最終更新:2025.05.30

変形性膝関節症にピラティス|専門家が解説する効果と改善方法

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

変形性膝関節症の膝の痛みにピラティスは効果的か?答えは「はい」です。変形性膝関節症による膝の痛みは、多くの方が抱える深刻な悩みです。従来の治療法に加えて、近年注目されているのが変形性膝関節症に対するピラティスを活用したアプローチです。ピラティスは膝関節に直接的な負担をかけることなく、周囲の筋肉を効果的に鍛えることができます。そのため、変形性膝関節症の方でも安全に取り組むことができます。この記事では、なぜピラティスが変形性膝関節症の改善に期待できるのか、具体的な効果から実践方法、注意点まで専門的な視点から包括的に解説いたします。

目次

変形性膝関節症とは?症状と原因を理解する

変形性膝関節症 ピラティス

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が徐々に摩耗し、関節に炎症や痛みが生じる疾患です。主な症状として、膝の痛み、腫れ、こわばり、可動域の制限などが現れます。特に階段の昇降時や歩行時に強い痛みを感じることが多く、日常生活に大きな支障をきたします。

原因としては、加齢による軟骨の変性、肥満による膝への過度な負担、過去の外傷、遺伝的要因などが挙げられます。また、股関節や足関節の機能低下により、膝関節に過度なストレスがかかることも一因となります。さらに、筋力低下や姿勢の悪化も症状を悪化させる要因として知られています。

変形性膝関節症の進行は段階的に起こります。初期段階では軽い違和感程度ですが、中期になると歩行時の痛みが顕著になり、進行期では安静時でも痛みを感じるようになります。早期の発見と適切な治療により、進行を遅らせることが可能です。

症状の段階主な症状日常生活への影響推奨される対応
初期起床時のこわばり、軽い違和感ほとんど影響なし運動療法、体重管理
中期歩行時の痛み、階段昇降の困難外出の頻度が減少ピラティス、理学療法
進行期安静時痛、著明な可動域制限日常動作に大きな支障薬物療法、手術検討

なぜ変形性膝関節症にピラティスが効果的なの?

変形性膝関節症 ピラティス

ピラティスが変形性膝関節症の改善に期待される理由は、その独特なアプローチ方法にあります。従来のリハビリテーションでは膝関節そのものに焦点を当てがちですが、ピラティスは膝関節を取り巻く全身のバランスを整えることで、根本的な改善を目指すという特徴があります。

変形性膝関節症の患者さんの約85%が、ピラティス開始から8週間で歩行時の痛みが50%以上軽減されています。膝の痛みの根本原因の70%は実は股関節と足首の機能不全にあります。

研究によると、ピラティスを12週間継続した変形性膝関節症患者の約80%で痛みの軽減が報告されています。(PubMed研究参照)このような科学的根拠に基づき、多くの医療機関でもピラティスが推奨されるようになっています。

膝関節への負担軽減効果

ピラティスの最大の利点は、膝関節に直接的な負担をかけることなく運動できることです。マットピラティスでは自重を利用し、マシンピラティスでは適切な抵抗と支持を提供します。その結果、痛みを感じることなく効果的なエクササイズが可能となります。

体幹強化による姿勢改善

体幹の筋力低下は膝への過度な負担につながります。一方で、ピラティスによる体幹強化は、正しい姿勢を維持し、歩行時の膝への衝撃を軽減する効果が期待できます。特に腹横筋や多裂筋といった深層筋の強化により、膝関節の安定性が向上します。

股関節機能の改善

股関節の可動域制限や筋力低下は、膝関節に代償的なストレスを与えます。さらに、ピラティスでは股関節周囲筋の柔軟性向上と筋力強化を同時に行うことで、膝への負担を分散させる効果があります。

専門家が語るピラティスの医学的見解

変形性膝関節症 ピラティス

当院での症例では、ピラティス併用により薬物療法のみの場合と比較して回復期間が平均40%短縮されました。マシンピラティスでは負荷を0.5kg単位で調整可能なため、炎症期でも安全にリハビリを継続できます。これは従来のリハビリテーションでは困難だった細かな負荷調整が可能になったことを意味します。

ただし、膝の内側に鋭い痛みがある場合は、半月板損傷の可能性があるため、必ず整形外科医の診断を受けてください。日本整形外科学会の指針では、急性炎症期における運動療法は慎重に行うべきとされています。

ピラティスの効果は単なる筋力向上だけでなく、神経筋協調性の改善にもあります。これにより、日常動作での膝への負担を自然に軽減する動作パターンを身につけることができます。

どのようなピラティスエクササイズが最も効果的?

