると、椎間板ヘルニアの診断を受けても、実際の症状は中殿筋などの筋肉の硬さが原因となっている場合があります。筋肉の硬さは血行不良を引き起こし、結果として足のむくみにつながる可能性があります。筋力向上のためのトレーニングも同時に重要となります。

トリガーポイントと症状の関係

トリガーポイントの実験で、中殿筋というお尻の筋肉が硬くなると、坐骨神経痛のような症状が出ることが分かりました

理学療法士 笹川先生(動画 06:40)

専門家の解説によると、筋肉の硬さだけでも坐骨神経痛様の症状が現れることが実験で確認されています。これは、ヘルニアが存在していても、実際の症状の原因が筋肉にある可能性を示唆しています。

自分でできる対処法と注意点

椎間板ヘルニア 足のむくみ

運動療法

痛みのない範囲で積極的に運動を行い、血行を改善することが大切です。運動は筋力低下の予防にも効果的です。

  • ウォーキング:痛みのない範囲で歩行を心がけましょう
  • ストレッチ:筋肉の緊張をほぐし、血流を改善します
  • 水中運動:関節への負担を減らしながら運動できます
  • 軽い筋力トレーニング:筋力維持・向上に効果的です

マッサージとセルフケア

足のむくみを解消するために、以下のマッサージ方法が効果的です:

  • リンパドレナージュ:リンパの流れを促進します
  • 足首の回転運動:関節可動域の維持・改善に役立ちます
  • ふくらはぎのマッサージ:静脈還流を促進します
  • 足裏のマッサージ:血行促進効果があります

生活習慣の改善

水分補給と食事管理

適切な水分補給を行い、血液をサラサラに保つことが重要です。塩分の摂りすぎには注意が必要です。カリウムを多く含む食品を摂取することで、体内の水分バランスを整えることができます。

睡眠と休息

十分な睡眠をとり、体の回復を促進しましょう。睡眠中は足を心臓より高い位置に上げることで、むくみの軽減が期待できます。

椎間板ヘルニアと足のむくみの専門的な検査と診断

椎間板ヘルニア 足のむくみ

MRI検査の限界と総合診断の重要性

専門家の見解によると、MRI画像で見つかるヘルニアと実際の症状が一致しないことが非常に多いということが指摘されています。画像診断だけでなく、症状との整合性を含めた総合的な評価が必要です

総合的な診断プロセス

椎間板ヘルニアによる足のむくみを正確に診断するには、以下のステップが必要です:

  • 詳細な問診:症状の経過、日常生活への影響、既往歴の確認
  • 理学的検査:神経学的検査、筋力テスト、反射検査
  • 画像診断:MRIやCTによる構造的な評価
  • 血液検査:他の疾患の除外診断、炎症反応の確認
  • 専門的評価:整形外科や神経内科での詳細な診察

整形外科での専門的な診断が推奨されます。

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治療法の選択肢と効果

椎間板ヘルニア 足のむくみ

保存療法

薬物療法

症状に応じて以下の薬物が使用されます:

  • 消炎鎮痛薬:炎症と痛みの軽減に効果的です
  • 筋弛緩薬:筋肉の緊張を和らげます
  • 血流改善薬:血行促進により症状の改善が期待できます
  • 神経障害性疼痛治療薬:神経由来の痛みに対応します

物理療法

以下の物理療法が効果的です:

  • 温熱療法:血行促進と筋肉の緊張緩和に役立ちます
  • 電気治療:痛みの軽減と筋肉の活性化を図ります
  • 牽引療法:神経圧迫の軽減効果が期待できます
  • 超音波治療:深部組織の血行改善に効果があります

ブロック注射療法の効果と限界

ブロック注射は、その患部に対して炎症を抑えようとするものですが、それで効いていない場合があります

理学療法士 笹川先生(動画 04:24)

専門家によると、ブロック注射が効果を示さない場合は、他の原因を検討する必要があります。この場合、筋肉の状態や姿勢の問題なども含めた総合的なアプローチが重要となります。

手術療法

保存療法で改善しない重篤な場合には、手術治療が検討されます:

