腰の激しい痛みが身体の深刻な問題を示しているかもしれません。
内臓やがんなどの病気が原因である可能性も考えられます。
この記事では、やばい腰痛の症状と、それに対する内臓やがん疾患などの可能性、そして痛みの対処法について詳しく見ていきましょう。
目次
腰痛やばい!?原因とタイプのまとめ
いわゆる腰痛の原因や症状は、場所や部位によって異なり、MRIやレントゲン検査で「原因が分かる腰痛」と「原因が分からない腰痛」に分かれます。
- ・「非特異的腰痛」:MRI・レントゲン検査でも特定の原因が分からない腰痛
- ・「特異的腰痛」:MRI・レントゲン検査で分かる腰痛
「非特異的腰痛」は、普段の姿勢や神経の感受性などが原因となり、レントゲンでは特定できません。
一方、「特異的腰痛」は、がんや脊椎炎などのような重大な疾患にかかってしまったことが原因なこともあります。
腰痛は腰の病気やケガだけでなく、泌尿器の問題や消化器のトラブル、婦人科の疾患、血管の病気、そして皮膚の問題によってさまざまな腰痛を発症するケースがあることも踏まえておきましょう。
アンケート調査で分かる腰痛の原因
実際に腰痛で診断された方々は、どのように診断されたのか気になりませんか?
以下は、20歳から80歳未満の日本人4,500人のうち、2,966人が参加したアンケート調査の情報です。
診断名
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診断を受けた人数
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診断を受けた人数の割合
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原因不明の腰痛(非特異腰痛) | わからない
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307名
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23.9%
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腰痛症
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257名
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20.0%
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坐骨神経痛
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154名
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12.0%
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その他
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145名
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11.3%
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異常なし
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89名
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6.9%
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原因が分かる腰痛
(特異的腰痛) |
腰椎椎間板ヘルニア
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76名
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5.9%
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骨の捻挫・打撲
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71名
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5.5%
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変形性脊椎症
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51名
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4.0%
