最終更新:2025.06.27

脊柱管狭窄症で足に力が入らない?原因と症状から対処法まで徹底解説

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

脊柱管狭窄症で足に力が入らないとお悩みではありませんか?脊柱管が狭くなることで神経が圧迫され、足の筋肉を支配する神経の機能が低下すると、歩行時に足に力が入らなくなる症状が現れます。さらに、歩いていると痛みやしびれが出て、休むと楽になる「間欠跛行」も特徴的です。この記事では、脊柱管狭窄症による足の脱力感の原因から、効果的な治療法、自宅でできるセルフケアまで、専門家の知見を交えて詳しく解説します。症状改善への第一歩を踏み出しましょう。

下に物を拾う時、椅子から立ち上がろうとする時、急に体の向きを変える時、こういった時にキュっと痛みが出たり足がしびれてきた場合でも、トレーニング中に痛みが出ないならサボリキントレーニングをしていても大丈夫です。

理学療法士 笹川先生(動画 01:06)

目次

足に力が入らない…もしかして脊柱管狭窄症?

脊柱管狭窄症 足に力が入らない

階段の上り下りがつらい、歩いていると足に力が入らなくなる、座って休むと症状が和らぐ…このような症状を感じたことはありませんか?これらは脊柱管狭窄症の典型的な症状である可能性があります。

脊柱管狭窄症は、加齢や変形などによって脊柱管(背骨の中を通る神経の通り道)が狭くなり、中を通る神経が圧迫されることで様々な症状を引き起こす可能性がある状態です。特に「足に力が入らない」という症状は、重要なサインとして見逃せません。日常生活に支障をきたす前に、早めの対処が大切です。

首から腕の神経の痛みと手足のしびれについて

脊柱管狭窄症とは?症状「足に力が入らない」との関係

脊柱管狭窄症 足に力が入らない

脊柱管狭窄症は、脊柱管という神経の通り道が狭くなることで、神経への血流が悪くなり、神経の機能が低下する可能性がある状態です。腰椎(腰の背骨)に発生することが多く、この場合「腰部脊柱管狭窄症」と呼ばれます。

足に力が入らなくなるのは、足の筋肉を制御する神経が圧迫されるためです。具体的には、脊髄や馬尾と呼ばれる神経束、または神経根が圧迫されることで、足の筋肉への運動指令が正常に伝わらなくなるのです。この状態が続くと、筋力低下だけでなく、筋肉の萎縮が起こることもあります。日本整形外科学会_神経障害解説

脊柱管狭窄症の分類主な症状足の力が入らない症状との関連
神経根型片側の足のしびれ・痛み片側の足に力が入りにくい
馬尾型両足のしびれ・痛み、排尿障害両足に力が入らない、歩行困難
混合型上記の混合した症状症状が複雑に現れる

脊柱管狭窄症で「足に力が入らない」主な原因

脊柱管狭窄症 足に力が入らない

脊柱管狭窄症で足に力が入らなくなる原因は、主に以下のようなものが考えられます:

1. 加齢による変性

年齢を重ねると、椎間板の水分が減少して高さが低くなったり、骨棘(こつきょく:骨の出っ張り)が形成されたりします。これにより脊柱管が狭くなり、神経を圧迫することがあります。研究によると、特に50歳以上の方に多く見られることが報告されています。PubMed脊柱管狭窄症年齢統計

2. 椎間板の変形・突出

椎間板が変形したり後方に突出したりすることで、脊柱管を狭くし、神経を圧迫します。腰椎椎間板ヘルニアが進行すると、脊柱管狭窄症の原因となることもあります。椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症は別の病態ですが、併存することも少なくありません。

腰椎椎間板ヘルニアとは?見分ける方法や原因・症状・診断検査方法を知り改善していこう

3. 靭帯の肥厚

腰椎を支える靭帯が加齢や慢性的な負担によって肥厚し、脊柱管を狭くする原因となります。特に黄色靭帯の肥厚が重要な要因とされています。黄色靭帯は本来弾力性のある組織ですが、年齢とともに弾力性が失われ、厚みを増して神経を圧迫する可能性があります。

4. 脊椎すべり症

上の椎骨が下の椎骨に対して前方や後方にずれることで、脊柱管が狭くなり神経を圧迫します。この状態は「変性すべり症」と呼ばれ、中高年に多く見られます。

腰痛の場所によって疾患や原因が異なります。腰のどこから痛みが生じていますか?

5. 姿勢不良や慢性的な負担

長期間の姿勢不良や重い物の持ち上げなど、腰に慢性的な負担がかかることで、脊柱の変形が促進され、脊柱管狭窄症のリスクが高まることが考えられます。特にデスクワークの多い現代人は要注意です。

その腰痛の正体とは?風邪を引いたときに腰が痛くなる理由について解説します!