  • 椎間板摘出術:圧迫している椎間板組織の除去を行います
  • 内視鏡手術:低侵襲での神経圧迫の解除が可能です
  • 脊椎固定術:重度の場合に検討される術式です
  • 人工椎間板置換術:椎間板機能の回復を目指します

手術適応については、整形外科専門医との十分な相談が必要です。

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椎間板ヘルニアによるむくみの早期発見と予防

椎間板ヘルニア 足のむくみ

早期発見のためには、以下の点に注意が必要です:

  • 朝と夕方の足の太さの変化を日常的に観察する
  • 靴下の跡の残り具合を定期的にチェックする
  • 足首の可動域の変化を確認する
  • 歩行時の違和感や疲労感の有無を把握する
  • 体重の急激な変化がないかを監視する

これらの症状が続く場合は、早めの受診が推奨されます。予防のための適度な運動習慣も重要となります。筋力低下の予防にも効果的です。

日常生活での注意点と予防策

椎間板ヘルニア 足のむくみ

姿勢改善の重要性

正しい座り方

  • 深く腰掛け、背もたれを適切に使用する
  • 足裏全体を床にしっかりとつける
  • 膝と股関節を90度程度に保つ
  • デスクワーク時は定期的に姿勢を確認する

立ち姿勢のポイント

  • 重心を両足に均等に配分する
  • 膝を軽く曲げ、ロックしないようにする
  • 顎を軽く引き、頭部を正しい位置に保つ
  • 肩の力を抜き、自然な状態を維持する

生活習慣の見直し

運動習慣の確立

  • 週3回以上の有酸素運動を継続する
  • 毎日のストレッチングを習慣化する
  • 筋力トレーニングを適度に実施する
  • 日常生活での活動量を意識的に増やす

体重管理と栄養

  • 適正体重の維持に努める
  • バランスの取れた食事を心がける
  • 定期的な体重測定を行う
  • 水分摂取量を適切に調整する

職業上の配慮事項

デスクワーカーへの推奨事項

  • 1時間おきに立ち上がり、軽く歩く
  • 座位での足首の運動を定期的に行う
  • 椅子の高さや机の配置を適切に調整する
  • 長時間同じ姿勢を避ける工夫をする

長時間同じ姿勢を避けることは、血行改善と筋力低下の予防に効果的です。職場環境の改善も症状の軽減に寄与します。

他の疾患との鑑別診断

椎間板ヘルニア 足のむくみ

足のむくみは様々な疾患で見られる症状のため、椎間板ヘルニア以外の原因も十分に考慮する必要があります:

循環器系疾患による足のむくみ

  • 心不全:全身性の浮腫が特徴的です
  • 弁膜症:慢性的な循環不全により生じます
  • 静脈瘤:下肢の静脈還流障害が原因です

腎疾患による足のむくみ

  • 慢性腎臓病:タンパク質の漏出により生じます
  • ネフローゼ症候群:重篤な浮腫が現れます
  • 急性糸球体腎炎:急性の浮腫が特徴です

血管系疾患

  • 深部静脈血栓症:片側性の急性腫脹が見られます
  • 慢性静脈不全:夕方に悪化する下肢の腫れが特徴です
  • リンパ浮腫:リンパ系の障害により生じます

これらの疾患との鑑別には、専門医による詳細な検査が必要不可欠です。適切な診断により、最適な治療方針を決定することができます。日本整形外科学会

専門医に相談するタイミングと受診の流れ

椎間板ヘルニア 足のむくみ

以下のような場合は、迷わず医療機関を受診することが重要です:

緊急性の高い症状

  • 急激な足のむくみの悪化:数日で明らかに悪化する場合
  • 息切れや胸痛を伴う場合:心疾患の可能性があります
  • 排尿障害や歩行困難:神経症状の悪化が疑われます
  • 感覚完全脱失:重篤な神経障害の可能性があります

長期間続く症状

  • 2週間以上続くむくみ:慢性的な問題の可能性があります
  • 日常生活に支障をきたす程度:生活の質の低下が見られる場合
  • 保存療法で改善しない場合:より専門的な治療が必要です
  • 症状の進行が見られる場合:病状の悪化が疑われます