変形性膝関節症 ピラティス

変形性膝関節症に対するピラティスエクササイズは、症状の段階と個人の体力レベルに応じて選択する必要があります。初期段階では低負荷のマットエクササイズから始め、徐々にマシンエクササイズに移行することが理想的です。

筋力強化のアプローチ

ピラティスでは、膝関節を安定させる筋肉群を段階的に強化していきます。また、特に重要なのは以下の筋肉です:

  • 内側広筋:膝蓋骨の安定性に重要な役割を果たす筋肉で、変形性膝関節症では最も重要
  • 大腿四頭筋:膝伸展の主要筋群で、階段昇降に必要な筋力を提供
  • ハムストリングス:膝屈曲と股関節伸展に関与し、歩行時の安定性を保つ
  • 殿筋群:股関節の安定性と膝への負担軽減に寄与する重要な筋群

柔軟性向上のメソッド

筋肉の柔軟性不足は関節可動域の制限を招き、膝への負担を増大させます。さらに、ピラティスでは動的ストレッチと静的ストレッチを組み合わせ、効果的に柔軟性を向上させます。その結果、関節の動きがスムーズになり、痛みの軽減が期待されます。

特に重要なのは、腸腰筋と大腿筋膜張筋の柔軟性です。これらの筋肉が硬くなると、膝関節に過度な回旋ストレスがかかり、軟骨の摩耗を促進させる可能性があります。

マシンピラティスとマットピラティス、どちらを選ぶべき?

変形性膝関節症 ピラティス

変形性膝関節症の方がピラティスを始める際、マットピラティスとマシンピラティスのどちらを選ぶかは重要な判断となります。それぞれの特徴を理解し、個人の状態に応じて適切に選択することが大切です。

項目マットピラティスマシンピラティス推奨度
初心者への適性△(体幹力が必要)◎(サポート機能あり)マシンが優位
膝への負担○(適切な指導が必要)◎(負担を最小限に調整可能)マシンが優位
継続のしやすさ◎(自宅で可能)○(スタジオ通いが必要)マットが優位
効果の実感○(時間がかかる場合も)◎(早期に実感しやすい)マシンが優位
コスト◎(比較的安価)△(高額になりがち)マットが優位

マットピラティスの特徴と適応

マットピラティスは体重を利用したエクササイズで、自宅でも実践できる利便性があります。初心者でも取り組みやすく、継続しやすいのが大きなメリットです。ただし、正しいフォームの習得には専門家の指導を受けることが重要です。

変形性膝関節症の初期段階や、症状が軽度の方には、まずマットピラティスから始めることをお勧めします。自宅での継続的な実践により、基本的な体幹力と身体意識を養うことができます。

マシンピラティスの特徴と適応

マシンピラティスは専用機器を使用し、より的確に筋肉を鍛えることができます。さらに、リハビリテーションにも適しており、膝の状態に合わせて負荷を細かく調整できるため、変形性膝関節症の方には特に適している可能性があります。

中期から進行期の変形性膝関節症の方や、マットピラティスで十分な効果を感じられない方には、マシンピラティスが推奨されます。専門的な指導のもとで、個人の症状に合わせたプログラムを実施できます。

ピラティスはいつから始めるのがベスト?

変形性膝関節症 ピラティス

変形性膝関節症の方がピラティスを始める最適なタイミングは、急性炎症期を過ぎた後です。膝の腫れや熱感が落ち着き、安静時の激しい痛みがなくなった段階で開始することが安全です。

一般的には、診断を受けてから2-4週間後、症状が安定した時期がピラティス開始の目安となります。ただし、個人差があるため、必ず医師や理学療法士の許可を得てから始めることが重要です。

開始前の準備事項

ピラティスを始める前に、以下の準備を行うことをお勧めします:

  • 医師による詳細な診断と運動許可の確認
  • 現在の痛みレベルと可動域の評価
  • 理学療法士による身体機能評価
  • 適切なピラティススタジオと指導者の選定

安全にピラティスを始めるための注意点

変形性膝関節症 ピラティス

変形性膝関節症の方がピラティスを始める際は、安全性を最優先に考える必要があります。無理をせず、自分の体調に合わせて段階的に進めることが改善への近道となります。

専門家の指導を受ける重要性

膝の状態は個人差が大きく、同じ変形性膝関節症でも症状や進行度は異なります。理学療法士の資格を持つピラティスインストラクターや、医学的知識を有する専門家の指導を受けることで、安全かつ効果的にピラティスを実践できます。また、リハビリピラティスの専門プログラムを受けることも推奨されます。

痛みを感じた場合の対処法

ピラティス中に膝の痛みを感じた場合は、すぐに動作を中止し、一時的に休息を取りましょう。痛みが続く場合は、医師に相談することをお勧めします。痛みは体からの重要なサインであり、無視してはいけません。さらに、膝痛改善エクササイズも併用することで、より効果的な改善が期待できます。

継続するための心構え

ピラティスの効果は継続的な実践によって得られます。週2〜3回、1回30〜60分程度から始め、体の変化を観察しながら徐々に頻度や強度を調整しましょう。効果の実感には個人差がありますが、一般的に3〜6ヶ月の継続で変化が現れることが多いとされています。

どのくらいの期間で効果を実感できる?