こんな症状も?脊柱管狭窄症の多様なサイン

脊柱管狭窄症 足に力が入らない

足に力が入らない以外にも、脊柱管狭窄症にはさまざまな症状があります。以下の症状がある場合は要注意です。

間欠跛行(かんけつはこう)

歩いていると足が痛くなり、休息すると改善する症状です。これは脊柱管狭窄症の最も特徴的な症状の一つです。歩行距離が次第に短くなり、日常生活に支障をきたすようになることもあります。間欠跛行は脊柱管狭窄症の診断において重要な手がかりとなります。

足のしびれや痛み

神経が圧迫されることで、足にしびれや痛みが生じます。特に腰から臀部、太もも、ふくらはぎにかけての痛みやしびれが特徴的です。しびれの範囲や程度は、圧迫されている神経の部位によって異なります。

皮膚感覚の異常

足の皮膚の感覚が鈍くなったり、ピリピリとした異常感覚が生じたりすることがあります。これは感覚神経の障害によるもので、靴下を履いているような感覚や、水の上を歩いているような感覚を訴える方もいます。

膝がカクッと折れる

歩行中に突然膝に力が入らなくなり、膝がカクッと折れてしまうことがあります。これは足の筋力低下が原因です。特に階段の昇り降りや、長時間の歩行後に現れやすい症状です。

排尿・排便障害

重症の場合、膀胱や直腸を支配する神経も障害を受け、排尿・排便のコントロールが困難になることがあります。この症状は「馬尾症候群」と呼ばれる重篤な状態の可能性があり、この症状がある場合は、緊急に医療機関を受診する必要があります。

安静にしていても痛みが良くならない、熱がある、足が痺れたり力が入らない、尿漏れがするといった場合は早めに専門医の受診をお勧めします。

理学療法士 笹川先生(動画 01:06)

脊柱管狭窄症の診断方法と受診の目安

脊柱管狭窄症 足に力が入らない

脊柱管狭窄症の正確な診断には、専門医の診察と適切な検査が必要です。早期発見・早期治療が症状改善の鍵となります。

主な診断方法

  • 問診と身体診察:症状の詳細や日常生活での不便さ、既往歴などを確認します。また、歩行の様子や姿勢、筋力などをチェックします。特に、「どのくらい歩くと症状が出るか」「どんな姿勢で楽になるか」といった情報が診断の参考になります。
  • 画像診断
    • レントゲン検査:脊椎の変形や骨の状態を確認します。骨棘(こつきょく)や脊椎すべり症の有無を調べることができます。
    • MRI検査:脊柱管の狭窄の程度や神経の圧迫状況を詳細に評価できます。軟部組織(椎間板や靭帯など)の状態も確認できるため、脊柱管狭窄症の診断には最も有用とされています。
    • CT検査:骨の状態をより詳しく調べることができます。特に脊柱管の形状や骨の変形を立体的に評価するのに適しています。
    • 脊髄造影検査:必要に応じて、造影剤を用いた検査を行うこともあります。神経の圧迫状態をより詳細に把握することができます。
  • 神経学的検査:反射や感覚、筋力などを調べ、神経の障害の程度を評価します。「ストレート・レッグ・レイズ(SLR)テスト」などの特殊な検査も行われることがあります。

受診の目安

以下のような症状がある場合は、整形外科を受診することをお勧めします:

  • 歩行時に足に力が入らない、またはしびれや痛みがある
  • 休息すると症状が改善する間欠跛行がある
  • 日常生活に支障をきたすような腰痛や下肢の症状がある
  • 膝がカクッと折れるような足の脱力感がある
  • 前かがみの姿勢で症状が和らぎ、背筋を伸ばすと症状が悪化する

以下の症状がある場合は、緊急に受診してください

  • 急激に足に力が入らなくなった
  • 排尿・排便障害が出現した
  • 安静にしていても痛みが良くならない、または悪化する
  • 発熱を伴う腰痛がある
  • 外傷後に症状が出現した

「足に力が入らない」症状へのアプローチ:脊柱管狭窄症の治療法

脊柱管狭窄症 足に力が入らない

脊柱管狭窄症の治療は、症状の程度や患者さんの状態によって異なります。一般的に以下のような治療法が考えられますが、個々の状態に合わせた治療計画が重要です。治療ガイドライン

1. 保存療法(非手術療法)

多くの場合、まずは保存療法が試みられます。症状が軽度から中等度の場合は、保存療法で症状が改善することも少なくありません。

薬物療法

  • 鎮痛薬:痛みを和らげる薬を使用します。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が一般的に用いられます。
  • 抗炎症薬:神経の炎症を抑える薬を使用します。ステロイド薬が用いられることもあります。
  • 筋弛緩薬:筋肉の緊張を和らげる薬を使用します。筋肉の過緊張による痛みを緩和する効果が期待できます。
  • 神経障害性疼痛治療薬:神経由来の痛みを抑える薬を使用します。プレガバリンやガバペンチンなどが処方されることがあります。

神経ブロック注射

痛みがある部位や神経の近くに局所麻酔薬やステロイド薬を注射し、痛みを和らげる治療法です。硬膜外ブロック、神経根ブロックなど、症状や神経圧迫の部位に応じて適切な方法が選択されます。一時的な効果ですが、急性期の痛みの緩和に役立つ可能性があります。

理学療法・リハビリテーション

専門のセラピストの指導のもと、ストレッチや筋力トレーニング、歩行訓練などを行います。姿勢改善や腰部の安定性向上が目的です。特に、腹筋や背筋などのインナーマッスルを強化することで、脊柱の安定性を高め、症状の改善や進行予防が期待できます。

地獄から救出!ツラい腰痛に悩む方に向けたリハビリテーションガイド

保存療法の種類効果適応
薬物療法痛み・炎症の軽減ほとんどの患者
神経ブロック注射一時的な痛みの緩和薬物療法で効果不十分な場合
理学療法・リハビリ筋力向上、柔軟性改善軽度〜中等度の症状
コルセット腰部の安定化急性期や活動時の補助

2. 手術療法

保存療法で十分な効果が得られない場合や、症状が重い場合には手術が検討されます。手術の目的は、圧迫された神経を解放することです。最近では、低侵襲手術の技術も進歩しています。

