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女性の尿漏れ原因は?そして改善策?腰痛との関係について解説していきます。
日常生活でも支障をきたす尿漏れのお話!!なかなか人にも相談ができない内容ですね
お出かけ先でもトイレが気になって楽しめない、くしゃみをした瞬間力が入り『あっ』など
女性の方で密かに悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
体操などしても治らない困っている方も多いと思います。
今回はセルフケア整体の施術スタッフが詳しく解説と改善策をご紹介
目次
尿漏れとは
尿漏れ、または尿失禁は、個人の意志に反して尿が外部に漏れ出る症状です。この問題は社会的、心理的な苦痛を引き起こすことがあり、日常生活の質に大きく影響する可能性があります。尿失禁には複数の形態があり、その原因、治療法もそれぞれ異なります。
尿漏れの種類
・腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁(70%)
・溢流性尿失禁、反射性尿失禁、機能性尿失禁(30%)
特に中高年の人、出産後に尿失禁に悩まれる人多い
尿漏れの原因
尿失禁の原因は多岐にわたり、年齢、性別、健康状態、生活習慣などによって異なります
主な原因は、骨盤を支えるインナーマッスルの筋力低下・ストレスからくる自律神経の乱れ・体の冷え・不良姿勢・前立腺などの手術が考えられます。
出産・便秘・前立腺肥大・体重増加などがきっかけとなることもあります。
インナーマッスル骨盤低筋の重要性
骨盤底筋は、骨盤の底部に位置する筋肉の群で、非常に重要な役割を果たします。これらの筋肉は、尿道、膣(女性の場合)、直腸を通る開口部を支え、囲んでいます。骨盤底筋は以下のような複数の重要な機能を持っています
・ 内臓の支持
骨盤底筋は、膀胱、子宮(女性の場合)、直腸といった骨盤内の臓器を物理的に支える役割を果たします。これらの筋肉が弱くなると、骨盤臓器脱(臓器が正常な位置からずれること)を引き起こす可能性があります。
・尿失禁と便失禁の予防
骨盤底筋は、尿道と肛門の周りを締めることにより、尿と便のコントロールに不可欠です。これらの筋肉が適切に機能していれば、尿漏れや便漏れを防ぐことができます。
・ 性機能の向上
骨盤底筋は性的快感にも影響を及ぼします。特に女性では、これらの筋肉がオーガズムに関与しているため、骨盤底筋の強化は性生活の質の向上につながることがあります。
・ 出産後の回復
出産は骨盤底筋に大きな負担をかけるため、骨盤底筋のトレーニングは産後の回復において重要です。適切なエクササイズは、筋肉の回復を助け、産後の尿失禁などの問題を防ぎます。
・ 腰痛の軽減
骨盤底筋は腰部と骨盤の安定性にも寄与します。これらの筋肉を強化することは、腰痛を軽減し、姿勢の改善にもつながる可能性があります。
骨盤底筋が弱くなると
骨盤底筋が弱くなると、身体のさまざまな機能に影響を及ぼし、日常生活の質にも大きな影響を与える可能性があります。骨盤底筋は、膀胱、直腸、(女性の場合は)子宮などの骨盤臓器を支える重要な役割を担っているため、これらの筋肉が弱まることで生じる主な問題を以下にまとめます。
・尿失禁
骨盤底筋が弱いと、咳やくしゃみ、笑うといった際の腹圧の増加に対応できず、尿が漏れ出る可能性があります。これは努力性尿失禁として知られ、特に女性に一般的ですが、男性も経験することがあります。
・便失禁
骨盤底筋のコントロールが不十分になると、便の意図しない漏れや、ガスのコントロールが困難になることがあります。これは社会生活において大きな苦痛を引き起こす可能性があります。
・骨盤臓器脱
骨盤底筋が弱化すると、膀胱、子宮(女性の場合)、直腸などの骨盤内臓器のサポートが不十分になり、これらの臓器が本来の位置から下がってくることがあります。これを骨盤臓器脱(または骨盤脱)といい、不快感、圧迫感、さらには性交渉時の問題を引き起こすことがあります。
