最終更新:2025.06.26

【専門家監修】ヘルニアでも腹筋は可能?5つの安全なトレーニング法と3つの避けるべき動き

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

ヘルニアがあると、腹筋運動(特に上体起こし)は避けるべきです。しかし、正しい方法で体幹を鍛えることは、ヘルニアの症状改善や再発予防に効果が期待できます。本記事では、整形外科医と理学療法士の見解に基づき、ヘルニアの種類や症状に合わせた安全な腹筋トレーニング法と、必ず避けるべき動きを詳しく解説します。ドローインやプランクなど、腰への負担が少ない体幹トレーニングを取り入れることで、ヘルニアと上手に付き合いながら筋力をつけていきましょう。

多くの腰痛は体の動かし方や癖、筋力の衰えにより骨盤周りの筋肉がアンバランスになることで引き起こされるのです。骨盤周辺の筋肉のトレーニングが体感のインナーマッスルを働かせてコルセットのように体を支えてくれるようになります。

理学療法士 笹川先生(動画 03:18)

目次

そもそもヘルニアとは?腹筋トレーニングに影響する種類と原因を解説

ヘルニア 腹筋

ヘルニアとは、体内の臓器や組織が本来あるべき場所から飛び出してしまう状態を指します。特に筋トレとの関連で問題になるのは「椎間板ヘルニア」と「鼠径ヘルニア」の2種類です。

椎間板ヘルニアの原因と症状

椎間板ヘルニアは、背骨と背骨の間にあるクッションの役割をする椎間板が圧力で変形し、中身が飛び出して神経を圧迫する状態です。主な原因は以下の通りです:

  • 加齢による椎間板の変性
  • 不良姿勢の継続
  • 過度な負荷や不適切な動作
  • 遺伝的要因

症状としては、腰痛だけでなく、足のしびれや痛み、麻痺感などが現れることがあります。特に腰を曲げる動作や長時間の座位で痛みが増すケースが多いため、腹筋運動との関連が問題視されます。

鼠径ヘルニアについて

鼠径ヘルニアは、腹部の筋膜が弱くなり、そこから腸が出てくる可能性がある状態です。原因としては:

  • 腹圧の上昇(重いものを持ち上げる、咳、排便時のいきみなど)
  • 加齢による筋膜の弱化
  • 先天的な要因

症状は太ももの付け根や鼠径部の膨らみや違和感、痛みなどが特徴です。腹筋運動でも腹圧が上がるため、鼠径ヘルニアのリスク要因になり得ます。

ヘルニアの種類主な症状腹筋運動との関係
椎間板ヘルニア腰痛、足のしびれ・痛み、麻痺感上体起こしなどの動作で椎間板への圧力が増加し、症状悪化のリスクあり
鼠径ヘルニア鼠径部の膨らみ、違和感、痛み腹筋運動で腹圧が上昇し、症状悪化や発症リスクが増加する可能性あり

ヘルニアの時に腹筋運動はOK?NG?専門家の見解

ヘルニア 腹筋

ヘルニアがある場合、すべての腹筋運動が禁忌というわけではありません。しかし、専門家は以下のような見解を示しています。

避けるべき腹筋運動

上体起こし(クランチ、シットアップ)は特に注意が必要です。これらの運動は腰椎に強い圧力をかけ、椎間板への負担が大きくなります。特に椎間板ヘルニアの方は、症状悪化のリスクが高まるため避けるべきでしょう。

また、背中を丸める腹筋運動も避けるべきです。この動きは椎間板にかかる負担が大きくなるため、ヘルニアの症状を悪化させる可能性があります。

過度な腹圧を伴う運動も控えることが望ましいです。特に鼠径ヘルニアのある方は、腹圧上昇により症状悪化のリスクがあります。

足を伸ばすと腰が痛いとか、腰が丸くなっちゃってる人はもう足を伸ばすと腰に負担がかかるっていう方もいますので、スタートは両膝を立ててみてください。

理学療法士 笹川先生(動画 04:18)

安全に行える腹筋トレーニング

一方で、体幹の安定性を高めるトレーニングは、ヘルニアの症状改善や予防に効果的と考えられています。適切な方法で体幹の筋肉を強化することで、脊椎の安定性が向上し、ヘルニアによる痛みや不快感が軽減される可能性があります。

医師や理学療法士といった専門家の多くは、腰への負担が少ない体幹トレーニングを推奨しています。ただし、トレーニングの開始前には必ず医師に相談し、自分の状態に合ったメニューを選ぶことが重要です。