椎弓切除術

圧迫されている神経を解放するために、椎弓(脊柱管の後ろ側の骨)の一部または全部を取り除く手術です。神経の圧迫を直接的に解除する効果があります。

椎間板切除術

神経を圧迫している椎間板の一部を取り除く手術です。椎間板ヘルニアを伴う脊柱管狭窄症で行われることがあります。

脊椎固定術

不安定な脊椎を安定させるために、インプラントやスクリューを用いて脊椎を固定する手術です。脊椎すべり症を伴う場合や、椎間板の変性が著しい場合に検討されます。

低侵襲手術

近年は内視鏡やマイクロスコープを用いた低侵襲な手術も行われており、回復が早いというメリットがあります。患者さんの負担が少なく、入院期間も短縮できる可能性があります。低侵襲脊椎手術学会

手術を検討すべき状況

    • 保存療法で十分な効果が得られない場合
    • 足の筋力が著しく低下している場合
  • 膀胱・直腸障害がある場合(緊急手術の適応となることも)
  • 日常生活に大きな支障をきたしている場合
  • 神経症状が進行している場合

手術の種類や方法は、症状の程度、圧迫部位、患者さんの年齢や全身状態などを考慮して、専門医と相談しながら決定することが重要です。

自分でできる!脊柱管狭窄症の症状緩和と予防のためのセルフケア

脊柱管狭窄症 足に力が入らない

脊柱管狭窄症の症状緩和や予防のために、自宅でできるセルフケアをご紹介します。ただし、これらは医療機関での適切な診断と治療を補完するものであり、症状が続く場合は必ず専門医に相談してください。

寝たままできるインナーマッスルトレーニング

笹川先生による動画で紹介されている、寝たままでできる腰周辺のインナーマッスルを鍛えるトレーニングは、脊柱管狭窄症の症状緩和に役立つ可能性があります。インナーマッスルは「天然のコルセット」とも呼ばれ、脊柱の安定性を高める効果が期待できます。

  1. 膝立て・つま先上げトレーニング
    • 仰向けに寝て膝を立てる
    • 片方の膝を横に倒し、つま先を天井に向ける
    • この状態で膝の曲げ伸ばしを10回行う
    • 反対側も同様に行う
  2. つま先内向き・かかと下げトレーニング
    • 仰向けに寝て膝を立てる
    • つま先を内側に向け、かかとを地面に向かって押し付ける
    • 10秒間力を入れ続ける
    • 両足同時に行うバージョンもある
  3. お尻浮かしトレーニング
    • 仰向けに寝て膝を立て、つま先を内側に向ける
    • お尻を少しだけ浮かせる
    • 10秒間維持する
  4. 脇腹強化トレーニング
    • 仰向けに寝て手のひらを天井に向ける
    • 片側の手で反対側のかかとを触るように伸ばす
    • 肩甲骨を下げ、脇腹を縮める感覚で10秒間維持する
    • 反対側も同様に行う

痛みがあって辛い時は市販のコルセットに頼ることもお勧めします。ただ常時コルセットに頼り切ってしまうのは腹筋が徐々に弱くなっていくので、痛みがない時は外した方がいいです。今日のサボリキントレーニングはお腹周りのインナーマッスルを働かせるものです。このインナーマッスルは天然のコルセットの役割をしていきます。

理学療法士 笹川先生(動画 07:45)

日常生活での注意点

  • 姿勢に気をつける:前かがみの姿勢は脊柱管を広げる効果があり、症状が和らぐことがあります。反対に、腰を反らせる姿勢は脊柱管が狭くなり、症状を悪化させる可能性があります。買い物中や立ち仕事の際は、カートや杖で前傾姿勢を保つと楽になることがあります。
  • 長時間の立ち仕事や歩行を避ける:症状が出る場合は、こまめに休息を取りましょう。5〜10分座って休むだけでも神経の血流が改善し、症状が和らぐことがあります。
  • 重い物を持たない:腰に負担をかけないよう、重いものを持ち上げる動作は避けましょう。必要な場合は、膝を曲げてしゃがみ、腰ではなく足の力で持ち上げるようにします。
  • 適度な運動:ウォーキングや水中歩行、自転車こぎなど、腰に負担の少ない運動を継続的に行いましょう。特に水中運動は浮力で腰への負担が軽減され、おすすめです。ただし、無理はせず、痛みが出たら中止しましょう。
  • 体重管理:適正体重を維持することで、腰への負担を減らすことができます。特に肥満の方は、体重減少によって症状が改善する可能性があります。

コルセットの使用

痛みが強い時期には、腰部コルセットの使用も効果的です。コルセットには、腰椎を安定させ、不必要な動きを制限する効果があります。ただし、常時使用すると腹筋が弱くなるため、痛みが落ち着いたら徐々に使用を減らしていくことをお勧めします。コルセットは一時的な補助具として考え、並行してインナーマッスルを鍛えることが大切です。

注意点:脊柱管狭窄症でやってはいけないこと

脊柱管狭窄症 足に力が入らない

脊柱管狭窄症の症状悪化を防ぐために、以下のことは避けるようにしましょう:

  • 腰を反らせる動作:腰を反らせると脊柱管が狭くなり、症状が悪化する可能性があります。特に後ろに反り返るようなストレッチや、うつ伏せで上半身を持ち上げる動作は避けましょう。
  • 長時間の同じ姿勢:長時間立ちっぱなしや座りっぱなしは避け、30分に1回程度は姿勢を変えましょう。同じ姿勢を続けると、血流が悪くなり症状が悪化することがあります。
  • 高負荷の運動:重量挙げなど、腰に大きな負担がかかる運動は避けましょう。また、ジャンプや急な方向転換を伴うスポーツも、腰への衝撃が大きいため注意が必要です。
  • 症状を無視した無理な活動:痛みやしびれがある時に無理をすると、症状が悪化することがあります。「我慢すれば大丈夫」と思わず、適度に休息を取りましょう。
  • 医師の指示に反する行動:医師から指示された運動制限や治療方針を無視しないようにしましょう。自己判断での治療中断や、処方された薬の飲み忘れは、症状改善の妨げになることがあります。

まとめ:専門家への相談と前向きな対処を

脊柱管狭窄症 足に力が入らない

脊柱管狭窄症による「足に力が入らない」症状は、適切な診断と治療によって改善が期待できます。軽度の場合は保存療法で症状が緩和することも多いですが、症状が進行すると日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

早期の段階で専門医を受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。また、自宅でのセルフケアやインナーマッスルを鍛えるトレーニングを継続することで、症状の改善や進行の予防に役立てることができます。

脊柱管狭窄症は加齢に伴う変性変化が主な原因であるため、完全に治癒することが難しい場合もありますが、適切な対処によって症状をコントロールし、生活の質を向上させることが可能です。ご自身の身体と向き合いながら、前向きに対処していきましょう。何か気になる症状があれば、躊躇せず医療機関に相談することが、健康的な生活を維持するための第一歩です。

脊柱管狭窄症と足の筋力低下に関するよくある質問

脊柱管狭窄症 足に力が入らない

Q. 脊柱管狭窄症で足に力が入らないのはなぜですか?

A. 脊柱管狭窄症では、脊柱管の中を通る神経が圧迫されることで足の筋肉を支配する神経の機能が低下します。その結果、足の筋肉への運動指令が正常に伝わらなくなり、筋力低下が起こって足に力が入らなくなります。神経の圧迫程度によって症状の重さも変わり、軽度なら一時的な脱力感程度ですが、重度になると歩行困難になることもあります。神経の圧迫が長期間続くと筋肉の萎縮を引き起こす可能性もあるため、早期の適切な対処が重要です。

Q. 足に力が入らない症状は自然に治りますか?

A. 脊柱管狭窄症による足の脱力感は、自然に完全に治ることは少ないとされています。ただし、安静にすることで一時的に症状が改善することはあります。根本的な改善には、適切な治療(保存療法や場合によっては手術)とリハビリテーションが必要です。症状が軽いうちに専門医を受診して、適切な治療を受けることが重要です。放置すると症状が悪化する可能性があります。特に加齢による変性が原因の場合は、進行性の経過をたどることが多いため、定期的な経過観察と適切な対処が必要となります。

Q. 脊柱管狭窄症のセルフケアで最も効果的なのは何ですか?

A. 脊柱管狭窄症のセルフケアとして効果的なのは、腰周りのインナーマッスルを鍛えるトレーニングです。これは「天然のコルセット」として腰椎を安定させる効果があります。また、前かがみの姿勢を意識することで脊柱管が広がり症状が和らぐことがあります。適度な有酸素運動(ウォーキングなど)、体重管理、腰に負担をかけない生活習慣の実践も大切です。ただし、セルフケアだけでなく専門医の指導を受けながら取り組むことが重要です。症状が強い時期には無理をせず、状態に合わせたケアを行いましょう。痛みを我慢してトレーニングを続けることは避けるべきです。

Q. 脊柱管狭窄症では手術が必要になりますか?

A. 脊柱管狭窄症の治療は、初期段階では保存療法(薬物療法、理学療法、注射など)が基本です。しかし、保存療法で十分な改善が見られない場合や、足の筋力が著しく低下している場合、排尿・排便障害がある場合、日常生活に大きな支障をきたしている場合には手術が検討されます。手術の必要性は症状の程度や患者さんの全身状態、生活環境などを総合的に判断して決定されます。研究によると、症状が重い場合は手術治療が保存療法よりも効果的であることが示されていますが、高齢や合併症のある方では手術リスクも考慮する必要があります。まずは専門医に相談し、ご自身の状態に合った治療法を検討することが大切です。

Q. 脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの違いは何ですか?

A. 脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアは、どちらも神経を圧迫して腰痛や下肢症状を引き起こしますが、発症メカニズムが異なります。椎間板ヘルニアは、椎間板の内部物質が突出して神経を圧迫する病態で、若年〜中年に多く見られます。一方、脊柱管狭窄症は加齢による変性変化が主な原因で、脊柱管全体が狭くなることで神経を圧迫し、中高年以降に多く発症します。椎間板ヘルニアでは前かがみで痛みが増すことがありますが、脊柱管狭窄症では前かがみで症状が和らぐことが特徴的です。また、椎間板ヘルニアは突然の発症が多いのに対し、脊柱管狭窄症は徐々に進行する傾向があります。両者は併存することもあり、その場合は症状が複雑になることがあります。

Q. 脊柱管狭窄症による足のしびれと力が入らない症状はどう区別できますか?

A. 脊柱管狭窄症では、足のしびれと筋力低下(力が入らない症状)が混在して現れることがあります。しびれは感覚神経の障害によるもので、ピリピリ、ジンジンといった異常感覚として自覚されます。一方、力が入らない症状は運動神経の障害によるもので、階段の上り下りが困難になる、足が思うように動かない、膝がカクッと折れるなどの症状として現れます。両者を明確に区別するのは難しいことがありますが、専門医による神経学的検査で評価されます。どちらの症状も神経の圧迫が原因で、適切な治療が必要です。一般的に、しびれは早期から現れることが多く、筋力低下は神経圧迫が進行してから現れることが多いとされています。筋力低下が明らかな場合は、より早急な医療介入が必要となる可能性があります。