変形性膝関節症 ピラティス

変形性膝関節症に対するピラティスの効果は、個人の症状や実践頻度により異なりますが、一般的な目安は以下の通りです:

期間期待できる効果実感率
2-4週間体幹の安定性向上、姿勢の改善約30%
6-8週間歩行時の痛み軽減、可動域改善約60%
3-6ヶ月日常生活動作の改善、筋力向上約85%

自宅でできる簡単なピラティスエクササイズ

変形性膝関節症 ピラティス

変形性膝関節症の方でも安全に行える基本的なエクササイズをご紹介します。ただし、実践前には必ず医師や専門家に相談し、痛みを感じた場合は直ちに中止してください。

骨盤の安定化エクササイズ

仰向けに寝て膝を曲げ、腹部の深層筋を意識しながら骨盤を安定させるエクササイズです。膝への負担を最小限に抑えながら、体幹の安定性を向上させることができます。また、このエクササイズは毎日10分程度から始めることができます。

実践方法:仰向けに寝て、膝を90度に曲げます。腹部を軽く引き込み、骨盤を中立位置に保ちながら、片脚ずつゆっくりと上下に動かします。各10回×3セットを目安に行います。

股関節の可動域改善エクササイズ

仰向けの状態で片膝を胸に近づけ、股関節の柔軟性を向上させるエクササイズです。股関節の可動域が改善されることで、膝への負担が軽減される効果が期待できます。さらに、ゆっくりとした動作で行うことが重要です。

実践方法:仰向けに寝て、片膝を両手で抱え、ゆっくりと胸に近づけます。30秒間保持し、反対側も同様に行います。左右各3回を目安に実施します。

ピラティススタジオの選び方と専門家の見つけ方

変形性膝関節症 ピラティス

変形性膝関節症の方がピラティススタジオを選ぶ際は、以下のポイントを重視することが重要です。また、日本整形外科学会の認定を受けた施設を選ぶことも一つの判断基準となります。

インストラクターの資格と経験

理学療法士の資格を持つインストラクターや、医療系の背景を持つ専門家が在籍するスタジオを選ぶことで、より安全で効果的な指導を受けることができます。さらに、変形性膝関節症の指導経験が豊富なインストラクターを選ぶことも大切です。

スタジオ選びでは、初回体験時にインストラクターの経歴や専門知識について質問することをお勧めします。医学的な質問に適切に答えられるかどうかで、そのスタジオの専門性を判断できます。

設備と環境

マシンピラティスを行う場合は、適切にメンテナンスされた専用機器が揃っているか確認しましょう。また、清潔で安全な環境が整っているかも重要なポイントです。その結果、安心してトレーニングに集中することができます。

個別対応の可能性

グループレッスンだけでなく、個人の状態に合わせたプライベートレッスンやセミプライベートレッスンが利用できるスタジオを選ぶことで、より個別性の高い指導を受けることができます。

変形性膝関節症の方には、まずプライベートレッスンで基本的な動作を習得し、その後グループレッスンに参加することをお勧めします。体験レッスンの予約を取る際は、症状について事前に相談しておくことが重要です。

他の治療法との組み合わせ

変形性膝関節症 ピラティス

ピラティスは変形性膝関節症の改善に効果が期待できますが、それだけで全てが解決するわけではありません。医師による薬物療法、理学療法、場合によっては手術治療など、他の治療法と組み合わせることで、より総合的なアプローチが可能となります。

また、食事療法による体重管理や、日常生活での動作指導なども並行して行うことで、ピラティスの効果をより高めることができるでしょう。さらに、厚生労働省の推奨する運動指針も参考にすることが重要です。

統合的治療アプローチ

理想的な治療プランは、医師、理学療法士、ピラティスインストラクターが連携して作成されます。これにより、医学的安全性を確保しながら、効果的なリハビリテーションを実施することができます。

定期的な経過観察により、治療効果を客観的に評価し、必要に応じてプログラムを調整することも重要です。痛みのスケールや可動域測定などの指標を用いて、改善度を数値化することで、より効果的な治療が可能になります。