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骨粗しょう症
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34名
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2.7%
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腰部脊柱管狭窄症
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29名
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2.3%
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腰の骨の骨折
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21名
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1.6%
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その他
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145名
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11.3%
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(引用元:腰痛に関する全国調査 報告書2003年|表 7-6 治療施設で受けた診断名)
全体の約18%は特定の原因が分かる腰痛で、例えば椎間板ヘルニアや腰椎の骨折などの痛みが強く出る場合がこれに含まれます。
約63%は原因が特定しにくい「非特異的腰痛」で、具体的な病気や障害をはっきり指摘できない一般的な腰痛です。
残りの約11%はその他の症状を伴う腰痛といわれています。
アンケート結果から分かる通り、多くの腰痛は緊急性がないため、急いで医師に受診する必要はありません。
逆に一部の腰痛は放置すると危険な場合もあるので、注意が必要です。
やばいかも?腰痛の危険シグナルを見逃さない自己診断チェック
腰の痛みの原因は、筋肉の疲労から腰椎のズレや変形、椎間板ヘルニアまでさまざまです。
そのため、腰痛の治療法では、まず自分の痛みの原因を理解し、それに合った治療を受けることが大切です。
「財団法人 かながわ健康財団」のウェブサイトでは、腰痛のタイプ診断ができ、診断にいった方が良いのかを判断できるチェックシートが提供されています。
以下の質問に「はい」か「いいえ」で答えることで、腰痛の深刻さを確認するのもおすすめです。
あなたの姿勢
①立位:そり腰、または丸背である
② イス、車の運転:座ったとき膝頭が股関節より高い
あなたの動作
③ 前かがみの姿勢で行う仕事・作業が多い
④ 身体をひねる作業が多い
⑤ 重い荷物を持ち運ぶことが多い
⑥ 自動車や車両系機械の運転が4時間以上になることが多い
⑦ 仰向けで膝を直角に曲げ、上体を起こしながら指先が膝頭に届かない
⑧ 長座位で指先がつま先に届かない
⑨ 寒いところに長く居ることが多い
⑩ すべりやすい床で作業することが多い
⑪ 天井の低い所や狭い場所で作業することが多い
あなた自身のこと
⑫ 肥満度が高い(筋肉質タイプではなく、脂肪太りタイプ)
⑬ イライラすることが多い、または神経質タイプである
⑭ 朝起きたとき、腰のまわりが固く、動きが悪いことが多い
⑮ 夕方になり、腰のまわりに疲れがたまることが多い
⑯ 以前に腰痛になったことがある
「はい」と答えた数:9 ~ 16【レベル 1】腰痛発生の危険度がかなり高い人、またはすでに痛みがある人
以下の積極的な対策が必要です。
- ・急な動作や重いものを持たないこと
- ・体重が増えている場合は減量する
- ・良い姿勢を保つことを意識する
- ・筋肉を柔らかくするために運動や体操を取り入れてみる
「はい」と答えた数:5 ~ 8【レベル 2】腰痛発生の危険度がやや高い人
積極的な対策を取り、身体の柔軟性も向上させることが大切です。
- ・上体おこし
- ・足あげ腹筋
「はい」と答えた数:0 ~ 4【レベル 3】現在、腰痛になる危険性が低い人
普段の生活では腰に負担が少ないため、腰痛が起こりにくいと思われますが、油断は禁物です。
スポーツ前の準備運動不足や年齢による筋力低下が原因となる「ぎっくり腰」は避けるようにしましょう。
腰痛の正しい伝え方:的確な診断を得るためのコツ
腰痛を医師に伝える際のポイントを知ることは、正確な診断を得るために重要です。
ここからは、診察を受ける際の手順と診察時の伝え方について紹介します。
診察を受ける際のステップ