Q. 若い人でも脊柱管狭窄症になることはありますか?

A. 脊柱管狭窄症は一般的に50歳以上の中高年に多い疾患ですが、若年者でも発症することがあります。若年者の場合は、先天的に脊柱管が狭い「先天性脊柱管狭窄症」や、スポーツ外傷、過度の運動負荷による早期の変性変化、脊椎の外傷後遺症などが原因となることがあります。また、特に激しいスポーツをしている若者や、重労働に従事している若年労働者にも見られることがあります。若年発症の場合も症状は同様で、適切な診断と治療が必要です。年齢に関わらず、足に力が入らない、しびれるなどの症状が続く場合は、専門医への相談をお勧めします。若い方の場合、他の疾患(椎間板ヘルニアや腰椎分離症など)との鑑別も重要になります。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

最新の記事はこちら

よくある質問

  • Q

    1回で状態を把握して、全部教えてもらえませんか?

    A

    A:お気持ちはよく分かります。動画を見て「今すぐ全部知りたい」と思われるのは当然です。 しかし、申し訳ございません。それは危険であり、効果的ではありません。

    【なぜ1回では無理なのか】

    セルフケアは単なるストレッチではなく、ズボラ筋の筋力トレーニングです。 例えるなら、運動不足の人がいきなりフルマラソンを走るようなもの。

    実際、優しくやっても翌日筋肉痛になる方がほとんどです。 いきなり全身14箇所やると、翌日動けなくなることも。

    【段階的に進める5つの理由】

    1:安全性の確保

    特に高齢の方や筋力が弱い方は、順番を間違えると怪我のリスク

    2:痛い箇所は最初触れない

    筋肉に裂傷がある場合、直接触ると悪化

    関連する別のズボラ筋から段階的にアプローチ

    3:原因は複数箇所の連動

    腰痛の原因が実は足首だったり、肩こりの原因が手首だったり

    全身14箇所のズボラ筋を連動させて初めて根本改善

    4:フォームの調整が必要

    筋肉が働き始めると、負荷量やフォームを変える必要があります

    間違ったフォームは逆効果に

    5:指導責任

    私たちには責任があります

    適当な形で伝えて効果が出なくなることは絶対に避けたい

    【改善までの現実的な流れ】

    初回〜1ヶ月目

    • 週1回または2週に1回ペース
    • 痛みの原因を特定、安全な箇所から開始
    • 姿勢や歩き方に変化を実感

    2〜3ヶ月目

    • 2週間に1回ペース
    • ズボラ筋が働き始め、日常が楽に
    • 痛みを忘れる時間が増える

    3〜6ヶ月目

    • あなたのペースで継続
    • 全身のバランスが整い始める
    • 痛みレベル10が2〜3まで改善

    6ヶ月以降

    • 月1回のメンテナンス
    • セルフケア(毎日)+プロのチェック(月1回)で良い状態をキープ

    【さらに上を目指すなら】

    関節トレーニングで痛みが改善したら、マンツーマンピラティスを追加することも可能です。

    ズボラ筋が働いた状態でのピラティスは、通常の3倍以上の効果が期待できます。

    • 痛みを取る(マイナス→ゼロ)から
    • 理想の健康体へ(ゼロ→プラス100)

    初回では、あなたの体の状態を詳しく検査し:

    • どこから始めるべきか
    • どのペースが最適か
    • どのくらいの期間で変化が期待できるか

    これらを明確にお伝えします。

    焦る必要はありません。 段階的に、確実に、あなたの体は変わります。

    1回で全部は無理ですが、6ヶ月後には「自分で健康を管理できる力」が身につきます。 それは一生の財産になります。

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    A: セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることに特化してわざと身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を狙って、活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより手術が必要と言われた人でも改善されていき、一時的ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    【他の整体とセルフケア整体の決定的な違い】

    一般的な整体
    痛い場所を揉む・緩める → 一時的に楽になる → また痛くなる(エンドレス)

    セルフケア整体の流れ
    1. ズボラ筋を段階的に活性化(関節トレーニング)
    2. ガンバリ筋の負担が減り、痛みが根本改善
    3. セルフケアを習得し、自分でも管理できるように
    4. さらにピラティスで理想の健康体へ(オプション)

    この「痛みを取る→健康を維持→さらに向上」という段階的なアプローチが、他では絶対に真似できない当院独自の強みです。

    【お客様の変化の道のり】

    初回〜1ヶ月目:原因の特定と安全なスタート
    動画だけでは分からない、あなたの筋肉量に合った適切な負荷量、安全なセルフケアの順番を個別に設定。痛すぎる箇所は触らず、関連するズボラ筋から開始。

    2〜3ヶ月目:痛みが波打つように改善
    ズボラ筋が少しずつ働き始め、ガンバリ筋の負担が減少。日常生活が楽になり、痛みを忘れる時間が増えていきます。

    3〜6ヶ月目:セルフケアマスターへ
    全身14箇所のズボラ筋が連動し、身体全体のバランスが整う。オーダーメイドの動画教材で、自宅でもセルフケアを実践。

    この過程で多くの方が予想外の変化を実感:
    – ぽっこりお腹がへこんだ
    – 夜間頻尿が改善
    – 睡眠の質が向上
    – むくみが取れて引き締まった
    – 姿勢が美しくなった

    6ヶ月以降:健康維持から理想の体へ
    月1回のメンテナンスで良い状態をキープ。
    ここで多くの方が気づきます。「痛みがないだけじゃ物足りない」と。

    【ピラティスという選択肢】

    痛みが改善し、ズボラ筋が働くようになった体は、実は「最高のスタートライン」に立っています。

    なぜ当院のピラティスは効果が違うのか?