【専門家監修】ヘルニアを悪化させない腹筋トレーニングの5つの原則

ヘルニア 腹筋

ヘルニアがある方が安全に腹筋を鍛えるためには、以下の5つの原則を守ることが大切です。

1. 痛みが出たらすぐに中止する

「痛みを我慢して頑張る」という考え方は、ヘルニアには適していません。痛みや違和感を感じたら、すぐにトレーニングを中止し、必要に応じて医師に相談しましょう。これは最も重要な原則です。

2. 呼吸を止めない

力みながら息を止めると腹圧が上昇し、ヘルニアに悪影響を与える可能性があります。トレーニング中は自然な呼吸を心がけましょう。腹圧を上げすぎないよう、動作中はゆっくりと呼吸を続けることが重要です。

3. 段階的に負荷を上げる

いきなり高負荷のトレーニングを始めるのではなく、最も基本的な動きから始めて、徐々に強度を上げていくことが大切です。体の適応を見ながら、少しずつ回数や負荷を増やしていきましょう。

4. 正しいフォームを維持する

不適切なフォームでのトレーニングは、効果が低いだけでなく、ヘルニアの症状を悪化させるリスクもあります。特に腰の位置や骨盤の角度に注意しましょう。可能であれば、初めは鏡の前で行うか、専門家に指導してもらうことをおすすめします。

5. 専門家の指導を受ける

可能であれば、理学療法士や専門トレーナーの指導のもとでトレーニングを始めることをおすすめします。自分の状態に合った適切なメニューを組んでもらえます。定期的に状態を見直し、プログラムを調整することも大切です。

【完全版】プロが教える腰痛改善に効果的なジムでの筋トレ方法と予防策

ヘルニアの種類別・症状別 おすすめ腹筋(体幹)トレーニングメニュー

ヘルニア 腹筋

ヘルニアの種類や症状によって、適切なトレーニングメニューは異なります。ここでは、安全に行える代表的なトレーニング5種をご紹介します。

椎間板ヘルニア向けおすすめトレーニング

1. ドローイン

ドローインは、腹筋の中でも特にインナーマッスルを意識して内側に引き締める運動です。腰椎への負担が少なく、体幹の安定性を高めるのに効果的です。

  1. 仰向けに寝て、膝を立てます
  2. 息を吐きながらお腹をへこませ、背中と床の間にすき間ができないように意識します
  3. その状態を10秒間キープし、ゆっくり元に戻します
  4. 10回を1セットとして、2〜3セット行います

2. シングルレッグレイズ

腰への負担を最小限に抑えながら、腹筋を効果的に鍛えられるエクササイズです。

  1. 仰向けに寝て、両膝を立てます
  2. 片方の膝を胸に向かって引き寄せ、もう片方の足をゆっくりと床と平行になるまで伸ばします
  3. 腰が反らないよう注意しながら、ゆっくりと元の姿勢に戻します
  4. 左右10回ずつを1セットとして、2〜3セット行います

3. ブリッジ

臀部や体幹の筋肉を効果的に鍛えられるエクササイズで、腰椎への負担が少ないのが特徴です。

  1. 仰向けに寝て、膝を立てます
  2. 息を吐きながら、臀部を持ち上げます
  3. 肩から膝までが一直線になるようにキープし、10秒間ホールドします
  4. ゆっくりと元の姿勢に戻し、10回繰り返します

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鼠径ヘルニア向けおすすめトレーニング

鼠径ヘルニアの場合、腹圧を上げる運動は避け、特に鼠径部周辺の筋肉を徐々に強化していくアプローチが有効と考えられています。ただし、鼠径ヘルニアは手術以外に根本的な治療法はないため、必ず医師に相談した上でトレーニングを行いましょう。

4. 軽度のプランク

膝をついた状態で行う軽度のプランクは、腹圧を過度に上げずに体幹を鍛えられます。

  1. うつ伏せになり、肘と膝をついた状態にします
  2. 肘は肩の真下に置き、体を一直線にします
  3. その姿勢を10〜30秒間キープし、ゆっくり元に戻します
  4. 3〜5回繰り返します

5. 腿の内側の筋トレ

鼠径部周辺の筋肉を強化するのに効果的なエクササイズです。

  1. 仰向けに寝て、片方の膝を立てます
  2. 膝を立てた足のつま先を内側に向け、軽く片方のお尻を浮かせるようにします
  3. 腿の内側に力が入るのを感じながら、10秒間キープします
  4. 左右10回ずつ行います