・性機能の問題
骨盤底筋は性的な感覚や快感にも影響を及ぼします。筋肉が弱いと、性的満足度が低下する可能性があります。女性では、性交痛やオーガズムの達成が困難になることがあり、男性では勃起の維持に影響が出ることがあります。
・腰痛
骨盤底筋は腰や骨盤股関節の安定性に貢献しています。これらの筋肉が弱化すると、腰痛の原因となる場合があります。
・不良姿勢
骨盤を正しい位置に保てず不良姿勢になる、特に骨盤が前傾し反り腰になりやすくなります
尿失禁治療
尿漏れ(尿失禁)の治療は、原因、タイプ、重症度、および患者さんの生活スタイルに応じて異なります。治療の目的は、症状を管理または完全に解消することです。尿漏れ治療の一般的な方法の紹介です
ライフスタイルの変更
- 体重管理:過体重は骨盤底筋に余分な圧力をかけ、尿漏れを悪化させる可能性があります。
- 飲料の調整:カフェインやアルコールなど、利尿作用のある飲料を控えることが推奨されます。
- 禁煙:喫煙は咳を増加させ、骨盤底筋に負担をかけるため、尿漏れのリスクを高めます。
- トイレのスケジュール:定期的にトイレを使用することで、尿漏れのリスクを減らすことができます。
運動療法
- 骨盤底筋トレーニング(ケーゲル運動):骨盤底筋を強化し、尿の漏れを防ぎます。これは尿漏れ治療の基礎となる方法です。
- コア強化運動:腹横筋を含むコアの筋肉を強化することで、骨盤底筋のサポートを改善し、尿漏れを減らすことができます。
医療的治療
- 薬物療法:一部のタイプの尿失禁は、薬物によって症状が改善することがあります。これには、尿の出を抑える薬や膀胱の筋肉をリラックスさせる薬が含まれます。
- 外科手術:重度の尿失禁には、骨盤底の修復やサポートを改善する外科手術が選択肢となる場合があります。
- ペッサリー:特に尿失禁を伴う子宮脱の場合など、膣内に挿入することで骨盇底をサポートするデバイスです。
行動療法
- 尿意を我慢するトレーニング:徐々にトイレまでの間隔を延ばすことで、膀胱を訓練します。
- 二重排尿:排尿後に数分待ってからもう一度排尿し、膀胱をより完全に空にする方法です。
その他の治療
- 生物フィードバック:骨盤底筋の動きを視覚的または音声的にフィードバックすることで、効果的な骨盤底筋のトレーニングをサポートします。
- 電気刺激:骨盤底筋を強化し、神経機能を改善するために、膣または肛門に小さな電気刺激を与えます。
尿漏れの治療は、個人によって効果が異なるため、専門家と緊密に連携して、最適な治療計画を立てることが重要です。医師、泌尿器科専門医、または女性の健康に特化した物理療法士などの専門家のアドバイスを求めることをお勧めします。
このように尿失禁の種類や程度により、治療法は様々です。尿失禁は生命に直接影響するわけではありませんが、いわゆる生活の質を低下させてしまう病気です。
尿失禁と腰痛関係
骨盤底筋群と腰椎(腰部の背骨)周辺の筋肉は、骨盤の安定性を保つために連携して働きます。骨盤底筋が弱い場合、腰椎周辺の筋肉に余分な負担がかかり、結果として腰痛を引き起こす可能性があります。また、腰部の筋肉が過度に緊張すると、骨盤底筋への負担が増え、尿失禁のリスクを高めることがあります。
骨盤底筋が筋力低下することで姿勢保持ができなくなり身体が歪み骨盤が前傾し反り腰になることで腰痛になります
出産後の尿漏れと腰痛
出産後に尿漏れ、腰痛に悩まされる方は多いですその原因は妊娠出産時骨盤底筋が引き伸ばされ極端に弱り、不良姿勢、骨盤は前傾姿勢して反り腰になり腰に負担がかかることで腰痛になります。妊娠中出産後に骨盤低筋を筋力UPさせることで腰痛の予防改善に効果的です
整体でできる尿漏れのアプローチ
実際整体で尿漏れを改善させることは可能なのか?どんなアプローチ方法があるのか?気になるところですね?整体のアプローチは、直接的な治療だけでなく、尿漏れを引き起こしている根本的な身体の不均衡や姿勢の問題を解決することに焦点を当てます。以下整体でできる尿漏れ対策のアプローチです。