    一般的なピラティス:
    – ズボラ筋が働いていない状態で行う
    – ガンバリ筋だけを酷使
    – 効果が限定的

    当院のピラティス:
    – ズボラ筋が働いている状態で行う
    – 全身の筋肉が正しく連動
    – 通常の3倍以上の効果

    関節トレーニングで土台を作った後のピラティスだから:
    – 体幹がさらに強化
    – 代謝が劇的にアップ
    – 美しいボディラインへ
    – 運動パフォーマンスが別次元に
    – 自律神経が整い、心身ともに健康

    つまり、痛みを取る(マイナス→ゼロ)だけでなく、理想の健康体(ゼロ→プラス100)まで導けるのが、セルフケア整体の本当の価値です。

    【なぜ継続的なアプローチが必要なのか】

    運動療法と聞くと不安を感じるかもしれませんが、お一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めます。

    筋肉が正しく機能するまで2〜3ヶ月、その後ガンバリ筋の負担が減ることで徐々に痛みが改善。この流れに時間が必要ですが、確実に変化していきます。

    セルフケアを習得した後も、月1回のメンテナンスで:
    – フォームの修正
    – 新たな不調の早期発見
    – モチベーションの維持

    さらにピラティスを追加することで、「健康を維持」から「健康を向上」へシフトできます。

    【私たちのビジョン】

    この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へ広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。

    「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」だけでなく、「年齢を重ねるごとに、より健康になる」ことも可能です。

    セルフケア整体は、あなたの痛みを取るだけでなく、理想の健康体へと導くパートナーです。

    ぜひ私たちとともに、本当の健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    A: はい、10年、20年以上悩んでいる方でも根本改善が可能です。
    実際に多くの方が、今まで誰も気づかなかった「真の原因」への対処で改善されています。

    【当院の実績】

    20年以上の慢性痛から解放(山田様・40代)
    20代から腰痛と肩こりに悩み、電車で1時間立つと歩けないほどの痛み。
    →1ヶ月過ぎから電車で立っていられるように
    →3ヶ月で肩こりがほぼゼロに。頭痛も完全消失

    手術宣告から階段昇降可能に(片桐様・61歳)
    変形性膝関節症で「即手術レベル」と診断。週3〜4回整体通い。
    →3ヶ月で駅の階段も普通に昇降
    →「手術しない」と決断できるまでに改善

    50歳過ぎから悪化した全身の痛み(土屋様・57歳)
    毎日薬とシップ、映画も座って見られない状態。
    →1ヶ月半で肩甲骨の変化を実感
    →朝の痛みなく起床、首が上を向けるように

    これらの方々に共通するのは、「ズボラ筋」へのアプローチで初めて改善したことです。

    【なぜ今まで治らなかったのか】

    どこに行っても再発する理由は明確です。
    従来の治療は「痛い場所」ばかりケアして、「サボっている筋肉(ズボラ筋)」を完全に見落としていたからです。

    当院の関節トレーニングは、痛みを取ることに特化し、「ズボラ筋のみ」を狙って働かせます。
    こういう整体は他に一切ありません。

    【2人の専門家が辿り着いた同じ答え】

    院長NOBU先生(YouTube登録者148万人)
    高校相撲での怪我以来、10年以上腰と膝の痛みに苦しむ。
    柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得しても、自分の体だけは治せなかった。
    関節トレーニングとの出会いで、ようやく改善。

    理事 笹川先生(特許発明者・TEDx登壇)
    理学療法士として12年間、3,000名以上の治療に携わる。
    従来のリハビリの限界を感じ、「ズボラ筋理論」を確立。
    特許取得(第7534009号)の科学的メソッドを開発。

    異なる道を歩んだ2人が、同じ「ズボラ筋」という答えに辿り着きました。
    SNS総フォロワー240万人という実績が、この方法の確かさを証明しています。

    【重要:改善過程で知っておいてほしいこと】

    特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなることがあります。

    これは悪化ではありません。
    弱った筋肉(ズボラ筋)が目覚め始め、今まで酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)の負担が変化している証拠です。

    実際、多くの方が「1ヶ月〜1ヶ月半で変化を実感」と言われます。
    痛みは波打つように、確実に治まっていきます。

    【当院独自のアプローチ】

    痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく:
    1. 痛みの少ない部位から開始
    2. 適切な負荷量と順序で段階的に
    3. 全身14箇所のズボラ筋を連動させる

    施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めるので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    【なぜ関節トレーニングは痛み改善に特化できるのか】

    一般的な運動療法:全身をバランスよく鍛える
    → 痛みがある状態では逆効果になることも

    当院の関節トレーニング:ズボラ筋「だけ」を狙う
    → 無駄なことをしないから、最短で効果が出る
    → 手術宣告を受けた方も普通に歩けるように

    この「あえてズボラ筋のみ」という選択が、当院独自の特徴であり、他では得られない結果を生み出します。

    【改善の目安】

    軽度〜中程度の痛み
    2〜3ヶ月で日常生活が楽に

    重度・慢性痛(10年以上)
    3〜6ヶ月で大幅改善
    ※山田様のように20年以上の慢性痛でも、3ヶ月で劇的改善

    通うペース
    最初の2ヶ月:週1回または2週に1回
    3ヶ月目以降:2〜3週に1回
    ※筋肉の状態により個人差があります

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出します。

    無理をせず一歩ずつ、確実に。
    長年の苦しみから解放される日は、必ず来ます。

    多くの方が「もっと早く来ればよかった」と言われます。
    一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    A:何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実は、これまでの整体で改善しなかったのには明確な理由があります。