整形外科では、問診から治療まで以下の手順で診察が行われます。
①問診
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医師に痛みの症状を話す
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②診察
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・視診:医師が患者の体を調べて異常を探す
・触診:医師が体を触って痛みの場所や筋肉の状態をチェック
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③検査
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・画像検査:骨や神経の状態を写真で見る調査
・血液検査:血を調べて体の状態を確認
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④診断
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問診・診察・検査が終わったら診断を出す
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⑤治療
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・薬物療法:内服薬・温布薬
・ブロック注射 ・理学療法:体幹筋力強化・ストレッチ ・物理療法:牽引療法・温熱療法・超音波療法など ・装具療法:コルセット・サポートの装着 ・手術:全身麻酔・局部麻酔 |
整形外科は、骨や関節、筋肉などに特化しています。
その分野の専門医が診断や治療をするため、健康保険も適用され、患者が必要な医療を受けやすくなります。
病気の正確な診断と診断書の作成は、医師だけが行えるため、整形外科での診察が重要です。
診断を確実に行うには
治療を受ける際に大切なのは、痛みの特徴を詳しく説明することです。
痛みは個人によって感じ方が異なるので、ただ「痛い」と言うだけでは医師に伝わりにくくなります。
したがって、次のポイントに気をつけながら、痛みの状態を伝えましょう。
- ①痛みの始まりと原因:いつから痛みが始まり、何が原因なのか伝える
- ②痛みの場所と移動:どこが痛いか、他の場所に痛みが広がったのか伝える
- ③痛みの強さと感じ方:痛みの強さを0から10で表し、どんな感じかなのか伝える
- ④痛みの状態:継続的か一時的か、そして何が痛みを増したり減らしたりするのか伝える
- ⑤日常生活への影響:痛みがどれくらいの影響を与えているか伝える
- ⑥他の症状の有無:痛み以外に何か他の体の変化があるかのか伝える
- ⑦現在の治療と効果:現在の治療や薬の効果と副作用を伝える
- ⑧持病や他の健康状態:他にも何か持病があるのか伝える
画像診断で明らかになる5つの腰痛タイプ
診療において画像診断で明らかになる、主な腰痛を引き起こすがんの種類は以下の通りです。
- ・がん
- ・化膿性脊椎炎
- ・腰部脊柱管狭窄
- ・圧迫骨折
- ・終板の障害
それぞれの種類の特徴について、詳しく解説していきます。
がん
がんが腰痛を引き起こす主な理由は、がん細胞が血液やリンパの流れを通じて他の部分へ広がることです。
特に背骨はがん細胞が転移しやすい場所で、そこにがんが広がると腰や背中に激痛が起きる可能性が高くなくなります。
また、腰周辺の臓器にできたがんが神経を圧迫することでも腰痛が起こることがあります。
がんによる腰痛を調べるためには、X線やCTスキャンがよく用いられますが、これらの方法では骨への転移を早期に見つけるのがむずかしいことがあります。
レントゲンよりも早く、骨転移を正確に見つけることができるMRI検査がおすすめです。
- ・肺がん
- ・乳がん
- ・胃がん
- ・腎がん
- ・骨のがん
- ・大腸がん
- ・卵巣がん
- ・すい臓がん
- ・前立腺がん
- ・がんの骨転移
化膿性脊椎炎
化膿性脊椎炎は、背骨に細菌感染が起こる病気です。
脊椎に細菌感染が起こると、急性、亜急性、慢性の3つのタイプの症状が現れます。
- ・急性:高熱と激しい痛み
- ・亜急性:微熱と痛み
- ・慢性:軽度な痛み
感染は主に血液を通じて広がり、免疫力が低下している人に多く見られます。
痛みは頸部、背部、腰部に現れることがよくあり、時には尿路感染や虫歯からの感染も原因となります。
また、画像検査では、レントゲンやCTで骨の損傷を見つけることもできますが、早期の診断にはMRIが最も有効で、損傷した椎間板や膿を見ることができます。
腰部脊柱管狭窄
腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることで起こる病気です。
腰部脊柱管狭窄は、40代後半から始まり、年をとるほど起こりやすくなります。