・骨盤のアライメントの調整(骨盤矯正)
骨盤矯正することで歪んだ骨盤が正しい位置に戻ることで、骨盤の内臓の位置は正しい位置に戻り、筋肉もバランスが良くなることで骨盤底筋がしっかり働くようになるので尿漏れ改善に効果的です
マッサージ・ストレッチ
硬く強張った筋肉をマッサージすることで、骨盤姿勢が矯正されることで骨盤底筋群がバランスよく働くようになり尿漏れ改善が期待できます
・姿勢の改善
不良姿勢は骨盤底筋への過度な圧力を引き起こし、尿漏れのリスクを高めます。整体療法は、日常生活での正しい姿勢を促進し、尿漏れのリスクを減らすのに役立ちます。
・呼吸法の指導
適切な呼吸法は、骨盤底筋の機能と直接関連しています。深い腹式呼吸は骨盤底筋をリラックスさせ、その機能をサポートします。整体師は、効果的な呼吸法を指導することで、尿漏れの管理に役立ちます。
・生活習慣の改善アドバイス
体重管理、適切な水分摂取、食生活の改善など、日常生活の中での小さな変更が尿漏れのリスクを減らすことができます。整体師は、これらの生活習慣の改善についてアドバイスを提供することがあります。
整体での尿漏れアプローチは、個々の状態やニーズに合わせてカスタマイズされます。効果を最大化するためには、整体療法を他の治療方法、医療的アドバイスなどと組み合わせることが重要です。
当院セルフケア整体での尿漏れのアプローチ
当院セルフケア整体では他の整体とは全く違うアプローチをしています
硬くなった筋肉をストレッチやマッサージなどをして緩め姿勢矯正・骨盤矯正は行いません
当店の施術は日頃働いてない関節支えるインナーマッスル(ズボラ筋)に刺激を入れて硬くなった筋肉アウターの筋(ガンバリ筋)を緩め関節の正常運動に戻す施術を行っております
尿漏れで悩まれている方は股関節を支えている筋肉腹横筋を鍛えることが大切
尿漏れにおける腹横筋の役割は非常に重要です。腹横筋は、腹部の深層に位置する筋肉で、腹部の圧力を管理し、骨盤底筋群と協力して内臓を支える役割を果たします。骨盤底筋群と腹横筋は、腹部と骨盤の安定性を提供し、正しい姿勢の維持に寄与することで、尿漏れを防ぐ上で中心的な役割を担います。
骨盤底筋を収縮させると腹筋群が収縮し,腹筋群の収縮により骨盤底筋も活性化され腹横筋の収縮により骨盤底筋が収縮するすなわち,腹横筋の収縮は同時に骨盤底筋も収縮させることから,腹横筋の機能向上は骨盤底筋機能の改善にもつながると考えられている
セルフケア整体では効果的に腹横筋の筋力アップ
当院で提供しているセルフケアの一つに腹横筋を単独で刺激するセルフケアをお伝えしております
このセルフケアはちょっと不思議な格好をしますが、的確に単独で筋力アップできるので効率的に腹横筋の筋力アップが望めます、結果骨盤底筋の筋力アップして尿漏れ改善が期待できます
当院でお伝えしている、骨盤底筋鍛えるセルフケアはこちら
さらに腰痛改善効果も期待
腹横筋の筋力アップすると!尿漏れ改善だけでなく、腰痛改善も期待できます
腰痛の原因のひとつに腰のコルセットの役割をしている筋肉それが腹横筋になります
尿漏れを改善すると腰痛も同時に改善できるのは嬉しいですね
まとめ
・尿失禁とは自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまうことで、中高年の方・妊娠出産後の方に多い
・尿失禁の種類は腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁・溢流性尿失禁、反射性尿失禁、機能性尿失禁と複数
・主な原因、骨盤底筋筋力低下・ストレス・不良姿勢・体重増加・出産・前立腺肥大症
・主な治療、骨盤底筋の筋力アップ・ダイエット・薬物療法・手術・姿勢改善など原因、タイプ、重症
度および患者さんの生活スタイルに応じて異なります
・骨盤底筋の筋力アップすることで腰痛改善にも効果が期待できる