最終更新:2025.05.14

肩こりと虫歯の関連性:歯ぎしり・食いしばりが引き起こす仕組みと改善法

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

朝起きた時に顎がだるい、歯と歯がずっとくっついている、首や肩がいつも張っている、頭痛がある…これらの症状でお悩みではありませんか?実はこれらの症状は、歯ぎしりや食いしばりが原因かもしれません。

虫歯も肩こりを引き起こす要因になります。虫歯が原因で肩こりが起こる場合、噛み合わせの乱れ、片側噛み、炎症が影響していると考えられます。特に、虫歯の痛みを避けて片側で噛む癖が強くなると、顎や首周りの筋肉に負担がかかり、肩こりにつながりやすいです。本記事では、虫歯と肩こりの意外な関連性や、理学療法士が教える肩甲骨を使った改善エクササイズをご紹介します。

歯ぎしり食いしばりで歯に負担をかけ続けることで歯が割れたり収縮が進んだりするだけではなく、あごの筋肉を疲労させるので頭痛や肩こり、知覚過敏など様々な不快症状を引き起こしてしまいます。

理学療法士 笹川先生(動画 01:05)

目次

虫歯と肩こりの意外な関連性とは?

肩こり 虫歯

虫歯と肩こりは一見無関係のように思えますが、実は密接な関連があります。虫歯が原因で肩こりが起こるメカニズムを理解しましょう。

虫歯による片側咀嚼が肩こりを引き起こす

虫歯になっている歯があると、痛みを避けるために片側の歯だけで噛むようになります。

この「片側咀嚼」が長期間続くことで、顎や首の筋肉に負担がかかり、肩こりを引き起こします。右側に虫歯がある場合は左側ばかりで噛むようになり、筋肉バランスが崩れてしまうのです。

噛み合わせの悪化による全身への影響

虫歯を放置すると噛み合わせが悪くなり、それによって首や肩の筋肉が緊張します。特に咀嚼筋(噛むための筋肉)が緊張すると、首周りの筋肉も硬くなっていきます。胸鎖乳突筋や斜角筋といった筋肉は特に硬くなりやすく、肩こりの原因となります。

症状原因影響
片側咀嚼虫歯による痛み顎と首の筋肉の不均衡、肩こり
食いしばり・歯ぎしり噛み合わせの悪化、ストレス顎の筋肉疲労、頭痛、肩こり
炎症の広がり虫歯の放置神経痛、関連痛、肩こり
姿勢の悪化顎のバランス崩れ首・肩の筋肉緊張、慢性的な肩こり

炎症と神経の関連性

虫歯が進行すると、歯の神経に炎症が起きます。この炎症が顎関節周りの筋肉やリンパにまで広がり、肩こりの原因となることがあります。また、歯の神経の痛みが首や肩の痛みとして感じる「関連痛」という現象も肩こりを引き起こします。

虫歯からくる肩こりの症状と見分け方

肩こり 虫歯

虫歯が原因の肩こりには、いくつかの特徴的な症状があります。通常の肩こりとの違いを理解しましょう。

典型的な症状

  • 朝起きた時に顎がだるい感じがする
  • リラックスしていても歯と歯がくっついている
  • 首と肩が常に張っている
  • 頭痛や偏頭痛がある
  • 詰め物をしてもすぐに外れる
  • 歯がしみる

一般的な肩こりとの違い

虫歯が原因の肩こりは、マッサージやストレッチで一時的に楽になってもすぐに症状がぶり返すことが多いのが特徴です。また、朝起きた時に症状が特に強く感じられることが多いです。これは夜間の歯ぎしりや食いしばりが影響しているためです。

理学療法士が教える肩甲骨のサボリ筋トレーニング

肩こり 虫歯

肩こりの根本的な改善には、肩甲骨周りの筋肉(サボリ筋)を鍛えるトレーニングが効果的です。理学療法士の笹川先生が紹介する簡単なエクササイズをご紹介します。

手首のウォーミングアップエクササイズ

肩甲骨を効果的に動かすためには、まず手首の柔軟性を高めることが重要です。

  1. 第一関節(指の先端の関節)を伸ばした状態でグーを作ります
  2. 親指は第一関節を曲げた状態で、親指・人差し指・中指に力を入れながら手首を反らせます
  3. 10秒間この姿勢を保ちます
  4. 同様に小指・薬指・中指に力を入れて手首を反らせ、10秒間保ちます

前鋸筋を鍛えるエクササイズ

肩甲骨の外側にある前鋸筋を働かせることで、首周りの筋肉の緊張を和らげることができます。

  1. 手の甲同士を合わせます(肩は下げたまま)
  2. 斜め45度くらいまで腕を上げます
  3. 小指が離れないように注意しながら、手を前方に伸ばし続けます
  4. 胸の前から脇にかけて力が入るのを感じながら10秒間キープします
  5. 3回繰り返します

菱形筋を鍛えるエクササイズ

肩甲骨の内側にある菱形筋を鍛えることで、肩こりの改善に効果があります。

  1. 手のひらを天井に向け、軽く握ります
  2. 手首を反らせた状態で、体を少し後ろに捻り、脇を締めます
  3. 肩甲骨の内側に力を感じながら10秒間キープします
  4. 3回繰り返します
  5. 反対側も同様に行います

このトレーニングで肩甲骨をしっかり動かせるようになると、首周りがかなり柔らかくなり、顎の筋肉もリラックスできるようになります。

理学療法士 笹川先生(動画 10:44)