腰痛やお尻から脚にかけてのしびれ・痛み、そして歩行時に悪化し、歩けなくなることがあります。
前かがみになると楽になり、後ろに反ると症状がひどくなるのが特徴です。
圧迫骨折
「圧迫骨折」とは、骨が空洞化して圧迫され、変形する状態のことです。
レントゲンは骨を見るのに使われ、一方でMRIは脊柱管を詳しく見るために使います。
MRI検査は、体内に金属がある人や閉所恐怖症の人には不向きなので、注意が必要です。
診断が難しい場合はCTが役立ちますが、事前に造影剤のアレルギーを確認するようにしましょう。
腰椎椎体終板障害
腰椎椎体終板障害は、腰椎の終板部分に問題が生じる状態です。
この終板は椎間板を支える役割を持つ骨の一部で、負荷や加齢によって損傷が起こる場合があります。
結果として、腰痛や椎間板ヘルニアを引き起こす可能性があります。
見えないけれど感じる腰痛:画像で診断できない4つのタイプ
画像で診断できない5つのタイプは、以下の腰痛になります。
- ・椎間関節性腰痛
- ・腰椎椎間板ヘルニア
- ・仙腸関節痛
- ・筋筋膜性腰痛
- ・心因性腰痛
腰痛の画像診断が難しい症状について、症状と特徴を含めて4つのタイプについて解説していきます。
椎間関節性腰痛
椎間関節性腰痛は、急な腰の痛み(ぎっくり腰)の原因の一つです。
椎間関節に圧痛があったり、片側の腰が痛んだりするのが特徴です。
負担がかかる日常の行動や急な外傷によって、椎間関節に炎症が起こりやすくなります。
また、椎間板は軟骨であり、レントゲンでは見えないため、正確に診断するには、MRI検査が必要です。
腰椎椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは、椎間板に傷が入り、髄核が神経を圧迫して腰痛や足の痛みを引き起こす腰痛のことです。
加齢や長時間の不良姿勢、喫煙も背骨に負担をかけ、椎間板に影響を与える可能性があります。
しかし、椎間板は軟骨であり、レントゲンでは椎間板ヘルニアを確認できません。
そのため、椎間板ヘルニアを確定するにはMRI検査が必要です。
仙腸関節痛
仙腸関節痛は、腰が動かしにくくなったり、痛みが起こる腰痛です。
痛みや痺れは、腰や臀部、足の付け根、下腿から足首に広がり、特徴は、片側に症状が現れることです。
仙腸関節の診断には、患者の症状や触診が重要で、画像では診断が難しい場合があります。
筋筋膜性腰痛
筋・筋膜性腰痛は、腰の筋肉が疲れて痛みが出る状態のことです。
腰をよく使ったり、負担の大きい姿勢を続けたりすると、筋肉が硬くなり、柔軟性が低下しやすくなります。
結果として、損傷や炎症、疲労が起こり、腰が痛むことがあります。
この腰痛は、ぼんやりとした痛みが特徴で、ほとんどの場合、レントゲンやCTでは異常が見つかりません。
ただし、急に痛みが起こった場合はMRIで筋の損傷が見つかることがあります。
心因性腰痛
心因性腰痛は、動作によって痛みがバラバラですが、腰の直接的な原因がある場合は、特定の動作で痛みが一貫して現れます。
一方で、ストレスが原因で血流が悪くなったり、脳の痛み感覚が乱れたり、心理的なストレスで姿勢が乱れると、腰痛を引き起こす可能性があります。
病院でのMRIやレントゲン検査で異常が見つからず、症状がバラバラなので、画像での診断はできないケースがほとんどです。
身体のサイン!がんや脊椎疾患の考えられる原因
腰痛がある場合、それはがんや脊椎の病気と関係があるケースもあります。
ここでは、がんや脊椎疾患に関連する腰痛の種類の特徴や症状について詳しく解説していきます。
脊椎腫瘍
脊椎腫瘍は、脊髄や脊椎から生じる腫瘍で、腰痛の原因となります。
脊髄や馬尾神経が腫瘍に圧迫されるとしびれや感覚障害、筋力低下などの症状が現れます。
レントゲンでは脊髄腫瘍が見つかりませんが、MRIでは確認できます。
腫瘍の性質や広がりを知るために、造影MRIを行いつつ、手術計画には通常、CTスキャンも追加されます。
脊髄腫瘍
脊椎腫瘍は、脊髄や脊椎から生じ、腰痛を引き起こすことがあります。
脊髄腫瘍には、脊髄周辺で発生する良性の「原発性」と、他の臓器から転移してくる悪性の「続発性」の2種類があります。
それぞれの診断にはMRIが必要で、位置や大きさを調べる他に、造影MRIで腫瘍の種類を特定し、CTで骨との関係を確認する場合もあります。
脊椎カリエス
脊椎カリエスは、結核菌による脊椎感染によって引き起こされる疾患です。
主な症状は、背中の痛みで、しばしば慢性的で、特に夜間や運動後に悪化します。
また、脊椎の変形も一般的な症状で、感染が進行すると、背骨が壊れ、背中が曲がったり側弯症が生じることがあります。
診断にはレントゲンやMRIなどの画像検査が使われ、治療には通常抗生物質が用いられます。
治療期間中には、長期間にわたって抗生物質を服用することが必要な場合もあります。
やばいかも?内臓の不調が引き起こす腰痛の警告サイン
内臓の不調が腰痛の原因となることがあります。