腹筋トレーニングを行う上での重要注意点と3つのNG行動

ヘルニア 腹筋

ヘルニアのある方が腹筋トレーニングを行う際には、特に注意すべき点があります。ここでは、絶対に避けるべき3つのNG行動と、効果的なトレーニングのポイントを解説します。

絶対避けるべき3つのNG行動

以下の行動は、ヘルニアの症状を悪化させる可能性があるため、必ず避けましょう:

  1. 無理な回数や重量に挑戦する:「頑張れば効果が出る」という考えは危険です。特にヘルニアのある方は、無理をせず、自分のペースで行うことが重要です。
  2. 痛みを我慢してトレーニングを続ける:痛みは体からの警告信号です。痛みを感じたら、すぐにトレーニングを中止しましょう。
  3. 不適切なフォームでトレーニングを行う:正しいフォームを維持できないトレーニングは、効果が低いだけでなく、症状悪化のリスクもあります。

その他にも、腹圧を上げるような動き(重量挙げ、息を止めての腹筋など)や、医師の指示を無視して独自のトレーニングを行うことも避けるべきです。

トレーニング前後のケア

効果的なトレーニングとリカバリーのために、以下のポイントにも注意しましょう:

  • トレーニング前のウォーミングアップを十分に行う
  • トレーニング後のストレッチでクールダウンを行う
  • 水分補給を適切に行う
  • トレーニング後の過度な負荷を避ける(重いものを持つなど)
  • 十分な休息と睡眠をとる

適切なトレーニング頻度と強度

ヘルニアがある場合は、過度なトレーニングが症状悪化につながることがあります。トレーニングの頻度や強度は慎重に設定しましょう。

  • 初心者は週2回から始め、慣れてきたら最大週3回に
  • 1回のセッションは10〜15分から始め、徐々に延長
  • 各エクササイズは5〜10回程度の反復から開始
  • 痛みがなく、体調が良い日だけトレーニングを実施
  • トレーニング間に少なくとも24〜48時間の回復期間を設ける

体調や症状に合わせて、柔軟にプログラムを調整することも大切です。調子が良い日は少し負荷を上げ、調子が悪い日は軽めに行うなど、日々の体調に合わせた対応が重要です。

腹筋以外でヘルニア改善に役立つ運動・ストレッチ

ヘルニア 腹筋

ヘルニアの改善や予防には、腹筋トレーニング以外にも効果的な方法があります。総合的なアプローチで症状管理を行いましょう。

ストレッチ

柔軟性を高め、筋肉の緊張を和らげるためのストレッチは、ヘルニアの症状緩和に役立つ可能性があります。特に以下のストレッチがおすすめです:

  • 膝抱えストレッチ:仰向けになり、両膝を胸に引き寄せる
  • 骨盤回旋ストレッチ:仰向けになり、膝を立てた状態で左右に倒す
  • 猫のポーズ:四つん這いになり、背中を丸める・反らすを交互に行う
  • 腸腰筋ストレッチ:片膝を床につけ、もう片方の足を前に出して腰を伸ばす

姿勢の改善

正しい姿勢を維持することで、脊椎への負担を軽減できると考えられています。日常的に意識したい姿勢のポイントは以下の通りです:

  • 座る時は背筋を伸ばし、骨盤を立てる
  • 立つ時は膝を軽く曲げ、体重を両足に均等にかける
  • 寝る時は横向きに寝て、膝の間に枕を挟む
  • 長時間同じ姿勢を続けない(30分ごとに姿勢を変える)
  • スマートフォンやパソコン使用時は、目線が下がりすぎないように注意

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日常生活における工夫

日常生活での小さな工夫も、ヘルニアの症状管理に重要な役割を果たします:

  • 重いものを持つ時は膝を曲げて持ち上げる(腰ではなく足の力を使う)
  • 長時間同じ姿勢でいることを避ける(デスクワークの場合は定期的に立ち上がる)
  • 適度な休息を取る(過労はヘルニア症状の悪化につながる可能性あり)
  • 体重管理を行う(過体重は脊椎への負担増加につながる)
  • 喫煙を避ける(血流が悪くなり、椎間板の栄養状態が悪化する可能性あり)
  • 適切なマットレスとピローを選ぶ(睡眠中の姿勢をサポート)
改善方法期待される効果頻度の目安
安全な体幹トレーニング脊椎の安定性向上、再発予防週2〜3回
ストレッチ柔軟性向上、筋緊張緩和毎日(軽度)
姿勢改善脊椎への負担軽減常時意識
日常生活の工夫症状悪化の予防常時実践
低強度有酸素運動(ウォーキングなど)血流改善、体重管理週3〜5回