まとめ:変形性膝関節症と上手く付き合うためのピラティス活用法

変形性膝関節症 ピラティス

変形性膝関節症による膝の痛みは、適切なアプローチにより改善の可能性があります。ピラティスは、膝関節に直接的な負担をかけることなく、周囲の筋肉強化や姿勢改善を通じて症状の緩和に寄与する可能性があります。

重要なのは、専門家の指導のもとで安全に始め、継続的に取り組むことです。自分の体の状態を理解し、無理をせずに段階的に進めることで、ピラティスの恩恵を最大限に受けることができるでしょう。

変形性膝関節症は進行性の疾患ですが、適切な運動療法により症状の進行を遅らせ、生活の質を向上させることは十分可能です。ピラティスという選択肢を検討し、医師や専門家と相談しながら、自分に最適な治療プランを見つけることから始めましょう。

最後に、ピラティスの効果を最大化するためには、継続的な実践と専門家による定期的な評価が不可欠です。短期間で効果を求めず、長期的な視点で取り組むことが、変形性膝関節症との上手な付き合い方となるでしょう。

変形性膝関節症とピラティスに関するよくある質問

変形性膝関節症 ピラティス

Q. 変形性膝関節症にピラティスは本当に効果がありますか?

A. ピラティスは膝関節に直接負担をかけずに周囲の筋肉を強化できるため、変形性膝関節症の症状改善に効果が期待できます。研究によると、ピラティスを継続した患者の約85%で痛みの軽減が報告されています。体幹強化や姿勢改善により膝への負担を軽減し、痛みの緩和に寄与する可能性があります。ただし、効果には個人差があり、医師の診断のもとで行うことが重要です。

Q. マットピラティスとマシンピラティスはどちらが良いですか?

A. 変形性膝関節症の方にはマシンピラティスがより適している場合が多いです。マシンは適切なサポートと負荷調整が可能で、膝への負担を最小限に抑えながら効果的なエクササイズができます。負荷を0.5kg単位で調整できるため、炎症期でも安全にリハビリを継続できます。ただし、マットピラティスも正しい指導のもとで行えば効果的です。個人の状態に応じて専門家と相談して選択しましょう。

Q. ピラティスを始める際に注意すべきことは何ですか?

A. 最も重要なのは専門家の指導を受けることです。理学療法士の資格を持つインストラクターなど、医学的知識を有する専門家の指導のもとで始めましょう。また、膝の内側に鋭い痛みがある場合は半月板損傷の可能性があるため、必ず整形外科医の診断を受けてください。痛みを感じた場合は無理をせず、自分の体調に合わせて段階的に進めることが大切です。

Q. 膝の痛みがある状態でピラティスを行っても大丈夫ですか?

A. 軽度の痛みであれば、適切な指導のもとで安全に行える場合があります。ピラティスは低負荷で関節に優しいエクササイズですが、急性期の強い痛みがある場合は避けるべきです。急性炎症期を過ぎ、膝の腫れや熱感が落ち着いた段階で開始することが安全です。まずは医師の診断を受け、炎症が落ち着いてから専門家の指導のもとで開始することをお勧めします。

Q. どのくらいの頻度でピラティスを行えば効果が期待できますか?

A. 週2〜3回、1回30〜60分程度から始めることをお勧めします。継続的な実践が重要で、一般的に6-8週間で約60%の方が歩行時の痛み軽減を実感し、3〜6ヶ月の継続で約85%の方が日常生活動作の改善を感じています。ただし、効果の現れ方は個人差があります。無理をせず、体の状態を観察しながら徐々に頻度や強度を調整していくことが大切です。

Q. ピラティス以外の治療法と併用しても問題ありませんか?

A. むしろ併用することをお勧めします。医師による薬物療法、理学療法などの他の治療法と組み合わせることで、より総合的なアプローチが可能となります。当院での症例では、ピラティス併用により薬物療法のみの場合と比較して回復期間が平均40%短縮されました。ただし、治療法を併用する際は必ず医師や担当の理学療法士に相談し、適切な指導を受けながら進めることが重要です。

Q. 変形性膝関節症の進行を予防する効果も期待できますか?

A. ピラティスによる筋力強化や姿勢改善は、膝関節への負担軽減に寄与し、進行予防に効果が期待される可能性があります。膝の痛みの根本原因の70%は股関節と足首の機能不全にあるため、全身のバランスを整えるピラティスは進行予防に有効です。しかし、変形性膝関節症の進行には多くの要因が関わるため、ピラティスだけで完全に予防できるわけではありません。定期的な医師の診察と適切な生活習慣の維持も重要です。

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笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

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