虫歯と肩こりの根本的な対処法

肩こり 虫歯

肩甲骨のトレーニングで一時的な改善は期待できますが、根本的な解決には歯科治療が欠かせません。適切な治療法を見ていきましょう。

歯科治療の重要性

虫歯が原因で肩こりが起きている場合は、まず歯科医院で虫歯の治療を受けることが最優先です。虫歯を放置すると症状が悪化するだけでなく、噛み合わせのバランスが更に崩れ、肩こりも悪化します。

噛み合わせの調整

虫歯治療後も噛み合わせのバランスが悪い場合は、歯科医師による調整が必要です。場合によっては、噛み合わせを調整するマウスピースを使用することもあります。

日常生活での注意点

  • 両側でバランスよく噛むよう意識する
  • 姿勢を正し、猫背を避ける
  • 定期的な歯科検診で虫歯の早期発見・治療を心がける
  • ストレスを軽減し、リラックスする時間を持つ
  • 夜間のマウスピース使用を検討する

虫歯を放置するとどうなる?重大な健康リスク

肩こり 虫歯

虫歯は単なる歯の問題ではなく、研究によれば全身の健康に影響を及ぼす可能性が示唆されています。肩こり以外にも様々なリスクがあることを理解しましょう。

顎関節症のリスク

虫歯による片側咀嚼が続くと、顎関節に負担がかかり、研究によれば顎関節症を引き起こす可能性があります。顎関節症になると、顎を動かす際の痛みや開口制限などの症状が現れます。

全身疾患との関連

虫歯を放置すると、口腔内の細菌が血流に乗って全身を巡り、心臓病や糖尿病、肺炎などの疾患のリスクを高める可能性があります。口腔内の健康は全身の健康と密接に関連しているのです。

放置するリスク影響する症状推奨される対処法
肩こり・頭痛の悪化慢性的な痛み、QOL低下早期の虫歯治療、肩甲骨トレーニング
顎関節症の発症顎の痛み、開口制限噛み合わせ調整、マウスピース治療
心疾患リスク上昇心内膜炎、動脈硬化定期的な歯科検診、口腔ケア
肺炎リスク誤嚥性肺炎(特に高齢者)口腔内清潔維持、歯科治療

まとめ:虫歯と肩こりの関係を理解して健康な生活を

肩こり 虫歯

虫歯と肩こりには密接な関連があり、片側咀嚼や噛み合わせの悪化、炎症の広がりなどが原因となります。

肩甲骨のサボリ筋トレーニングで一時的な症状緩和が期待できますが、根本的な解決には歯科治療が不可欠です。日常的に以下のポイントを意識することで、虫歯予防と肩こり改善の両方を目指しましょう:

  1. 定期的な歯科検診で虫歯の早期発見・治療
  2. 両側でバランスよく噛む習慣をつける
  3. 肩甲骨のサボリ筋トレーニングを継続する
  4. 正しい姿勢を保つ
  5. ストレスを軽減する工夫をする

歯の健康は全身の健康につながります。肩こりや頭痛に悩んでいる方は、一度歯科医院での検診を検討してみてはいかがでしょうか。

歯ぎしり・食いしばりと肩こりに関するよくある質問

肩こり 虫歯

Q. 虫歯と肩こりは本当に関係があるのですか?

A. はい、関係があります。虫歯により痛みを避けて片側だけで噛むようになると、顎や首の筋肉バランスが崩れ、肩こりの原因となります。また、虫歯による炎症が神経を通じて首や肩にまで影響することもあります。

Q. 肩甲骨のトレーニングはどのくらいの頻度で行うべきですか?

A. 毎日継続して行うのが理想的です。特に朝起きた時と就寝前の1日2回行うと効果的です。1週間続けると、朝の顎のだるさや肩こりの軽減を実感できることが多いです。

Q. 歯ぎしりや食いしばりを自分でコントロールする方法はありますか?

A. 完全に自分でコントロールするのは難しいですが、日中は意識して歯を離すよう心がけることが大切です。夜間の歯ぎしりには、歯科医師に相談してマウスピースを作製してもらうのが効果的です。また、ストレス軽減やリラクゼーション法も有効です。

Q. 虫歯がないのに肩こりがある場合は何が原因かもしれませんか?

A. 虫歯がなくても、噛み合わせの不具合や歯ぎしり・食いしばりの習慣がある場合は肩こりの原因となることがあります。また、姿勢の悪さ、デスクワークなどの生活習慣、ストレスなども肩こりの主な原因です。自分では気づきにくいため、歯科医師や専門医への相談をおすすめします。

Q. 歯科治療で肩こりはどのくらいで改善しますか?

A. 個人差がありますが、虫歯治療や噛み合わせ調整により、数週間から数ヶ月で肩こりの症状が改善するケースが多いです。ただし、長期間の歯ぎしりや食いしばりで筋肉パターンが定着している場合は、改善までに時間がかかることもあります。歯科治療と並行して、肩甲骨トレーニングやマッサージなども継続すると効果的です。

Q. 肩こりを改善するために歯科医院で何を相談すればよいですか?

A. 歯科医院では「肩こりや頭痛があり、歯や顎が関係しているかもしれない」と伝えましょう。歯科医師は噛み合わせチェックや顎関節の検査を行い、必要に応じてマウスピース作製や歯の治療を提案します。歯ぎしりや食いしばりの習慣がある場合は、その旨も伝えるとより適切な対応が期待できます。

Q. 子供の歯ぎしりも肩こりや頭痛の原因になりますか?

A. 子供の歯ぎしりも肩こりや頭痛の原因となる可能性があります。特に成長期の子供は顎や歯の発達に伴い、噛み合わせが変化するため注意が必要です。子供の歯ぎしりに気づいたら、小児歯科で相談することをおすすめします。早期の対応で将来的な顎関節症や肩こりのリスクを減らせる可能性があります。

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笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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