ここでは、それぞれの疾患の症状や特徴について詳しく解説していきます。
消化器系の病気
消化器系の病気を伴う腰痛は、以下の3種類になります。
- ・膵炎:膵臓組織の破壊と硬化による腰痛
- ・胆石症・胆のう炎:胆汁のバランス崩れと結石形成による腰痛
- ・胃潰瘍・十二指腸潰瘍:胃や十二指腸の粘膜の傷による腰痛
お腹の痛み、血便、吐き気、嘔吐は、消化器官の炎症や機能障害によって引き起こされることがあります。
泌尿器系の病気
泌尿器の病気による腰痛には、以下のような症状が現れる可能性があります
- ・尿路結石:尿管に結石ができると腰痛が生じる
- ・腎盂腎炎:腎臓に細菌感染が起こると腰痛が現れる
泌尿器系の病気では、排尿障害や血尿が腰痛の原因となることがあります。
婦人科系の病気
婦人科系の病気による腰痛では、以下のような症状が出ることがあります。
- ・子宮内膜症:子宮外に子宮内膜ができると、月経痛が激しくなる
- ・子宮筋腫:子宮に筋腫できる腰痛
女性に関連する婦人科系の疾患による腰痛では、おりものの増加や不正出血などの症状も起こることがあります。
循環器系の病気
腰痛を引き起こす循環器系の疾患には、以下の4つがあります。
- ・腹部大動脈瘤:大きくなったコブが腰部の骨や神経を圧迫、腹痛・腰痛が生じる
- ・末梢動脈疾患:足の動脈が狭くなり、血流が悪くなり、歩行時に足やお尻が痛む
- ・静脈血栓症:手や足の静脈で血液が固まる状態、長時間同じ姿勢を保つことが原因
- ・肝炎:肝炎は肝細胞が長期間壊れ続ける病気
- ・肝硬変:肝硬変は進行すると浮腫や黄疸などの症状が現れる
循環器系の病気は最初の症状がほとんどなく、進行すると急に出現することがあります。
症状がある場合は、早めに医師の診察を受けることが大切です
ストレスが原因の心因性腰痛
ストレスが原因の心因性腰痛は、以下の症状が見られます。
- ・腰痛があるのに、検査では原因が特定できない
- ・治療が有効でなく、鎮痛薬や手術も効果が限られる
- ・頭痛や肩こり、不眠、胃の不快感、吐き気、動悸など、全身に不調が現れる
心因性腰痛は、痛みの箇所や痛みの性質、強さが変わりやすく、姿勢や動作に関係なく痛むのが特徴です。
治療だけでは心の問題が解決せず、痛みが長く続くと精神的に参ってしまい、さらなるストレスで腰痛が悪化する悪循環に陥ることがあります。
痛みがやばい!日常生活でできる腰痛予防と対処法
腰痛予防には、体の外側と内側の両方をしっかりケアすることが大切です。
以下では、気軽にできる腰痛予防法を紹介します。
適度な運動をする
腰痛を防ぐためには、適切な運動を取り入れることが重要です。
- ・ストレッチ
- ・ウォーキング
- ・筋力トレーニング
- ・水中トレーニング
運動を始めたい方は、まず散歩からスタートしましょう。
体力に合わせて、徐々にゆっくりと活動量を増やすことが重要です。
ストレッチを基本に、ウォーキング、筋力トレーニング、水中運動へと段階的に進めていくことをおすすめします。
無理をせずに継続できる程度の運動を行うことで、徐々に効果を感じることができるでしょう。
できる範囲で通常の生活を続ける
腰痛があっても、可能な限り通常の生活を続けることが大切です。
体を動かす行動を止めると筋力が低下して、腰痛がひどくなることがあります。
日常活動を続けることで筋肉を動かし、血流を改善し、痛みの軽減につながります。
ただし、腰痛を悪化させるような重い作業は裏目に出てしまうため、避けるようにしましょう。
また、座り作業が多い場合は、腰の負担を減らせる腰痛対策のクッションを使うのもおすすめです。
ストレス対策をする
腰痛の痛みを予防するためには、「ストレス」を体に貯めないことです。
楽しい活動は、脳から痛みを和らげる化学物質が分泌されるため、痛みが軽減したり、気持ちがリラックスしたりします。
さらに、ポジティブな気分は幸福感につながり、ストレスの軽減に効果的です。
これらの活動は体調を改善し、痛みの感じ方にも良い影響を与えるので、腰痛予防には楽しいと思える活動を心がけましょう。
まとめ:体の声に耳を傾けよう!腰痛以外の症状にも注意することが大切
今回は、腰痛の原因や、病気を伴う腰痛の特徴、腰痛の予防法まで紹介しました。
腰痛には「非特異的腰痛」と「特異的腰痛」と呼ばれるタイプがあります。
「非特異的腰痛」は普段の生活や姿勢の影響で起こります。
運動不足や姿勢の悪さが原因ですが、定期的なストレッチや軽い筋トレをすると、腰痛を予防し、痛みを抑えることができます。
一方「特異的腰痛」はより深刻で、がんや脊椎炎などの病気が原因です。
レントゲンでは分からない理由がある場合、症状が続くときは早めに医療機関で診察を受けるか、相談する必要があります。
また、腰痛が出たら、整形外科や整骨院・接骨院などで、腰の回復に期待できるマッサージやリハビリテーションを受けるのもおすすめです。
腰痛でお悩みの方は、ぜひ当院の公式サイトの最新情報や当院の代表「nobu先生」のYouTube動画をチェックしてみてくださいね。