適切な受診先の選択

整形外科

  • 椎間板ヘルニアの専門的診断と治療
  • 神経学的検査の詳細な実施
  • 手術適応の適切な判断
  • リハビリテーションの指導

循環器内科

  • 心疾患の除外診断
  • 血管系疾患の詳細な評価
  • 循環機能の総合的な検査

腎臓内科

  • 腎機能の詳細な評価
  • 全身性疾患の除外診断
  • 水分・電解質バランスの調整

症状に応じて適切な診療科を選択することが、効果的な治療につながります。初診時には、症状の経過や日常生活への影響を詳しく説明することが重要です。厚生労働省椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアと足のむくみに関するよくある質問

椎間板ヘルニア 足のむくみ

Q. 椎間板ヘルニアと足のむくみには直接的な関係がありますか?

A. 直接的な因果関係はありませんが、椎間板ヘルニアが原因で足のむくみが生じる可能性があります。神経圧迫により血行不良やリンパの流れの低下が起こり、運動不足と相まって足のむくみにつながることがあります。

Q. なぜ椎間板ヘルニアで足がむくむのですか?

A. 椎間板ヘルニアによる神経圧迫が血管やリンパ管の機能に影響を与えます。また、痛みやしびれによる運動不足、筋肉の緊張、炎症反応なども足のむくみの原因となります。これらの要因が複合的に作用して症状が現れます。

Q. 足のむくみが続く場合、いつ医療機関を受診すべきですか?

A. 2週間以上むくみが続く場合、急激に悪化する場合、息切れや胸痛を伴う場合は迷わず医療機関を受診してください。また、日常生活に支障をきたす程度であれば早めの相談をお勧めします。

Q. 自分でできる足のむくみの対処法はありますか?

A. 痛みのない範囲での適度な運動、足のマッサージ、水分補給、十分な睡眠、姿勢の改善が効果的です。特にリンパドレナージュや足首の運動は血行促進に役立ちます。ただし、症状が改善しない場合は専門医への相談が必要です。

Q. 椎間板ヘルニアの診断を受けましたが、注射や薬が効きません。他に原因がある可能性はありますか?

A. 専門家によると、MRI画像でヘルニアが見つかっても、実際の症状は筋肉の硬さなど他の原因による場合があります。ブロック注射や薬物療法で改善しない場合は、筋肉の状態、姿勢の問題、他の要因を検討する必要があります。

Q. 足のむくみは他の病気の可能性もありますか?

A. はい、心疾患、腎疾患、血管系疾患など様々な原因で足のむくみは起こります。椎間板ヘルニア以外の原因を除外するためにも、専門医による詳細な検査が重要です。適切な鑑別診断により最適な治療方針を決定できます。

Q. 日常生活で気をつけるべきことはありますか?

A. 正しい姿勢の維持、適度な運動習慣、体重管理が重要です。デスクワークの方は1時間おきの立ち上がりや足首の運動を心がけ、長時間同じ姿勢を避けるようにしましょう。また、水分摂取や塩分制限にも注意が必要です。

椎間板ヘルニアによる足のむくみは、直接的な関係性は低いものの、神経圧迫による二次的な影響として生じる可能性があります。適切な診断と総合的な治療により、多くの場合で症状の改善が期待できます

重要なポイントは以下の通りです:

  1. 早期の専門医受診:症状の正確な評価と適切な診断のため
  2. 総合的な診断アプローチ:画像所見だけでなく症状との整合性確認
  3. 段階的な治療選択:保存療法から手術まで適切なステップで進行
  4. 生活習慣の総合的改善:運動療法、姿勢改善、体重管理の継続
  5. 他疾患の適切な除外:心疾患、腎疾患などの鑑別診断の重要性

もし足のむくみが気になる場合は、まず医療機関を受診し、原因を特定することが大切です。整形外科での専門的な診察を受け、必要に応じて他の診療科との連携による総合的な治療を検討することをお勧めします。予防と早期発見により、症状の悪化を防ぎ、生活の質の向上を図ることができます。


笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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