ヘルニアと腹筋トレーニングに関するよくある質問

ヘルニア 腹筋

Q. ヘルニアがある場合、腹筋運動(特に上体起こし)は避けるべきですか?

A. はい、ヘルニアがある場合は、上体起こしやシットアップなどの腹筋運動は避けるべきです。これらの動きは腰椎に強い圧力をかけ、症状を悪化させる可能性があります。代わりに、ドローインやプランクなど、腰への負担が少ない体幹トレーニングを行うことをおすすめします。

Q. ヘルニアでも安全に行える腹筋トレーニングはありますか?

A. はい、ヘルニアでも安全に行えるトレーニングとして、ドローイン、軽度のプランク、ブリッジなどがあります。これらは腰椎への負担が少なく、体幹の安定性を高めるのに効果的です。ただし、トレーニングを始める前には必ず医師に相談し、自分の状態に合ったメニューを選ぶことが重要です。

Q. 腹筋を鍛えることでヘルニアは治りますか?

A. 腹筋を鍛えることでヘルニアが完全に治ることはありませんが、適切なトレーニングによって症状の軽減や再発予防に効果が期待できる可能性があります。特に体幹の筋肉を強化することで、脊椎の安定性が向上し、ヘルニアによる痛みや不快感が軽減される可能性があります。鼠径ヘルニアの場合は、手術による治療が基本となりますので、筋トレだけで治療することはできません。

Q. ヘルニアのリハビリにはどのような運動が効果的ですか?

A. ヘルニアのリハビリには、体幹の安定性を高めるトレーニング、ストレッチ、姿勢改善エクササイズなどが効果的です。具体的には、ドローイン、ブリッジ、軽度のプランク、骨盤回旋ストレッチなどが挙げられます。ただし、リハビリプログラムは個人の症状や状態によって異なるため、専門家(医師や理学療法士)と相談しながら進めることが重要です。

Q. 腹筋トレーニング中に痛みを感じたらどうすればいいですか?

A. トレーニング中に痛みや違和感を感じたら、すぐに動作を中止してください。「痛みを我慢して頑張る」という考え方は、ヘルニアには適していません。痛みが続く場合は医師に相談し、トレーニング方法や強度の見直しを行いましょう。安全に行えるトレーニングであっても、無理は禁物です。

Q. ヘルニアからの回復にはどのくらいの期間が必要ですか?

A. ヘルニアからの回復期間は、症状の重症度や個人差によって大きく異なります。軽度のヘルニアであれば、適切な治療やリハビリを行うことで数週間から数ヶ月で症状が改善することもあります。一方、重度のヘルニアや手術が必要な場合は、回復までにより長い時間がかかる可能性があります。回復過程で無理をせず、医師の指示に従って段階的にトレーニングを進めることが大切です。

Q. 腹筋運動以外でヘルニアに良い運動はありますか?

A. はい、ヘルニアの改善や予防には、ウォーキングや水泳などの低負荷の有酸素運動、ストレッチ、ヨガ(特定のポーズを避ける必要あり)などが効果的です。これらの運動は、血流を促進し、体の柔軟性を高め、全身の筋バランスを整えるのに役立ちます。また、日常生活での姿勢改善や動作の工夫も重要です。いずれの運動も、自分の症状や状態に合わせて無理のない範囲で行うことが大切です。

まとめ:ヘルニアと上手く付き合いながら腹筋を鍛えるために

ヘルニア 腹筋

ヘルニアがあっても、適切な方法で体幹を鍛えることは可能です。重要なのは、自分の症状や状態に合ったトレーニング方法を選び、無理をせず段階的に進めていくことです。

この記事でご紹介したポイントをまとめると:

  • 上体起こしや背中を丸める腹筋運動は避け、腰への負担が少ない体幹トレーニングを選ぶ
  • ドローイン、軽度のプランク、ブリッジなどの安全なトレーニングから始める
  • 痛みが出たらすぐに中止し、必要に応じて医師に相談する
  • 腹筋トレーニング以外にも、ストレッチ、姿勢改善、日常生活の工夫を取り入れる
  • トレーニングを始める前には必ず医師に相談し、自分の状態に合ったプログラムを選ぶ

ヘルニアの症状は人によって異なります。焦らず、自分のペースで体幹の筋力を高めていくことで、ヘルニアとの上手な付き合い方を見つけていきましょう。

最後に、この記事の情報はあくまで一般的なガイドラインです。具体的なトレーニングプログラムや治療方針については、必ず医師や専門家に相談することをおすすめします。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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