    【なぜ今までの整体では戻ってしまったのか】

    一般的な整体は「痛い場所を揉む・緩める」アプローチです。これでは一時的に楽になっても、根本原因が解決されていないため、必ず痛みが戻ってきます。

    真の原因は「サボっている筋肉(ズボラ筋)」にあります。ズボラ筋が働かないことで、他の筋肉(ガンバリ筋)が過剰に働き、限界まで酷使されて痛みを生み出しているのです。

    【セルフケア整体の根本的アプローチ】

    当院では、初回90分かけて身体全体の筋肉バランスを徹底的に分析し、14箇所あるズボラ筋のどこが働いていないかを特定します。そして、以下の段階的アプローチで根本改善を実現します:

    初回〜1ヶ月目:安全なスタート

    • ✅あなたの筋力に合った適切な負荷量を設定
    • ✅痛すぎる箇所は触らず、関連するズボラ筋から開始
    • ✅施術前後で姿勢や歩き方の変化を写真・動画で確認

    2〜3ヶ月目:波状の改善

    • ✅ズボラ筋が徐々に働き始め、ガンバリ筋の負担が減少
    • ✅痛みレベルが10→5→3と段階的に改善
    • ✅日常生活で「痛みを忘れる時間」が増えていく

    3〜6ヶ月目:根本改善の定着

    • ✅全身14箇所のズボラ筋が連動し、身体全体のバランスが整う
    • ✅セルフケアも習得し、自分で体をメンテナンスできるように
    • ✅多くの方が痛みレベル0〜2まで改善

    【なぜ「健康貯金」が積み上がるのか】

    筋肉が正しく機能するまでには2〜3ヶ月必要です。この期間、適切な施術とセルフケアを継続することで、身体は「痛みが出にくい状態」を記憶していきます。これが「健康貯金」です。

    6ヶ月以降は月1回のメンテナンス(8,000円)で良い状態をキープでき、さらにピラティスを追加することで、痛みのない体から「理想の健康体」へステップアップも可能です。

    【施術への不安を解消する3つの約束】

    1. 科学的根拠に基づく施術
      • ✅特許取得の「ズボラ筋理論」(特許第7534009号)
      • ✅14年間で5,000名以上の改善実績
    2. 段階的で安全なアプローチ
      • ✅筋肉に裂傷がある場合は無理をしない
      • ✅一人ひとりの状態に合わせた負荷量と順番
    3. 透明性のある施術
      • ✅なぜその施術が必要か、すべて説明します
      • ✅改善の過程を数値と映像で可視化

    セルフケア整体は、あなたに施術を「任せる」のではなく、一緒に「健康を作り上げていく」パートナーです。不安なことは何でもご相談ください。初回カウンセリングで、あなたの身体がなぜ今まで改善しなかったのか、どうすれば改善するのかを明確にお伝えします。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    A:初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約90分のお時間をいただいています。

    2回目以降は、お選びいただくプランによって異なります:

    • 施術中心プラン:30〜40分
    • セルフケア習得プラン:60分程度

    【なぜ初回に90分必要なのか】

    初回では以下の3つのステップで、あなたの痛みの真因を特定します:

    1. カウンセリング(約30分)

    • ✅痛みの履歴と生活習慣の詳細確認
    • ✅過去の治療歴と効果の検証
    • ✅あなたが目指す理想の状態の明確化

    2. 身体検査と施術(約40分)

    • ✅全身14箇所のズボラ筋の働きをチェック
    • ✅姿勢分析と動作確認(写真・動画撮影)
    • ✅あなたに最適な負荷量での初回施術

    3. アフターカウンセリング(約20分)

    • ✅施術前後の変化を映像で確認
    • ✅あなた専用の改善プログラムの説明
    • ✅今後の通院ペースと期待できる変化の説明

    【時間をかける理由】

    多くの整体院では「とりあえず痛い場所を揉む」という対症療法的なアプローチですが、当院では根本原因である「ズボラ筋」を特定し、段階的な改善計画を立てます。

    例えば、膝の痛みでも原因は:

    • ✅股関節のズボラ筋の機能低下
    • ✅足首の可動域制限
    • ✅体幹の筋力バランスの崩れ

    など、複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。

    【期待できる変化のタイムライン】

    初回で多くの方が実感される変化:

    • ✅姿勢の明らかな改善(写真で確認)
    • ✅歩き方が軽くなる(動画で比較)
    • ✅痛みレベルが10段階で平均2〜3ポイント改善

    ただし、筋肉に裂傷がある場合や慢性化が著しい場合は、初回では大きな変化を感じにくいこともあります。そのような方こそ、段階的なアプローチが必要です。

    【2回目以降の施術について】

    2回目以降は、初回の検査結果とあなたの目標に基づいて最適なプランをご提案します:

    施術中心プラン(30〜40分)

    • ✅まずは身体の変化を実感したい方向け
    • ✅症状別(膝・腰・肩など)に特化したアプローチ
    • ✅あなたのペースで通いながら、段階的に改善
    • ✅多くの方が2〜3ヶ月で「日常が楽になった」と実感

    セルフケア習得プラン(60分)

    • ✅根本改善と「自分で治せる力」を身につけたい方向け
    • ✅全身14箇所のズボラ筋を段階的に活性化
    • ✅あなた専用のセルフケア動画で自宅でも実践
    • ✅3〜6ヶ月で痛みレベルが大幅に改善

    その後のメンテナンス

    • ✅月1〜2回の定期ケアで良い状態をキープ
    • ✅ピラティスを追加して更なる健康増進も可能

    初回で「長期間通うのは…」と感じる方も、実際に身体が変化していくのを体感すると、自然と「もっと良くなりたい」という気持ちになります。

    私たちは回数や期間を押し付けるのではなく、あなたの身体の状態と生活スタイルに合わせて、最適なペースをご提案します。大切なのは「健康貯金」を着実に積み重ねていくことです。

    時間をかけてでも「一生モノの健康な身体」を手に入れたい方のために、私たちは妥協のない施術を提供しています。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    A: お客様の目的と状態により異なりますが、多くの方が以下のような変化を実感されています。

    【初回〜1ヶ月目】
    姿勢や動きの変化を実感
    ※筋肉に裂傷がある方や重度の慢性痛の方は、変化がゆっくりなこともあります

    【2〜3ヶ月目】
    ズボラ筋が働き始め、日常生活が楽に
    痛みを忘れる時間が増えてきます
    ※週1回ペースで通われる方が、最も早く効果を実感

    【3〜6ヶ月目】
    ズボラ筋が定着し、ガンバリ筋の負担が減ることで痛みが大幅に改善
    セルフケアも身につき、自分で体をコントロールできるように
    ※2週間に1回ペースで約6ヶ月、全身14箇所のズボラ筋をマスター

    【6ヶ月〜1年】
    快活な身体が定着し、写真のような健康的な状態に
    ※セルフケアを毎日実践+月1回のメンテナンス(8,000円)で良い状態をキープ

    【より早く、より高い目標を達成したい方へ】

    関節トレーニングで痛みが改善してきたら、
    オプションとして「マンツーマンピラティス」を追加することで:

    ・姿勢がさらに美しくなる
    ・代謝が上がりダイエット効果も
    ・体幹が強化され運動パフォーマンスUP
    ・自律神経が整い睡眠の質も向上

    ズボラ筋が働いた状態でピラティスを行うと、
    通常の3倍以上の効果が期待できます。

    痛みを取る(マイナス→ゼロ)だけでなく、
    より健康で美しい体(ゼロ→プラス100)を目指せます。

    【重要】なぜこの期間が必要なのか?

    ズボラ筋は「長年サボっていた筋肉」です。
    筋肉が正しく機能するまで2〜3ヶ月かかり、
    その後、ガンバリ筋の負担が減ることで
    徐々に痛みが改善していきます。

    筋肉が働く → ガンバリ筋の負担減 → 痛み改善
    この流れに時間が必要なのです。

    【セルフケアを覚えた後のメンテナンスについて】

    セルフケアをマスターすれば、
    毎日自分でズボラ筋を働かせることができます。

    ただし、月1回のメンテナンス(8,000円)は重要です:
    ・セルフケアのフォームチェックと修正
    ・新たな不調の早期発見
    ・より効果的な方法へのアップデート
    ・モチベーションの維持

    「セルフケア(毎日)+プロのチェック(月1回)」
    この組み合わせが、良い状態を長期間キープする秘訣です。

    【さらに上を目指すなら】
    マンツーマンピラティスを追加(月1〜2回選択可)
    – 月1回コース:8,000円
    – 月2回コース:16,000円

    メンテナンスと組み合わせることで、
    現状維持だけでなく、より健康的で美しい体へ進化できます。

    多くの方が
    「月1回のメンテナンスで痛みは安心」
    「ピラティスも加えたら若い頃より調子がいい」
    と喜ばれています。

    【あなたに最適なペースをご提案】

    初回で身体の状態を詳しく検査し、
    ・どこのズボラ筋が働いていないか
    ・どの順番でアプローチすべきか
    ・どのくらいの期間が必要か
    ・ピラティスを始める最適なタイミング
    を明確にお伝えします。

    単なる一時的な改善ではなく、
    「痛みのない体」から「理想の体」へ。
    段階的に「健康貯金」を積み重ねることが、
    私たちの目標です。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    A: 多くの関節痛や身体の不調に効果的ですが、正直にお伝えすると、以下の場合は改善が難しい、または通常より長期間必要になります。

    【別の治療が必要なケース】
    – リウマチによる痛み
    →専門医での治療と並行して行う必要があります

    – 急性の外傷(捻挫、靱帯損傷など)で腫れがひどい場合
    →まず腫れが引くのを待つ必要があります(1〜2週間程度)

    【通常より長期間かかるケース】
    – 五十肩などの関節拘縮
    →筋肉が線維化しているため、通常の倍以上の期間(6ヶ月〜)が必要です

    – 常時しびれがある(寝ている時も続く)
    →神経が傷ついている可能性があり、まず病院での検査をお勧めします
    →痛みは改善できますが、しびれ自体の改善は難しい場合があります
    →筋力が著しく低下しているため、改善まで4〜6ヶ月必要です

    – 骨の変形が著しく進行している
    →変形自体は戻せませんが、痛みの軽減は可能です
    →場合によっては手術も選択肢として検討が必要です

    これらに該当する方も、まずは一度ご相談ください。
    現状を正確に把握し、最適な選択肢をご提案いたします。

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

近くの店舗を探す
24時間スマホで簡単に予約可能 さっそく予約する